2007/05/07

◎東国原知事のテレビ露出頻度は異常

にしても、今年のGWはテレビのながら視聴漬けだったが、そのなかでテレビの番組制作の裏が見えてきた。それは、まさにいまの日本人とメディアの体質と知的レベルそのままだ。
某ニュースショーで紹介していたが、宮崎の東国原知事ブームは確かに凄い。いつまで続くか、完全に知事とメディアの合作だ。知事に就任して100余日、東国原知事に会えるかもしれない宮崎県庁のバスツアーまで企画されていて人気を集めている映像まで流された。また、テレビ番組表をチェックしたら、露出は全部で315回になったそうだ。
このところ、知事といえば談合などで逮捕される映像が続いていただけに、東国原知事の露出は異常といえる。
あと、あらゆる分野で幅を利かせているのが再現ドラマだ。安っぽい設定で、単純なタラレバをお為ごかしに臭く、臭く演じてみせる。確かにこのオーバーな演出の再現ドラマはわかりやすく、視聴者はそのテーマについて深く考えなくてもいい。その臭い演技に視聴者は一喜一憂していればいい。
そして、バラエティー番組やワイドショー、トーク番組へのお笑い芸人の進出にはもう辟易している。大した芸を見せるわけでもない、一発ギャグだけで、結局はプライバシーの切り売りとか、手の込んだどっきりドキュメンタリーの餌食になるか、だ。
最近では、一ヶ月以上も時間をかけたドッキリが放映されているが、これは笑えないどころか、プライバシーの侵害、いじめ・・・といった人権問題を引き起こしかねないケースも目にする。
でも、芸人がテレビ局を訴えたという話はまだ聞かない。