2010/02/14

◎「何をやりたいのかわからない」とまたいわれた・・・


にしても、「何をやりたいのかわからない」と、またまたいわれてしまった。「タイ語を本当にやりたいのか。コミュニケーションをとれるようになりたいのか。発音が出来ていない。1週間の間に復習した跡がない。となれば、こちらではどうしたらいいのかわからない」とも。いやはや、厳しいご指摘に二の句が継げなかった。今回、終の棲家の家主の若女将から、週1回、タイ語会話の個人レッスンをお願いしていたのだが・・・。なんせ、生来の怠け者で、勉強嫌い、なおかつ、努力もしなぃ。のんべんだらりとしているのが一番好きなどうしようもない生徒なのだから、押して知るべし。特に、会話では、結果は誤魔化せない。何だ、何もできていないじゃないか、とあからさまにいうわけにもいかず、教える気も失せるというものだ。で、冒頭の台詞が口をついて出たのだが、それも、熟慮を重ねた挙げ句のようだ。これに対し、さすがに「実は私もわからないんです」とはいえず、何とも面目ないことに除籍と相成った次第なのだが、「何をやりたいのかわからない」と面と向かって真面目にいわれたのは、これで2度目だ。
最初は、もう17年前になる。カメ、50歳になった年のこと。人生50年・・・夢幻の如くなり、なんて感傷に浸りつつ、大きな目標を成し遂げた達成感に高揚して、これでよし、後は余禄で息を続けるだけと、何と何を勘違いしたのか、有限会社を設立してしまったのだ。そして、銀行から紹介された税理士に半年ほど経ってから、「社長が何をやりたいのか、わからない」としみじみといわれたものだ。「なぜ会社にしたのか。フリーでやっていられたのでは・・・」とも。確かに、そうだった。自分でも何をしたいのか、人生50年を成し遂げて、それで終わった気が強くしていた。で、後は、それまでと同様に、いまも時の流れに身を任せ、川の流れのままに漂っている。それが、何より好きだし、心地良い。
それ以上の何を望めというのか・・・。カメも自分自身で何をやりたいのかわからないんです、と独りごちてみたものの、その実、やりたいことといえば、唯一つしかないわけで・・・、ウフッ。