2015/12/29

◎肺がんや 残る余命も 金次第

にしても、長生きしたばっかりに遭遇した肺がん、先日、区役所から封書が届き、開けてみたら「高額療養費支給申請書」、支給予定額は「5,014円」。明細を見てちょっと少ないけどなぁと首を捻りつつも申請書を送付、振り込みを待っていたら、本29日、また区役所から支給申請書がきて支給額は「3,281円」。これで、まあまあか。肺がん診断・検査の総費用額は約32万余円で、実際に支払った負担額は3万2,000円というわけで、下流老人にとっては安い出費ではない。がんをNet検索してみると、保険の効かない治療法とか、サプリメントなどがわんさとあって、目が回るよう。
これらは「眉唾」と下流老人は独りごちて、そうしたサイトに長居はしていないのだが、金と病の関係を目の当たりにした感じで、なんとも切ない。といって、どうしょうもないのが下流老人というわけ。ぼぉーっと、旨くもないサプリメントを服用している。ちなみに、今日1日のサプリメントのメニューは、ビタミンC(2錠)、EPA(3錠)、亜鉛(1錠)、アガリクス(4錠)、霊芝(5錠)、ノコギリ椰子エキス(2錠)と合計17錠。この他、喉と声帯に効けばもうけものと、第2類医薬品の去痰ソフトカプセル(2カプセル)と同鼻炎薬(2錠)を服用。あと、やはり第2類の滋養強壮ドリンクを飲んで、1日が終わる。明日が始まるかどうかは、目覚めてからだ。
舞茸の調理は、できるだけ簡単に、即席シジミ汁と一緒に煮たり、コンソメスープに入れて温めたり、時にソテーにもしているのだが・・・。
そんな素人療法を始めて、もう3か月になるのか、一向に症状は改善せず、最近では深呼吸しても肺が膨らんでいないようだし、寒くなってからは咳き込みが激しく、止まらなくなったりして、年を超せるのかどうか、何とも心もとない「年男」でした。

2015/12/22

◎気休めか サプリとともに 年越しヨ

にしても、数あるサプリも底が見えてきた。このままでは年末年始をサプリなしで過ごすことになりかねない。早めに発注しようと思って、Netで探してみるのだが、疑心暗鬼となっていて、決断がつかない。医者の治療を断り、サプリに依存して2カ月余り、そろそろサプリの効果に疑念が湧き始めている。
先日、好天に誘われ蒲田まで出かけた際、立ち寄った薬局で「しわがれ声」のタイトルに惹かれた漢方薬「響声破笛丸料」に目が留まり、買ってみたのだが、飲んでみて、何となくだが、声が出ている感じがして嬉しくなり、Netで買い増ししたのだが、元の木阿弥。それでも、喋りを意識し集中して声を出すと、短い言葉なら音になる。でも、プツリ、プツリで長続きしない。Netに、ロッカーがライブの際に服用しているとあったが、納得はした。
ガンに効くとされるキノコを使った霊芝とアガリクスだけは外せないだろうが、あくまでも『だろう』の話で心もとないのは一緒だ。ならばと、Netにアクセスすると、これでもかとあってもう魑魅魍魎の世界、価格もピンキリで、検索に疲れてくると価格の高いものほど効きそうな気もして、くわばらくわばら・・・。
で、見つけたのが「がん検診」だ。いずれはと思っていただけに直ぐ食いついた。でも、これも色々あって、治療付きのコースなど1コース100万円超がゴロゴロあって、何とも居心地が悪い。そんな中、辿り着いたのが蒲田駅に近い総合病院の人間ドック健診センター。【肺がんドック】なるコースで、胸部マルチスライスCT検査と喀痰細胞診検査を受診できるそうだ。年内の予約はいっぱいで、年明け早々の1月5日に予約を入れ確定、ひとまず、ほっとしたものの、怖いもの見たさか、なんていいながら不安は募る。


2015/12/18

◎ガンだもの 軽く一杯 ならいいか

にしても、冬の晴れ間「軽く一杯」とのメールに誘われ、渋谷のKirin Cityで同級生2人と生ビールを飲んだ。もちろん同じ歳で現在は無職なれど、生まれも育ちもご近所さん。
カメの勝手な視点から紹介すれば、一人は戦後の経済白書を忠実になぞってきた男、もう一人はノーベル賞をつかみそこねた男、そして、かくいうカメは、勝手気侭に生きて、いまは流行りの下流老人、という3人。
まっ、みなさん本ブログを読んだ上での「軽く一杯」だから、カメは、いわば「見世物」、痩せたとか、顔色が悪いとか、体が小さくなったとか、興味津々だろうが、外見上の異変は無し。でも、声を出そうとすると思うように言葉が発せられない。何とももどかしい。用意してきた小さいメモ帳にボールペンで書いての筆談も時折挟んで、何とか、何となく意思の疎通はできたかと思うのだが・・・。決めなければならない案件があるわけでもなく、同級生の近況報告がメインで、あとは懐かしい誰それのエピソードか。一人は、やたら政治向きの話をふってきたが、ねぇ、テレビを眺めているだけでは何とも反応できないよ。
で、不思議だったのが、同級生の新しい訃報の少なさ。ということは、少子高齢化を身をもって体現している感じ。それでもこの中ではカメが一番早く逝くだろう、もうあと2~3年かな、とのご託宣もいただいたのだが、さて、どうなりますか。

2015/12/10

◎余命切れ 今日か明日か 肩が凝り

にしても、作家・野坂昭如の訃報にはちょっと狼狽えた。どう反応していいのか。涙腺こそ弛まなかったが、親しい友に旅立たれてしまった気もした。縁も所縁もないが、勝手ながら、非常に身近に感じていた著名人だった。脳梗塞で倒れてから何と12年、早く逝けばいいのにとも、何度も思ったし、気の毒でならなかった。いちど、BOOK-OFFで著作を探したことがある。文庫の「アメリカひじき」と「火垂るの墓」だったか、やっと見つけてほっとしたものの、カメの記憶の中では華々しく活躍していただけに、野坂コーナーがあるものと思っていただけに、何とも衝撃だった。作家というもの、版を重ねる作品を持たないと長生きできないと思い知らされた次第。ブラック情報によれば、直木賞を受賞していながら、いま生活保護を受けている作家もいるとか。野坂の場合は、奥さんが元宝塚で稼いでいるから大丈夫とも聞いたが、どんな思いで療養生活を続けていたのか。
実は、野坂の生きざまで共感し好きになったのは、どの雑誌だったか、連載していた日々の雑記帳だ。古稀を迎えてもなおGにトライし、その結果を詳細にレポートしていたほか、デリヘルを呼んだものの気が萎えてしまい、正規の料金を払って雑談して過ごした、などと報告していたのに触発されて、カメは真似して裏ブログをFC2にアップしたのだ。タイトルは「升亀072記」で、サブタイトルは「終日、オナニーに明け暮れ、気持ちE健康法を提唱中!!!」。2004年12月のことだから、本ブログよりも立ち上げは少しばかり早かったのだ。その後、カメはクモ膜下出血から生還し、いまは肺がん末期、余命2年の残りはあと1年と8カ月か・・・。ウフッ。

2015/12/02

◎漠たる世 サプリ食いつつ 消えるんか

にしても、漠たる胸騒ぎからだろう、できるだけ何も考えないように努めている。考えると、胸騒ぎの中身と対峙しなくてはならなくなる。漠たる存在は漠たる存在のままにしておきたい。
と、なるほど、いまの世も漠たる世と思える。特に、東京オリンピックの新国立競技場建設計画とエンブレムの白紙撤回が象徴的だ。漠たる中で漠と決めた結果で、事務方は白紙撤回に「なぜ」と理解不能だったろうが、世間はそんな茶番を呆れて眺めている。それに、リーダー不在だと感じていても、誰もそれを指摘しない。漠たる世では、突出しないほうが安全だと思って、みんな一歩身を引いている。かつてのような育ち盛りの国ならみんな走っていたし、遅れまいと懸命に駆け上がった。顔を上げれば、青空が広がり輝いていた。そして間もなく念願の頂上を極めて一時は大いに浮かれたものの、それも束の間、いまは坂を転がり落ちている。眼下には雲海が広がり、漠として見通しがきかない。手探りで、足元を確かめながら進むしかない。
まさに、カメの身体状態と符合する。何かやらなければならないことは何もないし、何かやりたいこともない。ただ、考える時間はたっぷりある。でも、脳の劣化は甚だしく、集中力も持続しない。機械的にクリックを繰り返すだけのカードゲームが時間潰しにはいい。金もかからない。
脳に刺激を与えるにはNETショッピングだ。がんと闘うサプリメントとグッズはわんさとあって、値段もビンからキリまで。特に、サプリは効くのか効かないのか、NETの口上だけでは獏として、何とも頼りない。全ては食品で、味も香りもない錠剤かカプセルで、まだ、駄菓子のほうが旨そうだ。それでも、高価なサプリの方が効きそうな気がする。選ぶ基準が漠としていて、存在しない。結局はそこそこの価格のサプリを食べ続けているのだが、さて、はて、この行為も自己責任に帰結するんだよなぁ。あぁ~~~。


2015/11/25

◎サプリ食い 放射線浴び がん退治

にしても、拠所なく始めた肺がんの素人療法、1カ月たった今、特にサプリメントが残り少なくなって、さて買い増すか、はたまた他に変えてみようか、NETサーフィンで目を凝らしてみたものの、魑魅魍魎の世界、わかってはいたが、いやはやこれほどとは・・・。葵の印籠というか、これといったお墨付きがないので、文字通り夢幻の如くなり、だ。ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う・・・で、何でもあり、言いっ放しの世界だ。この分野ではよく知られた「メシマコブ」など2000円前後から10万円を超すような`逸品`まで、あくまで医薬品ではなく「食品」として販売しているわけで、ねぇ。かつて厚生省で教わった化粧品の定義「効果なく、害もない」を思い出すよ。だから、結局は、イメージで選ぶっきゃないわけで、ねぇ。と、バカバカしくてやめたくなるのだが、それでは本当に「何もしない」ことになって、何とももどかしく不安に苛まれそうだ。だから、何でもいいから、藁にも縋る思いで何か飲んでいたい。飲んでいれば何となく気が紛れるだろうというわけ、だ。で、「メシマコブ」はやめ、ちょっと高いかなと思ったが、あれこれ効きそうなドリンクタイプを発注(@500円×30本)し、ボトルのラベルを確かめたら、やはり「清涼飲料水」とあった。
ラジウムを使用したグッズ類もわんさとあって、ラジウム鉱石の粉砕袋は毎晩胸に載せ、もう一つは枕に敷いて寝てはいるものの、効果があるのかどうか、何の反応もなく、何とも心もとない。ならばと、高純度ゲルマニウム入り低反発敷パットとゲルマソックスをゲットしてみたものの本当に放射線が出ているのかも心もとなく、NETで検索したら、ちゃんと家庭用放射線測定器「エアカウンター 」なんてものもあって、その中から安価なタイプを購入して、放射線量を測ってみたが、さて、はて、なんとも説得力に乏しい数値が表示されたのだが、その測定器自体の信頼性はどうなのか、疑い始めたらきりがない。
やっぱり全ては自己責任、そんな世の中になってしまったようだ。

2015/11/20

◎甘臭い 部屋に篭もれり 舞茸屁

にしても、NET情報を元に始めた舞茸とゲルマ二ウム療法は、効果があるのか。漠としてつかみどころがないものの、やっとこの療法にも慣れてきて、日常生活は声がれ前の状態に戻った。声がれは古孤老の生活にとってハンデにはならず、淡々と食って、寝てを繰り返している。時に、酷く咳き込むことも。まっ、こんな塩梅・・・。
☆舞茸が、結構旨い。歯応えもあり、豆腐や厚揚げ、がんもなどと一緒に煮ても、焼いても、蒸しても、旨い。時に、しゃぶしゃぶ牛のような食感になることもある。ウフッ、知らなんだ。
☆糞、どっさり。舞茸メインで、肉はもちろん、野菜、豆腐中心でさしたるものも食っていないのに、なぜ・・・だ。ちょい驚いた。
☆喉頭あたりに痰の保管庫が出来上がりそうな感覚あり。ヘビースモーカー時代の20年ほど前、痰の引っかかり処がストンと落下した感覚があり、実はその後、痰が出たことはない。それが今回の騒動で、咳止め薬を服用しているうちに何となく、痰が出そうな感覚に何度かなって、そのうち何度かは、痰になる前の唾状の液体を押し出した。
☆メシマコブなどサプリメントの飲む量が多い。一日一回、合計14錠、はねぇ。腹がパンパンになる感じがする。時間を分散して飲もうとすると、忘れてしまうんだよなぁ。一度にまとめて飲まないと・・・。
☆恐る恐る3週間ぶりのG、要介護状態とはいえ、何にしても、逝けてよかった。事後息がしばし乱れた、ヨ。肺がんだ、なんだかんだ言っても、結局、行き着くところはこれっきゃないんだよなぁ。生を確認できる唯一の行為や。
☆クローゼットの奥に固めておいたスーツ6着、廃棄処分。一度は、大々的に処分したのに、まだこんなに溜め込んでいたとは、これも未練か、と呆れた。
☆このところすっかりご無沙汰のテレビの録画、どうしたことか、一挙に4本もセット。コレクター復活か。再生して見るなんて想定に入っていないもんねぇ。要は、コレクター、よ。コレクターのコレクターたるゆえん。セットするだけで満足・・・なのよ。


2015/11/13

◎肺がんや 医師の手離れ 自然体

にしても、これが最後の診察になるかと思うと、いささか緊張して診察室に入った。「気持ちはもう決まりました? もう何もしないよ、と」。開口一番、医師はそういって迎えてくれた。あれこれ、グズグズいうんじゃかなわないよなぁと思っていただけに救われた感じだ。間髪入れず「舞茸と岩盤浴、ゲルマニウム・・・始めています」と応じ、肺がん診察は終わった。11月10日のこと。
「病院は治療が前提になりますので」といいながら、こんな例え話も。学校の先生に勉強しなくてもいいですかと聞いて、「いいよ」とはいえないでしょう? 病院に行くっていうことはそういうことなんです。自由にいきたいけれど自由にいかない、と。
で、今後についてアドバイスしてくれた。ホスピスに入院するといっても簡単じゃない。その前段階に色々、手順がいるんです。ホスピスと連携している緩和(ケア)科というのがあり、そこに通って医師と話をして関係づくりをしたうえで、色々決めていくそうだ。緩和科とは初めて耳にする言葉だ。自宅の近くでは、東芝病院があるという。そのへんはソーシャルワーカーと相談してくださいとバトンタッチされ、最後に「お大事に・・・、お力になれなくて申し訳ないです」と頭を下げられた。
ソーシャルワーカーだという看護師長とは事務的な話ながら「いまは一人で不自由ないそうですが、この症状、それが出来なくなるっていうのは、徐々にではなく、突然来るんです。我慢しないで、ちょっと心配だなとなったら、すぐご相談下さい」といわれた。また、NETで東芝病院にアクセスし緩和ケアを調べたら、「治療を希望せずに自然体でがんと向き合っている患者さん」が対象とあった。

病院を後にして、自転車のペタルを踏みながら、糸が切れた凧のような気がしていた。朝起きた時から何か獏とした不安感に見舞われ、焦燥感に囚われていたのに、一気にそれらが吹っ飛んだのだ。自由、勝手気侭で気楽なカメに戻れた気がした。


2015/11/08

◎舞茸に 余命託して 立冬か

にしても、何もしないよりはと始めた民間療法、2週間近くたって、何か変化はあったのか、効果は果たして・・・。まっ、肺がんが消えてなくなることはないだろうが、一応声の掠れ度を尺度にしてみたが、成果はまだ・・・。
まず、NETに「肺がん」と入力してヒットしたブログに全面的に頼った。
「末期がんを免疫療法で克服」というブログ。筆者は元・工業デザイナーで、「私はかつて、余命1年の末期肺ガンと宣告されました。つまり、治らないのです。副作用のある化学療法を選択せずに、敢えて免疫療法を試そうと思い、新しい視点で免疫力を見直し、完治に成功しました」とあり、使用したグッズ類も紹介していた。がん関連のブログや情報サイトは辟易するほどあるなか、早期に説得力があり、淡々と簡潔にまとめたサイトにアクセスできたのはラッキーだったと思う。
そうした情報をもとにゲットしたグッズは写真にアップした。
なかで最も高価だったのが「お利口さん」大小セット(¥48,600)。天然ラジウム鉱石を粉末にし、ゲル状物質に混ぜたもので、岩盤浴のハンディ版といったところ。放射線量は自然界の100倍位だったか。病院の治療で使用する線量はこれよりどの程度丸が多いのか。治療の方法としては同じだろう。とりあえず、胸の中心部(肺と肺の間)にこれを胸ベルトで巻きつけている。線量が少ない分、長時間照射で補っているつもりだ。
体内にプラス静電気を発し血行を促進するという放電灸。スーパーで使うビニール袋、指を湿らせないと開けなかったのに簡単に開き、単純明快に結果が出た。
韓国で評判というメシマコブを筆頭にアガリクスなど免疫力を活性化させるという椎茸サプリと舞茸、どれの効果なのか、複合なのか、2日目あたりから太く長く茶色の糞が出るようになった。食事は脱炭水化物、脱肉類に徹していて、よくぞこんなに出るものよと呆れるほどの量だ。
で、ある日の献立はこんな塩梅・・・。
[朝]舞茸豆腐しじみ汁、飲むヨーグルト
[昼]舞茸バタ焼き+若芽ひじき、ガンモ旨煮、MIXサラダ煮豆
[夜]舞茸天そば+若芽ひじき、厚揚げ旨煮、くるみ小女子


2015/11/04

◎衣替え 仕舞う夏物 着るのかな

にしても、ちょっとブレイクタイムが欲しくなった。重いテーマにがんじがらめになって、いささか疲れたヨ・・・なんてダラけていたら、かつて在籍した会社の後輩からメールを頂いた。`中締め`にもってこいかと、勝手ながら紹介させていただく・・・。
「ときどきブログを読んでいますが、大丈夫ですか。確かに、何もしない選択肢もあると思いますが、手術を拒否するんですか」
 「確かに、手術を受けて寝たきりになってしまったら、日々の生活(療養生活)はどうなるのか・・・とか、考えたら、いろいろなことが頭に浮かぶのでしょうね。わたしは、どうすべきだとはアドバイスする立場にないし、何をどうアドバイスすればいいのかもわかりませんが、とにかく気にかけています」
「セレブな女性(セフレ?)とタイに一緒に行って、いい思いをしていたのに、とんだアクシデントですね。病気をアクシデントと言っては悪いけれど、カメさんにとっては、やはりアクシデントという感じではないかと、勝手に想像しています」

外道に外れた先輩を忘れず、気遣っていただき、何とも有りがたく、嬉しいメールだ。でも、いきなりの「手術を拒否」には驚いた。ブログで言葉足らずだったのか、肺がんの手術は拒否していないので、それを伝えたくて、メールをこう
返信した。
医者の診断では、がんが進行していて「手術は難しい」、また、リンパ節への転移(PET検査)も多く見られるので、「悪くなる時期を遅らせ元気な時期を伸ばす目的で、抗がん剤と放射線治療(6週間入院)をやりたい・・・」と提案され、それを断ったというもので、これは手術ではなく治療です。また、この治療は手術後にも行われます。
声が掠れる他は何ら日常生活に不自由していないのに「なぜ」というわけです。それに、苦しまず、痛くなければ、いつ逝ってもいい72歳だし、6週間の入院治療を受けた結果と何もしないで過ごした結果と、余生にどれほどの差があるのか、そんな心情の変遷もアップしていきますので、気が向いたら、また覗いてみてください。更新が途絶えていたら「逝ったか」と呟いてください。ウフッ。

2015/11/02

◎目覚めては 嬉し悲しや ふと思う

にしても、肺がん宣告を受けて以来、改めて長生きしたものよのぅと慨嘆している。ついタラレバも出てくる。特に、カラオケで長時間熱唱していなければ、喉の不具合は出てこなかったのに、と悔やんでみたりもする。でも、しょうがない。
もはや、72歳。身体の現状を眺めてみると、声帯の掠れの他さほど不具合は見当たらない。他に、食事して体温が上がった際など、時折、咳き込むことか。炊事、洗濯、掃除と独りで日常生活は何不自由なく過ごしている。そんな状態で、医者が勧めるように入院してまで放射線とか抗がん剤の治療を受ける必然性はあるのか。その結果はどうなのか。どの程度期待できるのか。副作用による不具合はよく聞く。それは何とも怖い。また、肺がんを放ったらかして、「何もしない」選択肢との差はあるのか。
群盲像を撫ぜる状況のなか、ミーハーかもしれないが、民間療法に興味が湧いた。この先、やりたいことも、やらなければならない事も一切ないのだから、試してみるのも一興だろう。何もしないより気も紛れていいだろうとも。NETで見つけたブログ、余命1年の末期肺ガンと宣告された工業デザイナーだった方が、副作用のある化学療法を選択せず、免疫療法を試し完治したという闘病記、使用したグッズ類も具体的に紹介していて、さて、はて・・・。

2015/10/24

◎生き死には しょうがないの 積み重ね

にしても、歴史に「タラ、レバ」とか「もし」は禁じ手だが、今回の肺ガン検査で強く感じるのは、長生きし過ぎた事だ。くも膜下で倒れ戻って来た時、オヤジの歳を超えた時、古希を迎えた時・・・等々、その時々に年齢に氣づき、長生きしたものだと思うとともに、もういいのにと心中密かに思ったものだ。かつては長いことヘビースモーカーだったし、その祟りかと思わなくもないが、それにしても長生きしたものだと感慨深くはある。
その検査結果、医師は「残念ながら」と前置きして「ガン細胞がとれました。だから、肺ガン・・・」。続けて「内視鏡で撮った画像を見ますか。左の上の肺のとこ、かなり変形している」タイで売られているたばこのパッケージの写真と一緒だ。爛れも見られエゲツないのだが、自分の肺だとは実感しかねる。「で、手術は難しい」との結論に達したそうだ。とはいわれても、他人事のように聞こえる。医師はこう提案した。
「治すことはできないけれども、悪くなる時期を遅らせて、元気な時期を伸ばすという意味で、6週間の(入院)治療をやりたい。抗がん剤と放射線・・・」
いろいろ説明を聞きながら、「何もしない」選択肢の一つとして民間療法に関心があると話した。前日、セレブ熟女とランチした時、ガンで入院した母親を看取った際の体験を聞いていた。何もしないよりは、気も紛れていいだろう、と興味を持ったのだ。
「やるかやらないかはご本人様が決めること」「ここでは治療以外できないので、その場合はホスピスとかご紹介しています・・・また、考えてみます?」
そういって、11月10日に次回の診察の予約を入れた。多分、それが最後の診察になるだろう。前回のブログでアップした「5・7・5」の2句を単語カードに書いてポケットに忍ばせていたのだが、生憎と見せるチャンスはなかった。


2015/10/16

◎ガン切らず 騙し騙しで 幾つまで

にしても、このところ不覚にも死の淵を必死で駆け巡っていたようだ。目に見えぬ不安、死への恐れ・・・怖いの一色に周章狼狽していたと思う。2泊3日の検査入院で目が覚めた。カメの体の現状が認識でき、ひと安心、妙な不安は消えた。
入院前夜は、さすがに興奮してなかなか眠れず。入院誓約書の親族、連帯保証人についていずれも「なし」、それが通らないようなら検査はキャンセルしようと思った。冷静に振り返れば、現状では、喉の不調を除けば、他に不具合は何もない。タラレバでいえば、「何もしない」選択肢が生きてくる。いま、あちこち手を突っ込んでグチャグチャにするよりも、何もしないのも一理あり、だ。

朝の入院受付時にそれは問題とはされず、胃カメラ検査が終わってベッドに戻ったところから看護師が入れ代わり立ち代わり、身上調査に顔を出し、身内或いは親族の連絡先を聞き出そうとするが、こちらはずっと疎遠になっているので・・・で押し通した。とはいえ、身内もいない、親族もいないというのに、手術してまで健康を回復して、誰が喜んでくれるのか。また、本人に何かやり残したこと、やらなければならないことはあるのか・・・なんていうのはカゲの声だ。
2日目、気管支鏡検査の日、昼過ぎからの検査を前に担当医が、事務方から強要されたのだろう、突然姿を表し「入院には社会的ルールがあり、医師と患者だけの関係ではない。どうしようもない」と身内の連絡先を求めてきた。最後の切り札の登場だ。カメの気持ちは固まっていたが、検査前なので飲み込んだ。

☆ガン切って 抗ガン剤で 延命か
胃カメラは辛い、何とも辛い検査だった。ナースが背中をさすってくれるのが大きな癒しになった。モニターが見られる位置にベットはあったが、チラともみられなかった。気管支鏡検査は、点滴しながら、心電図をとりながら、内視鏡を挿入されたが、胃カメラの時よりも麻酔を多く使ったため、辛さは感じなかった。検査結果は23日になる。

ほんの気まぐれに、里心がついて? 覗いたつもりの世間の風は何とも刺々しい。やっぱり外道の世界がいい、望んで積極的に足を踏み入れてもう10年か。すっかり馴染んできたと思っていたのに、である。これを里心というのかどうかは知らないが、俗世間の風を久々に浴びて、ついつい長居をしてしまったようだ。孤古老には当然ながら居心地は良くない。世間のルールが様々ある。面倒でならない。当然承知の上だったのだがねえ、だ。阿呆らし。ベットの上は5・7・5を撚るにはいいかもしれない。結論が出たよ。どちらを選ぶかは、人それぞれ・・・。
ガン切らず 騙し騙しで 幾つまで
ガン切って 抗ガン剤で 延命か


2015/10/12

◎タバコやめ 命永らえ 挙句ガン

にしても、生きているのは面倒くさい、息も止められない、やたら疲れる、全てが億劫になる・・・なんて思いが募るのは、数カ月前の「ゴホン」がきっかけだ。
ついつい外道の道を外れて俗世に出戻りしたら、いや、はや、世の中、ルールが多すぎる。特に、医療の世界はデジタル化が進み、アナログ的反応は弾かれる。厄介でも、デジタル情報に基づいて一つ一つこなしていくしかない。振り返れば、ゴホンに始まり肺がんの疑いまで、どうやら積極的に自らそのレールに乗ったきらいがある。
人生50年、夢幻・・・を契機に、サッカーでいうなら人生のロスタイム入りを気取ったのだった。「50歳まで生きれば、もう十分じゃないか」というわけ。以来、健康診断は一度も受けていない。50歳過ぎて、病気が見つかったとして、それを治療してどうするのってこと、だ。
何と、それがこの有様で、何とも面目ないのだが、何せ、全てはロスタイムが長過ぎたことに尽きる。9年前、銭湯で気を失って倒れ救急車で運ばれクモ膜下出血の手術を受けて3日後だったか、意識を回復してしまったのだ。その辺の経緯は本ブログにアップしている。
あれから9年、この間、これからもだが、特にやらなければならないことはないし、やりたいこともない。パソコンと戯れながら、ただ只管お迎えを待っている。そんな状態でのゴホンだ。ゴホンで救急車はないだろう。挙句は検査漬け、ロスタイムに終了はないのかと思う。
検査入院を前にして・・・。

2015/10/10

◎がん検査 重ねる度に 近づく死

にしても、肺の影をそっくり切り取ればOKなんだろうなぁ・・・なんて努めて気楽な気分で東京労災病院へ、この日は先日のPET検査の結果を中心に肺がん状況の診断、かなりな事が分かるはず。そのカラー画像を見せながら医師の説明はやはり専門用語が多く、浅学非才の脳にはすんなり入ってこない。どうやら、肺に挟まれたところ、縦の隔壁、じゅうかく(縦隔)というんですね、こういったところのリンパ節も取り込みがあって、転移だろうということなんですね。外科の先生とも話したんですが、取れなくはないだろうが、場合によっては、左の肺は全部切除するかもしれない、それを避けてガンのある上肺だけ取って、下肺を助ける、開けてみないとわからないが、下肺だけ残すのもできるかもしれない。縦隔への転移については、術後に取り切れていない場合もあるので、術後に抗がん剤をやった方がベターかもしれない。外科的には、本人がリスクを承知なら手術をすると話していた、と。
続けて、考えは決まりました? もう、お任せ、身を預けようかな、と苦笑いで返していた。正直、そうなんですよ、ね。そんなに選択肢はないんですよねぇ、と。まあ、それなら、一回入院して内視鏡でのぞいて、ブツを取って調べるところからスタートしましょう。来週は大丈夫ですか?
そこで内視鏡検査の手順などを説明しているうちに、水を飲み込む際に激しく咳き込む事が多いと答えたら、それは胃カメラですねともう一日かけて胃カメラ検査もと手配し、二泊三日の検査入院が決まり、その後は、介護士と事務方から改めて手術の概要、入院の注意点などを説明されたのでした。
その夜再び、NET検索して探したところ、似た症状を見つけた。
がんは、発生した場所で大きくなるだけではなく、リンパ管や血管に入り込んで移動し、さらに大きくなることがあります。がんが発生した場所の近くにあるリンパ管に入り込んだがん細胞は、リンパ管からリンパ節に流れ込み、そこでまず止まります。白血球やリンパ球の攻撃によっても排除されず、生き残ったがん細胞はリンパ節で増え始めます・・・と。
いや、はや、恐ろしい。身が竦む、ねぇ。


2015/10/07

◎目を閉じて 俎板の鯉 跳ねもせず

にしても、肺のCD画像一枚持たされ放り出された先は東京労災病院、9年前銭湯で倒れ救急車で運ばれクモ膜下出血の手術を受け、この世に無事生還した病院だけに、心情的には近しい。今度も、生きるか死ぬか、前回との大きな違いは、今度は自転車、自分の足で駆け込んでいる点だ。診察券は手提げ金庫に残っていた。
受付が終わると、とりあえずの検査、血圧測定、血液検査、尿検査、心電図、肺気量、胸部レントゲン撮影・・・、呼吸器科の担当医の診察はそれから。CD画像を見ながら、エネルギッシュな医者は躊躇う事なく、ポンポンとリズム良く懇切丁寧に説明した。
「大きな病気を考えなきゃいけない。左の肺のこの辺に4センチ強の塊、おむすび型の全部、声が涸れるのは反回神経の麻痺、左の神経が引っかかってる」
「まずは、癌かどうかを確定しなきゃいけない。今も昔も、癌細胞があるかどうかは、内視鏡検査で取ってくる。で、それを顕微鏡で見る。一番いいのは手術なんですね。他に転移がなければ、できるかもしれない。転移しているかどうかが分かるPET検査、四谷三丁目のクリニックでやっているので・・・。
もう一つは、放射線、抗がん剤・・・。どれも大変な治療なので、やるからにはちゃんとした根拠が欲しい、出来れば、癌細胞を証明したい、これだけ大きいのがあったら、癌以外考えにくいんですけど・・・」
「何もしないという選択肢・・・ありますねぇ。ほっとけば進行する。声がれ、血痰、痛み、出血、あれこれ出てくるでしょう、ね」
「肺がんは手術が最善の策。右にも出てきちゃうと窒息もある。早い方がいいかな、と思う。もう癌であることは間違いないので、内視鏡検査とかは飛ばしてでも・・・」
午後には頭部のCTスキャン・造影検査を予約、PET検査の手配もして「いまは頭が真っ白だと思うんですが、どうするか暫く考えていただいて、次の診察は9日に入れておきます」と事務的にテキパキ進めた。

☆肺の影 切ってダメなら どないしよう
「PET」とは「陽電子放射断層撮影」との意、PET検査は、がんを検査する方法の一つで最近保険診療が可能になったという。がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む性質を利用、ブドウ糖に近い成分(放射性物質)を体内に注入し、しばらくしてから(約1時間)全身をPETで撮影するとブドウ糖が多く集まるところがわかるという。クリニックには新橋で地下鉄銀座線に乗り換えるコースで行った。新橋駅での乗り換え、こんなに遠かったっけ。ラッシュは終った時間帯なのに、人いきれが息苦しい。行き交う人の波がエネルギッシュで、弾き飛ばされそうだ。
PET撮影は、2時間余りで終わった。その結果は、労災病院に送付されるとかで、検査料金の他に500円の送料を払わされた。
で、今はもう、俎板の鯉・・・。真っ白になった頭で考えてみても、特にというか、別にやること、やりたいこともないわけで、この際、手術を受けてみようかという気が仄かに湧き上がってきた、よ。ウフッ。


2015/10/05

◎ 真っ白な 頭に浮かぶ 肺がん死

にしても、あれ以来、頭は真っ白なままだ。人の生き死にについては、昔からあれこれ自己流で考察を重ね、危機管理の備えも万全を期しているつもりだった。でも、イザとなると何も思い浮かばず、思考回路はストップ、性急に結果が欲しくなり、自暴自棄になりかねない。
あれって、前回報告したCT頚部造影の撮影、画像を見ながら耳鼻咽喉科の医師は「肺の中に異変あり。でも、専門分野が違うので・・・。丁度今夜、医大から肺が専門の内科の先生がこちらに来るので、引き継いでおきますので、今夜また来てください。その方が話が早い」。タライ回しやないかと不貞腐れながらも、従わざるを得ないのが情けない。その夜、肺が専門の内科医は画像を眺めながら、こう見立てた。「声が出ないってことで来られたと思うんですが、やはり、肺に影があります。肺がんの疑い、ですね。放射線治療はこの病院ではできない。東京労災病院か。治療して治らないこともありますし・・・。声帯の神経はここに繋がってます・・・」
肺がんの疑いという言葉が脳裏を駆け巡る。疑いって何なんだ!!! 放射線治療って? 訳が分からない。疑いって言いながら、放射線治療って、どういうことなのか。真意を分かってもらえるかどうか、不安ながらも無我夢中で掠れた声で言った。「放っといても大丈夫なんですか・・・」と。
内科医はカメの心中を見透かしたように「何もしないという、その選択肢もあります。紹介状を書きますから、治療してもよし、相談してもよし・・・」と淡々と言った。受け取った紹介状は診療情報提供書とあり、CD-ROM在中ともあった。

茫然自失ってやつか。事態を認識できない。ボーっとして脳が働こうとしない。ただ、何も考えたくない。顔を前に向けたくない。俯いたままだ。何をどうすれば・・・。あれこれ考えていたはずなのに、頭は真っ白のままだ。
NETニュースに「川島なお美さん、抗がん剤治療拒否 最後まで女優としての人生全う」とある。
NKKでは、SONGSスペシャル「矢沢永吉」を流していた。ライブに密着したドキュメンタリーだ。インタビューに矢沢の声が耳に入ってくる。「やればいいじゃん。ドキドキ、ワクワク、声が出て、足腰動いているうちは・・・」
一枚の同じ画像を巡って、医者の言葉は何とも歯切れが悪い。素人のカメに何が見えるというのか。結局、医者は患者にボールを投げ返して責任回避、自己責任で決めろ!ということや。でも、この歳や、医者の言葉にも、何もしないことも選択肢になる、と。ウンウン、そう、自己責任ってやつ、や。瞬間的に浮かんだのは川崎の回春デリヘル。あぁー、あぁー、アァー。
目が冴えて冴えて、眠くならないんだよなあ、夜も麦爽快缶を開けてはみたが・・・。Gも無理。脳がまったく反応しない。いま、00:06、参った、ねぇ。


2015/09/21

◎骨脆く 好きなゴロゴロ ままならず

にしても、いつから敬老の日が9月の第3月曜日になったのか、全く記憶に無い。老人の日だったんじゃないか、とも。これまで、ゴロゴロしながらぼんやりテレビのリモコンを握っているのが日々是好日だったのだが、72歳を超えたからなのか、今年はちょっと違う。6月に区の無料健康診断を受けてからというもの医者通いが絶え間ない。ゴロゴロできるなんて幸せよなぁ、だ。熱中症で椅子から滑り落ちて肩甲骨と肋骨を折ってからは悔しいことにゴロゴロがままならないのだ。
整形外科医院への通院は丁度1ヵ月になる。薬は痛み止めで、骨は自然治癒、くっつくのを気長に待つっきゃないようだ。それでも、Tシャツの脱ぎ着ができるようになっただけで有難かったし嬉しかった。洗顔時、無意識に手櫛もやっていて、自ら驚かされた。
 気管支炎の咳止め薬は服用して4ヵ月になるか。徐々に回復しているのは実感しているが、先夜はセレブ熟女とディナーのあと久々にカラオケで2時間、マイクを握り声を張り上げた。数日後、その祟りとしか思えぬ症状が現れた。薬局で薬を受け取る際、何か聞かれて答えようとしたが、喉がゼーゼー鳴るばかりで声にならない。声帯が潰れた感じだ。いつもの演歌を口ずさんでみるが声が掠れて音にならない。実は独り暮らし、喋る機会がない、喋らなくても生活に支障はないと気がついた。幸いなのかどうか・・・。Diaryにはこうメモしている。
「喉不具合。声が出ない。カラオケ歌い過ぎ、不覚やった。水の飲み込みが上手くできない。激しくむせる。食べ物はOK。ともあれ、参った」
シルバーウイーク初日の19日朝、彼女から電話が入ったものの、まともに話が通じない。声帯も自然治癒するだろうと気楽に構えていたが、ちょっと不安でもある。彼女は「医者に行った方がいいよ」と背中を押してくれた。カレンダーを見れば水曜日まで医者は休みだ。慌てて近所の耳鼻咽喉科に駆け込んだ。
鼻から管を差し込んで覗いた結果は「放っといて治るかもしれないし、検査によってはもっと怖いものが隠れているかもしれない」と。声帯××とかで、カラオケ、気管支炎は関係ないと、キッパリ。
CT頚部造影の検査項目が多いとかで、採血量が多く、参った、ね。で、撮影は連休明け。それから、診断だそうな。トホホ、トホホ・・・。

2015/09/15

◎古稀過ぎりゃ 欲ボケなんざ 屁でもねぇ

にしても、厄介なことに外道の道を歩いているつもりでも欲ボケってやつは消えないようだ・・・なんて、お恥ずかしくも情けないドジ話を何故かカミングアウトしたくなった。何かといえば、NET依存症のカメが、あんなにも気をつけていたNETフィッシング (詐欺)にあっけなくひっかかって、欲ボケを思い知らされてしまったというお粗末、と書きながらも舌打ちし、唇をかみ、何とも腹立たしく、情けない。自業自得と言わば言え、だ。

★iPHONE 6が99円 何とも魅力的!!!
突然、パソコンに現れたこの画面・・・ご覧になった方もいらっしゃるかもしれないが、ともあれ、この写真は残念ながらパソコンに取り込めず、情けないことにデジカメで撮ったものを使わせていただいた。
iPHONE 6が99円って、何とも魅力的なんだよなあ。そもそも、金がかかるからスマホを持つ気は元々なかったのに、それが99円ときたら、無性に欲しくなった。通信はやめてムービー、フォト、レコーダー専用に使えばいい、何ともgood ideaじゃないか。
で、郵送先の記入となり、それでも用心深く、氏名は念のため長年使っている、郵便受け取り可能なハンドルネームを使った。さて、クレジットカードの番号だ。これがいかに大切かは、十分知っている。使ったのはタイへの往復航空券の予約時しかない。好きで頻繁に利用する通販は基本代引き、時に面倒臭いと感じることもあるが、その時は断念する。ことほど、カード使いは神経質にしていた。
実は、このサイト、全ては英語。カメは苦手というかチンプンカンプン。もう、iPHONE 6しか眼中にない。長文の契約書などはスルー、二回ほど「yes」をクリックした記憶はある。後で気がつけば、これが欲ボケなのだろう、なんせ、気がせいている。「iPHONE 6」と「99円」の魔力だ。ひっかかっても「99円」ならいいか、と舞い上がっていた。

★メール発信地はデンマーク、全文英語
バンコクセレブ旅に出かける2日前、肩甲骨骨折から4日目で妙な痛みが続いていた。心身ともに優れず自ら奮い立たせハイテンションにもなっていたのだろう。一通り手続きを終えた時は一人、密かにほくそ笑んだ。
と、そのサイトからメールが届いた。もちろん英語、発信地はデンマーク。「99.00JPY」の文字が何ヵ所かで見受けられるのを確認して、何故か、安心した。あとは「iPHONE 6」が届いてから考えようと思った。羽田空港へ出かける日にもメールが着信した。「iPHONE 6」発送の連絡かと期待したものの英語、よくわからないまま受信箱を閉じた。
バンコクから帰国した日に第3信、ちょっと様子が違う。
「Order Total included VAT: 4499.00JPY」と読み取れる。でも、まだ信じていたい気持ちの方が強い。危機が迫っていても、気づきたくもない。トラブルに巻き込まれるのは面倒だ。何日か逡巡した。

★14日毎に4499円、自動更新される
9月に入ってもメールは続き、流石にいささか不安になって、サイト名をネットで検索してみた。予想通りというか、そうなってほしくなかったのだが、アホなご同輩がわんさといて、退会方法を教えてと悲痛な叫びを挙げていた。そうした情報によると、このサイトはデンマーク人が仕掛けているポイントサイトで、プレミアム会員の5日間99円を支払い、その後、プレミアムメンバーシップをキャンセルしない限り、14日毎に自動更新(14日毎に4499円)されるようだ。な、な、なんと、なのだが、これも全ては自業自得か。この程度で済んでラッキーと思わなければならないだろう。退会の方法も奇特な方から投稿されていて、先方から送られてきたクレジット決済の明細を貼り付け、この内容の契約をキャンセルしたい、勘違いで契約してしまった、キャンセルお願いします・・・とメールすればいい、と。お言葉に甘え、翻訳ソフトを使ってメールしたところ、こんな返信が届いた。「あなたのプレミアム会員IDから登録を解除しています」と。何と良心的なと思いながら、ホッとした。

★カード会社では、もはや手遅れ
念のため、カード会社にアクセスしてみると、99円と4499円が2件、アップされていたので、電話して確認すると、もはや手遅れ、どうしようもないとのこと。あとは、カード番号を変更するしかない、と。そうお願いして、今は新しいカードが届けられるのを待っているところ。と、ほほ。

と、まぁ、こんな塩梅で、殊勝に反省しつつ検証を重ねてきたが、やはり些か疲れた。ここらで一句、吠えてみたくなった。
古稀過ぎりゃ 欲ボケなんざ 屁でもねぇ

2015/08/29

◎デパートのフロア全てがハイヒール

にしても、セレブ旅とくればショッピングか。免税店に始まり地元のデパートや有名店、爆買いする方は空のスーツケースを一つ持ち込むと聞いた。セレブ熟女は羽田空港の免税店で時間をかけて化粧品をかなり買い込み、さらに機中でもカタログを見ながら何点か購入していた。化粧品に関しては何がなんだかさっぱりわからないが、ホテルにチェックインした後に出かけたセントラルデパートでも化粧品には時間をかけて、チェックしながら買っていた。
そのデパートでの最大の狙いはハイヒール。ワンフロア全部が婦人靴、それもハイヒールときたら、流石に目を見張るしかない。以前訪タイした際、それに感激したそうだ。その上、安いときたら、あれもこれも全部買って帰りたい、と。今の日本で、そんなデパートはない。バンコクではこうしたハイヒールが売れているわけで、そうしたパーティーなどが頻繁に開かれているのだろう。日本ではせいぜい結婚式程度に減っているから、元気がないわけだ。熟女はここで色鮮やかなハイヒールを3足購入した。
全ては、カードによる支払い、一体、何枚持っているのか、その都度使い分けているようなのだが、カメには伺いしれない世界である。
ともあれ、熟女のブランド力は雑誌編集者並みだろう。編集者と違うのは、そのブランドを自ら体験して、その良し悪しを独自に評価するところか。時に嫌みに聞こえなくもないが、実体験を元に語られると説得力を持つ。
カメの役回りといえば荷物持ちというか、執事役あたりか・・・。


2015/08/27

◎胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

にしても、セレブ旅にグルメは欠かせないだろう。そう、熟女の真髄もそこにある。カメの大好きな官能の世界はとうの昔に卒業、というか深みにはまる前にグルメの世界にのめり込んでしまったようだ。特に夏場、この時期は男の視線を承知の上で胸元を強調した挑発的なファッションに身を包むにもかかわらず、エクスタシーを感じるのはグルメとのたまう。
チャオプラヤー川沿いのタイレストランでランチの際のカメの一句がこれ。
胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

で、ホテルでの朝食、今やどこのホテルでも朝はバイキングが多くなっていると思うのだが、「朝食バイキングなんて貧乏人だよぉ」。幸いというか、オークラではバイキングの他に、朝食メニューが用意してあった、よ。
バンコクと限らず東京でも高級レストランほど強度のクーラーを利かせていて、客は承知でジャケットを着用、或いは羽織る。そのジャケットに品格が表れるという訳だ。
また、割烹料亭で靴を脱ぐ際、その靴にその人の人生すべてが表れてしまうので、セレブ熟女は高級ブランド品を履いていく。
高級店についての持論は、例えば1人5万円コースの場合、その内訳は2(料理)+2(ドリンク)+1(サービス)となる。
メニューと一緒にワインリストを用意していないような店は話にならないし、必然的にソムリエのいない店も同様だ。オーターした料理に合うワインをソムリエとあれこれ薀蓄を交えて軽く論議するのも至福の時という。その点、オークラに入っている和食の「山里」は合格だそうな。確かに、刺身といい、天ぷらといい、ここがバンコクかと思うほど旨かった、よ。ワインリストも豊富だったし、ねぇ。
グルメは東京で何度もご相伴にあずかっているのだが、出入りするのは一度は耳にしたことのある名店ばかり、勿論、立ち食いそば、吉野家の牛丼などは口にしたことはないそうだ。まして、バンコク名物の屋台群など、もってのほかだった。ウフッ。


2015/08/25

◎72歳の初体験、五つ星ホテル・・・

にしても、セレブ旅の必須条件を挙げれば、当然ながらホテルだろう。かつて、チェンマイをバックパッカーしていた時など、ホテル選定の基準はバスタブの有無。バスタブがあれば1泊500BHT(1750円)以上で、とても泊まれなかった。
今回、チェックインしたのは安心の日系老舗ホテル「オークラ・プレステージ・バンコク」(Net検索で1泊3万円~)。オフィス街で老舗高級デパートが近い。BTSの駅とも直結しているのだが、タクシーを使うのが当たり前のセレブにとっては立地の良さは関係ないし、トックトックと呼ばれる三輪タクシーなんて選択肢もない。ドアボーイにチップを渡し、タクシー運転手に行先を告げてもらってから乗り込む。行先は有名ホテル、デパート、ショッピングモールだ。一般人、貧民層と接触しないようにすれば、ひとまずは安心安全というわけだ。
ホテルのホームページをチェックしていたら、さすがラグジュアリーな雰囲気に包まれ、歯ブラシやら何やら、あらゆるものが揃っているじゃないか。これじゃ、いつも持参している洗面用具は不要か。と、スーツケースに空きができてしまう。なるほど、そこにセレブの衣装、小道具が詰め込まれるわけか。部屋の写真とか、施設の案内も充実していて、実際にホテルの部屋に入ってもいつものようにデジカメのシャッターをバシャバシャ押す気にはならなかった、よ。ウフッ。セレブ熟女と一緒では、さすがに恥ずかしい、ヨ。
エレガントな家具、エアコン、薄型ケーブルテレビ、シーティングエリア、専用バスルーム、バスタブは大きいし、トイレはウォシュレット、お洒落なバスローブに浴衣風な寝巻・・・。目を丸くした。ミニバーには、ミネラルウオーターからビール、ウイスキー、リキュールまで何でもござれ。それを確認したセレブは一言、「外のコンビニなんかで買い込んでくるのはやめてね」。
さっそく、ジンのポケット瓶の封を切り、ソーダで割ってグビッと・・・。さらに、不具合があると、フロントに電話して「ジャパニーズスタッフ プリーズ」、暫く待つが、確かに日本語が返ってくる。さすが、オークラ、よ。

(写真はNETよりコピペ)

2015/08/23

◎いいね、いいね、バンコクセレブ旅

にしても、2泊5日のバンコクセレブ旅、人生72年にしての初体験の多さに呆れつつも、今更ながら生き様の多様さに眩暈した。
飛行機のビジネスクラス、この差別化は何よりたまらない。格差社会ならではだ。いいね、いいね。イメージだけで、外から中身が見えないのもいい。実際に乗って、椅子に座ってみて、おっと、その前、機内に乗り込む前があった、よ。
そう、ビジネスだと、HISでの予約時に座席指定ができたし、空港ではビジネスクラス専用のチェックインカウンターがあったし、出国審査の手荷物、ボディチェックではいつもは何度も鳴る警報音が不思議なことに一度も反応しなかったよなぁ。ビジネスだと審査が甘いってことでもないだろうに、特別扱いされたようないい気分・・・。
さらに、空港の専用ラウンジ、搭乗するまでのひと時を寛げる空間で、軽く腹ごなしもできる。ビール、ウイスキー、ワインも揃っていて、ソフトドリンクも豊富、全ては無料。利用しない手はない。生ビールにミニサンド、カレー煮、焼売、ゼリー、ミニ寿司、麻婆豆腐、野菜サラダと、いずれも少量づつ取り分け、夕食にあてた。
そのあとは、ロッカーに手荷物を入れて身軽になり、免税店をのぞいた。と、あるよ、あるよ、かねてより探し歩いていたコンパクトでお洒落なスーツケースが、ウイスキーのノベルティグッズとしてあれこれ展示されていたのだ。選んだのは、CHIVAS REGAL 18Y GOLD SIGNATURE 700mlを2本。こんな高価な酒は飲んだことないよなぁと困惑しつつも、ゲットしたスーツケースにしまい込んだ。同行のセレブ熟女は化粧品をしこたま買い込んでいた。
さて、JALビジネスクラスの席はシェルフラットシートと呼び、寝返りがうてるほどのスペースを確保しているそうだ。ともあれ、初体験の物珍しさからおどおどとキーボードを操作、なかなかしっくりフィットしないまま、今度はテレビに気をとられているうちに、軽食サービス。あとは、映画のプログラムをあれこれ選ぶのに時間をとられて結局は決めきれず、うつらうつらしているうちに早や熱いおしぼりとともに和朝食が運ばれてきて、ビジネスの初体験は不完全燃焼に終わった。でも、帰途の機中ではフラットシートを自在に操り、熟睡できた、よ。ウフッ。ただ、バンコク・スワンナブーム空港のJAL専用ラウンジはちょっとお粗末でした、ねぇ、なにも、かも・・・。


2015/08/14

◎好事魔多し・・・なんて、くたばれ!!!

にしても、好事魔多しとはよくいったもので、今まさにその渦中にいます。この11日、横浜でのランチでデザート待ちの際、熱中症?突然意識がなくなり、右肩から床に落ち、したたか強く打って瞬間失神状態になって、ウエイトレスに覗き込まれ、意識は回復、深呼吸しながら椅子に座り直してみたものの、右肩、右脇腹に鈍痛が走り、右腕は痛くて上がらない状態・・・。その日は大事をとって、そのまま帰って、部屋で一人ひたすら静養につとめたものの、この6月から発症した気管支炎による咳に右肩と脇腹が激しく反応し、七転八倒を繰り返してもうクタクタ。マットを敷いて寝込んでみても、体は思うように動かせず、ウトウトを何度も続け、一夜明けたところで、念のため、近くの東邦医大病院を訪ねてみたのでした。と、紹介状なしの患者は初診時の選定療養費として5400円別途算定するとの告知。この際、そんなことよりレントゲンを撮って異常なしの「安心」が欲しいわけで、診察券を作成するなど手順を踏み、レントゲン撮影を終え、いよいよ診察・・・。ネガを見ながら「骨折はなし、ヒビも見えません」、あちこち触って、押して、痛いかどうかを誰何、とにかく右腕が上がらないと訴えるも、取り合わず、消炎、鎮痛剤、張付け剤のほかバストバンドを処方し、1週間ほどしたら、紹介状を書きますので、近所の整形外科に行ってみてください、と。大事に至っていないのはわかって、一安心なのだが、ねぇ。
やっぱ、病気のうちには入らないのか。こんなに咳と打ち身の複合病に七転八倒しているのだが、確かに、徐々にその症状は和らいできて、フライトには支障なさそうな気がしている。ふっ、よかった。


2015/08/05

◎足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか

にしても、連日の猛暑のせいか、何をトチ狂ったか、JALのビジネスクラスを利用した羽田発着バンコク2泊5日のパック旅行に申し込んでしまった。しめて21万円、HISに振り込んだが、現実感なし。夢幻の如し、やった。この予算なら、エコノミー便を使いプーケットで1カ月は暮らせると、脳裏に浮かんだのだが・・・。
HISによる行程表によると、コース名は[ビジネスPF]日本航空指定 羽田発着 バンコク2泊5日 オークラプレステージバンコク、出発便は8月18日00時40分発 JL033で、到着便は8月21日06時05分着 JL034。機中2泊で、ホテルは5つ星の日系オークラ、もうクラクラして、目の玉が飛び出しそうだ。
そう、このパック旅行、勿論カメ独りでこんなゴージャスな旅を企画するはずもなく、同行者がいて、相方はここ数年フレンドリーなセレブ熟女。グルメにはまっていて、何度もご相伴にあずかっている御仁。「生涯に一度ぐらい贅沢な旅もいいんじゃないの」とかいわれて、空前絶後か、絶後にはしたくないよなぁなんて思いつつ、大枚をはたいていたのでした。ウフッ。
はて、さて、オークラのHPを見ると、いやはや、凄い、豪華絢爛、気圧された。どうやら、いつものGパンにTシャツとはいかないようだ。黙っていても、そんな雰囲気が伝わってくるよ。相方にそう言ってみると「襟付きのシャツならいいんじゃないの」。といっても、ねぇ、ゴルフファッションも今は昔、サガゼン蒲田でものぞいてみるか、なんて、ね。何か、ホテルを探検するだけでも面白そう、や。で、恥ずかしながらの一句・・・。

足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか

2015/07/20

◎「あの人は今」って、いいよなぁ・・・

にしても、何だかんだ、戦後70年ばやりの中、なかなか面白い、何かクラス会にでも出席しているような懐かし時間を共有しているようなテレビ番組に出会って嬉しくなった。
この12日テレビ朝日放映の「まろまろ一笑懸命 実はスゴかった!戦後の昭和歌謡史4時間スペシャル」だ。「SMAP香取慎吾が“きみまろ"1番弟子に変身!あれから40年!綾小路きみまろと司会者になって、キスマイ玉森裕太とローラも一緒に昭和スター歌手大集合スペシャル!」とサブタイトル。
というわけで、かつてのアイドルやスターたちが相次ぎ登場、年老いた?今のお姿を晒すのがミソというわけで、ねぇ、いやはや見応え十分、必見でんな。こうした企画は、これまでは見る気にもならなかったのだが やはり年をとったんだろうねえ。素直に見られるよ。それに、これだけかつてのスターを集められてはネエ。いや、はや、そのお名前・・・。
ペギー葉山、初代コロムビアローズ、大津美子、
ミッキーカーチス、藤木孝、尾藤イサオ、
園まり、中尾ミエ、伊東ゆかり、
森田健作(千葉県・知事)、三田明、美樹克彦、
ジャッキー吉川(ジャッキー吉川とブルーコメッツ)、三原綱木(同)、高橋健二(同)、小田啓義(同)、沖津ひさゆき(元ザ・ジャガーズ)、今井久(元パープルシャドウズ)、
今陽子(元ピンキーとキラーズ)、松平直樹(和田弘とマヒナスターズ)、
田代美代子、敏いとう(敏いとうとハッピー&ブルー)、棚橋静雄(ロスインディオス)、向坂卓人(スチールギター奏者)、
マイク眞木、黒澤久雄(元ザ・ブロードサイドフォー)、ばんばひろふみ、杉田二郎、
白鳥英美子(トワエモワ)、芥川澄夫(トワエモワ)、高山厳、銀河万丈
と、まぁ、一度は聞いたことがあるような綺羅星のお名前、そのお顔は見てのお楽しみといったところか。思い出は人さまざま 気侭に視聴させていただいた。まっ、中でも一番懐かしかったのは園まりか。「1945年に終戦を迎え、今年で70年。今の時代では考えられない!今だからこそ話せる!昭和歌謡史の衝撃の秘密を大暴露」なんて番宣は別にして、いや、はやご同輩には是非おすすめしたくて・・・。以下の番組録画サイト(無料)で視聴出来るはず。お試しあれ。

http://www.miomio.tv/watch/cc224525/  


2015/07/05

◎サービスは価格より内容重視か

にしても、この10年ほど、:ケチな暮らしに徹していると思う。例えば食事、外食はほとんどしない。自室での一人食事の献立はスーパーの総菜売り場で赤札の貼ってある惣菜で決まることが多い。アルコールは寝酒の薬用養命酒とたまの発泡酒缶か。外出はしないし、出かけても自転車の範囲だ。もともとケチだったのか。振り返ってみれば、この10年といわず、20年、いや30年、ブランドものとは無縁に過ごしてきたし、ひょっとしたら生まれつきの吝嗇なんじゃないかとも思う。とはいえ、これまで、さほどケチを意識しないで過ごしてこられたのはラッキーだったのだろう。ところがこのほど、サービスとその内容を深く考えさせられる案件が発生した。インターネットだ。これまで、サービスなんてものは兎に角安ければいいと思っていたし、そうしてきた。Netショッピングでは価格.comの結果を最優先したし、ディスカウンターは大好きで、よくのぞいている。それで外れた、しまったと後悔した記憶はない。
それが、これまで加入していた地区ケーブル会社が別の大手の会社に吸収されて、支払い方法などが変更され、このほどそのお知らせが届いたのだ。その時、ちょうどタブレットがNetにつながらなくなっていて・・・。ホームページを見てからサポートセンターに電話してみた。1時間あまり話したか、結局、端末の不具合ということで納得した。その際、カメのNet環境が「2M」であることを知らされた。5年ほど前だったか、発足したばかりのケーブル会社で固定電話とセットで一番安いコースを選び、そのまま継承されていたわけだ。
ホームページを見て、あまりのことに愕然とした。新会社では「160M」(動画・音楽・ゲームを楽しむのに最適)、「40M」(重いデータのやりとりもストレスフリー)、「12M」(情報検索やブログの更新がメインの方に)、「1M」(メールの使用など、シンプルなご利用の方に)と4つのコースを用意していたのだ。常日頃、パソコンのスピードは遅い遅いと思いながらも、まぁ、安いんだからと諦めていたのだが、改めてこうしたメニューを見せられると、浅学菲才に地団駄踏むよ、なぁ。「安けりゃ良い」の人生訓が瞬時に吹っ飛んだ。
そういえば、近頃目にする立ち食いステーキ店など一度入ってみようか迷っていたのだが、そういうことだったのだ。座ってゆったりした雰囲気でナイフを使うのもサービスに含まれるというわけで、やはりその選択はまさに生き様そのものだろう。特に、Netの世界は日進月歩、その世界を満喫するためにはある程度の出費は覚悟しなければならないだろう。
で、ホームページから契約変更の依頼をしたのだが、直ぐ返信が来て、申し込みが殺到していて暫く時間がかかると・・・。ここまで書いていたら、通信会社から電話が入って(申し込みから9日目)、即答したら、それでOKって。モデムの電源をOFFにして5秒後、再度ONにすれば切り替わるとのこと。何とも簡単・・・。
劇的な変化とまでは言えないが、確かにスピードアップして、妙なストレスからは解放されそうだ。同時に、ちょっとだけだが、富裕層の気分を味わった。

2015/06/23

◎ノモンハン事件と「浅見短慮」・・・

にしても、先日、本ブログで告白した「浅見短慮」の切っ掛けになった話にやっと決着がついたようで、その経緯を振り返ってみたい。
そもそもの発端は、司馬遼太郎に起因する。もっと長生きして、「坂の上の雲」以降の日本の姿を描いてほしかったのに・・・との思い。「なぜ」とずっと疑問を抱いていたら、今春、テレビの対談番組だったか、司馬の取材旅行にも同行している元文春の半藤一利がその件にちょっと触れ、ノモンハン事件(*)を取材していて嫌になっちゃったようですよと聞いて、奮い立ったのだ。慌ててNetで検索してみたら半藤著の「ノモンハン事件」が見つかり、ならばと、これがまさに浅見短慮なのだが、近所のBOOK-OFF2店で丹念に探したが見つからず、簡単に諦めてしまった。もっとも、たまたま見つけた司馬の「昭和という国家」なるNHK教育テレビでの講演集はゲット、時折眺めつつ、暫くたって、半藤の本は新刊で並んでるんじゃないかと思い至り、文庫の棚を見たらあって、購入したものの厚くて広げず放置している間に、やっとのことで「昭和という国家」を読了。「統帥権」という名の魔法の杖、責任不在の参謀本部、怖ソ病、偏差値といったキーワードによって日ソの戦力を冷静に比較できなくなっていたというお粗末、愚劣な思考、行為に呆れて、司馬は書く気が失せたようだ。
つい先日、NHKスペシャル「沖縄戦 全記録」(06月14日)を視聴していたら、本土決戦で米軍が迫りくる中、首里にある参謀本部の副参謀長が「1人10殺」と島民に檄を飛ばしている様を見て、なるほどと納得した。残っていた武器は竹やりなんだから・・・、司馬さんの胸中を慮ればもう、ねぇ、同時に我が浅学菲才も思い知らされた。

*ノモンハン事件
日本の傀儡(かいらい)国家だった旧満州国(現・中国東北部)と旧ソ連の影響下にあったモンゴル人民共和国(現モンゴル)の国境紛争。1939年(昭和14年)5月11日に起きた小競り合いがエスカレートした。ソ連側が8月20日に大攻勢を開始し、日本側の退却で9月16日に停戦が成立。死傷者は日本側2万人、ソ連側2万6千人とされ、対米開戦に至る日本の「南進政策」の一因にもなった。紛争を拡大させた関東軍参謀の責任は事実上問われず、中心にいた参謀たちは、太平洋戦争では大本営作戦課の課長や参謀としてガダルカナル作戦やインパール作戦を指導した。(2014-07-08 朝日新聞 朝刊 1社会)

2015/06/09

◎20余年ぶりの健診結果に狼狽る

にしても、「そっかぁ、リセットかぁ」と、声にならない溜息を漏らした。この6日昼前、近所の循環器科・内科医院の診察室でのこと。区の健診結果を医者から告げられ、医師の所見に話が及んだ際、カメの顔は強張っていたかもしれない。
なんせ、人生50年夢幻の如くなりと健診は50歳の時に止め、以来一度も健診は受けていない。9年前、銭湯で倒れて救急車で運ばれクモ膜下出血の手術を受け、1カ月近く入院したことがあり、その際不思議なことに後遺症もなく、何と喫煙習慣が消えていた。まっ「快」「不快」を基準に心身をを管理し、それに痛みに極度に弱いだけに、何度か歯医者で治療を受けた程度で、この間、医者とは無縁に過ごしてきた。
ところが、先月中旬から咳き込むことが多くなり気管支炎と素人診断し、いつものように市販薬を服用しても症状に改善は見られず、そんな時に「年に1回は必ず受診を」と区から「健康診査」(無料)の案内状が届き、ついでに、というか欲を出して両方見てもらう気になって・・・。
受診した時、気管支は最後に医者が胸と背中に聴診器を当てて、「変な音はないですね、薬を出しときます」で終了。ホッとして、何となく深い深い安堵感に包まれたのだった。何か、社会復帰したような気もしたし、里心がでたかとも感じたものだ。検診結果も、そんな塩梅ならいいなと微かに期待していた。ところが、医者は、「悪玉コレステロール値がちょっと高い、163。動脈瘤の可能性もある」「レントゲンは前に撮られた時のがあれば比較できるが」など淡々と説明し、所見として「それぞれ別の病気ですから」と3点挙げた。
1.コレステロール 要治療
2.胸 CT 検査 要予約 東邦医大
3.不整脈  24時間心電図 要予約
「せっかく、検査しようという気になったわけですから、考えておいてください」と医者は即答を求めず、カメにボールを静かに投げてきた。思わず「お任せします」と口に出かかったが、それは押しとどめ、診察室を出た。
さて、はて、なのだが、時間が経つごとに気持ちは揺れ動いた。医者のいう通り、あれこれ検査をしてみるかという気持ちに一時は傾いたが、「ちょっと待て、あとは有料だぜ」との影の声が後押して、結局は今更リセットもないだろうと、健診回避の原点に戻ることにした。そして、万一に際しては、これまで通り成り行き任せにし、痛みに対しては堪らず医者に駆け込むなど対症療法でいくしかないよなぁと、独り言ちた。

2015/05/30

◎久々に妬み、僻みの感情が生じた

にしても、世俗を解脱し外道の道を粛々と歩んでいたつもりなのに、妬み、嫉み、僻みといった忘れていた感情が久々に内から生じて些か驚かされた。俗世への里心か、とも思ってみたが、因果関係がはっきりしているだけに、ねぇ。マスコミを賑わせた例のドローン少年に対するものだ。中学を卒業したばかりの15歳、無職で、家庭環境は不明だが、本人はNetでドローンでのライブ中継サイトを運営して稼いでいるとか。で、なんと、そのサイトに熱心なファンが何人もついていて、活動費支援なのか、視聴料なのか、いわば相撲の谷町と一緒なのだろう、大金を振り込む方が何人もいると知って、ついついそんな妬みの情が波打ったというわけ。何せ、Netが大好きで色々やってみたいのにデジタル世界に足を踏み入れようとしても、古希を過ぎて結局は何もできず、手をこまねいて見ているだけしかない孤古老の胸の底に妬み、嫉み、僻みの三重奏が微かに揺らいだというわけで、なんとも口惜しく、情けない。一体、どんな少年なのか。家庭環境などマスコミから踏み込んだ内容が流れてこないため、真偽は問わずNet情報をあれこれ集めてみたら・・・。
・自称「ノエル」と名乗っていた少年の名前は「北澤聖也」
・巣鴨中学に通っていて、在学中からニコ生やアフリカTVなどの配信サービスを使っていろんな動画を配信していた
・川崎で起きた「中1殺害事件」の時はマスコミよりも早く加害者家族の様子などを配信したことで話題沸騰となり彼の配信に注目が集まった
・両親は8年前に離婚して母子家庭、親の職業は弁護士(父親か母親か記述なし)
・親と喧嘩し家出、姉にパソコンを壊された
・・・など、など

2015/05/16

◎パスポート 髭面に変え あと10年

にしても、写真でご覧の通り、シャッターを押した後爪切りをあてたわけだが、これ、伸ばそうと思ったわけでもない。ある日気が付くと、手を握る際、爪が突き刺さってくる感じで、よくよく見たらこうなっていたという次第。これだけ長くなると、なんといっても体の一部ではあるわけで、何とも愛おしく、切ってしまうのも惜しく、記念に写真を撮ることにしたのだが、振り返ってみれば、こんな体験は初めてではない。もう、二度目か、三度目、本ブログにアップするのは二度目か。前回が何時だったか、定かではないが、いずれにしろ、この間、他に何の変化もないわけで、爪が伸びて、切ってを何度繰り返したんだろうか。気がつけば古稀も過ぎ、勝手気侭に伸びる爪に振り回されている気がしないでもない。
顔の無精髭はタイに一ヶ月間滞在した時に、手当するのが面倒くさくなって放置したら、それなりの仕上がりで、そのまま怠惰に流れていて今も不都合はない。二ヵ月ぐらいか、邪魔になったら手入れすることにしていたら、昨年秋、入れ歯の製作に通っていた歯科医院では、何かの拍子に髭が歯医者の手にあたり「邪魔だなぁ」と邪険に指摘されたことがある。
この爪と髭、カメの体の一部ではあるのだが、髭は間もなく「公」の存在にするつもりだ。来年1月に期限切れとなるパスポートの更新である。で、浅見短慮ながら、一句浮かんだ。ご披露させて頂いてから、手続きに出かけることにする。

パスポート 髭面に変え あと10年

2015/04/29

◎何するのも億劫、気付けば世はGW

にしても、何をするのも億劫で、心身ともにダラーンと弛緩したまま、気が付けば世は早やGWとか、テレビのニュースを見ていると何とも慌しいのだが、その気はカメの酢だった脳はスルーしていき、ただ只管、マウスを握りしめバラ動画のダウンロードに勤しみつつ、単純なカードゲーム「スパイダソリティア」に耽っていて、それはそれでいいのだが、なんせこのブログの更新が途絶えて久しく、気になって仕方がない。実は、毎日の日記メモは記帳しているので、その日の見出し10日分をアッブしてお茶を濁させていただく。

04/28☆「ルーツ」第4夜終了、初回見逃しが悔やまれるヨ・・・
04/27☆何処か、出かけるのが億劫になっている・・・疲れ?
04/26☆区長、区議選、馬鹿馬鹿し過ぎて積極的に棄権・・・
04/25★★★やっぱり思い立ったら、即実行なんだよなぁ・・・
04/24☆夕方、やむなく惣菜買いに自転車で出かけた・・・
04/23☆自転車でBOOK-OFF川崎港町店へ六郷橋越え、些か疲れた
04/22☆サイコロステーキキムチもやし炒めがなかなか旨かった
04/21☆深夜、やはり気になり「ルーツ第3夜 自由への賭け」視聴
04/20☆久々に西部邁ゼミ・ピケティ騒ぎの後始末1~3まとめて視聴
04/19☆ぼんやり、バラ動画のDLしながらテレビも眺めて・・・

2015/04/17

◎御宿でリゾートマンションまた内見

にしても、ひょっとしたら今年初になるのか、記憶は定かではないが、昨16日、俗世間の風に半日以上も触れ続けた結果だろう、今朝起きたら両足のふくらはぎがパンパンに張っていた。
実は、先日、気紛れにリゾートマンションの出物を検索したら、またまた、二年ほど前に内見した御宿のマンションの別の部屋がアップされていて、160万円。またかなのだが、こりゃ見てみるかと連絡し、天気を見ながら内見日を何度か順延していたのだ。
で、Netで路線を検索したら、京急で行って、品川で総武線に乗り換え、千葉で外房線に乗り換えるコースが示されたが、乗り換え時間がいずれも6分しかない。不案内な駅での乗り換えは辛い。前回は千葉駅の構内でちょっと迷い、乗り遅れてしまった。よく調べてみたら品川から千葉に行くルートはいっぱいあって驚かされた。でも、総武線から外房線のコースが一番「簡単」「早い」「安い」。でも、乗り換え時間が6分では不安だ。先見短慮のカメが思いついた解決策は品川に20分ほど早くついて総武線に乗れば、千葉駅でもゆっくり乗り換えができると・・・。なるほど、その通りだった。
160万円の物件はやはりサッシの具合が悪い上、エアコンとか風呂釜も交換するハメになりそうで、いくら掛かるか。こりゃアカンと早々に諦め、2階上の250万円の物件も見せてもらったが、こちらはリニューアルしての売りとかで、なるほど、なるほどなのだが・・・。参考までにもう一件、町外れに立地する物件を見せてもらったら、こちらは220万円で完全リニューアル済で魅力的なのだが、駅歩20分がネックになる。等など物件の選び方は目が肥えた。
あとは、近くのクアハウスで黒湯に浸かり、割烹寿司店で刺身の盛り合わせと生ビール、それに握り(上)を食って、再び外房線に乗って帰ってきたのでした。

2015/04/06

◎凄速! 時の流れに身を任せ・・・

にしても、サクラはまだかいなと心待ちにしたのもつかの間、気がつけば、ポカポカ陽気の昼下がり、上野公園まで出向いて恒例の花見に浮かれ、宇奈ととで特上うな重を頬張り、アメ横をフラフラ、で、気がつけば、はや4月・・・、凄速とでも言うのか、目にも留まらぬ時の流れに身を任せて、フワフワ、フラフラ、軽い酔い心地、夢遊病者か、脳に霞がかかったようで、ユラユラ揺れるのも心地よい。妄想の中を彷徨い、幻惑の中を漂っているのか。
ただ、ただ、時の流れに、それもエライ猛スピードで過ぎ行く時に、ただもう呆れ、取り残されたまま、呆然と佇むしかない。何か、もう10年以上前のことも、まるで昨日のことのように、或いは一昨日のようにも感じられ、昨日は一昨日かとなっても、そこに何ら不都合は生じない。過ぎ去りし日々は、かように瞬時のことであって、時間軸では測れなくなっている。そして、今日もいつなのか、定かではない・・・なんて、近頃、呼吸している、生きている確かな実感がない。終日ぼんやり過ごすことが多い。集中しなければと思っても、集中しない。集中しようとしない。どちらかというと、集中したくない。漠然とした状態、混迷の真っただ中で目を回しているのが居心地がいい。
そんな環境を作り出したのは、どうやらこの2月にゲットしたChromebookのようだ。面白がって弄っているうちに、大好きなテレビ番組のダウンロードが簡単にできるとわかり、コレクターの血が騒いだのだ。放映直後のテレビ番組の録画がアップされるサイトもいくつもあって何とも頼もしい。普段見ていない番組や深夜番組なども手当たり次第、それも2本同時にダウンロードしてみたり、といって、同時に視聴するでもなく、後で再生することもなく、コレクターの達成感に充足しつつ、ただテレビをぼんやり眺めていたり、Diaryを埋めていたり、ただ、何となくだが、あれよあれよという間に時は流れる。そんな軽くソフトな快感が持続するのがいい。ウフッ。

2015/03/23

◎浅学非才に浅見短慮が絡めば・・・

にしても、久々にカメの新しい箴言が誕生したので、恥ずかしげもなくご披露いたします。
浅学非才に浅見短慮が絡めば妄想が湧く・・・。
そう、ご察しの通り、浅学非才も浅見短慮も言わずと知れたカメのこと。なかでも、浅学非才はとうに知られていて、浅見短慮は先日露見したもので、それはその時点でご報告させていただきました。そして、それらが絡みあった時、時空は乱れ、カメは妄想にまみれ、混迷の世を遊弋していたというわけで、その経緯を振り返ってみます。
☆暮れに録画した「イヴ・サンローラン」を視聴・・・
まずは昨年末、NHKBSで放映されたプレミアムシネマ「イヴ・サンローラン」を録画したのが始まり。年が明けた成人の日あたりだったか、その録画を視聴したものの、途中で寝てしまい、でも、そのドキュメンタリーの手法に惹き込まれていて、翌日改めて最初から見直し、こんな人生もあるんだと、ドキュメンタリー好きのカメは少なからず感動したものです。
作品の解説によると、1957年に21歳でクリスチャン・ディオールの後継者に抜てきされ、2002年に世界中のファンに惜しまれながら引退するまで、創造に愛を捧げ続けたイヴ・サンローラン。公私にわたるパートナーとして、彼を50年間支え続けたピエール・ベルジェを語り手に、サンローランの輝かしい業績とその裏での苦悩や意外な素顔など、貴重な映像や写真と共にひも解いていく、とあります。
☆Yahoo「映画」の「レビュー」を読んで、時空が乱れる・・・
浅学非才のカメでも、イヴ・サンローランの名前だけは聞いたことがあっても、それだけ。ブランドとは元々無縁だし、ましてその業績とか人と成りに至っては、チンプンカンプン。多分、華やかなファツション界で活躍してきたデザイナーだけに、多くの資料映像や写真、作品が残されているから、それらの「コピペ」でこれほどの作品を仕上げてしまったのだろうと感服しつつ、この感動を共有したくなってYahoo「映画」にアクセスし「レビュー」を読んで目眩が始まり、時空は乱れ、立ちくらみ状態に陥り、混迷状態に陥ってしまったのです。なぜか・・・。
実は、そのレビューの内容の殆どが「ゲイ」を話題にしていて、代表的なのが「他の方のレビューにもあるように、ゲイというより、二人の愛、魂の話です」といった調子。俄かには信じられないゲイの話。あのドキュメンタリー映画のどこがゲイなのか。カメには全然感じられませんでした。カメは一体、何を見ていたのか。脳細胞が、グツグツ煮立っている感じでした。何が、どれが、現実なのか。
☆目に映る映像は全て事実であると信じ込む・・・
カメの脳は一気に中学生の時代に遡っていました。同級生と近所の映画館で西部劇を見た後、「煙草を吸う時のAB(俳優名)のムセ方が上手かったよなぁ」との感想を聞いて度肝を抜かれたのです。カメは、映画はいつも本物の世界だと思っていましたし、嘘とか、虚構とかは考えたこともありません。映画は見たまま、事実を映しているものだと思っていただけに、同級生の感想は衝撃でした。とはいえ、その後も、カメは映画が虚構であるとは確信が持てず、時に二本立て、三本立ての映画を見る際、同じ俳優が出てくると「なぜ」「どうして」と不思議でなりませんでした。そんな感性のまま成人し、事実と虚構をきちんと分別することなく、何となく曖昧なままにして過ごしてきましたし、もっといえば、目に映る映像は、全て事実であると信じ込んでいました。
☆イヴ・サンローランの映画は2本あった・・・
イヴ・サンローランのドキュメンタリー映画では、何と皆さんでゲイを共通の話題にしています。ところが、カメの目では認識できていない。ゲイに対する偏見なのか、拒否反応なのか、嫌悪感なのか、そんな妄想に囚われて、立ち眩み状態が続いていたら、直後にNHKのBSプレミアムアーカイブスで、「イヴ・サンローランの革命」というタイトルのドキュメンタリー(2009年放送、NHK制作)が再放送されたのです。その中では「ゲイ」の件もあり、何と、ゲスト解説のピーコが昨年秋からイヴ・サンローランの新しい映画が上映されていると紹介していました。
何たること、慌てて検索してみたら、確かにありました。それはイヴ・サンローランの伝記ドラマで、公私共に生涯のパートナーであるピエール・ベルジェの視点で振り返るサンローランの物語は、既にドキュメンタリー映画「イヴ・サンローラン」があり、この映画もまたベルジェが大事に守っているイヴ・サンローランのストーリーのリプライズ。ドキュメンタリーはサンローランを亡くし、彼の集めた美術品をオークションに出した後、呆然とするベルジェのアップで終わりましたが、劇映画である今回は、その時点から彼がイヴ・サンローランとの出会いから別れを振り返る構成になっている、とのこと。
2010年のドキュメンタリー映画と昨 2014年公開の劇映画の2本あったわけで、浅見短慮のカメは10年の映画を鑑賞して、Yahoo映画サイトでは昨14年の映画についてのレビューを読んで勝手に混乱、妄想の世界を気侭に遊弋していたというわけで、ほんと、一時は「もしや・・・」と憂えたものです。ウフッ。

2015/03/12

◎NET新時代、動画コレクターは面白い

にしても、このところ右肩凝りというか、突き刺されるような痛みが酷い。今朝の起床時など、二転三倒ほど、すんなりと体を起こせない。電動マッサージ、肩凝り薬、タイで購入した塗り薬まで擦り込んでみても好転しない。参ったよなぁ、このままでは、パソコンができなくなるじゃないかと腹立たしい思いに駆られて、ようやくその因果関係に思い至った。そう、マウスをクリックし過ぎなのだ。この寒さ、ほぼ終日部屋に引きこもって、パソコン画面とのにらめっこが続いている。先頃ゲットしたgoogle chromebookが当りでNET新時代の到来を体感して、面白くてしょうがない。朝から就寝時までパソコンを抱え込んで、新たにわかったことは、パソコンではアレとコレをやりたいと目的を明確にすることが何よりと気付かされたのだ。
で、いまや、動画コレクターに変貌している。ダウンロードのソフトが使いやすくなっていて、大助かりだ。adultはマイパソコンに既にどっさり、とても全てを視聴できるわけもなく、ただ闇雲に溜め込んで、死ぬまで不自由しないだろうと独り悦に入っている。その上、最近ハマっているのが、TVのバラエティ動画のサイトで、放映後のアップが実に早く、コンテンツも驚くほど充実している。HDDに録画して、同じ時間帯の他の番組も後でパソコンでDLできるから、忙しい。何時もは見ない番組まで、ついDLしてしまうことも。もちろん、それらを 全て視聴しているわけもない。それどころか、再放送の多いBSドキュメンタリーなどは、同じ番組を二度、三度、録画しているケースにも気がつかされるのだが・・・。そんなことは気にしていない。コレクターのコレクターたる所以で、コレクターってやつ、ひたすら量を追い求める、やっぱり浅見短慮や、なぁ。

2015/03/02

◎凋落CXの象徴?「ニュースな晩餐会」

にしても昨、日曜夜のゴールデンタイム、もう10数年ぶりになるか、何とも珍しく番組表を見て大いに惹かれてCXにチャンネルを合わせ、途中でウツラウツラしたり、コックリしても大丈夫なように録画をセットしてのライブ視聴と、万全の体制で臨んだのだが、こりゃ酷かった、まさに凋落CXの象徴? 情けなくも腹立たしく、録画したHDDを直後に削除したヨ。それは、19:58 からの「ニュースな晩餐会」。サブタイトルに【借金・横領・自殺願望・・・ギャンブル依存10名が激白! 転落人生】とあって、なおかつ美輪明宏が主宰するとあれば、それなりに期待が膨らんでも無理は無いだろう。その上、内容について▽教師・元警官・主婦まで・・・536万人!ギャンブル依存症大国ニッポン! 脳が快楽を記憶・・・ストレスからの現実逃避・・・なぜやめられないのか!? 借金・横領・自殺願望・・・ギャンブル依存症者10名が激白! 転落人生と再生・・・そして借金肩代わりする家族の苦悩、とまで。
番組が始まって、冒頭に美輪明宏が一人で登場して挨拶したものの、それっきり、ヤ。あとは、ギャンブル依存の輩がいずれも顔を墨で消した姿で登場、それが教師だったり、元警官だったり、主婦だったりという設定でその症状を説明するのだが、ホンマかいな、ソウかいな・・・で面白くもなんともない。こんな内容で番組が成立していると思う神経が不可解だ。酷い。話にならない。こんな作りじゃ、ヤラセとか、仕込みとか、何でもありじゃないか。実は、それができないんでこんな仕上がりになってしまいました・・・って、開き直っているとしか思えない。酷過ぎだね。これじゃ視聴率は取れないよなぁ。同じようなテーマでTBSなら、顔に墨を塗らずに、顔ダシOKのかつてのヒーロー或いはヒロインを探し出してくるだろうなぁ。CXは過去の栄光に未だに胡座をかいたままで、要は何も考えていない、考えることを放棄してる、ね。病根は深い、ヨ。東京MXの方がまだましなんじゃないか、なんて、まっ、これも、浅見短慮といえばいえるか・・・。


2015/02/22

◎浅見短慮このまま逝きたい・・・

にしても、先夜、BSテレビの歴史ものに出ていた上智大の渡部昇一がいった「浅見短慮」なる言葉を初めて耳にして浅学菲才を恥じ入るとともに、「こりゃ、ワイのこっちゃ」といたく気に入り・・・、となると、出来るだけ早く使ってみたくなった次第・・・。
ほんとに、最近、そんな浅見短慮な体験がやたら増えているのだ。それも、勘違いとか、早とちりとか、思い込みというより、もはや妄想といった方がいいような・・・。
ちょっと春めいたかと思わせた昨日、午前中に平和島にあるスーバに出かけた際、隣にあるドンキーに寄ったら、店外のワゴンセールで菓子類の安売り、値札を見ると「10円」まであり、その箱にはいかにもの高級チョコ「贅沢ラムレーズン」とあったもんで、ほんとに10円かよと半信半疑ながら、迷わず2袋と50円のミントを2箱づつかごに入れ、ついでに薬コーナーを見たら、赤札が目に入って胃薬をかごに追加して総計1270余円。レシートをチェックすることもなく帰宅、チョコを試食してみたら、やっぱりラムレーズンは旨い、大人の味だ。「ほんとに、これ10円かよ」と珍しく興奮。夕方になっても、それは収まらず、何としても10円チョコがもっと欲しくて、ついにはもう一度自転車のペダルを踏んでドンキーに向かい、改めて赤札を見たら、な、なんと「200円」じゃないか。「10円」の箱にはクッキーのような袋菓子。何たること、や。まっ、そうだろうなぁ、あれほどのラムレーズンだから、とあっさり納得。渋々、2袋だけ買って帰った次第。
このところ、そういえば消費税がアップしてからか、スーバーでかごに商品を入れてレジに行き、トータルの金額を示されて「えっ!!!」と驚くことが多い。暗算ができるわけでもなく、浅見短慮に任せてのショッピングだ、帰宅してレシートを見ても文字は小さく、さて、はてと首を捻ることも増えてるよなぁ。このまま浅見短慮で逝ければいいのだが・・・。

2015/02/18

◎中村うさぎ「5時に夢中」降板理由は

にしても、井戸端会議ってやつ、遠目に眺めるのは面白く、楽しめる。外道にはとんと無縁なのだが、確か5、6年前からだったか、例のフジテレビの逸見アナのご子息がMCを務めている頃から平日の夕方5時はMXテレビで生放送 されている情報バラエティ番組「5時に夢中!」を視聴するのが日課になっていて、そのぶっちゃけトークや下ネタを眺めては苦笑いしていたのだが、先頃、小耳に挟んだというか、横目に入ってきたというか、水曜日のコメンテーター、作家・中村うさぎの降板をめぐって、きな臭い匂いが漂ってきて・・・。
陽気も陽気で、寒い上に雨じゃあねぇ、Netと向き合っているしかなく、で、ひょいと5時夢に関連する検索ワードを入力してみたら、2chやら、当事者のブログ、ツイッターとか、あるわ、あるわ、Netの井戸端会議沸騰中といったところ。まともに論評するほどの話でもないので斜め読みしていたら、そんなユーザーを対象にしたような「まとめサイト」に出会って、なぁーるほど、なるほどと、合点がいった次第だが、そんな手間暇かかるだろうサイトまで作成してくれる御仁がいるとは、ねぇ、何ともありがたいこと、よなぁ。それによると・・・。

中村うさぎ「5時に夢中」降板理由は美保純とのケンカ!

とんでもない差別発言をしていた!?

【現在・整形前後比較画像/動画あり】

2ch「また顔変わった」「病気で入院の時に終わった人」

・・・だって、さ。

2015/02/16

◎活字の方が一次情報として価値ある

にしても、近頃、テレビなどを見ていて、ふっと疎外感みたいなものを感じることが増えた。外道に足を踏み入れてはや10数年、世事に疎くなって当然といえば当然なのだろうが、テレビのワイドショーやお笑い番組などをパソコンしながら視聴して、真正面から見る気はない。右から左にながら視聴して時の流れだけを肌で感じて、これまでさして疑問なども感じていなかったのだが、最近、聞いたこともない固有名詞がやたら増え、見たこともない顔が登場していて、面食らうのだ。
毎日、日常生活のあれこれを日記に記しているが、もはや、あれこれというほどのことはない。寝て、起きて、歯を磨いて、テレビをつけて、飯食って、糞して、洗濯して、銭湯に行って、スーパーで買い物して、パソコンをいじったり、カード・ゲームに耽ったり、料理したり・・・と、おっと、あとGがあったかと、そんなもんだから、日記の内容は必然的にテレビの番組表がメインとなる。そう、一日のテレビ視聴予定表だ。毎朝、その日のテレビ番組表をチェックしながら日記帳にコピペ、時に午前中いっぱいかかることもある。
今朝はYahooニュースで「錦織が大会V3 世界15位を圧倒」の見出しに惹かれて本文まで読み、つられて「PL学園 受験生わずか28人」「元テニス選手 杉山愛さん妊娠」「森三中・大島美幸が妊娠」まで読んでしまった。読んで改めて気がついたのだが、こりゃテレビ井戸端会議や、同時に、どうやらアナログ人間にはテレビよりやはり活字のほうが一次情報として価値があるし、中身が脳に染み入ってくると思った。

2015/02/05

◎新OSに惹かれChromebook ゲット

にしても、またノートパソコンを買ってしまった。何と5台目・・・、好きよなぁと、呆れるしかないのだが、ニューマシーンはやはりいい、掌で触れているだけてワクワクするし、気持ちいい。ウフッ。
ちなみに、所有状況はノートパソコン2台(いずれもWindows8.1、11.6インチ)とタブレット2台(いずれもAndroid、7インチと10インチ)。
今回購入したのは、Googleが新たに開発したChrome OSを搭載したコンパクトノートパソコン(11.6インチ)で、昨年初めに米で法人、学校限定で発売し、日本で個人向けは12月からASUS、 日本エイサー、デルの3メーカーが発売を始めていた。売りは「早い」「安い」で、ずっと関心を持って眺めていたのだが、年が明けて誕生日が間近に迫ってくるにつけ、誕生日という言い訳とは関係なくモチベーションが上がり、あれこれ比較検討した結果、DELLに直接発注して先月末にやっとゲットした。
パソコンはタブレットとWindows8の登場で新しいクラウドの世界に突入、昨年は散々振り回されてしまったが、その体験があるだけにChrome OSはなかなかいい。とりあえず、前触れ通り、起動が早い。蓋を開くと同時にログイン画面が現れる。そこにパスワードを入力すると、Google Chromeが立ち上がり、これだけで、大満足だ。既定のブラウザは、かなり前から Google Chrome に設定していたから、その辺の抵抗感はなく、幾つかのアプリにはこれまでと同様アクセスできたし、うふっ、まぁ、これからあれこれトライしていかなきゃならないが、それも楽しみだ。急がず、焦らず・・・。

2015/01/24

◎年毎に 目にも染み入る 放屁臭

にしても、気がつけば誕生日、そう、72歳の年男、といって、特別な感慨もなし、寝て起きて、飯食って、糞して、テレビをチラチラ見ながらパソコンをいじって、また、寝て起きての繰り返し、なんて、ちょっと振り返ってみても、あれよあれよで、こんな年まで、よくぞ、生き長らえているわけで・・・ねぇ。カメ本人が驚いているし、俄かには信じられない。こんな暮らしがいつまで続くのか。現在のカメの個人データをチェックしてみれば、ワンルームとはいえ、雨露凌げる場所を確保できていて、細やかな年金をいただけるのは大成功の口ではないか。そうでなければ、多分、ホームレスは必至、寒さに弱いカメのこと、古稀は超えられなかったろう。
いまさら脳の劣化は止めようもないが、50歳以降一度も受診していない健康診断のお蔭もあって病気知らず、医者いらず。とはいえ、10年ほど前には近所の銭湯で突然倒れ、 救急車で運ばれクモ膜下出血の大手術を受けるも意識不明とあって何の記憶もなし、後遺症もなし。ベッドの上でカメはさて、はてだった。ただ一つ、その痕跡が残ったのが、1カ月の入院での禁煙だろう。退院しても、不思議なことに喫煙欲求は湧いてこないのだ。40年超のヘビースモーカーのカメはその時死んでしまったのかもしれない。
誕生日を知らせてきたのは唯一、例のFacebookから。で、あれこれ思いを巡らせてみて浮かんできたのが、「やり残したこと・・・息を止める」か、だ。
おっと、あと一つ、つい先日戯れに詠んだこの一句・・・。

年毎に 目にも染み入る 放屁臭

2015/01/19

◎ 久々のデリヘルはやはり桃源郷だった

にしても、何年振りになるのか、久々のデリヘルはやはり桃源郷だった。ウフッ。
デリヘルにもいろいろあるが、昨秋にNetで見つけたHPによると「男が悶える。回春性感マッサージ」と、まさにズバリ的中。何度も行こうとしたのだが、大義が見つからないうえ、生来のケチとか優柔不断がたたって、ずるずると年が明けてしまったというわけで、となれば、今度は大義が目の前に迫ってくる。何せ、年男で、72歳の誕生日、や。これなら、何ら問題はない。念入りに姫選びをしていたら、いた、いた、いたよ。「とにかく殿方の気持ちいい時の反応が大好物なので大袈裟なくらい喘いだり、ヒーヒー悶えたりしていただけると大感激です!」 ってメッセージが HPにアップされていて・・・。
気怠い日曜日の昼前、何となくHPを開いてみたら、その姫は出勤していて「15:45以降のご案内可能}とあったもんでねぇ、とりあえず電話してみたら話がトントン進んで、かくあいなった次第。あれこれ考えずに流れに身を任せる方がいいようだ。
京急の駅前で恋人同士のように落ち合って、そのまま腕をからめてドキドキワクワク感を報告しながら、2、3分歩いて、ラブホイン。後は、ほぼ想定通りの展開で、ウフッ、うん、逝く、逝く、あぁー、逝ったぁー、って。
初お目見えの姫、ラブホを出たところで「終了」のTELをしたら、すでに白い車が待っていてそのまま車に乗って、次の”戦場”へ向かったのでした。

2015/01/06

◎「生きてるだけで、もう死にそう」と小椋佳

にしても、今年は年男だというのに、特に気負いもなければ、胸の高鳴りもない。まっ、当然といえば、当然か。古稀を超しちゃってんだもんねぇ。いまさら、新たな感慨もないもんだ、よ。
でも、新春のテレビの番組表を見ていたら、さすがNHKスペシャル、 「ネクストワールド」「私たちの未来」全5回とあれば、そそられてもいいか。初回(3日)と2回目(4日)は録画をセットして意気込んで視聴したのだが・・・。
30年後の2045年の世界像を描こうとしているようなのだが、人工知能の発達とか、医療テクノロジーの進化なんて懇切丁寧に説明されても耳には入ってこず、両日とも、あっという間にウトウトスヤスヤ。で、もちろん、録画を見る気にもならないわけで・・・。
やっぱり、振り返る方が性に合ってるよ。以前も触れたが、TBS系の『爆報!THEフライデー』(金曜19:00)を始めとしてドキュメンタリーは、特にNHKを中心に人物ものや歴史ものを録画しつつ視聴している。ほかに、インタビューとか伝記か。いずれも、視聴する際は、エピソードの時期とカメの年齢を照合して、その当時のカメの姿を想起しようとしているのだが、劣化甚だしい脳にはあまり期待できないのだが・・・。
正月の再放送で観た「ザ・インタビュー」の中で、丸1年後輩で、昨秋に生前葬コンサートを開催した小椋佳が最後にしゃべった一言、「生きてるだけで、もう死にそう」が胸に響いた、よ。