2015/07/05

◎サービスは価格より内容重視か

にしても、この10年ほど、:ケチな暮らしに徹していると思う。例えば食事、外食はほとんどしない。自室での一人食事の献立はスーパーの総菜売り場で赤札の貼ってある惣菜で決まることが多い。アルコールは寝酒の薬用養命酒とたまの発泡酒缶か。外出はしないし、出かけても自転車の範囲だ。もともとケチだったのか。振り返ってみれば、この10年といわず、20年、いや30年、ブランドものとは無縁に過ごしてきたし、ひょっとしたら生まれつきの吝嗇なんじゃないかとも思う。とはいえ、これまで、さほどケチを意識しないで過ごしてこられたのはラッキーだったのだろう。ところがこのほど、サービスとその内容を深く考えさせられる案件が発生した。インターネットだ。これまで、サービスなんてものは兎に角安ければいいと思っていたし、そうしてきた。Netショッピングでは価格.comの結果を最優先したし、ディスカウンターは大好きで、よくのぞいている。それで外れた、しまったと後悔した記憶はない。
それが、これまで加入していた地区ケーブル会社が別の大手の会社に吸収されて、支払い方法などが変更され、このほどそのお知らせが届いたのだ。その時、ちょうどタブレットがNetにつながらなくなっていて・・・。ホームページを見てからサポートセンターに電話してみた。1時間あまり話したか、結局、端末の不具合ということで納得した。その際、カメのNet環境が「2M」であることを知らされた。5年ほど前だったか、発足したばかりのケーブル会社で固定電話とセットで一番安いコースを選び、そのまま継承されていたわけだ。
ホームページを見て、あまりのことに愕然とした。新会社では「160M」(動画・音楽・ゲームを楽しむのに最適)、「40M」(重いデータのやりとりもストレスフリー)、「12M」(情報検索やブログの更新がメインの方に)、「1M」(メールの使用など、シンプルなご利用の方に)と4つのコースを用意していたのだ。常日頃、パソコンのスピードは遅い遅いと思いながらも、まぁ、安いんだからと諦めていたのだが、改めてこうしたメニューを見せられると、浅学菲才に地団駄踏むよ、なぁ。「安けりゃ良い」の人生訓が瞬時に吹っ飛んだ。
そういえば、近頃目にする立ち食いステーキ店など一度入ってみようか迷っていたのだが、そういうことだったのだ。座ってゆったりした雰囲気でナイフを使うのもサービスに含まれるというわけで、やはりその選択はまさに生き様そのものだろう。特に、Netの世界は日進月歩、その世界を満喫するためにはある程度の出費は覚悟しなければならないだろう。
で、ホームページから契約変更の依頼をしたのだが、直ぐ返信が来て、申し込みが殺到していて暫く時間がかかると・・・。ここまで書いていたら、通信会社から電話が入って(申し込みから9日目)、即答したら、それでOKって。モデムの電源をOFFにして5秒後、再度ONにすれば切り替わるとのこと。何とも簡単・・・。
劇的な変化とまでは言えないが、確かにスピードアップして、妙なストレスからは解放されそうだ。同時に、ちょっとだけだが、富裕層の気分を味わった。

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