◎8つの球体が入った竹製の重ね玉・・・
にしても、上海パック旅行では、何を勘違いしたのか、トチ狂ったのか、市内観光のマイクロバスで立ち寄った総合民芸館で、これまで体験したことのない大枚をはたいて写真でご覧の竹工芸品を買ってしまった。いま、改めてNetであれこれ検索し続けているが、その正体にはまだ辿り着けていない。直径10cmほどの竹の球体、その中にやはり竹の球体が8つ入っている細工物。どうやら、重ね玉と呼ぶようなのだが、その作り方は勿論わからない。
振り返れば、たしか箱根の木工品で中から小さい箱が次々に出てくる工芸品とか、ロシアの民芸品で、人形が何体も出てくる人形とか記憶にはあるが、これはちょっと違う。外側の球体の中に一回り小さい球体が入っていて、さらにその球体の中にもう一回り小さい球体が入っていて・・・、それらは、それぞれ飾り模様の大小の穴が開けられていて、外側の球体の穴に突っ込んだ指で内側の球体をグルグル動かせるのだから、何とも不思議だ。勿論その先の球体も、さらにその先、8つ目の小球体まで動かせるのだ。素材は竹、よくぞといった按配ではあるが、はたして価値はあるのか。要は、何でも鑑定団に持ち込んでも恥ずかしくない一品なのかどうか、だ。
台座に乗っているのはカメの胴体と龍の顔のコラボでカメの甲羅の上にあつらえられた円形の竹製皿に重ね球体が載っていて、実のところ、そんな龍顔のカメの姿を見て、外道のカメが脳裏に浮かび、故なく舞い上がってしまった気がする。普段のカメなら、こんな民芸品に金を払うような嗜好も習慣も持ち合わせてはいないのに、一体どうしたことか。領収書まで書いてもらって、いまだに信じられない・・・。果たして、高かったのか、安かったのか。実は大枚をはたいて・・・と書いたわけで、カメにとっての大枚、いくらだったか的中させた方には50%OFFで進呈してもいいかな、なんて。ウフッ。
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