2016/04/23

◎この体 この病おし 何欲しい

にしても、プーケット・カタビーチの宿に無事到着、荷解きも致しました。いや、さすが、疲れた。ただ、もう、爆睡・・・。
一夜明けて、ホテルに併設のレストランで「モーニングサービス」、じっくり時間をかけて、たいして旨くもないのだが、慎重に完食した。写真で御覧の通りで150BHT(480円)。東京五輪に向けて、あれこれ知恵を絞っているようだが・・・。
また、せっかくだからとビーチまで歩き、古びた洗濯板に灼熱の太陽を浴びると、骨の髄から蕩け落ちそう。直ぐに呼吸が苦しくなって、木陰に避難してゼーゼー軽く喘いだのでした。

まっ、今回のカタビーチ、何が残念、口惜しいかといえば、ビジネスクラスの旅(タイ国際航空ではロイヤルシルククラスと呼ぶ)を満喫どころか、そのサービスを目の前にして一切手を出さなかった、出せなかったことだ。一方的な拒絶反応で、返す返すも残念だ。それも、已む無しの体か。この病、外目にはさほどの大事には見えないが、本人にとって最も厄介なのが「誤嚥」だ。食べたり飲んだりしようとしたときに,飲食物が誤って食道ではなく気管に入ってしまう こと。飲み込む力が弱かったり,飲み込む神経の働きが悪かったりすると 起こりやすく、飲食物が気管に入ると激しくむせ、嘔吐につながる。ぶっちゃけた惨状の凄まじさが病状以上に心理的影響が大きい。で、その端緒が予期できないのか困る。洗面所の位置を把握した自室ならいざ知らず、空港ラウンジや機中では想定するだに恐怖だ。その結論はカメの危機管理術の真理、何もしない・・・だ。お陰で、何事もなく宿まで到達できたが、この間、口にしたものといえば、ミネラルウオーター、それも慎重に慎重に何回にも分けて、完全に飲み込んだ。「誤嚥」のトラウマはこれからもついて回るだけに何よりの脅威だ。