2006/10/22

◆「豚ミソ半額鍋」はカメ流なれど旨かった!


にしても、秋風が冷たくなって、久々に料理がしてみたくなった。独り暮らしゆえ、暑い時期はとりおきが出来ず敬遠している。トン汁でもと思い、夕方のスーパーをのぞいてたちどころにメニューは決まった。
そのスーパーでは常時、食品は賞味期限によって「10%引き」「20%引き」「半額」のステッカーをプライスカードに貼る。それも時間帯で食品が変わるし、ステッカーも時間の経過によって貼り重ねる。それでも「半額」食品の賞味期限は翌日だ。また、貼る時間帯はおおまかに、食肉、鮮魚は遅い時間、練り製品は朝から、だ。惣菜関係は、一日3回ほど出来立てを並べるが、その後はそれまで並んでいた惣菜は値引きの対象になる。
で、常連のお客さんはそのあたりの商法は承知していて、肉、魚コーナーでは横目で見ながら待機していて、ぼんやりしているとたちまちなくなってしまうのだ。
割り引き食品に絶対に手を出さないお客さんも多いのだが、カメは大好きだ。とにかく安いし、タイミングしだいで、5分前に正価でカゴに入れてウロウロしているうちに、同じ食品が「半額」で買えるのだから、嬉しいし、物凄く得した気分になる。
そもそも、賞味期限の表示にしても、実はあまり信用していない。かつては、一年間倉庫に積まれていたタマゴが出回ったこともあるし、メーカーが故意に刻印していた事件もあった。コンビにでは弁当を賞味期限どおりに廃棄処分しているそうだが、何とももったいない話だ。PL法とのからみもあり、安全・安心には金がかかるということでもあるのだが・・・。カメは、そんなに神経質になっても仕方がないと思うし、安い方が有り難い。
その夕、迷わずカゴに入れたのはチクワ、焼き豆腐、油揚げ、刻みネギ、冷凍和風野菜セット・・・、豚肉こま切れは残念ながら割り引きされていなかった。結果的に、トン汁というよりは豚ミソ鍋になって、カメはこれを豚ミソ半額鍋と呼ぶことにした。
いや、久々に熱々の鍋は旨かったし、缶ビールと鍋だけで満腹感も味わった。うどん、米飯で、あと2回は十分食えそうだ。