◎久々にお肉が震えるほどの高揚感・・・
にしても、485円で買えたデスクトップパソコンを買い損なってしまった。写真でご覧のれっきとしたDELLのワイド液晶一体型デスクトップで、市場価格は9万9800円とか。いま使っている2台のパソコンのうちデスクトップPCが遅くてイラつくので、中古の買い取り価格をチェックしたら1万円ぐらいで引き取ってもらえそうとなったら、もう新しい方に目が移って、あれこれサーフィンしていて辿り着いたのが、ペニーオークションとして知られるインターネットオークションサイト「エンオク」。欧米で人気になっているネットオークションで、画面上のボタンを1回クリックするだけで、1円とか30円といった少ない単位で入札金額が引 き上げられる仕組み。そのクリックに伴ってオークション終了時間は数十秒延長され、ポーカー並みにスリリングなゲームのようだ。
エンオクの場合、入札にはエンオクが発行するコイン(1コイン=75円で購入)が必要。オークションは全商品0円からスタートし、1回入札するごとに1コイン(75円)が消費され、入札価格は5円上昇し、同時にオークションの残り時間が10秒延長される仕組み。で、残り時間が0になった時点の最終入札者が落札者となり、落札価格で商品を購入する権利を得られるわけだ。人気商品で、入札者が増えてくると、落札者になるのはなかなか難しいと思った。
ひと通りルールを飲み込んだところで、エンオクに登録(無料)して、20コイン(無料サービス)をゲットしてから、開催中のオークションを閲覧、その中にDELLのデスクトップを見つけたのだ。リアルタイムのオークションは初体験、あっという間にのめりこんで熱くなっていた。久々に、お肉が震えるほどの高揚感にとらわれたものの、直ぐに生来の吝嗇が首をもたげてきて、300円台だったかで、このピッチでいったら、無料サービスのコインを使いきって元も子もないと、とりあえず矛を収めていたのだが・・・。熱くなって100回もクリックしたら、それだけで、参加費が7500円にもなり、ほどほどで収束しないと、大変な金額になって、儲かるのは結局、主催者だけという構図が浮かんで、いい商売だよなぁ、とまで思い至ったのだから、カメも成長したものヨのう、ノウ。
で、1時間近くたってその夜、再びエンオクにアクセスしたら、22:31に「480円」で終了していたんだよ、ねぇ。不覚といえば、不覚、でも、ねぇ、だ。
実は、その傍で、白熱していたのが東芝dynabook(市場価格15万4800円)で、価格は5円刻みで上がっていて、とても参加する気にもならず、ログオフしていたのだが・・・。翌朝、開いてみたら、その東芝のdynabook、09:12に3万6350円で「終了」していたのを見て、何と一晩中クリックが続いていたんだと、呆れつつ大きなため息がでた。この落札者、いつから参入して、一体何回クリックしたんだろう。まさか、徹夜ってことはないよなぁ。
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