2008/11/09

◎「今の洋子を残したい」とはいえ、ただもう唖然・・・


にしても、テレビのドキュメンタリー番組は、何でもありでいいのか。テレビ朝日系の新番組「報道発ドキュメンタリ宣言」(3日午後7時…)を見て、首を捻った。これでは、つまみ食い、いいとこ取り、これでは真実、事実、実態は伝わらない、酷いことになった・・・、そう思った。
番宣や予告やらで、興味をかきたてられたテーマで、長門裕之と南田洋子夫妻に密着したドキュメント「消えゆく妻の記憶…今日の洋子は明日いない~女優・南田洋子がテレビから忽然(こつぜん)と姿を消した理由~」。74歳の長門と、深刻な老いと闘っている1歳年上の妻、南田の日常生活を追っていた。
紆余曲折の末、放映を承諾した長門は「いまの姿を客観的に記録して残したい」「戸惑いや躊躇もすべて見せよう」という心境になったようだ。
番組内では、こんなメッセージも残す。「昨日の洋子は今日いない。今日の洋子は明日いない。今の洋子を残したい」
俳優魂というか、老いの一徹というか、人間固有の凄みというか、ただもう唖然とするしかない、凄い事だ。
いくら、それらしく綺麗にまとめようと、その映像の根底にはそんな想いというか、怨念がこもっているようにしか見えず、疲労困憊するとともに、何を伝えたかったのか、もう、こんなドキュメンタリー番組はご免だと思った。

◎何たる寒さ、「拘置所は寒い」なんて娑婆も一緒よ


にしても、何たる寒さだ。「拘置所は寒い」と例の小室哲哉容疑者(49)は訴えているそうだが、
寒いのは娑婆も一緒、こりゃ、やっぱり異常気象のなせる業としか思えない。
タイ志向が強く、その準備のため厚ものの衣類はほとんど廃棄処分してしまったカメはもはや、いかんともしがたい。拘置所並みのワンルームで唯一の暖房機器であるホットカーペットの上で膝を抱え込んでじっとしているしかない。スポーツ紙によれば、小室容疑者の場合は、超高級マンションでのセレブ生活に慣れきった体には、暖房なしの拘置所暮らしは辛すぎる試練のようだ、とあったが、さもありなん・・・や。
空を見上げれば、暗灰色の雲が一面にどんよりと垂れ下がる。東京では、めったに見られない、記憶にない空模様だ。それが、まだ週半ばまで続くとの天気予報に気持ちまで一気に萎えてしまう。それだけでなく、こんな陽気が続いたら、カメの淫ら肉が収縮して、それこそ凍て付いてしまうかもしれない。一体、どうしてくれるんだ。
小心なカメは空模様にまで気持ちを弄ばれたくはない。それほどの余裕はない。カンカン照りの夏空までは望まないが、温暖な陽気で、澄み切った青空だと、それだけでウキウキ、ワクワクしてくるじゃないですか。これって、タダ、無料なんですよねぇ。まさに、天からの授かりもの・・・で、金はかからない。
11月にこんな天気っていうのは、やはり異常、つい、あたふたしてしまったが、地球上で、ちょっと位置を変えるだけで、そんな授かりものに与かれる場所があるんだよなぁ。