2012/08/30

◎疲労困憊お爺さんのチェンマイ体験・・・


にしても、むかし、むかし、といっても、ほんのひと月ほど前のこと、日本から独りでチェンマイを訪ねてこられたお爺さんがおったそうな。サービスアパートメントに滞在して、家賃は決まりだからと前払いしたそうな。そして、お爺さんは三輪タクシーに乗って遠くのスーパーまで行き、そこで一番安い自転車を買ったそうな。で、それからは毎日乗り回して、あっちのショッピングモール、こっちのショッピングセンター、そして市内各所にあるタラート(市場)などに出向き、並べられた商品雑貨を見て回っていて、時に安くて気に入ったものがあったりすると買い求めていたが、ほとんどは見るだけのことが多かったそうな。ショッピングセンターの警備員なぞは飽きもせず、よく続くよなぁと呆れておったそうな。

といって、お爺さんはチェンマイ観光の目玉でもあるワット(寺院)巡りにはとんと関心を示さなかったそうな。というのも、多くの寺院には野良犬が多く住み着き、お爺さんが境内に入ると、キャンキャン、ウォーウォーと後退りしながら飛びかからんばかりに吠え立て、あっという間にお爺さんは5、6匹の野犬に取り囲まれて、腰を抜かさんばかりに愕き、足の震えが止まらず、以来、ワットは特別のイベント以外はご法度となったそうな。

雨季のせいか、チェンマイの朝はいつも曇り空が多く、昼前後から徐々に日差しが強くなる傾向が強いが、日差しがギラギラと照りつけるようなことは少なかったそうな。時に、それが一天俄かにかき曇り、雷雨に見舞われることはしばしばだそうな。
その日、お爺さんは少々寝不足な上、これまでの疲労も蓄積しているようで体調は優れず、それでも曇り空だからとショッピングセンターに足を向け自転車のペダルを踏み始めたそうな。いつものようにつば広の帽子に長袖のポロシャツ、Gパン、スニーカーといった出で立ち、安全運転、それに汗もかかないよう、自転車のスピードは緩め、ゆっくりゆっくりしたペースでセンターに着き、そこのフードコーナーでお気に入りのポーク挽肉バジル炒めと揚げタマゴのせご飯を頂き、ナーム()ボトムを飲んだあと、お爺さんに何故か館内を巡る気力は湧かず、もうここはいいよなぁと独りごちて自転車に跨ったそうな。

でも、館内を出てこれほど陽気が一変しているとは思いも至らず、真夏の空、あくまでも青く澄んで広がり、白雲はモクモクと綿塊状に固まってキラキラ優雅な輝きを増していたそうな。お爺さんは、そんな肌を直撃するような強い日差しを全身に浴びながら車に混じって走りながら、直ぐに息が荒くなってくるのを感じたそうな。同時に、空気が薄くなっているとも感じ、意識が朦朧としてくるような気もしていたそうな。それは気持ちが悪いというのではなく、恍惚感ともいえばいえそうな、空中に自転車ごと飛び上がり、漂っているかのような気がしていたそうな。

ふと横手を見ると、この道路は城跡の周りを囲むお堀沿いを走り、お堀の両側は歩道が整備されていて、その上、歩道には大きな並木が連なり、そこここに木陰が出現していたそうな。何たる行幸、お爺さんは自転車を降り、手を上げて歩道に移動したら、そこにはベンチまであって、そこに座ったお爺さんは何度も大きく深呼吸をしたそうな。これが、生きた心地かと、お肉に酸素が取り込まれていく肉の疼きまで感じていたそうな。お爺さんは、お堀の歩道に出来た木陰を確かめながら、自転車を押したり、跨ってこぎながら南下、宿のアパートを目指していったそうな。暫くして、お爺さんは軽い眩暈のような、虚ろな気分に覆われ、ベンチにへたり込んだら、すっかり熱くなったお爺さんのお肉が無性に水を欲しがっていたそうな。

と、車道を挟んだ向こう側に飲料店が並んでいたそうな。迷うことなく、お爺さんは車が途切れたところで、向こう側に渡たり、シェークが出来そうな店の前に立ち声をかけたら、出てきたのは若い女性で、それもかなり可愛いとあって、お爺さんはそれだけで嬉しくなって、もうお爺さんはしどろもどろに覚えたての「シェーク」とか口にして、ただ待っているのもなんだから、デジカメを取り出し身振りで写真を撮らせてもらっていいですかとかいって、彼女にニッコリ笑顔で返されて、ウハウハ、シャッターを押していたらブルーのシェークが出来てきて、20THB札を手渡し、ストローを口にして、思い出したように今度は自分の姿をデジカメに納めたいのでシャッターを押して欲しいと厚顔無恥にも頼み込み、出来た写真がモザイクがかかっているとはいえ、コレだそうな。

ベンチに戻ったお爺さんは、500mlはあろうかというシェークをストローで吸い続けていたが、飲み干すのはさすがに無理と悟ったらしく、自転車の前篭に入れ、再び、自転車に跨り、向いの店を遠めに見たが、シェーカーの若い女性はとうに店の奥に引っ込んでいたそうな。そこから100mは進んだか、目の前にビル壁の赤文字「AIA(生保グループ)と病院の石塔、いや愕いたのなんのって、こりゃ、お爺さんが部屋の窓から毎日見下ろしている景色じゃないか、またまた「ここは何処」状態に陥ったそうな。でも、これはお爺ちゃんにとっては大きな安堵感によるもので、直ぐにお爺さんの住む11階建てのアパート(写真)も見えてきて、何とここで一句生まれたそうな。

チェンマイ面白可笑し死際ぞ・・・

*なお、この疲労困憊劇、あまりのことに呆れ果て、一夜明けてじっくり振り返ってみたら、何とお爺さんは前夜、腰痛完治目前をいいことに長のご無沙汰(15)だったGに勤しんだそうで、それも疲労困憊の一因かと思い当たったそうな。ウフッ。

2012/08/28

◎毛筆の平仮名を見て郷愁にかられた!?

にしても、聞いてはいたが、やはりチェンマイにも日本人ムラがあるようだ。昨日、昼飯を食った後、あまり日差しが強くないのをいいことに、いつもは足を踏み入れない城跡の北西部を自転車で回ったら、漢字やひらがなの日本文字が、やたら目に付いた。俗にいう赤提灯やのれんの類がほとんどだが、中には本格的なものもあって、デジカメに収めアップしてみたのだが、他意はない。チェンマイの地で日本文字を見るのは珍しく、それだけに毛筆の日本文字に魅せられたとか、そろそろ郷愁にかられたとでも・・・。ちなみに、「ほかべん」のメニューにある定番の「Nori_Set(のりべんセット)は「55THB」。メニューの中では最安値だが、こちらの屋台では一品2540THBでも、腹一杯にはなる。のり弁とはいえ、ちょっとした贅沢か・・・。
一定の地域に、これだけ日本文字があるということは、この文字に吸い寄せられて集まる日本人がかなり滞在している証であろう。カメはそれが何ともうっとおしくて、どちらかといえば避けているのだが、日本人が恋しく、日本語でべらべら話したくなっている御仁も多いようだ。それなら日本にいればいいのにと、カメなぞは思うのだが、そこはそれ、聞かぬが花で御座ろう。ウフッ。


2012/08/26

◎これが因果応報、輪廻転生なのか・・・

にしても、これが因果応報、輪廻転生なのかと昨土曜日の午後、ガラクタ市で知られる歩行者天国を訪れ身につまされた・・・なんて他人ごとのようにいって、実はカメ自身の姿そのものなのに認めたくない、このノー天気か・・・。
このガラクタ市、チェンマイ市の北東部、大学キャンパスにはさまれたバムルンラート通りとその延長道路1kmほどで、毎週土・日の昼下がり開催され、写真でご覧のように、こんなもの何処の何方が金を出して買うのかなというものから、ほんとうに売れると思って出品しているのかなというものまで、実に雑多。それだけに、来場者は観光客よりも地元の庶民が圧倒的に多く、そこでの会話を楽しんでいる部分も多く見受けられる。
歩き始めて間もなく、目に飛び込んできたのが、座禅する高僧を背にのそっと歩む黒カメ、おいおい、こりゃカメじゃないか、こりゃ何かの行なのか、罰なのかと想いを馳せ、たちまち辿り着いたのがほぼ半年前、同じこの市でGに惚けた痴態を恥かしげもなく曝け出し悦に入っていたカメだった。ひょっとして、その祟り? なんて、この黒カメが何とも愛おしく、屋台主に身振り手振りで頼み込み、小さな木椅子に乗せデジカメに収めさせていただいた。そこで、もう常套句になっている「タオライ、カップ」(これ、幾ら?)に対して、返ってきた答えは「ホッ ハーン」。「ホッ」とは「6」だが、「ハーン」はどの位? 聞いたことがないが、ひょっとして、60万とか6万THBとか、とてつもない大金のような気がした。もちろん、両肩を竦め、両手を広げて大仰に驚いて見せたが、本当は幾らなのか気になってしょうがない。
で、そのまま歩を進めていたら、やはり仏像を展示している屋台で「ホッ ハーン」というやり取りが聞こえた。石像の頭部の値段だった。黙ってじっと見ていたら、女店主が小さな木椅子に座りなよと示したので遠慮なく座って「ホッ ハーン」とおもむろに繰り返し首を傾げて見せると、メモ用紙にボールペンで「6000」と書いて見せてくれたのだった。それでも、「千ならパーンだよなぁ」と俄かには信じがたく、もやもやを引きずりながら部屋に戻りチェックしてみたらどうだ。確かに、「千」の発音をカタカナで書くと「パン」なのだが、アルファベット表記だと「phan」となり、これをカタカナだと「ファン」とも書ける。これをカメの耳が「ハーン」と聞いたのだとすれば、なるほど納得なのだ。日常のショッピングでは「ローイ」()までで、「ハーン」を聞くことはまずない。
昼下がり、さらに屋台をのぞきながら歩いていたら、ナニを抱きかかえた例のGサルも目にしたが、隅っこに追いやられていた。黒カメにはつい「頑張れ!」と声にならない声をかけ瞼を熱くした。

2012/08/25

◎これでもちょっとは褒めて欲しい・・・

にしても、恐る恐るの画像アップになってしまった。もう2週間以上も狙っていたというのにこの有様、何とも情けない。実はこんな嵌め込みなしのそのままこんな感じのカットを撮りたかったわけで、ご容赦。というわけで、飛行機が飛んでいる写真って、ほんと難しい。
真西に向いた部屋の窓からは左手(西南)にチェンマイ国際空港が見え、樹林と樹林の隙間からところどころ滑走路は見えるが、離陸前の滑走は姿が見えない。航空機を目撃するのはいつも、仏塔(寺院ではなく著名な病院とのこと)の向こうを飛んでいる姿で、直ぐに雲間に消えていくわけで、気が付いてからデジカメを手にしても手遅れ。当然離陸時間は決まっているわけで、何度か、待機してみたが、これは続かない。凄い集中力が必要で、結果はアレレか、早々に諦めるか、だ。
で、やっと昨日、仏塔を通過したあと慌ててシャッターを切ったら、というカットだ。貴重な1枚なのだが・・・、トホホ。いずれ、その時は嵌め込み写真を差し替えるか晴れてその写真を追加できるか、いましばらくの課題としておく。

2012/08/23

◎法衣の写真は「特ダネ」じゃないか

にしても、とったのはとったが、窃盗にゃあたるまい・・・なんて、大仰に構えて見せたが、こりゃ盗撮かとなれば、ここは天下の王道だ。王道を汚しているのはどっちだなんて、うそぶいてみてニンマリってわけ、や。
自転車でチェンマイ散策の折々、デジカメのシャッターを下ろしたカットの数々、まっ、チェンマイ点景とでも・・・なんて、ね。
でも、法衣のこの写真は「特ダネ」じゃないかと自負している。著名な寺院の奥深くまで足を伸ばした際目にしたもので、こんな布切れ一枚を身に纏っているのかと妄想は膨らみ、妙に艶かしく感じ、何故か周囲を見回しながら慌ててシャッターを押していたのでした。
もう1つ、JKの青い制服、それも裏返して前を開け放ったまま、ウフッ、好事家には逸品かもしれないが、生憎とカメは単なる珍奇性から・・・。
当地では、洗濯物はいったん裏返して干すのが慣習になっているようだ。たしかに、Gパンなど厚手の生地のものには効率的だ。
で、やはりどうしているのか、ちょっと気にかかる女性ものの洗濯物、カメの散策コースでは目にしていない。とはいえ、法衣の特ダネ写真で、バチは当たらないよなぁ。

2012/08/22

◎何を食っても、ひと口含んだ瞬間「旨い」

にしても、タイ料理は旨い。何を食っても、ひと口含んだ瞬間、「んーん、うまい」とか「うめぇ」とか嘆声を発している。食べるのは、ほとんど肉がらみで、魚は今回まだ一度だけ。魚はほとんど丸ごと唐揚げだから、見るからにグロテスク、怪魚となって、食欲が萎える。切り身も唐揚げで焼き魚は見ない。何より、魚は肉料理と比べびっくりするほど高価だから、食欲はそそられないのだ。
今回は事前に「チェンマイ満腹食堂」(永田 玄, 永田 梓、ネコウェブ)なるグルメ本を入手して、ひと通り目を通し、それこそ全部回ってやるかと意気込んでいたのだが、根が怠惰で、面倒臭がりときては、そうはいかない。そもそも、取り上げている食堂は郊外が多く、宿のアパートの立地からは、いずこの食堂も自転車で汗びっしょりは必至だ。で、とりあえず城内で紹介されている最も近い店を訪ねてみたら、なるほどチェンマイの雰囲気が漂う店構えに内装、どうやら人気店になっているようでお客が多い。「待ち」を嫌って、午後1時過ぎに出かけてみたら奥の席がやっと空いて腰を下ろしたのだが、客足が衰える様子はない。
メニューを見ても、皆目見当がつかず、本を開いて見せてこれと指差した「血のスープ入り生ビーフン」ともう1つメニューを指差したのだが、こちらは何を指差したかわかっていない。出てきたのは写真でご覧の通りで、料理2品とスティッキーライス、ナーム()ボトルで90THB。やはり旨い。といって、本で紹介されているほどのことはない。もう一品は素材が何やら見当もつかないが、ライスによく合い旨い。後日、もう一度行ってみたのだが、本でいうほどのこともない。この程度の料理なら、その辺の屋台でもフードコーナーでも負けてはいない。ただ、店の雰囲気とグルメの有難い能書きに酔わされているとしか思えない。
「旨い」のひと言でいいじゃないか。それは、何処でも、一緒・・・。格式高い店で、着飾って、難解なジョークを楽しみながらの豪華な食事もわからなくはないが、カメは嫌いだ。
昨夜、ショッピングモールにあるチェンマイフードコーナーで食った骨付きポーク炙り焼き(写真=上左)は極上の旨さだったぜぇ(他にチェンマイソーセージ、たれ、スティッキーライスを選択して合計80THB)

2012/08/21

◎こんなんで如何でしょうか、ってかぁ・・・

にしても、こんなもんで如何でしょうか、とでもいうっきゃないか・・・。写真編集機能の凄さに恐れ慄くしかないが、前回ブログでちょっとだけ顔をアップして、ここまでやるならもう一息と、挑んでみたのが、ご覧の写真。今回の訪泰で、実践し続けているカメの秘密、それは髭を剃らずに放置しているのだ。シェーバーは持参しているが、こちらに着いて2、3日使うのを忘れていたら、もう面倒臭くなった。とりたてて、知った顔に会うわけでもないし、そんな予定もない、エェイ、ままよと、いっそ何処までと、伸ばしてみる気になったのだ。はや2週間、実は些かだが、気に入っている。時々指で触ってはその感触を楽しんでいる。実は、4、5年前だったか、カメは1ヵ月間入院したことがあるのだが、その時髭をどうしたのか、一切記憶にないから、カメにとっては生まれて初めてのトライで、1ヵ月後に報告するつもりだったのだが・・・。あまりに、しっくりきて、自然と顔が綻んできてしまうので、早目のご披露となった。ウフッ。

2012/08/20

◎サンデーマーケットで買い食い、立ち食い・・・

にしても、幾つになっても、買い食い、立ち食いってやつは止められないし、これまた旨い。先週は雨で出かける気にならなかった旧市街地の真ん中で毎週日曜日の夜開催されるサンデーマーケットに出かけてみた。もう、これまで何度も歩いているので、勝手知ったる、だ。で、最初から夜の食事は買い食い、それも大き目の肉の串焼きと決めていた。あとは、見たものなんでも、旨そうなら買って味見してやろうと思っていた。これまで、ジュース、アイスクリーム、水では買い食い、立ち食いの経験はあるが、それ以外では何か抵抗感があった。ま、これが、駅前の立ち食いそばとかラーメンにはそれがないんだよなぁ。
で、自慢が画像の「自分撮り」ってやつ。自意識過剰かもしれないが、これって、昔から結構好きだし、わりといい出来だと自負している。ただ、それらをブログにアップするとなれば、それは何が何でも、みっともないし、阻止する公徳心はまだ身に備わっているのだが・・・。それが、2、3年前にダウンロードしたフリーの画像編集ソフトが簡単操作の素晴らしい出来で、初めて披露できることになった。如何だろうか?
串肉はポークで大小2本で35THB、これだけでも結構腹は膨れる。珍しかったのが緑色の三角錐状のもの。何やらさっぱり不明。ただ、甘酸っぱくて、時折ピリッとくるのが心地良かった。1本10THB。他にも、あれこれ目には付いたのだが、もう腹いっぱい食いたい歳でもなし、フルーツシェーク(30THB)をラストに、あとは来週のお楽しみに残した。

2012/08/19

◎10日で不具合あれば、元に戻るのに倍はかかる


にしても、体調に関する箴言に「10日で不具合なとこあれば、元に戻るのに倍はかかる」ってうろ覚え、或いはカメの創作? 
チェンマイで暮らし始めて丁度10日目の夜だったか、突然腰痛に見舞われた。ダブルベッドの縁に腰掛けノートパソコンを操作していて、ちょっと後ろにあるあるものを取ろうとして腰を捻って、イテテ!!! こりゃ、ちょっと厄介そうだ・・・が第1感だった。その反応は直ぐに出た。パンツを立ったまま穿けず、ベッドから起き上がるのにヨッコラショッ、ショッと、一気に体を起こせない。手近なものを取ろうと手を伸ばせない、ちょっと無理な姿勢をすると、呼吸も途絶えそうになる・・・等々。いや、参った。持参の鎮痛剤を服用してみたが、一夜明けても変化はなし。できるだけ痛みを感じないよう、ゆっくりゆっくり、慎重に慎重に体を動かす。腰痛バンドは売っていないか。日本に帰れば、腰痛バンドはあれこれ4枚ほどあるのだが・・・。
早速、NET検索を始めたが、「腰痛」がタイ語で見つからない。散々トライした挙句、英語の「back ache」に辿り着き、それはタイ語に翻訳されて、Yahooタイ版に入力したら、あれこれ、それらしきものが引っ掛かってきて・・・。 磁気、ベリーバンドのための腹バンド、 ヴェルトの後にバックサポートベルト等々あって、いずれも高価。その中で、頻繁に出てくるのが、「重いものを持ち上げ」 と謳っている腹バンドで、クリックして出てきたのがご覧のパンフ。値段も450THBならいたしかたないか。
近所のネットハウスでパンフをプリントアウトして、チェンマイ一のショッピングモール「エアポートプラザ」に向かった。ロビンソンデパートのほか食品雑貨スーパー、ファッション、IT機器、携帯電話、食事、映画館と何でもござれで、ドラックストアはB14店舗あった。
最初の店でパンフ見せたら、うちにはない。通路に沿って行った向こうの系列店にはあると、女性店員は教えてくれた。だいぶ歩いたその店では、頼りなさそうな若い男性店員がパンフを見てこれは999THBと。えぇっと思ったが、それ以上は接触せず、そこから見えるもう一つの店へ。そこでは中年のメガネ女性店員が現物を手に取り、箱のテープを切ろうとするので、それは押し留め、「タオライカップ(いくらですか)」に「999THB」と、そりゃないよとパンフを更に見せて、NETでは450THBだったよぉ、と。そしたら、女性店員は日本でも良く見かける腹巻風のバンドを手にこれなら580THBと。カメは肩を竦めて、パンフの450THBに拘っていると、女性店員は思い出したように、それってチャイニーズでしょって。おお、そう、そうといったら、こちらは純タイ製だからと、結構、自信に満ちた口調でいって(中国を小馬鹿に、タイを誇りにしている様子が可笑しかった)、なるほどそれじゃあ、無理かと諦め、店を出て、もう一軒のぞいてみた。そこでの女性店員、そんなん、ありません、とそっけない・・・。(この間の店員とのやり取りは全てカメによる思い込み意訳)
ま、そんなやり取りをしているうちに触発されたのだが、待てよ、ま、最後はさっきの店で腹巻風のを買うとしても、改めて気が付いたら、腰痛が一時と違い和らいでいるじゃないか。こりゃ、ひょっとすれば、ひょっとするぜ、と腕を振ったり、前屈してみたり、それが不思議なことに少しだが出来る。そんなもんなんだよなぁ。腰痛ってやつは・・・、ほんと、厄介だ。で、ふっと浮かんだのがダブルベット、マットは結構硬いし、ベッドの上も広々使えていいよなぁと、ベッドの縁に腰をかけたり、ベッドの上で胡坐をかいたり、それもかなり長時間に渡っていた。まさかとは、思うが、そんなこともあるのかな、と。プラザの木製のベンチに仰向けに寝てみたり、出来ないと思っていたことがあっさり出来て、こりゃ、やっぱ、因果関係はベッドだと・・・。で、ドラッグストアはやめ、帰途、目にしていた雑貨の安売りテントをのぞいて、ポリ製のストールを購入、75THBだったが・・・、この顛末、一体いくら儲かったのか。出費は75THB、さて、はて・・・。
ストールを使ってみると、どうやら腰痛の因果関係はこれで間違いなさそうだ。ほんと、こんなんで、あんなになっちゃうなんて、まったく信じられない、よ。このまま、大げさに対処していれば、とんでもない展開になってるよ。ウフッ、こんなのって、ほんとあるんだぁ。漫画チックな顛末は、ケチなカメにとっては、またもラッキーといえる。
また、一夜明けても、腰の痛みが消えたわけじゃないが、ストール効果は確か、効いてる感あり。あとは、もう少し、時間が欲しいってとこ、か。

2012/08/17

◎「晴れ時々曇り、雷ピカッ」「雨の70%」

にしても、四季のないタイでは今雨季の最盛期で、チェンマイに着いた翌日から連日雷雨に見舞われ続けた。ブログでも紹介したように、降ってもドドーッとやたら激しいが1時間足らずで、雨宿りできなくもない。
それでも、6日続いたとなると、何とかしたくなる。12(日曜日)の日記メモにはこうある。
[天気]薄曇り→→→→15:00ごろ→所によりポツポツも→→16:56→豪雨→17:28→日差しは強くなったが雨依然→17:45→雨止む→→ゴロゴロ、雷か→18:52→やっぱ雨→→雨音が聞こえなくなって、外を見たら雨は上がっているように見えた。サンデーマーケット(毎日曜夜)でものぞいて飯でも食うかと下りてみたら、雨はまだしっかりと降っていて、しょうがないよなぁ、向かいのラーメン屋に走り込む。ここで、包みエビ入りちぢり細めんラーメン、50THB。実は、この日は昼ちょっと前から郊外のスーパーへ出かけて、午後3時前には戻っていて、事なきを得ていたのだが・・・。確かに、週末の歩行者天国になる市場には1つしかまだ行っていない。
で、毎朝、窓から見る山の稜線沿いの観天望気では何やらさっぱり見当もつかず、タイの天気予報はどうなっているのか。Yahooタイ版にアクセス(Google)してチェンマイの天気予報の存在を知ったのだが、気象局のその予報は1週間通して同じだった。
「晴れ時々曇り、雷ピカッ」、「雨の70%」。アイコンは毎日「晴れ時々曇り、雷ピカッ」で、その「ピカッ」が点滅するんだから・・・。その上、「雨の70%。」と書かれていては、いたいけな庶民は空模様を眺めながら、成す術なしじゃないか・・・なんて毒づいてみても、埒は明かぬ。雷雨を避けるのは、やっぱ自己責任よ、っていうわけか。ちなみに、ただいま現在の予報画面をアップしてみた。

2012/08/15

◎空中遊泳、時空を飛べた・・・疲労困憊熟睡

にしても、ここ何年も熟睡感を味わっていないが、さすが、チェンマイに着いた日はアパートのダブルベッドの上で疲労困憊熟睡、明け方目覚めた時は「ここは何処、私は誰」じゃなく、「いま何時?」。まさに、何か時空を飛んだか、この感覚って、何かいいねぇ。オールリセットというか、空中遊泳っていうか、このふわふわ感、ぼんやり感・・・、この肉体的なリセット感は貴重やなぁ。ウフッ。午後6時過ぎ、ベッドに腰掛けパソコンを開いた時は、このあと自転車で食事に出かけ、セブンイレブンで缶ビールなどを買ってくるつもりだったのだが・・・。この日は、ほぼ完徹、眠くて疲れてもうクタクタだったことに間違いはない。水飲んでバタンQの顛末・・・。

いわずと知れた、羽田発の深夜便、前夜に搭乗手続きを済ませ、00:30羽田空港発NH173便。全日空とタイ国際の共同運航で、機体の座席は2++2、もうそれだけで大儲けした感じ、何とも快適。軽食と一緒に、今夜は寝るぞと意気込み、スコッチの水割りに次いでジンの水割りを口にするも眠れず。ならばと、<映画>インピクタス/負けざる者たちに没頭、次いで<映画>一枚のめぐり逢いも最後まで視聴してしまい、朝食のサラダ主体の洋ランチをいただき、スワンナプーム国際空港(バンコク)着。入国審査のあとは、たっぷり乗り継ぎ待ち。チェンマイ国際空港に着いたのは09:15。荷物を受け取り、タクシーでアパートまで。賃貸契約にサインして、部屋でNet接続を確認して、昼飯になるのかどうか、13:00過ぎに1F屋台食堂で炒飯を食って、トウクトウク(三輪タクシー)で郊外にある大型スーバーへ。そこで、24インチバイク型自転車を買い、トイレットペーパーなど他の雑貨も買い入れ、バイクをこぎながら汗まみれになってアパートへ戻ったのは、もう午後5時半を過ぎていたか。シャワーを浴びて、その気持ちよかったこと。
で、あとは食事とセブンと思いつつパソコンにこの日の行動記録を思い出しながら入力するつもりが、文字通りのバタンQってやつ。この気持ち良さ、快感って、癖になりそうだ。ウフッ。

2012/08/13

◎バイク型からシティサイクルに「change!!!」

にしても、チェンマイ暮らしが何故これほどまでに快感・快適なのかとふと考えたら、日本にいる時とは違って、ここでは社会生活をしている、暮らしていくために自ら社会参加しているからではないかと感じた。その関わり方は、当然希薄ではあるが・・・。何せ言葉が通じない。母国では外道だ、ドロップアウトだと自ら社会との関連性を絶っても暮らせたが、異国の空の下では、そうはいかない。飯を食うだけでも、聊かでもこちら側から積極的に絡んでいかなければ、飯も食えない、食えなくなってしまう。少なくとも、このアパートとここのスタッフ、他人から見られている、関心をもたれているからかも。これって意外と正解?なのかな、なんて、お粗末極まりない哲学などしていたら、気付かぬうちにちょっとした社会的トラブルの渦中にいた。

チェンマイに着いた7日の午後、トゥクトゥク(3輪タクシー)に乗って郊外にある大手スーパーに行き、このところいつもしているように一番安い自転車を購入(離日時に廃棄)、その自転車(24インチ、バイク型)にまたがり1時間ほどかけアパートに戻ったのだが・・・。前輪のブレーキの具合がおかしい。タイヤに当たってブルンブルン音がするし、ブレーキが利いたり利かなかったり、よくよくみれば、ブレーキ部分のほとんどのボルトが緩んでいる。多分、締め付けが甘いだけの話だろうが、何せ、異国の空の下では打つ手がない。
翌日午後、だましだまし自転車をこいで1時間ほど、やっとの思いでスーパーに辿り着き、、そのまま売り場に乗り入れ厳しい顔をして修理、といってもネジを締め付けるだけだが、それを監視、その自転車に乗って帰ってきて数日走り回っているうちにまたおかしくなった。今度は、ハンドルがググッ、グルンと動き出し、降りてチェックしたら抜けてしまったのだ。11日のこと、こりゃアカン、いずれにしろ明日はまた店に持ち込み、さてどうするかと考えた。
その結果が、画像にアップしたタイ語の交渉メモだ。作成にはGoogle翻訳のお世話になった。翻訳の精度に一抹の不安は感じたが、検証しようもなく、後は野となれ山となれだ。メモは新規のUSBメモリーに保存し、12日の昼前から活動開始・・・。ハンドルを真ん中に押し戻してみたら、力を入れて握らなければ、何とか走れそうだ。でも、慎重に、慎重に、ターペー門そばのインターネットカフェへ。ここで、欠陥自転車に関するメモを念のため2枚 プリントアウト。10分足らずで9THBだった。
その後は、背筋を伸ばして、出来るだけハンドルに負荷が掛からないよう、スピードは出さず、それでも日曜日のせいか、車が少なく、救われた。店まで1時間もかからなかった。
エスカレーターで2F自転車売り場へ。若い男性担当者はまたかの顔をしていたが、直ぐに治し始めようとしたので、Dバックからプリントアウトしたてのメモを取り出し手渡す。担当者が読み始めたら、どこからともなく人が集まってきて・・・、そのメモを廻し読みして、その間に担当者は持ち込んだ自転車のネジをやたら締めまくっていたが、カメの目は、新しい目玉にカラフルなシティサイクル(24インチ)が展示されているのを見つけていた。価格はカメのバイク型より安い。修理するよりこれに交換してもらえればラッキーと思いつつ、待っていたら、マネージャーか、売り場責任者か、若いキャリアっぽい女性が現れた。意気込むまでもなく、「あなたの気持ちはわかりました。で、どうしたいんですか」(多分、カメの意訳)とタイ語できて、「change 」と繰り返したら、「change  ここで?」となって、頷いて目星をつけておいた自転車を指差して、OK、や。やはり、ここも女の世界になってるよなぁといたく感心した。後は、他のスタッフが動き、成り行きに任せていたら、ま、それしか対応の方法はないしね、で、現金で1990THB持ってきたよ。となると500THBほどの儲けってわけ、何となく、信頼感というか、さすがキャリア!!!ってか、大したもんだ。
やはり、シティサイクルは乗っていてスピード感はないが安心感がある。バイク型は前屈みになって、集中、緊張、半端じゃないからねぇ。力も入るヨ。
総括して、やはりプリントアウトしたメモが奏功したんだと思う。具体策を提言しておいたから、ね。「返金」か「交換」か、どこかの国の首相と違って、対応し易かったんじゃないかと自負している。結果、拾いたくもない「命拾い」したってわけ、か。ウフッ。まっ、Google翻訳には、ほんま、感謝や。

2012/08/12

◎ チェンマイでは、やたら腹が減る・・・

にしても、チェンマイに来てから、やたら腹が減る。東京で暮らしていると、正午と午後7時のNHKニュースに合わせ、腹具合とは関係なく時間で食っていて、空腹感なんてしばらく忘れていたが、こちちらでは、やはり体細胞の活動が活性化するのだろう、久々の空腹感に戸惑いながらも、何ともいえぬ心地良さも味わっている。やっぱり、腹は減らなきゃねえ、ってわけ。腹が減ったら、食わなきゃならぬ。と、手近な屋台とか、タイ食堂に行くことが多くなる。実は、滞在しているアパートの1F食堂についてはブログに写真もUPしたが、わが日記メモには初日、1F屋台食堂、2日目は1Fオープンレストラン、そして3日目は1F青空レストランと記してあった。特に意識したわけでもないが、チェンマイでは特に高級ホテルのレストランなどは別にして、いずこもチョボチョボ、大した違いはない。それに、何故か、食堂にしろ屋台にしろ一品で腹一杯になることはまずない。満腹感が欲しければ、2品食うしかないのだが、そうした輩はほとんど目にしない。ちょっと話を聞くと、どうやら回数で調整しているようだ。一日3食は当たり前、4食、5食の時も多いそうだ。だからか、屋台で串刺しの焼肉を買って立ち食いする姿も多い。これがまた、店によって味が微妙に違うから面白い。カメも真似てみたが、この串焼き、肉の種類、大きさによっても値段はバラバラ、1串5THBから20~30THBまでさまざま。これは何度もトライしているが、味、肉質は何ともいえず、旨いのに巡り会った時の幸せ感、満足感は、応えられない。で、またと期待して出向くと、いなかったり、場所を失念していたり・・・、何とも侭ならぬ。

2012/08/11

◎雨宿り1時間、ジタバタせずに待てた不思議・・・

にしても、雨宿りの1時間、ジタバタすることもなく、待てた。耐えていたわけでもない。極々自然に心穏やかに待てた。カメにとって、こんなこと、実は驚きであり、脅威だ。スーパーのレジでの行列にすら苛々して胸が張り裂けそうになるのに、これもチェンマイ・マインドのお陰かと1人ごちた。

ビックスーパーから自転車での帰途、8日の午後6時過ぎ、俄かに空が暗くなったかと思う間もなくポツリポツリと大粒の雨が降りかかり、こりゃヤバイと、たまらず、チェンマイ門向かい側でシャッターの下りた店の軒に走り込み、とりあえず雨宿りを試みたが、それも束の間、バケツからぶちまけるような豪雨にかわり、こりゃ1時間はかかるなとふんで覚悟を決めた。特に何か予定とか、しなければならないことなんてないし、敢えていうなら、いまこの雨宿りをどうクリアするかが最重要課題や。それでも、凄い、バイクで傘さして、それも2人乗りどころか、3人乗り、よく見れば子供まで、危なっかしい面々が次から次に豪雨林に突っ込んで行く。で、デジカメを取り出しシャッターを押した画像をアップしてみた次第。
降り出しから45ぐらい雨は一時の激しさはなくなっきたがここまでくれば、もう少し落ち着いてからと、待ち続けて1時間か。小雨ぐらいはやむを得ないと、バックから合羽を取り出してすっぽり纏い自転車をこぐ。これ、正解った。でも、この、ほぼ1時間の待ち、耐えるほどのこともなく、落ち着いて待てた不思議・・・いまだに・・・

2012/08/10

◎やっぱいいよなぁ、チェンマイ暮らし・・・

にしても、この歳になっていうのも憚られるが、タイはチェンマイで暮らし始めて4日、事ある毎に我が身の幸せ、幸運を肌で感じ、この上ない満足感、充実感に浸っている。
サービスアパートメントに落ち着いて2日目の朝、ノートパソコン持参で一階にあるオープンレストランに行きアメリカンセット(コーヒー、たまご焼き、フランクソーセージ、トースト2枚、イチゴジャム=70THB ) を注文、珈琲を啜りながら、PCにこう入力していた。
生きてるって、こんなに楽しく、嬉しく、浮き浮きするものか、と思。この開放感、充実感、何とも素晴らしい。何の変哲もないアメリカンセットを食いながら・・・何たるこの幸せ!!!

何といっても、サービスアパートメントが予想以上にいい。
部屋を一応見てからと案内された部屋は9階(11階建て)30㎡ほどか、なかなかいい造り、まあまあ広い。よかった!!! ちょっと気にしていた、ダブルベットが中央にデンと、でも部屋を狭くしていない。狭っ苦しいワンルームでカニ歩きの日々をおくっている身には夢のようだ。机がちと小さいかなとも感じたが、まぁこの程度は許容範囲や。
浴室も広く、何よりバスタブには仰天した、部屋代6000THB(月額)と敢えて確認はしなかった、ワンランク上であることは間違いない。ほんまかいなと、秘かにほくそ笑みながら、こりゃ文句なしやと一人合点。バスタブって、ゴージャス感が増すよね。ほんと、信じ難いというか、ホテルだとしても三ツ星以上じゃないと、ね。やっぱりウロウロしてみるもんだねぇ。まず、これ以上のところは探せないだろう。まさに、終の棲家や。
窓からの景色がまた、いいね。何せ9階、上から見下ろす感じになり、ちょっとした快感。心穏やかに、落ち着く。癒しか。山の稜線に薄い雲が掛かり、しばらく見ていたら、離陸、着陸?飛行機が滑走しているのが見えた。磁石を取り出し方角を確認したら「真西」。ふぅーん。そうなんだぁ。
何か、全てが新鮮、こんな気分は久々。ほんと、何んということもないのに、いいよなぁ。ウフッ。

2012/08/02

◎「チェンマイ」で孤独死する「老齢ニッポン男児」

にしても、そろそろチェンマイ行きの準備を始めようかと思っていた31日、友人から週刊新潮の7/19号に▼タイ現地ルポ! 「チェンマイ」で孤独死する「老齢ニッポン男児」 ジャーナリスト 出井康博・・・って特集が載っていたよとメールでお知らせいただいた。こりゃまた、ご同類かと思うと同時に、それが5ページにわたってとあって、一体何事か、と。このところW文春に特ダネを連発されていては、こんなテーマを膨らますしかないんでしょう、ねぇ。これから近所の図書館で探してみます・・・なんて返信して、図書館に行ってみたら、バックナンバーがない。ちなみに他の週刊誌も同様だった。カウンターで問い合わせたら、「貸し出し中」だと。もう一軒回ってみたが、同様の結果。
で、一夜明けて、また自転車で図書館を2ヵ所回ったが、やはり結果は同じ。さて、はてと、枯渇した脳を軽くコンコン叩いてみたら、週刊新潮のバックナンバーを置いてあるとすれば、いまはなくなった銀行のロビーとか、喫茶店、それにマスコミ広告関係の支局、或いはオフィスだろうが、近所に心当たりはなし。新橋、有楽町まで出向けば、簡単なのだが、それはいまさらだ。
あと思い当たったのは近所の中華飯店(ラーメン屋)か歯科医院だが、ここ数年、顔を出していない。でも、ひょっとしてと、少ない可能性に賭けてみた。昨1日夕、中華飯店に入って広東麺を頼み棚を見たらやっぱりあったよ、W新潮の最新号。こりゃ、とママに聞いたら、もう捨てちゃったかなと首を捻っていたら、若い男性スタッフがまだあるかも、と。しばらく待っていたら、7月分をまとめて4冊ほど持ってきた・・・。いやはや、感激、感動、久々の達成感やった。特集記事が掲載されているのを確認、広東麺の料金(700)W新潮代のつもりで1000円札を出し、いいからいいからと辞した。
部屋に戻ってW新潮を開いてみたが、飛びついて読みたくなるような話じゃなさそう。「月5万円程度で十分」「理想は野垂れ死に」「一休さん」・・・などの小見出しがあり、その内容は確かにその通りで、嘘もなければ、脚色もない。その通りの内容が面白くないんだから、どうしょうもないよなぁ。
そもそも、チェンマイ暮らしにいちゃもんをつけようとしているのか、それも叶わずABC氏D氏らの暮らしを淡々とスケッチしても、ねぇ。だから、何なんだといわれれば、返答に窮しよう。ウフッ。W新潮の切り口、ネタじゃないんだよなぁ。この体たらくではW新潮に「喝」を入れずばなるまい。