2009/11/26

◎たかがスーパー、Big C探して命懸け・・・




にしても、バンコクでは何かといえば世話になったスーパーBig Cがチェンマイにもあると地図で知って、出かけてみる気になった。市街地の東南、直線で10km足らずか。地図を眺めながら、とりあえず、ちょっとはお馴染みになったナイトバザールの中心を走る道路を南下し、ピン川を渡るコースを選んだつもりだったのだが・・・。
途中、中央分離帯のある高速環状道路に突き当たって、さて、右にいくか左にいくか、岐路に立たされた。磁石を取り出し、当然の選択として東を目指したつもりだったのだが、な、なんとである。30分近くは走ったろうか、見えてきたのは全く逆方向にある空港近くのエアポートプラザである。一体どうしたことか。それでも、知らない街の見知ったところに着いて、一安心は一安心した。
ま、これはこれでいいのだと、そこのコーヒーレストランでコーヒーカプチーノ(85BT)は ちと高いと思ったが、もう、くたくたで・・・。でも、よくぞ、こんなところにと振り返ると、改めて、命がけの自転車旅だったと思う。でも、どこで、どうなったのか。とりあえずは地図で確認するも、どこで間違えたかは、はっきりとしない。というより、どうやら、地図がかなりいい加減な描き方をしているようだ。

時間は、まだ2時半。Big Cでは、あれも買ってこれも買ってと、思っていたのに・・・との思いが甦ってきて、もう一度チャレンジする決意を固めた。
見当をつけて、再び同じ環状道路を走って、東を目指すと、さっき右か左か迷ったところまで、何とわずかの10分足らず、知らない道と一度走ったことのある道の違いが歴然と出た。そのまま少し走っただけで、当初描いていたピン川の大きな橋が現れた。さすがに感慨深く、ここではデジカメのシャッターを多めに押してしまった。
次の難関は、鉄道の線路の横断だ。環状道路は線路と立体交差していて、車は坂を上っていくのだが、さすがに自転車では怖くて車の波に入っていけない。下のUターン道路を行ける所までと走ったら、線路で突き当り。頭の上は環状道路が走っている。一休みしながらよくよく見てみると、やはり”けもの道”が出来ている。で、自転車を抱えて素早く線路を渡って、さて、その先だ。
延々と続く高速道路を自転車で走り続けるのは、やはりしんどい。そこに「U-Turn-Big C KEEP LEFT」の道路標識が現れたときは、嬉しかったねぇ。思わず、自転車を降りて道路の向こうにかすかに見えるBig Cの姿をデジカメに収めた、ヨ。
で、そのまま、高速道路の下に出来たトンネルに導かれて、表に飛び出たところが、 Big C。よくぞ・・・・辿り着いたと感無量ながら、多分、これだけのトンネルまで掘ってスーパーを誘致するなんて、とも感じた。
店内を一回りして、籠に入れた総額は561BT(1683円)と、少し不完全燃焼でした。帰途は、別のルートで市街を目指してみたら、高速道路を左折したら見覚えのあるチェンマイ国鉄駅の脇を通って、何と30分足らずで陽が落ちかかるなかを無事に戻ってこられた、よ。