◎ 個人情報保護法なんてあって無きが如し・・・
日本で法律は運用次第というか、勘違いとか見て見ぬ振りとか、阿吽の呼吸が優先されてしまう面もかなりある。あれこれタブーにして違法行為を黙認しているケースも幾つかあるが、ここでは触れない。
このほど「個人情報保護法」がらみの、まさに噴飯ものの事件が発生した。新聞の見出しでいえば「ローラさんの父親国際手配」。これって、カメの大好きなローラは何も悪くないし、手配された父親とは完全に別人格だ。警視庁の捜査で、バングラデシュ国籍の男(53)が浮上、国際手配したとしても、それはそれでいい。それがニュースになるかならないかのバリューはそこで考え、判断すればいい。「バングラの53歳男を国際手配」では、ベタ記事にもならないだろう。警視庁が、そんなことがわからないはずもない。53歳男の個人情報を紐解けば、何といまテレビで大受けのローラじゃないか、となったことは想像に難くない。素知らぬ顔で「ローラの父親」と決して嘘ではない、個人情報を付加し、ネタの欲しいマスコミはマスコミで無批判無思慮に有り難く飛びついてしまう。
