2012/08/19

◎10日で不具合あれば、元に戻るのに倍はかかる


にしても、体調に関する箴言に「10日で不具合なとこあれば、元に戻るのに倍はかかる」ってうろ覚え、或いはカメの創作? 
チェンマイで暮らし始めて丁度10日目の夜だったか、突然腰痛に見舞われた。ダブルベッドの縁に腰掛けノートパソコンを操作していて、ちょっと後ろにあるあるものを取ろうとして腰を捻って、イテテ!!! こりゃ、ちょっと厄介そうだ・・・が第1感だった。その反応は直ぐに出た。パンツを立ったまま穿けず、ベッドから起き上がるのにヨッコラショッ、ショッと、一気に体を起こせない。手近なものを取ろうと手を伸ばせない、ちょっと無理な姿勢をすると、呼吸も途絶えそうになる・・・等々。いや、参った。持参の鎮痛剤を服用してみたが、一夜明けても変化はなし。できるだけ痛みを感じないよう、ゆっくりゆっくり、慎重に慎重に体を動かす。腰痛バンドは売っていないか。日本に帰れば、腰痛バンドはあれこれ4枚ほどあるのだが・・・。
早速、NET検索を始めたが、「腰痛」がタイ語で見つからない。散々トライした挙句、英語の「back ache」に辿り着き、それはタイ語に翻訳されて、Yahooタイ版に入力したら、あれこれ、それらしきものが引っ掛かってきて・・・。 磁気、ベリーバンドのための腹バンド、 ヴェルトの後にバックサポートベルト等々あって、いずれも高価。その中で、頻繁に出てくるのが、「重いものを持ち上げ」 と謳っている腹バンドで、クリックして出てきたのがご覧のパンフ。値段も450THBならいたしかたないか。
近所のネットハウスでパンフをプリントアウトして、チェンマイ一のショッピングモール「エアポートプラザ」に向かった。ロビンソンデパートのほか食品雑貨スーパー、ファッション、IT機器、携帯電話、食事、映画館と何でもござれで、ドラックストアはB14店舗あった。
最初の店でパンフ見せたら、うちにはない。通路に沿って行った向こうの系列店にはあると、女性店員は教えてくれた。だいぶ歩いたその店では、頼りなさそうな若い男性店員がパンフを見てこれは999THBと。えぇっと思ったが、それ以上は接触せず、そこから見えるもう一つの店へ。そこでは中年のメガネ女性店員が現物を手に取り、箱のテープを切ろうとするので、それは押し留め、「タオライカップ(いくらですか)」に「999THB」と、そりゃないよとパンフを更に見せて、NETでは450THBだったよぉ、と。そしたら、女性店員は日本でも良く見かける腹巻風のバンドを手にこれなら580THBと。カメは肩を竦めて、パンフの450THBに拘っていると、女性店員は思い出したように、それってチャイニーズでしょって。おお、そう、そうといったら、こちらは純タイ製だからと、結構、自信に満ちた口調でいって(中国を小馬鹿に、タイを誇りにしている様子が可笑しかった)、なるほどそれじゃあ、無理かと諦め、店を出て、もう一軒のぞいてみた。そこでの女性店員、そんなん、ありません、とそっけない・・・。(この間の店員とのやり取りは全てカメによる思い込み意訳)
ま、そんなやり取りをしているうちに触発されたのだが、待てよ、ま、最後はさっきの店で腹巻風のを買うとしても、改めて気が付いたら、腰痛が一時と違い和らいでいるじゃないか。こりゃ、ひょっとすれば、ひょっとするぜ、と腕を振ったり、前屈してみたり、それが不思議なことに少しだが出来る。そんなもんなんだよなぁ。腰痛ってやつは・・・、ほんと、厄介だ。で、ふっと浮かんだのがダブルベット、マットは結構硬いし、ベッドの上も広々使えていいよなぁと、ベッドの縁に腰をかけたり、ベッドの上で胡坐をかいたり、それもかなり長時間に渡っていた。まさかとは、思うが、そんなこともあるのかな、と。プラザの木製のベンチに仰向けに寝てみたり、出来ないと思っていたことがあっさり出来て、こりゃ、やっぱ、因果関係はベッドだと・・・。で、ドラッグストアはやめ、帰途、目にしていた雑貨の安売りテントをのぞいて、ポリ製のストールを購入、75THBだったが・・・、この顛末、一体いくら儲かったのか。出費は75THB、さて、はて・・・。
ストールを使ってみると、どうやら腰痛の因果関係はこれで間違いなさそうだ。ほんと、こんなんで、あんなになっちゃうなんて、まったく信じられない、よ。このまま、大げさに対処していれば、とんでもない展開になってるよ。ウフッ、こんなのって、ほんとあるんだぁ。漫画チックな顛末は、ケチなカメにとっては、またもラッキーといえる。
また、一夜明けても、腰の痛みが消えたわけじゃないが、ストール効果は確か、効いてる感あり。あとは、もう少し、時間が欲しいってとこ、か。