2014/01/24

◎ 陽気の差が街の風景も決めてしまう

にしても、プーケットの空港から何事もなく飛び立ち、非常事態宣言下のバンコク、スワンナプーム国際空港から普通に全日空機で23日早朝には羽田空港に到着して寒さに震え上がり、出来れば直ぐまた戻りたくなったのは予期した通りか。そして、東京で2日過ごして、改めて高齢者の姿ばかりが目に入ってくる街の景色に辟易している。何といっても、プーケットのパタヤビーチ界隈では大勢の欧米の若い男女が丸裸に近い淫らな格好で闊歩しているのを目の当たりにしていたわけで、それが似合っているし、見ていて楽しくないわけがない。それが一転して、暗い、寒い街で、年寄りばかりとなっては、ねぇ。トホホの始まりに、気が滅入るばかりだ。
この違いの最大の要因は、陽気の差だ。街の風景まで決めてしまう。元々、海も好きだし、海水浴も毎夏行っていた。昨年は、千葉・御宿の中古リゾートマンションを内覧したほどだ。その時、決断できなかった理由が、今回のプーケット体験で明らかになった。プーケットのマンションだったら、即決しているに違いない。四季がある日本で海水浴といえば夏場だけ、プーケットでは年間通してOKだ。最高気温は3233℃、最低気温は2527℃で、年間通して半袖のTシャツで過ごせるわけで、その上、温かい潮風を全身で浴びられ、日差しも穏やか、ビーチに出て椰子の木陰でぼんやりしていたら、この世とも思えぬ極楽、極楽・・・。都知事が交代して叶う話じゃないよなぁ。

*24日、71歳の誕生日を迎えました。


2014/01/21

◎ラスト2泊、ゲスハ引っ越しの大博打

にしても、ブロクで気が紛れていたのか、あまり気にしていなかったのだが、実は宿でちょっとした事件が起きていた。まず第1はWiFiでインターネットに繋がらない状態が2階のカメの部屋で1週間も続いているのに、スタッフは首を捻るばかりで何の対応もしない。諦めて、1階の宿直営レストランにパソコン持参で下りると、そこではアクセスポイントが変わるため、難なく繋がる。ついそれに甘んじていた。が、今度は部屋の断水である。それも朝、3日も続いて、そのたびに給水車を呼んで補給するのだが、それがカメの部屋だけのようで、様子を見ていたのだが、3日続いては、ねぇ。歯磨き、洗面、糞、朝の3点セットが止まっては1日が始まらない。帰国まであと1日になった20日の朝は、ついに堪忍袋の緒が切れた。実は、帰国便の日付を勘違いしていて、確認したら帰国は22日の夜の便なのだ。となれば、あと2夜あるわけで、こんな部屋で過ごすのはかなわないよ、となった次第。
何度かお世話になっているが、Googleの翻訳が実にいい。役に立つ。さっそく、こんな日本語を入力し、翻訳してみた。ちなみに、この翻訳機能は長い文章は無理、無茶。名詞を1つづつ翻訳して、それらしく並べるのがカメ流だ。

ネット 繋がらない 1週間前から
3日 連続 断水
もういや
ルームチェンジ
チェックアウト

まっ、この日本語を翻訳したタイ文字をノートパソコンのメモ帳にコピーして拡大保存し、女ボスの出社を待つことに。正午直前に、やむなくフロントにいる若い女性スタッフを呼んでパソコンのタイ文字を見せたら、反応した、ね。結局は、大分時間がたってから、カメの部屋担当の女性スタッフが1000THB札2枚(6000)持ってきて今日のチェックアウトを選択する羽目になった次第。
いやはや、急遽、荷造りスタート、捨てていくつもりだったものも持たねばならず、大童となった。ビニール袋も多用して、持てるだけ持って、1Fフロント横に預けて、宿探しに出かけた。丁度昼過ぎか。

最初は宿を出て直ぐの大き目のゲスハ、女性スタッフに「トゥナイト、タオライ」と聞いたら、「1100THB(3300)ちょっと迷ったが建物の感じがいかにも暗く、まっいいかと、次へ。200Peeロードを超えて、最初に当たったゲスハ、ラッキーだったねぇ、運がいいとしかいいようがないよ。フロントの若い女性1200TH。ウゥーン、残念というカメのポーズに「今いくらの処に泊まっている?」ときたから、「1000THB」と正直に答えたら、なら、それでいいよ、ときたもんだ。じゃ、念のため、部屋を見せてよって、階段を上って連れて行かれた部屋が、何ともいい、広さはまあまあ、部屋が綺麗、ベッドメイキングもされていて、ベランダまであって、そこにはテーブルと椅子まで。水周りがまた清潔感が漂い、シャーワーコーナーにはカーテンまでついていたよ。これじゃ、迷うことなし。いや、信じられない。移り住んで、全てに快適。これなら、もっと早く行動を起こしていても良かったかな、と臍を軽く噛んでいる。


2014/01/19

◎半日ツアーでスカルの果てを見た

目を細め、顔を少し動かしながら見てください。誰かの顔が浮かんできます。
にしても、あんなことこんなこと、あれこれ書き残したいことがあるようなないような、終の棲家で過ごし、そんな心情だからなのか、波間に揺れる小石がAさんの顔に見え、あれあれどうしたんですかと声にならないほどで呟いたと思ったら、返す波に揺らいだ小石がBさんの顔に見え、ついついご無沙汰してましてと呟いたり、白砂に転がり、波に揺らぐ小石が、Cさんじゃないですか、そんなに瘦せちゃってどうしたんですか、なんて角度とか光の具合で、波に洗われた小石がこれまで出会ったあの方この方、お世話になった方々の顔に見えてくる不思議を体験した。
プーケットは南洋のリゾートだけに体験ツアーがふんだんに用意されている。 『象乗りツアー』 とか『ラフティングツアー 』、ビーチに出ればその場でトライできるパラセイリング、ジェットスキー、バナナボート、趣向を凝らしたツアーも多い。でも、この歳が歳、やたら疲れる。やはり、ビーチをウロウロするだけでかなり消耗するようだ。それは実感した。無理は出来ないな、と。でも、帰国のカウントダウンが始まると、どこかへ出かけたくもなる。それも、やはり海だ。各所にツアーデスクが設けられていて、時々のぞいていたのだが、ついに見つけた。「Half Day TOUR」、それも「Afternoon」とあった。スピードボートに乗って小さな無人島カイに上陸して、泳いだりスノーケリングしたり、日向ぼっこを楽しむのだという。渡りに船とはこのことだ。

翌日昼、バン型タクシーに12人詰め込まれて1時間以上、プーケットタウンの乗り場でもう1台のお客さんと合流、総勢25人ほどがスピードボートに詰め込まれてスタート。ガソリン臭がきつい上、揺れに揺れて・・・。些か参ったが、無人島では、昨日セールで見つけたゴーグルをつけスノーケリングにトライも、魚の数も種類も少なく興醒め。船酔い覚ましに波打ち際をそろそろ歩いていたら、ふっと懐かしい顔が次々に浮かんできて、つい郷愁に耽った次第・・・。小石の顔は、スカルよりも崩れていて、何となく切なく映った。


2014/01/17

◎ プーケットはエロチィックアイランドか

にしても、滞在まだ1ヶ月にも満たない身でありながら、ここプーケットをやたら気に入った。何より、居心地がいい。綺麗なビーチに近いのもいい。心穏やか、安らぐ。人間癒しの究極の地のような気もしてくる。探し求めていた終の棲家にはぴったりのようだ。海の陽気が最も大きな要素を占める気もする。海は自然に人を解放的にする。波を見ていて苛立つことはない。全身の力を抜いて、大きく深呼吸してみれば、全身の血液が一気に入れ替わる気もする。
一体、何なのか・・・。ひょっとして、これがエロの根源ではないのか。プーケットに着いてこの方、ずっと、何となく無意識にそう感じていた。それが徐々に意識されてきて、カメなりの結論にたどり着いた。「エロチィック・アイランド、プーケット」である。絡み合うほどのしんどいエロではない、エロ臭が漂う、エロ満載の島だ。夢、幻の島、夢幻島でもいい。ビーチや街を歩いてみれば、欧米の若い男女は、丸裸よりもエロい装いで闊歩している。助平心丸出して覗き見しているわけではない。それが日常の風景になっている。何と素晴らしいことか。カメの第一印象である新宿歌舞伎町のイメージ通りであり、毎日それを確認しながら歩いている感じもある。
先日は、初泳ぎに挑んだ後、超ビキニタイプの海パンをはいて見たくなった。「超」に拘っている。もっこり部分にだけ布を使ったようなパンツだ。米人だと思うが背の高い大柄な筋肉質の中年男が真っ当なビキニ姿でビーチを歩いているのを見て、つい見とれてしまったもんねぇ。
超ビキニは誰かに見てもらいたいわけでもなく、エロの極致か。ウフッ。 自己Gとでもいうか・・・。で、Netで検索してみたら、そんな凄いのがあったよ。呆れた、ホントかねぇ。その海パン、通販サイトでは「コックソックス」とあり、なかなかの知恵者がいるなと笑みがこぼれた。そんな刺激的な海パンでも何故か履いて見たくなるエロチックアイランド、夢、幻の島 は妄想も限りなく膨らみ、何とも楽しく、嬉しい。



2014/01/15

◎コンビニより多い!?「TATTOO」

にしても、プーケットで些か驚かされたのは「TATOO」の店の多さだ。勿論、いずれもスタジオを兼ねているし、オープンウインドウだから床屋でよく見る椅子に横たわって施術されている姿は嫌でも目に飛び込んでくる。カメの見たところ、その数、コンビニ並みというよりも、ずっと多いのではないか。その上、いずこも、欧米人がお客として施術してもらっている。中には、人気店なのだろう、店内で数人待っている店まである。
日本で刺青の歴史と文化は古くから存在するものの、異端としてタブー視されていて、カメにとっての刺青は見た目に痛いだけで、入れようかという気持ちになったこともない。そんな刺青が、異郷の地、タイ、特にプーケットでこれほど受けているのは何故なのか。単なる文化の違いなのだろうか。ちょっと、テーマが大きすぎたか、脳がもうついていかなくなっているのだが、 欧米では抵抗感がまったくないようで、あっけらかんと入れてる。それも、男も女もである。貴金属のアクセサリーと同様、単なるファッションとして取り入れているようにも見えなくもない。カメの目にはそのように映る。それも敢えて女性の場合、インテリ臭の漂う女性ほど、エロチックに感じるのだが・・・。
実は、このタトゥの写真は評価していただきたいのだが、全てカメのデジカメに収めたものをトリミングしたりして、何とか加工したわけ。改まっていうこともないが、ビーチでの写真撮影はまかり間違えるととんでもない誤解を招きかねない。その場で取り押さえられ、撮った画像を再生されたら、撮影者の恥かしさはいかばかりか。そんなリスクを犯しながらの作品である。何て、偉そうにいうことでもないが、危うい写真も混じっているような気がして・・・。



2014/01/13

◎プーケットで『古孤老』が初泳ぎ・・・

にしても、やっぱり海に入った。久々に気持ちいい、冷たくない海水の温もりが快感で、爽快だった。世界に名だたるリゾート、プーケット島、そこで最も人気の高いバトンビーチから200mの宿に草鞋を脱いで、海に入らない手はないだろうと思ってはいたが、やっぱり、ねぇ、トシよ、歳・・・。

海パンは何と準備怠りなく、丁度1年前、外房は御宿のリゾートマンションを買おうかと思った際、景気付けに衝動買いしたものだ。気にしていたのは、見栄だろうか、南北3kmにわたる広大なビーチを彩るパラソルとドリームベッドは、何ともゴージャスな景色だ。ケチなカメに張り合う気は毛頭もない。セレブはセレブと分別臭く納得して、ビーチの波打ち際を歩く度に欧米の格差の実態も目の当たりにした。波が打ち寄せる危うい砂場に荷物を置いて海に入る若いカップル、そんな主なき浜の姿を何枚かデジカメに撮りおいたのだが、カメもその1つと思っていただきたい。

何せ古孤老ともなれば、残念ながら海パン姿は濡れた手でデジカメを操作するわけにはいかず、ご容赦いただくとして、そのデジカメや財布など観光の必需品は全て部屋において、ビニールバッグにタオルとルームキーだけ入れてビーチに辿り着いた次第。そこで周りのパラソルと恐ろしいまでの巨大な白い肉塊に目をやり、次いで帽子をとり、ランニングとショートパンツを脱いでバッグに詰め砂場に脱いだビーチサンダルの上にバッグを寝かせ、あとは心置きなく海水浴というわけだ。

白砂は文字通り白砂で、素晴らしい。何より日本のように波に打ち寄せられる塵芥類がまったく見当たらない。白砂に混じって貝殻の小片がある程度だ。それに、ギンギンに照りつける真夏の太陽の陽射しがない。空は薄く厚く広がる雲に覆われ、そのフィルターを通して太陽は降りそぞぐから、砂浜がアッチッチとはならない。陽射しが優しい。ゴージャスな太陽の衣を纏った感じすら・・・ウフッ。これも体験して初めて知った。

波打ち際まで歩いて、波飛沫を浴びても冷たくはない。心地良い水温だ。嬉しくなる。水も澄んでいて、綺麗。沖を目指してゆっくり歩いてみるが、途中、波間に揺れるカメの生っちょろい太股には違和感を生じた。何とも情けない、そんな太股の姿に軽い憤りすら感じてしまった。汐の引きがけっこう強い。それでも、胸の高さまで進んだところで気を引き締め、クロールにトライした。ブレスの際、口内を通過した海水は甘しょっぱい気がした。細かいビートを続けながら、ふたかき、みかきしたろうか、息も些か乱れ、念のため深さを確かめるつもりで足を下ろしてみたが、もう足が届かない。トントンと跳ねて、呼吸した。遊泳区域を示す白いブイはまだずっと先だ。とても泳いではいけないだろう。無茶は禁物だ。

やはり浜を目指して泳ぐことにした。これが、存外に気持ち良い。ちょっと意外だった。何より、海水がお肉に優しいのだ。海水がお肉に馴染んでくるような感じもある。何とも嬉しい。そうか、これが羊水体験なのかもしれないとも思った。気持ちがいいわけだ。

波打ち際の砂に腰を下ろしてじっとしているのも気持ちが良い。ぼんやり周囲を見渡すのも良い。何より、時間の経過を意識しない。 時空を超えている? いや、無意識に時空と融合しているのかもしれない。そんな境地にもなれた。

2014/01/11

◎初!夜の歌舞伎町ビーチに繰り出す

にしても、新宿歌舞伎町ビーチといいながら、夜の街にはまだ繰り出していなかった。毎日、息をしているだけで喘ぎ、全身のお肉は弛緩して、ただそれだけで、疲れて疲れて、とても夜になって出かける意欲などは霧消、ぼんやり、NETにかまけていたのだが、はや滞在期間も残り少なくなってきては、ねぇ、1度ぐらいはとなったわけで・・・。、
昨夜(9日)はついでのついでまでつくって、午後8時過ぎ、歩行者天国になる、プーケット島1の繁華街であるBANG-LA ROAD(バングラロード)を歩いてみた。なんていうと大仰になるが、昼間は何度も歩いて、写真も撮ってブログにUPもしているから、まったく知らないわけじゃないし、様子は大体は察しているつもりだ。うっかりしていると、或いは助平心を滾らせたりしていると、歌舞伎町と一緒でリスクは大きいよ、というわけで、その程度のことは充分にわかってはいるのだが、子の世界はなかなかその通りにならないのも、世の習いというわけで、いやはや、だ。
夜8時以降の街を歩いたのは初めて、やった。明かりと音量と、やはり熱気か、まだ生ぬるい潮風に渦巻いていた。強欲が良く見える、ウフッ、露見しているのを承知で剥き出しに煽り、引き込む。夜の街の共通項だろう。それ新宿歌舞伎町に通じる街だ。欧米、中東、インド人が多く行き交う街、日本をはじめとした東南アジア人はほとんど見かけない。相変わらず「社長」の掛け声は多かった。あとは圧倒的に「味の素」だった。何故か、心当たりの方が必ずいらっしゃるはずで、その辺の経緯をお知らせいただければ嬉しいです。


2014/01/09

◎カクテルはビールより断然旨い・・・

にしても、ちょっとしたプーケット症候群か、ビールが旨く感じられない。こちとら、真昼間からオープンバーが盛んで、必死に呼び込みにかかる女性も多い。そのキーワードは「Happy Hour」と「All Cocktails 99THB」である。それに、カクテルはもう1杯おまけとか、明日来ればFREEとかあの手この手で誘い込んでいる。それでちょっと揺らいだという按配・・・。
到着して間もなく、コンビニでつい見栄を張ったか、レジ奥に並べてあるウイスキー、リキュール類の中から、値段も聞かずに格好良く見えた、初めて見たボトルを指差してしまい、大きい水ボトル2本と合わせ1000THB(3000)と告げられ、たまげたのだが、これが、実は最近売り出され人気のウオッカ、ABSOLUT WILD TEA(700ml)だそうで、どうやら瞬間的に「WILD TEA」の名前に何となく危なそうな匂いを嗅ぎ、幻惑されたようでもある。これが、何と単なる高価なウオッカというわけで、だからといって大事に飲むわけにも行かず、ともあれ、これは1ヵ月かけて飲み干さなければいけないわけで、色々アレンジしていると、ジュースや炭酸類が増えて必然的にビールが減ってきたというわけだ。
で、ちょっと振り返ってみると何故ビールを飲むかといえば、まずはみんなが飲むという世間体か、それに酔い心地を楽しみたいからで、その1杯目にはもってこいのつもりだった。千鳥足ぐらいがちょうどいい。元々、そんな酔い心地を求めていたわけで、なら、カクテルの方がもっと旨く感じられるし効果的と、古希を超え銃身、おっと従心、やっとそんなふうに感じ始めたわけで、あれこれトライした結果、氷が使えないのは残念だが、やっぱり冷水が最も旨いと思う。先日は、高級スーパーでMATTILIQUEURでレモン図柄の700mlを買ってきたが、ウオッカとなかなか合う。当りだった。おかげで、ウオッカは早くも空になり、今度は残っても悔いのないチープジンでも探してくるつもりだ。

2014/01/07

◎100THB紙幣1枚では飯も食えない!?

にしても、歌舞伎町ビーチのイメージが強いためか、チェンマイだったら100THB紙幣(300)1枚で済むのに、こちらプーケットでは1000THB紙幣(3000)を握っていないと不安になる。例えば夕食、プーケットでは100THB紙幣1枚では絶対に足りない。端から、メニューに100THB以下のものなど記載されていない。安くても150THB(450)ぐらいからで、あとビールなど飲み物をオーダーすることになり、200THBは上回る。これにもう1品ほど追加、1回1人500THB以内で収めるのが定番のようだ。
プーケットはチェンマイとは違って、どうやら欧米の食も文化もたっぷり取り入れて、賑わっているようだ。特に、食に関しては、例のマックだ、ケンタだ、諸々、世界に展開するあらゆるロゴの看板を目にした。あとは、イタリア系のピザやらスパ、さらにアメリカンステーキか焼肉、そしてタイフードの王様、シーフード、これがまた高価だ。店頭に氷をたっぷり敷き詰めた生簀にエビを中心に大振りの魚も並べられ、100g単価が表示されていて、脇には秤まで置かれている。
プーケットでは、まだ、純粋なタイ料理を見かけていない。こってり辛かったり、甘辛かったり、酸っぱかったり、甘かったりと自在に味の調整ができるタイプた。先日、チェンマイでカメお気に入りのポーク挽肉のバジル炒めを見つけ、注文してみたが、いまいち味がはっきりしなかった。欧米を意識してのことかもしれない。これに白飯をつけて150THBは呆れる。これ、チェンマイなら50THB(150)でお釣りが来るかもしれないと思った。


2014/01/05

◎アンダマン海の真珠は歌舞伎町のよう

にしても、「アンダマン海の真珠」にたとえ られるリゾート地、プーケットにきて1週間ほどが過ぎて、ようやくこの地の様子が見えてきたような気がしている。その環境、強烈妖艶な雰囲気に1時は尻尾を巻いて逃げ帰りたくもなったが、自マンションのエレベーターが改修工事でストップしているとあっては、新天地に足を踏み入れるしか選択肢はあるまい。そんな後押しもあって、プーケット島の中でもカメが宿を取ったパトンビーチは最も賑やかなビーチであり同時に一大歓楽街も有して昼も夜も賑わっている。デジカメぶら下げ少しウロウロしてみて、ここは日本でいえば、新宿歌舞伎町ではないかと感じた。いわば、歌舞伎町ビーチだ。歌舞伎町に名前を知っているホテルは幾つあるだろうか。スナックやバーの名前を告げられて案内できる店はあるだろうか。チンプンカンプンに違いない。かつて日活映画でいわれた「無国籍」ビーチなのかもしれない。
プーケットの国際空港に着いた日のこと。NETなどで事前にチェックしたデータによると、空港からタクシーでビーチまで800THB(2400)見当。ミニバス(バン)なら180THB (540)で空港内にカウンターもあるとのことで、プリントアウトしたゲストハウスの名前と地図まで見せて確認したあとに180THBを支払った。時間をかけて座席一杯に10人ほど詰め込んで、それぞれのバッグは後部に押し込み、で、出発して間もなく山登りが始まり、上って下りて、暫くしてやっと海が少しだけ見えたって感じ。1時間以上経って1人降り、2人降り、半分ほどが降りた後、やっとカメの順番が回ってきて、でもホテルの前までは行けず、運転手はプリントされた地図を片手に「あすこだから・・・」と指差しで教え、こちとら、海外、それも初めての街とあっては「私は誰、ここはどこ」状態、さて、はて・・・。フロントらしきところへ行って尋ねたら「××さんですか?」と本日の予約者の名前を声高に叫んだが、該当せず。プリントアウトした予約確認書を渡してみたらホテル名が違うじゃないか。頭の「Bangkok 」は一緒だが、次からがねぇ。ミニバスはとうに走り去っていて・・・。泣くにも泣けない、よ。
「うぅーん」と首を捻ったフロント女性、確認書の裏に手早く正確なホテル名を大きく書いて「タクシーで行きな。300THB」と有無を言わさず、従うっきゃないわけで、ただ、ただ、知らない街は怖いよなぁと頭を垂れつつ、今日中に予約したホテルに辿り着けるのか、ちゃんと届けてもらえるのか、このまま身ぐるみ剥がされるまで何も出来ないとなれば、この身の不運を嘆くしかない。
若いタクシーの運転手はビーチサイドから1つ東側の通りから途中で路地に入って車止めのところで止まり、この先だからと指を差されたのでした。
といったってねぇ。半信半疑、行くっきゃないと行ったところは確かに予約したホテルで、ビーチまでは200メートルほどのところでした。


2014/01/03

◎インターネット切断、オヨヨ、オヨヨ・・・

にしても、インターネットに振り回されて、散々な正月となってしまった。というのも、久々に年賀のご挨拶をいたしたく、ブログの原稿は早めに準備し、日本時間の1月1日午前0時にUPするつもりで、それとは別に大晦日の午前中に1本UPして、あとはこちらの時間で午後10時まで待てばいいわけで、細工は粒々だったのだが・・・、夕方になって、何故か突然インターネットが切断されて、オヨヨ、オヨヨと慌てふためき、あれこれトライするも、復旧の兆しもなし。そういえば、当初からネットが不安定な上、速度が遅く、苛々はさせられていたのだが、このタイミングで何故だ!
それでも、何度か1Fに降りていってスタッフに掛け合ってみたが、IPとパスワードを優しい微笑で繰り返すだけで、状況に進展はない。結局は自分であれこれトライするしかないのだが、あまり深入りすると、今度はマイパソコンを狂わせてしまいかねず、その辺りにも配慮しつつの作業を根気よく・・・、気が付けば、日本時間の午前零時を過ぎたところで諦めた。
でも、「WiFi」を看板に掲げている店を幾つか気にとめていたので、ノートパソコン持参でその店に出向き、ネットにアクセスすれば、ブログの1本程度はUPできるわけだ。で、一夜明けて早々に出かけたら良好な結果で、少し遅れはしたが新年のご挨拶には間に合ったか・・・。そこで、確認できたのはカメのパソコンに非はないということ。店のルーターかモデムに問題ありというわけで、昼過ぎゲストハウスのフロントと兼用の1階レストランへパソコン持参で見せながら説明するも、状況は少しも改善されない。その後も、あれこれ触って、結論はブロードバンドモデムに問題あり、いったん、全ての電源を切って、再起動する。それっきゃない。で、また一夜明けて、2日の正午少し前、オーナーが登場して電源を切って入れたら、NETがあっさり復活。
こちとら、堪えに堪えて、徒労を何度も何度も繰り返し、もう散々、クタクタや。でも、ね、外道のカメが唯一、社会と繋がっているのがNETなのかもしれない。たとえそれが勘違いであっても、そんな風に思っていたいのだろう。


2014/01/01

◎古希超して スカル纏いて いつ死ぬか


にしても、人生の運不運なんて、これまで幾つも見てきたつもりだが、改めて、一体いつ誰が評価するのだろうかなんて、ふと頭に浮かんだ。世界に名だたる南洋のリゾート、ブーケットの浜辺を首からデジカメぶら下げ歩いていて、勝手ながら今この浜辺で展開されている光景は苛酷な地獄絵図そのもののような気がしたのだ。それは、運不運なんて生易しいもんじゃないと思った。
写真をご覧いただければ、特に説明の必要もないと思う。功なり遂げて巨万の富も手にし、プーケットへの飛行機は多分ファーストクラスに違いない。そんなセレブだろうに、ここにいる老夫婦、目を凝らしてみれば、何かの祟りか、とつい思ってしまう。欧米人の容姿容貌の変化には言葉を失うのだが、かつての美男美女が「何故?」とはならないのか。後悔はしないのか。それとも、とうに諦めているのか。何とも度し難い。ビーチパラソルの下で老夫婦がドリームベッドに大股広げて寝そべって眉間に皺を寄せている図を見るにつけ、それほどまでにして義理を果たさなければならないのかとも思うし、独りで来て若い娘との出会いを楽しんだっていいじゃないか、そう思うにつけ、独り身の気楽を謳歌できる身の幸せがじんわり身に染む・・・なんてカメは一体、何を考えているのかと含み笑いしつつ、その挙句に1句・・・というわけで、ん! 良い出来かと・・・。ウフッ。
いつ死ぬか スカル纏いて 今でしょ
1句の出来が気になっていて、3日午前10時(日本正午)以下に修正、見出しも。お粗末の一席・・・。

古希超して スカル纏いて いつ死ぬか

ともあれ、プーケットからおめでとう御座います。