◎バイク型からシティサイクルに「change!!!」
にしても、チェンマイ暮らしが何故これほどまでに快感・快適なのかとふと考えたら、日本にいる時とは違って、ここでは社会生活をしている、暮らしていくために自ら社会参加しているからではないかと感じた。その関わり方は、当然希薄ではあるが・・・。何せ言葉が通じない。母国では外道だ、ドロップアウトだと自ら社会との関連性を絶っても暮らせたが、異国の空の下では、そうはいかない。飯を食うだけでも、聊かでもこちら側から積極的に絡んでいかなければ、飯も食えない、食えなくなってしまう。少なくとも、このアパートとここのスタッフ、他人から見られている、関心をもたれているからかも。これって意外と正解?なのかな、なんて、お粗末極まりない哲学などしていたら、気付かぬうちにちょっとした社会的トラブルの渦中にいた。
チェンマイに着いた7日の午後、トゥクトゥク(3輪タクシー)に乗って郊外にある大手スーパーに行き、このところいつもしているように一番安い自転車を購入(離日時に廃棄)、その自転車(24インチ、バイク型)にまたがり1時間ほどかけアパートに戻ったのだが・・・。前輪のブレーキの具合がおかしい。タイヤに当たってブルンブルン音がするし、ブレーキが利いたり利かなかったり、よくよくみれば、ブレーキ部分のほとんどのボルトが緩んでいる。多分、締め付けが甘いだけの話だろうが、何せ、異国の空の下では打つ手がない。
翌日午後、だましだまし自転車をこいで1時間ほど、やっとの思いでスーパーに辿り着き、、そのまま売り場に乗り入れ厳しい顔をして修理、といってもネジを締め付けるだけだが、それを監視、その自転車に乗って帰ってきて数日走り回っているうちにまたおかしくなった。今度は、ハンドルがググッ、グルンと動き出し、降りてチェックしたら抜けてしまったのだ。11日のこと、こりゃアカン、いずれにしろ明日はまた店に持ち込み、さてどうするかと考えた。
その結果が、画像にアップしたタイ語の交渉メモだ。作成にはGoogle翻訳のお世話になった。翻訳の精度に一抹の不安は感じたが、検証しようもなく、後は野となれ山となれだ。メモは新規のUSBメモリーに保存し、12日の昼前から活動開始・・・。ハンドルを真ん中に押し戻してみたら、力を入れて握らなければ、何とか走れそうだ。でも、慎重に、慎重に、ターペー門そばのインターネットカフェへ。ここで、欠陥自転車に関するメモを念のため2枚
プリントアウト。10分足らずで9THBだった。
その後は、背筋を伸ばして、出来るだけハンドルに負荷が掛からないよう、スピードは出さず、それでも日曜日のせいか、車が少なく、救われた。店まで1時間もかからなかった。
エスカレーターで2F自転車売り場へ。若い男性担当者はまたかの顔をしていたが、直ぐに治し始めようとしたので、Dバックからプリントアウトしたてのメモを取り出し手渡す。担当者が読み始めたら、どこからともなく人が集まってきて・・・、そのメモを廻し読みして、その間に担当者は持ち込んだ自転車のネジをやたら締めまくっていたが、カメの目は、新しい目玉にカラフルなシティサイクル(24インチ)が展示されているのを見つけていた。価格はカメのバイク型より安い。修理するよりこれに交換してもらえればラッキーと思いつつ、待っていたら、マネージャーか、売り場責任者か、若いキャリアっぽい女性が現れた。意気込むまでもなく、「あなたの気持ちはわかりました。で、どうしたいんですか」(多分、カメの意訳)とタイ語できて、「change
」と繰り返したら、「change
ここで?」となって、頷いて目星をつけておいた自転車を指差して、OK、や。やはり、ここも女の世界になってるよなぁといたく感心した。後は、他のスタッフが動き、成り行きに任せていたら、ま、それしか対応の方法はないしね、で、現金で1990THB持ってきたよ。となると500THBほどの儲けってわけ、何となく、信頼感というか、さすがキャリア!!!ってか、大したもんだ。
総括して、やはりプリントアウトしたメモが奏功したんだと思う。具体策を提言しておいたから、ね。「返金」か「交換」か、どこかの国の首相と違って、対応し易かったんじゃないかと自負している。結果、拾いたくもない「命拾い」したってわけ、か。ウフッ。まっ、Google翻訳には、ほんま、感謝や。
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