2014/03/13

◎啓蟄!? 友人2人から安否確認メール

にしても、こりゃ「啓蟄」かいなと感じた。昨12日、日課のメールチェックをしていたら、友人2人から安否確認の短いメールを受信していたのだ。
1人は年に数回メールをやりとりしている同級生、もう1人はメールの交信はほとんどせず、年に1度ソメイヨシノを愛でながら昼間、居酒屋でホッピーを飲む、とうに還暦は過ぎた後輩だ。
「生きてるぜ」と返信した後、珍しく自転車にまたがって昼飯を食いに出かけたところ、いつもの北風が南風に変わって、ぽかぽか陽気に近い。最近ご無沙汰のロースかつ定食を食って、重くなった胃を揺すりつつ自転車で近所をうろうろしていたら、何となく肌が汗ばんできて、やっぱりこりゃ啓蟄やと感じた次第。
冬眠していた虫たちが気温が上がり、春の陽気に誘われて地上へ出てくることで、多分、ニュース報道などとは違い、土中のモグラは手足を伸ばしているのかもしれない。友人のメールもそんな春の胎動なのだろう。啓蟄とは、上手いことをいうもんだ。
実は、二十四節気なんてほとんど感じないで暮らしているのだが、啓蟄だけは忘れない、というより、大好きな言葉だ。ムズムズ、モゾモゾ・・・っていうか、この擬態語は、モグラというより、そう、ご推察の通りパンツの中身の形態をも表現していて、幻覚、妄想まで喚起し、まるで別物のように活動が活発化する、カメにとって啓蟄とは何とも微笑ましくも、嬉しくてならないのだ。もちろん季語とはいえず、年がら年中だ。