2009/07/27

◎荒れる天気も、虹の出現で和んだ・・・


にしても、今夏はお天気が安定せず、出るに出られず部屋に籠もってパソコンと向き合っていることが多いが、今日27日は、午前中の快晴から昼過ぎの強雨、そして夕方の虹と、何とも目まぐるしく変化、部屋籠もりで正解だったのだが、夕方ちょっと明るくなったベランダで慌ててシャッターを切った写真をご覧に入れている次第・・・。
写真の出来映えはご容赦いただくとして、先々週から戻り梅雨に見舞われ、鬱々として過ごし、もっぱらHDDに録画した映画鑑賞に耽って、本欄の更新も疎かになっていたが、この間、朝方ちょっと日差しがのぞくと、それだけでウキウキしいていたものの、昼からはパラパラっときて、いや、はや、という日が多かった。それほどお天道様のご機嫌は、人の心を揺さぶる強烈なパワーを持つ。さて、明日はどうだろう。自転車で遠出したいのだが・・・。

2009/07/25

◎無知蒙昧のカメでも「約束の旅路」には感動・・・


にしても、久々に映画らしい映画というか、素晴らしい感動巨編、スケールの大きい叙事詩を堪能させてもらった。2005年にフランスで製作された「約束の旅路」(ラデュ・ミヘイレアニュ監督)。エチオピアのユダヤ人をイスラエルに移送するという1984年の「モーセ作戦」の史実から生まれた叙事詩であり普遍的な人間愛のドラマだ。生き延びるため、名前を変えユダヤ人と偽り、ひとりイスラエルに脱出した9歳の少年。別れた母とアフリカへの思い、肌の色や宗教による壁、偽りの自分。愛情豊かな義父母に育てられながらも、揺らぐアイデンティティの中で少年は育っていき、やがて医師を志し・・・といったストーリーで、原題は「行け、生きろ、生まれ変われ」。
実は、23日深夜、NHK-BSの衛星映画劇場で放映され、HDD録画 をセットして、ライブで視聴していたのだが、後半でダウン。で、昨夜、録画で続きを見るつもりで、早送りしようとしたが、やはり、いい映画は違う。早送りさせないパワーが強く、結局、最初からじっくり鑑賞して、内容もよく理解でき、深い感動に耽った。
特に、ラストシーンは最高!!! 見事としかいいようがない。少年が成長して国境なき医師団の一員としてアフリカの大地を踏み、そこで母と再会するのだが、そのズームバックした美しい画面には、参った。やられた、と思った。
と、いいつつも、ユダヤ、イスラエル、エチオピア・・・等々、タブーにつながるキーワードがゴロゴロでてきて、カメはまたまた無知蒙昧を思い知らされることとなった。この作戦が展開された1984年といえば、昭和59年・・・、といえばカメ41歳、新聞記者の名刺をまだ持っていて、それでも、モサドのこれほどの大作戦を露ほども知らずにノー天気に過ごしていたわけで、何とも情けない。一体何をしていたんだろう ? よくぞ、いままで生きてこられたもんヤ。いや、はや、いや、はや、ヤ・・・。

2009/07/17

◎小気味よし、もう一度みたい映画「チャンス」


にしても、予備知識がないまま見始めてしまったが、いろんな意味で、なかなか面白かった。カメ好みの話で、その展開が巧妙で感心、いい映画だった。「さらば冬のかもめ」のハル・アシュビー監督が、政治やマスコミなどに対する諷刺を暗に散りばめ、ふとしたことから大統領にまで祭り上げられる男の姿をコミカルに描いた「チャンス」(1979年製作)。
根幹にあるのは、自然の摂理で、これは、どう転んでも真実だから変わりようがないし、あらゆる面に通じる。庭師の目は真実そのものだから、共感できる箴言が多い。
あと、大統領のブランド力の強さは強大だし、愚かなマスメディアはそれに翻弄されてしまう様も描いていて、小気味よし。驚いた。それほど本がしっかりしている。
シャーリーマクレーンら芸達者な役者も揃えて、ちょっとした佳品になっている。珍しく、もう一度見てみたい、リピートしたいと思った。

2009/07/16

◎オバマ大統領は本当にオーラを発しているのか?


にしても、黒人大統領が登場して、アメリカも変わったなと思うと同時に、本当にこれがアメリカなのかなという疑念も時に湧いてくる。
この感情は、大統領選当時から抱いていた。オバマ優勢が伝えられる中、でも、やっぱり、ギリギリ最後の選択となれば生理的な嫌悪感が出てきて、オバマ惜敗だろうと予想していたのだ。でも、そんな情感はカメの思い過ごしだったのかとしぶしぶ反省していたが、全て納得していたわけではない。
カメの個人的な見解では、オバマ大統領に代わってからのアメリカに力強さは全く感じられなくなった。話し合いの姿勢はいい、でも何をしたいのか、見えてこない。力の裏付けがない話し合いなて、国連の議長声明ていどの代物だ。ならず者にとっては、痛くも痒くもない。カメの中ではアメリカの存在感が薄れた。弱腰にも見える。特に、北朝鮮には足元を見られ、揺さぶられているように見える。金融危機という、どでかいハンデを背負ってのスタートだけに、かなり割り引いてみなければいけないのかもしれないが・・・。何とも頼りないリーダーシップと感じていた。

14日、米・セントルイスで開かれた第80回オールスター戦でオバマ大統領(47)が始球式を務めるのをBSテレビでライブ視聴したが、いまいち盛り上がらないパフォーマンスに、感動もなかった。
テレビ、新聞報道によれば、試合開始約1時間前に、大統領が両軍のクラブハウスを表敬訪問。イチローの目の前で直接ボールにサイン、珍しく恐縮するイチローの姿が全米に中継された、という。
「オバマ大統領がすごかった。プレーより、どうしてもそっちの方が大きくなってしまいました」とイチローは振り返った。オバマ大統領と初めて対面し、前日の段階では「What’s up(元気か い)とでも言っておこうかな」と冗談を飛ばしていたが、実際に面と向かうと、それどころではなかった。「Nice to meet you,Sir(お会 いできて光栄です、閣下)」と最上級の敬語であいさつした。「What’s upなんて、とてもとてもそんな雰囲気ではなかったです。Sir(サー)なんて使ったのは生涯初めてですよ」とイチロー。大統領は、イチローの「大ファンなんだ」と明かし、「どうして外野からホームベースまでレーザービームが投げられるんだい?」と聞いた。イチローは「柔軟な筋肉があるからです」と答えたという。オバマ大統領は「とても印象的な男だった」と後で感想を漏らしている。
さしもの天才打者も「驚きました。僕のことを知っていただいてることが感動でした。当たり前ですけど、雰囲気に圧倒されました」と背筋を伸ばしっぱなし。「こういう感じは久しぶり。別にあこがれていたわけではなかったんですが、魅力的な人、じゃなく、魅力的な方でした」とイチロー。
直に接したイチローはオバマ大統領のオーラに取り込まれたようだが、液晶画面で見る限り、そうしたオーラは少しも伝わってこないのだが・・・。

2009/07/14

◎7選目指す「都議会のドン」も26歳に苦杯・・・


にしても、情けないことに、日本人はいつから、こんなに簡単に、安易に時流に流されてしまうようになってしまったのか。川の流れに身を任せているカメの目から見ていても、こんなことで、日本は大丈夫かな、と危惧すると同時に、かねてより唱えている日本崩壊がより加速しているような気がしてきた。
これ、千葉市や横須賀市で30歳代の首長が誕生して、いささか呆れていたのだが、今回の東京都議選の結果を見て、呆然とした。単なる世代交代、若ければいいということより、2大政党というより、政治への離反が進んでいるということだろう。
というのも、横須賀市長選ではオール与党で再選を目指す現職(64) との接戦を制し、前市議の吉田雄人氏(33)が初当選。政治の、選挙の常識は完全に覆ったと感じるとともに、自民でもない、民主でもない、政治の、政治家の魅力もなくなっていると思った。
都議選で、それが顕著に現れたのが、千代田区(定数1)だ。ここでは、7選を目指す大ベテランで、都議会自民党幹事長や議長も歴任した「都議会のドン」と呼ばれ、毎回のように「ダブルスコア」で勝利してきた現職、自民都連幹事長の内田茂さん(70)が一蹴すると見られた、IT企業に勤務するサラリーマンで、告示9日前に出馬表明した民主新人の栗下善行氏(26) に苦杯を嘗めたのだ。 内田さんは連日閣僚の応援を受け、「民主党は政治をなめている。26歳の青年は政治の勉強をしていない。なめられた」ともっともな“栗下批判”も展開したが、もはや正論も廃れていた。日本崩壊も間近のようだ。

2009/07/12

◎自転車で川崎、一気に世界が広がった・・・


にしても、外道カメの世界が一気に広がった感じで、ちょっと驚いた。久々の晴れ間がのぞいた昨11日の土曜日、思い立って自転車で「川崎」を目指した。Netの路線検索で5.3km、ま、これなら、と正午過ぎにスタートした。道順は迷うこともない、国道15号(京浜1号)沿いに走って、六郷土手から多摩川を渡れば、そこは川崎で、ビッグカメラがあり、丁度なくなったプリンターのインクを買おうと、一つ用事をつくっておいた。
12:05出発→12:12京急蒲田・羽田線踏切→12:21雑色駅入り口→12:29六郷土手→12:43砂子→12:52女体神社前→13:35ビッグカメラと、ほぼ30分。予想外に早いし、疲れていない。一本道だからか、12kmの二子玉川まで走ったときよりずっと楽だ。
ビッグカメラでインクを買った後は、あまりうろうろしないで再び自転車に乗って、駅前の商店街をふらふらしながら、 牛すき鍋膳の幟につられてランチ。帰途は、多摩川を渡った後、もっと蒲田寄りの道路を選びながら、京急蒲田駅前にある昔ながらの喫茶店でコーヒーを飲みながら休憩。ここまでくれば、這ってでも帰れる・・・。でも、さすがに、ちとお疲れ。だが、なかなかいいコース、や。これまで川崎といえば、かなり遠くをイメージして、出かけるときは京急に乗っていたのだが、意外と近場だったのに、ちょっと驚いた。何か、世界が広がった感じで嬉しくなった。たかが、こんなことで、ねえ・・・。
これが、車だと、もっとなのだろうが、それでは金がかかり過ぎだし、自転車というのがミソ、それも26inのシティサイクル、これで遠出というのが、やはり清々しい。この日の湿度は46%で、日差しも弱く、快適なサイクリングを楽しめた。これって、PCと向き合う、座りっぱなしとは全然異質の時間で、帰ってから、右肩痛、右腰痛をはっきり認識した。これまでは、ただ、何となく、ぼんやりとしていたのだが・・・。(カット画像は、夢見るひきこもり☆から)

2009/07/11

◎NHK契約拒否訴訟、もつれて欲しかったのに・・・


にしても、NHKの受信契約拒否訴訟はもっとゴタゴタもつれて欲しかったのに、何とも呆気ない幕切れにガックリした。
これ、昭和25年の放送法施行以来、契約拒否者に対する初めての民事提訴だった。かねてから、契約拒否をして、それを公言する輩もいて、放送法を読んでみると、それも可能かなと思わす文言にNHKはなぜ提訴しないのか、怪訝に思っていたのだ。特に、パソコンでテレビの視聴が可能になってからは「テレビ受像機」の定義、実態も変わってきているというのに、いまさら提訴とは、時流に馴染まないし、どうしたのかと、興味津々だったのだが・・・。
本訴訟は、NHKが埼玉県内のホテル経営会社に対し、契約の締結と受信料約142万円の支払いを求める訴えを先月23日、さいたま地裁に起こしたもの。 NHKの推計では、未契約者は全国で約1107万件。一方、契約済みの不払い者に対しては436件の申し立てを実施し、うち334件はすでに支払ったか、支払いの意思を示しているそうだ。
「受信料の公平負担」はわかるが、それならそれなりの罰則を加えるなどの法改正が必要なのに、それをしようとしないNHKの体質をいいことに、インタフォン越しに「テレビはありません」一点張りのマンション暮らしのカメは、これまで受信料を払ったことはない・・・なんて、いいながらNHKを、特に「衛星」はよく視聴している。ウフッ、フッ。

2009/07/08

◎「傷だらけの栄光」を観て久々に知的興奮?


にしても、久々に映画らしい映画を見た。昨年亡くなったポール・ニューマンの初主演作で、ロバート・ワイズ 監督の「傷だらけの栄光」。 1956年製作といえば、カメ13歳、中学1年生といったところで、映画館で観た記憶はないが、タイトルは脳裏にずっと刻み込まれ、観た気にもなっていたのだが・・・。
昨深夜、BS11が妙な時間帯(24:40~)で放映、例によってカメは途中でダウンしかねないから、HDDに録画をセットしながら、ライブで視聴し始めたのだが、いや、さすが、凄い。
映画にグイグイ引き込まれていくのがわかった。これが、まさに映画、映画のテンポなんだよなぁ、と感心しつつ、リアルタイムで最後まで見てしまった。
実在したイタリア系のボクサー「ロッキー・グラシアーノ」。その自叙伝を原作に、彼の挫折を繰り返した日々から栄光をつかむ日までを描いている。P・ニューマンの名演、ルッテンバーグの白黒画面、ワイズ監督のテンポのいい演出と、どれをとっても一級品・・・との評も、納得、納得、だ。
青い目のポール・ニューマンが、またいい。これが、まさに映画だったんだよなぁ、と改めて思う。モノクロで、これだけ楽しませるのは、やはり話がしっかりしているから。時代背景といい、アメリカンドリーム、躍動する汗くさい人間ドラマがリアルに伝わってくる。郷愁だけでなく、やはりドラマ作りの面白さを、堪能させてもらった。
で、カメは久々に映画に興奮したのか、はたまた知的興奮?高揚感ってやつに浸って、ウイスキーの水割りを飲みながらも、目が冴えて、そのままBS11の爆笑問題の教養番組?「爆問学問」なんて番組まで見てしまって、寝つけない。ま、強いて寝ることもないのだが・・・。ウフッ。

2009/07/07

◎いや,はや,笑うしかない,日航の年金583万円 ・・・


にしても、いまさらどうしょうもないし、いつまで続くかわからないけれど、年金格差をこれほど具体的にあからさまに見せ付けられるとは思わなかった。日航の年金が583万円という話・・・、経営再建問題で、年金の支給額がモデルケースで年583万円と、年300万円台半ばとされる大企業の平均支給額を大幅に上回っていることが明らかになったのだ。日航は企業年金の減額を前提に、政府保証80%の日本政策投資銀行の金融危機対応融資を受けることが決まっている。ただ、減額後の試算さえ年433万円で、高コスト体質が改めて浮き彫りになった、というもの。
内部資料によると、勤続42年のモデルケース(1965年、18歳入社、60歳退職)で、65歳以降の年金支給額は基礎年金と厚生年金、企業年金 を合わせて月48万6000円、年583万2000円。減額後も最高月36万1000円、年433万2000円が支給される見通しだという。
いや、はや、である。笑うしかない。で、企業年金の減額にOBが猛反発しているそうだ。*ダイヤモンド・オンライン6月29日(月) 配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090629-00000001-diamond-bus_all

タイの年金ビザを取得(月額15万円超)出来ないカメの年金は、多分、生活保護受給額をも下回りかねない。
ちょっとNetで生活保護額を調べてみたら、保護基準は食費、被服費、光熱費などの日常生活費をまかなう生活扶助が基本で、3人世帯の場合、最も高い東京23区や大阪市で月16万7170円、最も低い市町村で月13万680円になる。このほか、必要に応じて医療、住宅、教育などの扶助が加わる。また、生活扶助を受けているときは、地方税の固定資産税・都市計画税・個人の住民税・個人の事業税などの税金について減免される。保護水準は、都道府県ごとの平均値(月額)を、週5日、1日8時間の時給に換算した数値。
生活保護世帯は2005年以降、3年連続で100万世帯を突破し、2007年度に初めて110万世帯を超えた。昨年12月には生活保護受給者は160万人を突破した。背景には1人暮らしの高齢者の増加や障害者・傷病者の高齢化、景気の悪化があるという。
と、まあ、そんなわけで、カメは年金格差の谷底で山頂を仰ぎ見ることもなく、ヌクヌク、ゴロゴロ、コリコリ、シコシコ、安心して、ひたすら掻き捲くっているわけ、ヤ。ウフッ・・・
快楽こそ人生、さぁ、みなさん、ご一緒に楽しみ・・・、逝きましょう!!!

2009/07/05

◎パソコンに振り回されっぱなしで少し疲れたヨ


にしても、今年はもう半分終わって、早くも後半入りしたというのに、カメはパソコンに振り回されっぱなしだ。
まずは、最近、デスクトップもノートもちょっと重くなっているのにイラついて、買ったもののほとんど使っていないハンディタイプのHD(320GB)を探し出して、このところダウンロードで増え続けているエロ動画とエロ画像を全て移したら、ちょっと時間はかかったが、なるほど、それだけでPCは随分軽くなった気がした。
で、バンコク行きには欠かせないノートパソコンFMV(XP)。時々は使っていないとと使っているが、先月あたりから起動時に「仮想メモリ最小値が低すぎます」とか、「アプリケーションを正しく初期化できませんでした」といったメッセージが頻繁に表示されるようになって、気にしながらも、面倒臭く、原因を探らないで一切無視していたら、MSのセキュリティソフトを自動でバージョンアップした翌日の2日朝、起動しようとしたら直ぐにフリーズ・・・。いや、参った・・・。IEにも接続できず。富士通サービスアシスタントは現れても真っ暗で機能せず・・・やはり、こりゃPCの初期化やむなしか、と覚悟を決め、ディスクも用意して、それでも、もう少し修復に努力しようと、いまはカメの主力機種になっているacerのデスクトップ(Vista)を起動して「仮想メモリ」と「アプリケーションエラー」についてNetで検索したら、いや、はや、有難いことに沢山あって、その修復、解決方法を久々にプリントアウトして、FMVに戻ってトライしてみたら、何と仮想メモリを変更しただけで、起動時にいくつも飛び出してきたアプリケーションエラーといった不具合が全て消えていた。
まぁ、まぁ、かっ・・・、終日、座りっぱなしでFMVと首っ引きで、くたびれた、ヨ。あの「初期化」も覚悟したというのに、結果は、何とも簡単に解決してしまった。
続いて、4日の朝は、パソコンを起動させたものの何故かインターネットにつながらない。パソコンで一番困るのがコレだ。どこでどうなっているかが皆目見当がつかなくて、どうしても自分の不手際、自分の機器の不具合を想定してしまう。そのカメの頭で考えられるあれこれを全てチェックしても回復しない。ケーブルモデムのランプが点灯していないから、これはCATVに電話するしかないなと、受話器を握ってみるが、発信音が鳴らない。取説を開いてあれこれ少し触ってみるが、回復の兆しはなし。やはり、電話機のケーブルモデムもパワーのみ点灯 して、他のランプは消えている。ここで、やっとケーブルの不具合とおぼろげながら認識、テレビのスイッチを入れたら、 地デジは受信できません、だ。でも、不思議なことにBSは受信できた。これが、ほぼ正午ごろ、だ。残された唯一の通信手段の携帯電話でCATVの番号を発信するが、テープの声で「お掛け直しください」だ。
参ったものの、幸い? WOWOW フリーデーとあって、ちょうど放映していた映画「トリプルX」を途中から見ているうちに、ウトウト昼寝。目覚めたら午後2時30分ごろ。ケーブルモデムのランプは点灯していて、何のことはない、全ては復旧していた。
CATVの説明では、この日朝、近くで他のケーブルテレビの工事中に作業員が誤って当マンションのケーブルを切断してしまったという何とも締まらない話。ライフラインをCATV一本のままでいいのか、ちょっと頭を抱えた。

2009/06/29

◎「その気」って奴は、何とも厄介だ・・・


にしても、前項の「立ち眩み」には明快な因果関係があり、その原因部分をレポートするつもりだったのに、実は結果が先になってしまった次第で、カメはいささか困惑するとともに、いま、身を捩るほどの恥ずかしさに見舞われている。
ただ、「立ち眩み」 で体験した倒れる寸前のフゥーッ・・・とした感触は、なかなか爽快で、文字通り目も眩むような快感だった。もっとも、蘇生するかどうかが問題なわけで、どうやらそこは神の領域に入るのかもしれない。それに、倒れ方によっては頭を強打するようなこともあるだろうし、カメの運の強さには、いまさらながら驚かされる。
実は、この1週間ほど、カメの淫ら肉は疼く候を迎えているというのに、ちょっとした異変が生じていた。特にNetサーフィンで、カメは聞いたこともなかったが、大層な人気の小向美奈子を探してみたり、動画の編集にトライしてみたり、刺激的な動画にも触れ、その間、かなりのお宝動画もゲットしても、淫ら肉の反応はやたら鈍かった。
で、蒲田に出向いた際、ここ何年ものぞいていない大型のDVD販売店に足を踏み入れたら、DVDはあまりの数の多さに辟易、出入り口に近い雑誌コーナーでパラパラ始めたら、いや、はや、凄い。DVDが付録の雑誌がやたら元気だ。種類といい、価格といい、千差万別・・・、あまりの多さに驚いた。とりあえず、3桁の価格の1冊を購入してみたが、実用に支障はなかった。
そこで、カメは気がついたことがある。このところ陽気が淫らなため、カメはそれにかまけて自らの強い意思である「その気」の醸成を疎かにしていたのだ。確かに、この歳だ、ほっておいても勝手に反応してくるほど若くはない。ちょっとした環境の変化でもいい、何かそこに強いその気がないと、淫ら肉とはいえ、なかなか始動しないのだ。
そんなこんなで、25日の夜、中4日で噴射。それも前日は途中で断念して二日がかりでやっと・・・といった按配。自発的な勃ちはもはや無理? で、中4日だからといって、体力というか、淫靡力は回復しない。じっとして、その気で待っていても、何も体に変化は起こらない、積極的にその気になって、積極的にあれこれ介護、刺激を加えてやらないと反応しなくなっている。
そして、27日の土曜日、昼前、中1日は承知の上で、発泡酒2缶を空けながら噴射。イカった、やはり、インターバルとかは関係なし。やっぱり、その気・・・が最強だし、そのモチベーション、ま、改めていうこともないが、そういうこと。一時は、かなり前途不明、暗いトンネルに入り込み、自信を失ったが、何だかんだで回復し、「その気」がキーワードに。助平がやはり長生きというか、健康の秘訣、や。
・・・と、まあ、そう書いて、ウキウキしながら、ニンニクパワーの補給にラーメン屋へ向かったのだが・・・。

2009/06/28

◎立ち眩み???  今度はラーメン屋で倒れる・・・


にしても、またまた三途の川の船着場に並んでいた。行列が長く、乗り切れずに戻ってきたのだが・・・。
昨27日正午前、近所にあるリニューアルオープンしたばかりの花月ラーメンで、新メニュー「ガーリックトマトラーメン」(780円)を旨くないよなぁと思いつつ、麺を啜っていたら、突然、両肩が押さえつけられるように、ちょっと凝りのように重くなったかと思うと、それがすっと引いていって、軽くなり、これは何なんだと・・・、それが2、3回繰り返され、何となく軽い嘔吐感に見舞われ、あれあれ、ヤバイと思い、もう、食うのはやめようと、デジタルメモ「ポメラ」 と野球帽を持って立ち上がり、外に出ようとしたら、そこで記憶が飛んだ。フゥーッて感じで気がついたら、入り口にある自販機前で顔は横向きに、うつ伏せに倒れていた。周りに人が集まって見下ろしていたが、手を振るようにしながら起き上がり、外に出たら、そこで、歩道につんのめるように倒れこみ・・・、人だかりがして・・・「救急車、呼びましょうか」という声がかかったが、「いや、いや、大丈夫です」といって立ち上がり、這うように、その店があるマンションの1F吹き抜けの自転車置き場の日陰にしゃがみ込んで、ぼんやりしていたら、徐々に落ち着いてきて・・・・、とりあえず、部屋に戻って、血圧を測ってみたら、93-56、いや、はや、参った。
で、Netで検索してみたら、どうやら、立ち眩み???  血圧が低い、貧血の人に起き易いそうだ。まさに、カメの体に該当するし、心不全や不整脈、心筋梗塞など心臓病も疑った方がいいようだ。
といいつつ、一夜明けて体調は完全に戻り、もう15年以上も健康診断を一切していないカメの自己診断によると、やはり、無理、無茶はイカンということ。前日は昼前、積極的なその気と発泡酒2缶を投入して、中1日で噴射・・・その直後に自転車でラーメン屋とくれば、ねぇ、ありそうな話だ。この診断、例によって後付けだが・・・、因果関係は明瞭だ。あぁ!!!

2009/06/22

◎「The Reader」は英語原版で一足早く機内観賞・・・


にしても、日本でいま公開されている映画をほぼ1カ月前に、何と字幕スーパーなしの英語原版で観賞していた。邦題 は「愛を読む人」となっているが、カメが見たのは「The Reader」と原題で、Yahooの映画欄でスチール写真を見て、これだよ、と独りごちた。
バンコクから東京へ帰るタイ国際航空機の中で、気紛れに選んだ映画だった。JALとかANAなら日本語吹き替えとか字幕スーパー付の映画を用意しているのだろうが、タイ航空では、日本語版は一切なしで、中国語スーパー付が何本かあり、時勢を感じさせられたのだが・・・。
機内の座席でイヤホンをつけ、小さいディスプレイと対面すると、集中力が増して、別世界に没入でき、言葉は分からないものの、映像だけで何となく分かることは分かる。若い高校生ぐらいの男の子が、アラフォー女の餌食になって・・・、その程度のことは伝わってきた。で、途中から法廷に画面が変わって、その女性が過去にナチスに関わっていたようなことが裁かれているようだったが、実際のところは判然とせず、それでも、この女優は気品が高く、フェロモンが漂っていて、映画のタイトルだけはメモして、東京に着いたら、DVDでも探してみようと楽しみにしていたのだ。
Net情報に接して、映画の荒筋は大きくは外れていなかったようで、カメは妙な自信を持つとともに、「愛を読む人」の 邦題にはちょっと違和感を持った。
原題のまま、「朗読者」の方が伝わってくるものが多いような気がしたのだが・・・。

2009/06/20

◎世田谷は華麗と豪華、大田は堅牢と質素・・・


にしても、自転車で12kmほど走った、その先に玉川高島屋の屋上広告塔を目にして、やっと目的地に着いたかと、何となくほっとした。二子玉川といえば、これまで玉川高島屋しか知らなかった。それが、何たること! 何とも大規模な駅前再開発が展開されていた。景気が冷え込んでいる中、こんな活気のある開発がまだあったんだ・・・。
完成予想図などを眺めると、目も眩むほどの未来都市。マンションの問い合わせ先まで書いてあるが、果たして部屋は全部埋まるのか、余計な心配までしてしまった。さすがに、これだけの大規模開発プロジェクトを目の辺りにすると、通りすがりでしかないカメまでちょっと興奮してくる。
再開発周りと、駅周辺の出来上がったショッピングエリアをちょっと一回りして、感じた。これが現代日本と日本人のコンセプトなのかと・・・、そうした品位、品格らしきものがプンプン臭ってくる。
完成予想図もそうだが、いま歩いている老若男女にも、特にベビーカーに子供を乗せたヤングママなどの空気、雰囲気が嫌だ、ねぇ。お高くとまっている、っていうか、それが板に付いていないっていうの・・・。カメにはとても住めないし、住みたいとは思わないよなぁ。まして、において、おや・・・っていうか、バンコクがやたら恋しくなってしまった。
多摩川沿いの土手を自転車で世田谷から大田に向けて走りながら、林立する高層マンションを見て、両区の微妙な差異が浮かんできた。カメのいつもの独断と偏見だが、世田谷のマンションは華麗と豪華、大田のマンションは堅牢と質素・・・、そんな言葉が当たっている気がした。

2009/06/19

◎自転車で12km走るのに1時間20分・・・


にしても、自転車で10kmなら、ちょろいと思っていたし、公言もしていたのだが、初めて実際にトライしてみたら、なるほど、なるほど、であった。
ひょんなことから、京急・大森町駅から東急・二子玉川駅まで自転車で行くことになって、本番に備えて、テスト走行に挑んでみたのだ。地図上で測ってみたら、約12km。道路の選択肢はやたら多い。で、ひとつ目印になるのが「鵜の木」駅だ。ここには法務局があって、かつて何度か自転車で出かけている。そこが、また、ちょうど真ん中あたりになる。
その程度の見当をつけて、出発した。15:38→15:56池上→16:04千鳥町駅→16:09久が原→16:15御嶽山。ここで、ちょっと首をひねった。鵜の木がない。こりゃ、東急池上線だ。 鵜の木がある多摩川線はもっと西だ。
で、ちょっと左に方向を変えたが、鵜の木は既に通り過ぎていて→16:22丸子橋→→16:58二子玉川駅。 
実は、自転車は好きだが、まともに10km超を走った記憶はない。10km走れば、今度は同じ距離を戻ってこなければならない、と小賢しいところがあって、となるとちょっと大変だよなぁと、敢えて決行しないでいた。12kmは確かにきつかった。所要時間は1時間20分。給水はゼロ、小休止は3回ほど、といって、時間記入のメモ程度。太股に違和感はあったが、肉体的にはその程度。いささか疲れたものの余力は残っていた。
どうやら行こうという意志が強かったようで、その意思だけで、走れたわけで、目安としていた鵜の木駅を通らずにこれたというのは評価できる、というか、それだけいいかげん、アバウトできてしまった、来れたということ・・・か。

2009/06/17

◎どつぼに嵌って、どっぴんしゃん・・・


にしても、 pensioner(年金受給者)にとって納税通知書ほど怖いものもないだろう。昨年1年間はアルバイトをしたカメは今春、きちんと確定申告をして、僅かばかりの不足分を納付して納得、安心していたのだが、先週、特別区民税、都民税の納税通知書、国民健康保険料納入通知書を受け取り、目の玉が飛び出すほどの金額に驚き、明日からどう暮らしていったらいいのか、体の震えが止まらなくなった。その金額は、合計すると、大雑把にいって、カメが年間に受け取る受給額のほぼ半分に達する。今年のカメは真っ裸で、年金以外の収入は全くないし、貯金はもう底が見えている上、生まれついての怠惰な性分は直らず、ほかに収入のアテはない。

これじゃ、受け取った年金の半分をまた巻き上げられるような構図だ。こりゃ、もう、息を止めるか、生活保護の申請をするしかないと覚悟を決め、とりあえず、Netの海に身を投じてみた。と、そこに、幾つも浮き輪が漂っていて、いやはや凄い、確定申告をした後で計算違いなど申告内容の間違いに気が付いた場合は 確定申告書の訂正ができるという。納める税金が多過ぎた場合や還付される税金が少な過ぎた場合は更正の請求、納める税金が少な過ぎた場合や還付される税金が多過ぎた場合には修正申告という手続があり、その更正の請求書はダウンロードできるのだ。
更正の請求なんて言葉は始めて見る言葉だ。提出した確定申告書の控えと手引きを取り出し、首っ引きで、じっくり集中してチェックしたら、実に単純なところで勘違いしていた。振り返ってみても、なぜこんなアホな誤認をしたのかはわからない。無理に推測すれば、昨年のアルバイトの収入があるので、何となく後ろめたさがあったのかもしれない。

で、更正の請求書には、請求をするに至った事情の詳細を説明する記入欄があり、こう記した。
第一表の所得金額について、公的年金等の雑所得とその他の雑所得を合計する際、公的年金等の収入金額をそのまま加算してしまうミスを犯してしまいました。
このほど、特別区民税、都民税の納税通知書、国民健康保険料納入通知書を受け取り、その高額な金額に驚いて、所得税の確定申告書を見直した結果、公的年金等の雑所得についての計算ミスの発見に至りました。

何とも、情けない話だが、カメにとっては命にも関わる話だ。月曜日に税務署に届けて、後は待ち・・・と覚悟していたら、昨夕、税務署から電話が入り、「更正の請求はOK」との連絡が入り、ひとまず安堵した。
収入ゼロのカメが、この請求書作成でいくら稼いだことになるのか、その結果が判明、確定するのは3ヵ月ぐらい後になるそうだ。

2009/06/11

◎この地球に、もはや次の世紀はない・・・


にしても、坂道を転がり落ちる日本の行く末は、見えている。どんな姿かといえば、坂道の途中で日本という国家は消えてなくなり、そこにはグローバルスタンダードのマニュアル社会が現れ、人間は限りなくコンビュータ化され、生命力は弱まっている。そんな中で、日本人の条件は唯一、デジタルメモ 帳pomeraを使いこなせること、とでも定義されているだろう。要は、日本語の読み書きができるかどうかだけが、日本人の判断基準になっている。これ、ほんの近未来、今世紀半ばの日本の姿で、ま、日本といわず、この地球にも、もはや次の世紀はないと思う。

このシナリオを前にして、勝手ながら、異論はほとんどないだろうと思う。問題は、そこで、転がりながら、どう動くか、だ。そこにその人の生きざまが出てくる。人それぞれの性格も相まって、ポジティブだったり、ネガティブだったり・・・。そのあたりの人間模様をのんびり野次馬してしまおうとしているのがカメだ。
というのも、ほとんどの人は、転がり落ちる日本に歯止めをかけようとしてあれこれ議論し、さまざまな施策を実施しようとする。それはそれでいい。ただ、そうした施策は転がるスピードを緩めるだけで、根元的な解決にはつながらないのだ。それを承知で、なおかつ前向きに取り組む人も多い。
NHKおスペでの提言など、何とも真面目で真っ当なのだが、カメはフムフムとほくそ笑んで見守るだけだ。
少子高齢化とか給与格差といった現象は高度な文明社会の証明であって、当たり前の結果、話で、何も是正する必要はない。市場主義経済と同様、成り行きに任せておけばいいと思う。
先進国ほど、弱者救済、人権といったアンタッチャブルのキーワードに振り回されて、ますます本音をいえない、いってはいけない空気が強くなっている。少子高齢化なんていう言葉は先進国だけの話、アフリカに目を転じただけで、そんな言葉は吹っ飛ぶ。
で、結局は、自らの首を真綿で絞めるような、カメに言わせればバカバカしいほどの愚策を次々に繰り出す羽目になっている。
最もわかりやすいのが環境問題だ。その取り組み姿勢は、まさに、その人の生きざまそのものといえる。
宇宙時間で見れば、100年間で気温が2℃上がるなんてことは、よくあることだそうだ。何も驚くこともないし、慌てることもない、成り行きに任せていればいいのだ。
地球上に君臨して傲岸不遜な人間と自然との共生なんて、幻想だし、そんなことを考えること自体、人間の驕りでしかない。でも、それを可能と信じて生きるのか、議論が好きなら・・・、そのために何をするか、徹底的に、気が済むまで議論すればいい。
いまの世の中は、結論が見えているのに、人権の名の下にその本質を見ようとしない、隠してしまうような事象が増えている。それらをどう見るか、で、どう動くか、その選択は、その人の生きざまそのもので、カメ如き他人がとやかく言えるものでもない。ま、命ある限り、人生、大いに楽しみましょう・・・といったところか。

2009/06/09

◎日本は滅亡の坂道を転がり続けるしかない




にしても、 NHKスペシャルは凄い、さすがNHK、珍しく、現場感覚を尊重して、現場の記者の直感に基づいて制作していた。「“35歳”を救え あすの日本 未来からの提言」、5日25時40分からの再放送をたまたま見て唸った。BSでアメリカ映画を観たあと、ちょっとぼんやりしていたら始まった。積極的に観ようと思っていたのではないが、どんどん引き込まれていった。そうなんだよなぁ、と相槌を打ちながら、背筋が寒くなった。
カメはすでに90年代半ば、そうパソコンのWindows95が登場したころ、それに初めて触れたカメはこれで日本という国はいずれ滅亡すると感じた。その後、各地の事件・事故、また、世相・風俗を見るにつけ、その思いは強くなっていった。それはカメの単なる印象や、雰囲気、ムードなどからの感じで、感覚的に日本は衰退期に入ったと認識していた。そして、宇宙に存在するあらゆるものは、誕生→成長→成熟→衰退→滅亡のシステムに組み込まれて、それを回避できないと、カメは衰退期に入った日本が坂道を転がり落ちていく姿を野次馬しようと決め込んでいたのだが・・・。

おスペは、そんなカメの曖昧模糊としたイメージを全て、データとエピソードで示していた。それも、団塊ジュニアである35歳の視点で、まさに的確に現状を浮き彫りにしていた。凄い労作で、示唆に富み、現状に関するレポートを見ているだけで、日本の明日はないと痛感、改めて、その深刻さ、症状の悪化に驚愕した。
そんな現実を前に、カメは最早処方箋はない、日本はこのまま滅亡の坂道を転がり続けていくしかないよなぁと、座して静観するのが最高、最善の道だと改めて認識した。
http://www.nhk.or.jp/asupro/koyou/koyou_01.html

2009/06/08

◎素人だからできた! 新発明「メモ帳」


にしても、ポメラは凄い、まさに情報家電の新たな発明品なのだが、不思議なことに新技術はゼロ、文具メーカーだからこそできた発明品といえる。電機メーカーのエンジニアにとっては、こんな製品を作ろうとは思うはずもないし・・・、エンジニアとして一つも新しい技術のない製品なんて、恥ずかしいだけだろう。
起動が早いのが何よりいいし、気に入っているのだが、なんのことはない、早い話が、どのパソコンにも昔から標準装備されている「メモ帳」だけを取り出した、いわば、初期のワープロ専用機だ。それは、素人でも、わかる。なぁんだ、という品だ。
かなり前から、起動の早いワープロ専用機は欲しかったのだが・・・。そんな単純明快なニーズがありながら、これまで見逃していた・・・というのも、紺屋の白ばかまってやつか。
文具屋のエンジニアの目が確かだったというところだろう。コンセプトはNASAのスペースシャトルと同じで、新技術なし、有り合わせを組み合わせた巨大プロジェクトとなるところだが、こめらは「メモ帳」だけの抽出に徹したところがいい。
携帯電話に見られるように、あんなこともこんなこともできると付加価値の追加競争をやめ、ニーズの冷静な分析によっては、新たな発明品にお目にかかれるかもしれない。

2009/06/06

◎欲しかった・・・電源オンですぐ書ける

にしても、別人になってしまったかのようなカメのバンコク話が終わって、ブログとはすっかりご無沙汰となってしまったが、カメの生まれつきの欲しがりと買いたがりの性分は、やっぱり健在だった。
帰国して間もなく、TVで「私にできるのは一つだけ」というCFが目について、気になった。そのCFは「文字を打つこと」「電源オンで、すぐ書ける」とメッセージが続いた。それだけで、カメの購買意欲に火が点いた。直ぐにでも反応したかったが、まだバンコクから帰ったばかりで、慌しくしていたから、暫くは自分で抑制していたのだが、気がついたら、やはりNetに「ポメラ」と入力していた。その、ポメラとは・・・。

デジタルメモ「ポメラ」は、手軽に持ち運べる文庫本サイズの本体に、折りたたみ式のキーボードと4インチの液晶画面を装備。キーボードを開けば、パソコンと同様のスムーズな文字入力が可能です。また、電源スイッチオンから約2秒で起動し、乾電池による長時間駆動(連続使用20時間)など、いつでもどこでも、メモ感覚で手軽に文章入力の出来る、これまでにない新概念のデジタル入力ツールです。メモした内容は、テキストデータ(.txt)としてパソコンに転送して編集加工できるので、文書作成を効率化させる画期的な新しい「メモ帳」としてご活用いただけます。

他に、開発裏話、ニュースリリース、使用レポート、ユーザービューから取扱説明書まで目を通し、昨年11月に発売して3ヵ月で初年度の販売目標である3万台を売り切ってしまったというのだから・・・、初物好きのカメにしては不覚も不覚、TVCMが流れてから気がつくとは出遅れもいいところ、なんて言い訳しながら、通販で最安値のところに発注していた。

2009/05/26

◎バンコク滞在費(25泊)は総額11万円余・・・


にしても、今回の訪泰予算を清算してみたら、やっぱり、ちょっと贅沢してしまったかな、という結果になった。
☆航空券(タイ国際航空 往復航空券 57,000円)&燃油サーチャージ&海外旅行傷害保険=84,660円
☆現地滞在費=11万2000円
内訳は、宿泊/住居費 計25泊 56,000円 47%
    食費         35,000円 29%
交通・通信 12,000円 10%
    (含・宅配船便2,316円 大森町⇔成田空港2,700円)
ざっと、以上。
これは、ちょっと贅沢してしまったかなと思うカメは、といって後悔したり、反省したりはしていない。なるほど、こんなものか、といった感じで、これはこれでいいじゃないか、マンペンライよ、だ。
ホテル代を含めた現地滞在費はどうにでもなりそうだし、もっと節約もできれば、贅沢も可能なようだ。
大きな課題は、航空券・・・、これが永遠の課題として残りそうだ。
あとは、1ヵ月以上のロングスティの可能性とその方策か。
今年中にそれらの課題にチャレンジしてみたい。

2009/05/22

◎ 三猿に「せざる」と「寝ざる」を加えて・・・


にしても、今回の訪泰でずっと気になりながらも未解決のまま持ち帰った「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿にもう一匹の猿が加わった四猿の木彫りお土産の由来が、Net検索の結果、ようやく何となくだが判明した。
本ブログにアップしたカメの心残りのメモには、四猿はまさにカメへの戒め、掻かざる、としたいところなのだろうが、どう考えても、タイ人の知恵ではなく日本人の思いつきのような気がする・・・など浅学菲才、浅薄な性根を不覚にも晒してしまったのだ。ま、その後、 掻かざるではなく「せざる」のよう、というところまでは辿り着いていたのだが・・・。
Netサーフィンによれば、三猿は日本語の語呂合わせから日本が発祥の地と思い込む人は多いが、実は三匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解もあり、実は「見ざる、聞かざる、言わざる」によく似た表現は古来世界各地にあり、同様の像も古くから存在、そして、それぞれの文化によって、意味するところは微妙に異なり、三猿の起源は未だ十分に解明されていないのだそうだ。
変わり三猿も多く、目耳口に手を添えて、それぞれ「よく見る」「よく聞く」「大声で言う」を表している三猿もあり、また、カメが気にしたもう一匹、下腹部、それもちょうど股間に両手をあてた猿、「せざる」を加えた四猿もしばしば登場している。四匹目のポーズは 文字通り、禁欲を表し仏教との関わりが深いと推察されている。
実は、更にもう一匹、五匹目の猿もいた。五匹のサルは「ごえん=ご縁」につながるとされ、 わりと昔から、有難がられていた様子で、「寝ざる」というそうだ。夜を徹して蟲を見張る庚申講のための猿というわけで、三猿に「せざる」と「寝ざる」を加えて、全部で五匹の猿、「五猿」が生まれたとも・・・。
で、この五匹目の猿、 寝ざるを書いてみると、 寝ざる → ネザル → ネ申 → 神・・・となって、ハレ、ホレ、ハレってわけ。

2009/05/21

◎気に入った!!!長期滞在のホテル暮らし・・・



にしても、今回の訪泰は、いい旅だった。旅行というより、旅がいいね。
びっくりした。こんなに楽しめるとは・・・。特に何もしなかったのに・・・。
充実感、達成感、それなりの緊張感も・・・。
こんなに旅がいいものだったとは・・・。
マレーシアホテルの存在が大きい。
長期滞在のホテル暮らしもいいね。それも、れっきとしたホテル・・・。
もちろん、初体験だが・・・。Netで検索してもヒットする。こう・・・。
ルンピニー・ボクシング・スタジアムの近くに位置するエコノミータイプのホテル。タイらしいリネンを使用した客室は明るい印象。こぢんまりとした屋外プー ルもそなえている。館内にある24時間営業のレストランでは、カジュアルな雰囲気の中でタイ料理が楽しめる・・・なんて。
何せ、ダブルベッドにエキストラベッドも置いてあって、まだ余裕があり、東京のワンルームマンションがやたら狭く、鬱陶しくなる。ま、それだけでも、心は早やバンコクへ飛んでいる。
ロングスティのホテル暮らしが気に入ったのかも・・・。
オープンにするのは、何となく憚られるが、旅行代理店を通じての1泊の料金は、
745BT。最新の為替ルートで円に換算すると、2,079.68円となった。ちなみに、
×30日だと、62,390円。
これって、バンコクのホテルで1ヵ月間の宿泊料金ということになる。最初から1ヵ月で契約すれば、多少は割引が期待できるかもしれない。
(・・・ながらで見ていた東京のTVの深夜番組で、1.3畳のNetカフェの家賃が1ヵ月5万8000円とか、紹介していたヨ)

2009/05/20

◎モーニングサービス、サイン、クーポン・・・


にしても、微笑みの国を去るにあたって、早朝のホテルフロントでチェックアウトの際、ちょっとしたトラブルを引き起こしてしまった。
本ブログで既に触れているホテルのモーニングサービスの件で、てっきりサインで処理済みと思っていた8日分1020BTを請求されたのだ。そんな、アホな・・・である。カメにしてみれば、モーニングサービスは宿泊代に含まれていると思っていた。でも、提示されたバウチャーには「room only」とあって・・・、
カメの思い込み、勘違いのキーワードは、モーニングサービス、サイン、インクルード、クーポンだった。

このホテルには、7日+9日の都合16日間泊まった。最初の一週間、モーニングサービスはその都度、キャッシュで処理していたが、滞在延長を決めた際、確か、旅行代理店から「モーニングサービスあり」と聞いた。そう告げられた、そんな気がして、実はこの点がいまも不確かだし、代理店に確認はしていない。
カメは滞在を延長した初日、何となく不安で、コーヒーハウスでモーニングサービスをオーダーする際、ウエイトレスにこれはモーニングサービスなのかどうか、聞いてみたのだが、話が噛み合わない。メニューにはモーニングサービスと記載されている。で、カウンターに問い合わせてみたら、Noクーポン(ということは、実は宿泊代に含まれていない)、サインOK・・・といわれて、勝手にカメは当ホテルでモーニングサービスにクーポンは使っていない、代わりにサインで済ませていると解釈、その気になっていた・・・というわけ。ここは、クーポンなんて野暮な券は使わずにサインで処理するのかと・・・ひとしきり感心していたものだ。
旅立ちの朝、フロントでトラぶっている際、クーポンは現実に存在していたし、それを見て、何となく納得した。何とも、とんでもない勘違い。怖いよなぁ。でも、カメは薄々それを感じていたきらいもあり、ATMで最後に2000BT引き出していた。やっぱり、ねぇ、や。

2009/05/19

◎ like another person well in Bangkok・・・


にしても、東京は雨、暗い、寒い・・・、鬱陶しい、沈痛、こんなところに人間住めるのかなぁと感じた。タイはバンコクから帰国した5月16日、午後3時過ぎ、成田空港から京成電車の上野行き特急に乗って直ぐ、そんなメモを認めた。
バンコクでノー天気に過ごしていると、何とも酷い場所に足を踏み入れてしまった感じがした。車窓から見る住宅、団地、マンションは画一的で、小奇麗にしてはいるが、ちまちまして、せせこましい印象が強い。
日本では、東京への一極集中が過度に進み過ぎていると思った。東京以外は街に非ずだ。バンコク市街はどこへ行っても、スクラップ&ビルドが混在、共存していて、そこにはかなりの規模の市場があり、それなりに賑わっている、何とも不可解、面白い街だ。東京という街で楽しく暮らすには、気が遠くなるほどの金が必要になる。金さえあれば・・・である。金の多寡によって、人生そのものまで影響を受けてしまう。金がないカメは、ひっそりと引き篭もっているしかない。その点、バンコクなら金のないカメでもあちこちウロウロできるのである。

昨日、バンコクで再会し先に帰国したA羅さまにメールで写真を送らせていただいたのだが、その文面は・・・、こんな風に翻訳されていた。
I came back to Tokyo in the evening of the day before yesterday.
It was cold, and Tokyo was depressed by a gentle rain darkly.
It is forward, and I feel like having acted positively like another person well in Bangkok. Was able to meet you; and ... In addition, I wanted to come back to Bangkok immediately.

2009/05/15

◎見ざる、言わざる、聞かざる・・・掻かざるって?


にしても、今回の訪泰で感じたこと、書き残したことをランダムに・・・メモ。
(バンコク発ラスト=UP)。

*タマゴが旨い。コクがある。久々に、タマゴが旨いと思った。目玉焼きのキミの色が濃い。プリンプリンしている。懐かしい味だ。

*床屋が増えているのだろう、実に多い。繁華街でもないのに、10mほど歩いただけで、3軒もあるところすらある。といって、お客の姿はめったに見かけない。そう、その数は、タイマッサージの店を上回るのではないか。男も女も、エステ、エステか。

*メタボについては、その撲滅を図る若句につられて、これまで、あれこれ幾つか試してみたが、訪泰に持参した正露丸が一番安くて効きそうな気がしてきた。要は、糞にして排出するだけのことだろう。

*見ざる、言わざる、聞かざる・・・にもうひとつのサルが加わっていた。4匹目のサルは両手を股間に当てている。大き目の木彫り像を見てみると、確かに隆としたブツがある。まさにカメへの戒め、掻かざる、としたいところなのだろうが、小型の像では、その点が判然としない、というより、細か過ぎてだろう、そこのところがはっきり刻んでいない。これって、どう考えても、タイ人の知恵ではなく、日本人の思いつきのような気がするのだが・・・。

◎昼も夜も歩いていたものだが・・・


にしても、体力が衰退しているからだろう、マレーシアホテルが大いに気に入って2週間余りの長逗留になってしまったが、モーニングサービス(ハムエッグダブル、トースト、オレンジジュース、ボトルコーヒー)付で1泊745BT(2,235円)は格安だと思う。他に幾つか、比較してみたが、移る気にならなかった。
このまま1ヵ月滞在したとして、745BT×30日=22,350BT(67,050円)。ま、この金額をどう見、どう感じるかでしょうが・・・。
カメの目論見ではサービスアパートメントなら、月額の家賃は5~6000BT(1万5000~1万8000円)で探せると見ているし、その候補は既に2~3ヵ所、下見もしてきた。課題は、契約方法などで、3カ月以上とか、1年以上とか、保証金の有無、その金額などのほか、光熱費関係など、結構細かい話になってくるのだが・・・。

もう、バッグパッカーは続けられない。とても無理と自覚した。バッグを背負って当てもなくウロウロするのは、しんど過ぎる。確か、3年前まではOKだったのだが、このところ体力の消耗が甚だしい。特に、バンコクに限らず、東京でも階段を上るのは辛い。エレベーター、エスカレーターを探してしまう。
それに、今回の訪泰では、夜、出歩いていない。胸躍る、ネオン瞬く盛り場へ出動していない。だからか、今回のバンコク徒然記は落ち着いていると友人から指摘されてしまった。かつては、例のゴーゴーバー巡りなど、成果はなくとも、その雰囲気に酔っていたのだが・・・。
いまや、9:00過ぎにはベッドインの準備が出来ている。ほとんど連日、昼間は各地の市場をのぞいて回り、その歩きでかなり疲れているのだ。かつては、昼も夜も歩いていたものだが・・・。

2009/05/14

◎タイ料理の極致はセブンの手中に・・・


にしても、さすがセブンイレブンと感心させられたのが、チンでOKのタイ料理の品揃えだ。最初は、何だコレ?と見ていたが、それを注文するお客が何人かいて、釣られて買ってみたが、コレが結構旨いし、外れがないとあって、ちょっと気に入っている。
量が少なそうに見えたが、実は、そんなことはない。例のコンビニ弁当と一緒で、見た目以上にボリュームはある。やはり、良く研究している。価格だって、屋台で食べるのと変らない設定だ。何せ、セブンはどこにでもあるし、手軽だし、安い。何か、タイ料理の極致はセブンにゲットされてしまったようだ。
カメは、このところ、そのセブンのタイ料理にこっていて、もう一品、ソーセージとか、餃子とか、選ぶようにしている。それに350mlの缶ビールを1本追加しても100BT(300円)には届かないのだ。何とも、嬉しい。
そこで気がついたのが、タイ料理って種類が多そうだが、分類してみると、さほど多くはなく、シンプルなような気がする。そもそも、微妙な味わいなんてものはないし、辛い、苦い、甘い、酸っぱいの4つが基本で、実は、どんな料理でも、結果的に味はほとんどが似てきてしまうようだ。
特に、香辛料などは素材のまま、ほとんどは一切加工しないで素のまま使っているし、口にしている。多分、そうした創意工夫は面倒臭いのだと思う。つまり、そうした工夫の必要性を感じないし、一つの料理で辛い、苦い、甘い、酸っぱいの4つを一度に味わってしまおうという魂胆のようだ。
例えばラーメンでいえば、仕上がってきたラーメンにその4つを適当に振り掛けて食べている。何度か、カメは真似してみたが、なるほど、意外なことに味は混ざっていない。辛い、苦い、甘い、酸っぱいのそれぞれの味が、しっかりと残っていた。なるほどなぁ、なのである。

2009/05/13

◎タイ語学習に留学ビザを狙ってみたが・・・


にしても、タイへのロングステイ・ビザとなれば、結婚が最も手軽かとも思っていたが、そうは問屋が卸さないっていうのが実態でして・・・、ト、ホホ。ま、まだまだこれから先の話でもあるし、急いてはコトを仕損じるし・・・。じっくり構えて、時の流れに任せるつもりだが、もう一つ、有望な選択肢に留学ビザの取得があった。
熱心に宣伝しているそのバンコク校を尋ねて聞いてみると、留学コースは8ヵ月間でグループ学習、5月と10月に開講予定で、今年度の5月分はすでにスタート、次は10月開講に合わせて申し込んで欲しいとのことで、入学金と授業料などに約20万円必要だという。
講師はタイ人、月~金の毎日、午前か午後の3時間、みっちりだそうだ。年老いたカメにはちょっと続けられない、というより、到底無理・・・と思った。
毎日3時間と聞いただけで、頭がクラクラしてきた。そんなの、カメにできるわけがない。グループ学習って、一人でも落ちこぼれがでると、他の方々に迷惑が及ぶんだよなぁ。
ついでに、同校の宣伝に謳っていたサービスアパートメントの斡旋についても聞いてみたら、「斡旋料6,000BTかかります」に、「1カ月分ですね」とカメが即座に対応したら、不審そうな表情になって、それ以上話は進展なし。ま、2~3万BTの家賃を払う生徒さん達だろうからなぁ、って。不覚といえば不覚で、かみあわせが悪過ぎた。
ま、カメは気ままに、独学、独習に励むべし・・・といったところか。教材は、あれもこれも、捨てるほど、いっぱい持っているんだし・・・。

2009/05/12

◎「外道貴族」の称号剥奪、破門の憂き目に・・・


にしても、今回の訪泰もあと1週間もなく週末の土曜日には帰国の途に着かなければならないとあって、急にもっと長居は出来ないかと考えるようになった。いずれにしろ、あっという間に時間は経つ。一つのルールに則っている以上、例外は認められない。そんなことは解かっているけれど・・・なのだ。ロングステイ可能なビザが欲しい・・・。
心残りといいたいところだが、今回、カメは大好きなMPにはまだ行っていない。何ということ!なのだが、いまのところ、そんな気にならない。歳のせいかとも思わないでもないが、決してそんなことはない。幕の内弁当持参でバンコクに来た訳ではない、カメはいつも手ぶらだ。
タイでは人気の風俗情報のHPで「外道貴族」の称号まで頂いたというのに、こんな按配では、称号を剥奪され、破門の憂き目を見なければなるまい、と慄くカメだ。といって、まだ正式にそうした処分が出されたわけでもない。カメなりにそうした処分を自らに下したいといったところだ。
体調不良というわけでもない。やはり、根がケチなのか。タイ語でケチはキーニィアオとかで、最も嫌われる男のタイプだそうだ。なるほどと、思い当たらないこともないが、性根は簡単には変えられないし、変えたつもりでも、恐ろしいことに直ぐまた本性は出てきてしまう。

2009/05/11

◎ちょっと贅沢に過ごしている? カメ・・・


にしても、今回の訪泰は当初の目的からちょっと外れ、チンタラのんびり、リラクゼーションが優先され、そんなに金を遣ったわけでもないが、どうやら、いささか贅沢になったきらいがある。
その最大の要素は、何といっても宿代だ。最初の1週間は1泊700BT(朝食付)で過ごし、まあまあの住環境に満足していて、その後は600BT~500BTぐらいまでは体験するつもりだったのだが・・・。一度、宿無しの危機に見舞われ(既述)てからは、その1泊600BTのマンションの部屋がトラウマになって、高級志向が首をもたげてしまったというか、中流、そこそこ意識にどっぷり浸かって、チャレンジ精神を欠くことになってしまい、その後は一泊1,000BTのシティー ホテルに2泊したあとは一泊745BTの古いホテルに1週間滞在、居心地が良くて、そのまま帰国までの9日間もそこに泊ることにしたのだ。
なんせ、重いバッグを引き摺りながら移動するのが辛く、面倒臭くなっている。といって、一泊745BTが高いかといえば、高いし、その内容を吟味すれば、安いといえば、安い。1カ月30日として2万2350だから、日本での家賃感覚でいえば、圧倒的に安いのだ。
その上、最初は知らなくて損していたのだが、745BTはモーニングサービス代込みの値段だ。コーヒーハウスでトースト、ハムエッグ、コーヒー(ボトル)、オレンジジュースで115BTだ。コーヒーはたっぷり飲み応えがあり、卵は目玉焼きだし、カメは気に入っていて最初の1週間のうち5日はキャッシュで支払っていたのだから、何たる迂闊、無知は損する・・・を象徴する話で、いささか腹立たしくはあるのだが・・・。カメの結論は、ホテルと名のつくところで、これ以上の安値はないだろうということ。
で、ちょっと贅沢をしながら、東京でゲットしていたサービスアパートメントを探しに地下鉄に乗ったら、確かにありました。Daily 700BT/Monthly 5.500BT。なかなかいい建物で、ちょっと驚かされた。あとは、Monthlyの契約内容(3カ月以上とか、光熱費、通信費などの負担)がどうなるのか、という話だ。
そのマンションを出て、外を眺めたら、同じような規模のアパートメントがあり、そこでも話を聞いてみたら、最初のところより、割安だった。
東京でゲットできるNet情報も豊富できめ細かくなってきてはいるが、やはり汗と足で稼ぐ情報も捨て置けない。

2009/05/10

◎輪廻転生? カメはバンコクで息吹き返す?


にしても、バンコクの電車(BTSとMRT)で座席に座って揺られていると、向かい側に座っている人が顔見知りに見えることが多い。もちろん、男女は問わず、先輩だったり、同輩だったり、後輩だったり、或いは先輩の弟だったり、お笑い芸人だったり、かつての同僚だったり、アレアレっという感じで、時に「久しぶり」とか、「どうしてこんなところにいるの?」などと声をかけてしまいそうになることもある。
これが、なるほど輪廻転生か、と思えなくもないが、カメはれっきとした無神論者だ。そんなはずはないのだが、このところ、似た顔を見かけることが増えているのは、やはり、歳の所為かとも思ったりするが、元々、日本人もタイ人も乱暴にいってしまえば、起源はほぼ同じなのではないか。特に、タイの北部、チェンマイとかチェンライ辺りの出身の女性は色白で清楚、日本人と見間違う。それほど、似ている。日本人でも同様にタイ人に瓜二つというタイプも多い。
なんて思いつつ、実は、カメはカメで、東京では既に死んでいるのに、他の人々はそれに気付かず、ただ歩いているだけのカメに非ずして、カメはひょっとするとバンコクで復活、再生していたりして・・・なんて、輪廻転生もそれなりに面白い。

2009/05/09

◎タイ語の日常会話が二つ、三つ通じた・・・


にしても、ここ数日、タイ語の日常会話が二つ、三つ、何となく通じるようになって、何とも嬉しい。ちょっと信じられない思い・・・、ウフッ。
要は、タイ語を使おうとして、使ってみることか・・・。いままでは、そうは考えるものの、ちょっと怖気づいたり、恥ずかしがったりしていたようだ。そんなタマでもないのに・・・。
A羅さまと一緒に行動するようになって、カメはそれが自然に出来るようになったみたいだ。なんせ、A羅さまときたら日本語も含め7ヶ国語を操る。それが、カメの耳で聞いていても、怪しげなのだ。でも、A羅さまはそんなことには頓着せずに、疑問に思えば即座に声に、言葉に出して喋っては、相手を煙に巻いて、平然としている。その上、相手に通じていないと「クレイジー」と小声で切って捨てる。なるほど、なのである。
大規模な文具店をのぞいたとき、カメは若い男の店員に「ミー ナンスーカバー マイ?」と思い付きで声をかけたら通じていた、ね。ブックカバーはあるか、といった意味だが、店員は慌ててレジのところにいるベテランに説明して、ある場所を教わっていた、ヨ。ウッシッシ、だ。
不思議なことに、BTSと地下鉄の車内アナウンスで駅名がキチンと聞き取れるようになった。これは、いろんな意味で効果は大きいし、耳が少しタイ語に慣れてきた一つの証明だろう。それに、地下鉄の切符は自販機で買うのが普通だが、小銭がなく窓口に1000BT札を出して「Sutthisan」駅を「スティサーン」と2回繰り返して発音しただけで通じたのには、我ながら驚いたものだ。
それに、テレビに登場する女性の喋りだけを聴いていると、みんな黒柳徹子に聞こえてくる。
これまでは、それこそ誰でも知っている「サワッディー カップ(こんにちは)」と「コォープ クゥン カップ(ありがとう)」だけで、それもかなり意識して使っていたのに、である。
訪泰直後、ちょっと通った日本居酒屋で仲居の若い女性に「パイ キン カーオ マイ」と緊張して声をかけたのが嘘のようだ。直訳すれば「行く 食べる  ご飯 ?」だ。何とも、情がないよなぁ。で、その時は、約束した前日の夜になって、従姉妹が三人いて一緒に行ってもいいかと聞かれ、お断りしたものだ。
先ほどは、地下鉄の入り口のパイプに寄りかかって車を眺めていた、腕時計をした中年小父さんに「いま何時?」のつもりで「ギー モン アライ カップ」と声をかけたら不審な顔をされ、慌てたカメは腕時計を指差して事なきを得たのだが・・・。正解は「キー モーン」だけで良かったのだが、思い付きでも他人に声をかけられるようになったことは長足の進歩だと、自らを褒めてみた。
今度は、「トーンニィー キー モーン」と若い女性に声をかけてみるとするか。「いま何時?」の意味で、何のことはない・・・が。

2009/05/08

◎青臭くも、金、金、金の不思議・・・


にしても、金、金、金が全てを仕切る時代、タイに来てバーツに接すると、余計、金、金、金の不思議を感じてしまう。青臭くも、いまさらながら、金って一体何なのだ・・・。
例えば、タイの通貨、100BT(バーツ)はいま日本円で278.59円、ドルなら2.84$。その100BTあれば、バンコクではゲストハウスに1泊できる。ベッド一つだけの粗末で狭い部屋で、トイレとシャワーは共用、エアコンはなしだ。それでも、雨露は凌げる。日本、アメリカではとても無理な話だし、そんな環境の部屋は造っていない。それでも、日本では最近1000円程度で泊ることも出来るらしいが・・・。
こちらで、安いと思いつつ、使えないのがタクシーだ。初乗り35BT、約100円だから、少々乗っても、応えないのだが、これが習い性となっている。タクシーに乗ること自体がもったいない。それが身に染みてしまっている。
日本にいる時、100円ショップでその商品を眺めつつ、本当にコレが100円? と驚かされることが多い。どこでどうやって儲けているの? と聞いてみたくなることがある。でも、聞いても納得は出来ないだろうし、ならば自分でやってみようかという気にもならないだろう。
バンコクの街全てがカメにはそう見えてしまう。いわば、100円ショップの街というか、100BTの街だ。カメにとっては、何でも出来てしまう、そんな気にさせられてしまう街だ。日本では、100円玉1コ握り締めていてもビクビクオドオドだが、ここでは100BT札1枚握っていれば、ゲストハウスには泊れるし、飯もたっぷり食えてしまう。日本円がBT(バーツ)だと少なくとも3倍に、モノによっては10倍ぐらいの価値に使えてしまう。
そんな、カメの感じを確かめたくて、今回の訪泰にもなったのだが、その感じを端的にいうと、バンコクでは一月10万円あれば、飲んで食って、住める・・・なのだが。

2009/05/06

◎異国の空の下で、異邦人の男女が・・・


ご無沙汰いたしております。例のカメでございます。
いま、カメはタイのバンコクにいて、A羅さまとデート中なのでございます。
その席で、O璃さまの消息を聞かれ、「確か、C湖に・・・」と申し上げましたら、A羅さまは「メールしたけれど、返信がない」とのこと。
カメもO璃さまとはアレ以来、といわれても困惑の限りでしょうが、連絡を取っていないのでございます。
O璃さまがお元気でおられれば、或いは、環境に変化があれば、それはそれでちょっとだけでもお知らせいただければ、幸いでございます。

さて、A羅さまとのデートの話でございます。
A羅さまはI唖から帰国の途上、カメの滞在するバンコクに立ち寄られたのでございます。メールを交換しつつ、バンコクの中心街、BTSのNANA駅で落ち合うことにしたのでございます。
A羅さまは、カメの泊っているホテルまで訪ねてくるといっておりましたが、バンコクでは宿無しのカメでございます。何時までそこに逗留しているかは、何とも不確かなのでございます。で、カメはNANA駅を提案したのでございます。こんな風に・・・。

BTS SKYTRAINのNANA駅の名前は、地球規模でいってもピンポイントで解かります。バンコクではカオサンと同じくらい有名です。カオサンというと範囲が広くなりますが、NANA駅のホームなら2つしかないし、どちらにいても向こう側を見渡せます。多分、エベレストの山頂で会うのと同じくらい確かな場所ではないでしょうか・・・。

なんて・・・、その出来栄えにカメは心密かに快哉を上げたのでございます。
異国の空の下で、異邦人の男女がBTSのプラットホームで落ち合う・・・なんてロマンが現実のものとなったのでございます。初心なカメは大いなる幻夢に酔っていたのでございます。アァ、アァァァ、オォ、オォォォ・・・。

2009/05/04

◎マイペンライはマイペンライなのだろうが・・・





スクラップ&ビルドが混在しているバンコクの街を当てもなく、ただ闇雲に歩くと酷い目にあうことが多い。行けども、行けども・・・、その気で歩いていると、そこは突き当たりで、何とも情けないことに、また元の入り口に戻るしかないのだ。それが、バンコク特有の「ソイ」で、どデカイ路地だというのに袋小路が多いのだ。
どこも町の表情が似ているだけではない。貧と富がこれほど露骨な形で顕在化している街も珍しいのではないか。当の市民がそれをどう感じているのかは不明だが、傍から見ていると、それは余計な心配、余計なお世話のような気もする。マイペンライなのだろう。
何とも、マイペンライが全ての価値観の基準になっているような気がしてならない。カメなりに感じた格差にちょっとシャッターを切ったので、数点アップしてみる。まさに、余計なお世話だろうが・・・。

2009/05/03

◎高級タイ料理でAIDS予防とは・・・


にしても、タイ料理は、元々嫌いではなく、好きな方だったが、今回の訪泰でもっと好きになってきた。一言でいえば、食べ方がわかったというか、食べ方を会得したというか、ま、そんな持って回った言い方をする必要もないが、簡単なことだった。
ショッピングセンターのフードセンターや、勿論、屋台で食べる際、訳が解からないため、これまでは何となくコレとそれ・・・などとそれらしく注文していたのだが、いまいち不完全燃焼だった。
基本的には、指差し会話で、これとそれ、そして、あれ・・・と指で差して注文する方法に変わりはないのだが、今回、気がついたのは、周りに置いてある香辛料や調味料をあれもこれも迷わずかけてしまうこと。と、これがタイ料理という味になるから不思議だ。
素材も何もあったもんじゃない。この香辛料も素のままで、加工していない。口内には、その青臭さから苦さ、臭気、それに当然辛さ、それがやたら辛いので、ずっと噛み続けることになる。
はぁ、はぁ・・・って。火鍋のようなものを食べたときは、文字通り飛び上がるほどで、ミネラルウォーターを追加注文した。それどころか、辛さが一段楽したところで、入れ歯を少し緩めたら、またまた、激しい辛さが復活して往生した。

ま、それがタイ料理、それも大衆的な、と思っていたら、タイ料理にも高級店があった。BTSのNANA駅とASOK駅の間のソイを入ったところにあった「キャベッジズ&コンドームス」。情報誌の紹介によれば、コンドームによるAIDS予防を広めたい元保健相がキャンペーン用に開いたタイ料理店とのこと。
にしては、何より料理が高価な高級店で、AIDS騒ぎがあった往時の対応が何となく偲ばれる。
話の種にと、グリーンカレー&香りライス&水で300BT近い298BTは、噂にたがわず、やはり高かった。
でも、出口に、SORRY,WE HAVE NO MINTS PLEASE TAKE A CONDOM INSTEADとあったので、誰かのお土産にとニンマリ、パンフとともにいくつか頂いた。これで、お土産の心配はなくなった、と。

2009/05/02

◎縄蛇文字の所為?街の景色が似ている・・・


にしても、バンコクの街の景色はどこも似ている。どこへ行っても、変らない気がする。といって、カメはいつも「ここは何処? 私は誰?」状態なのだが・・・。

スクラップ&ビルドが混在していながら、新しい高層ビルと壊れかけた旧いビルの残骸に、絶妙のバランスを感じる。街造りの光と影が色濃く滲みながらも、「マイペンライ」とそれら全てをそっくり容認してしまうような懐の広さというか、鈍感さというか、或いは諦観といった方がいいのか、いずれにしろ、タイらしさだとカメはいたく気に入っている。カメはこの雰囲気が好きだし、無理せず、素直にそこに溶け込んで行けるのだ。

そんな街には勿論、同様に賑わいと閑散、喧騒と静寂も同居しているが、今回の訪泰では最初に、日本人村が近くにあると聞く街のホテルに落ち着いた。
確かに、漢字やひらがなの看板が目に付いて、それは直ぐにわかる。一目で邦人とわかる方が歩いているし、日本語も耳に入ってくる。
日本人の品位とか、品格、さらに矜持といった言葉が脳裏を刺戟して、情けないことにうろたえてしまう。何故なのか・・・。というより、カメはそれだけで嫌な気になってくる。単純に生理的な反応だ。日本人の矜持とは、一体、何なんだ・・・とは改めて、検証してみたい。

その街からタクシーで200BT(高速、チップ込み)ほど離れた街のホテルに移ってからは、近くで日本人の顔は見ないし、漢字、平仮名も目にしない。ホテルの客は欧米が多く、あとは中東系か。と、カメは妙に落ち着くのだ。

バンコクの街の景色がどこも似ているのは、あの独特の風情があるタイ文字の所為のような気がしている。縄文字とも、蛇文字とも、何とも異様な文様で、矢鱈デカイ。その文字がスクラップ&ビルドのいずれの部分にもしっかり残っていて、カメの目には何ともふてぶてしく映るのである。

2009/05/01

◎pa~i pai pai pai pai pai pai pai


にしても、外国語はやはり現地で実際の使われ方を体験しないと、なかなか身に付かない気がした。その時、その言葉の使われ方を目撃体験してなるほど、なんだ、そうかと、いたく感心。自信を持って、これからは使えるなと思った。

タイ語で「pai」という言葉、良く使われるし、会話の入門編には必ず出てくる。英語では「go」、日本語で「行く」なのだが、何より使い勝手がいい。
「私は行く」「☆☆へ行く」「買いに行く」「行きません」「行きますか?」「行かないんですか」「行くんですか」「行くつもりです」「行きました」「行ったことがある」・・・
文法的には、「pai」一つで、肯定文から否定、疑問、過去、過去完了などタイ語の使い方のあらゆる分野を網羅してしまう。と、まあ、そう書いて、カメは、確かにそうなのだと、改めて思う。実は、これが、カメの大好きな能書きで、もちろん実践が伴っていないのだが、なんとも、はや・・・なのである。

それが、昨日の午前中、ホテルを移動する際、ボーイに行き先のホテルの名前を告げてタクシーを呼び入れてもらった。と、最初の車の運転手はホテルの名前を聞いて行ったことがないと首を捻ったら、一発で追い返された。それでも、カメが手にしているホテルの地図に目を留めて、未練たらしく、2~3m走ったところでドアを開けて戻ろうとしたら、ボーイが早口で「pai pai pai pai pai pai pai pai」とリズム良く叫んだ、というか唱えたのだ。合計7回、最初の「pai」だけは「パァイ」と強かったが、そのあとは犬を追い払う時のように右腕を軽く上げ、手の甲で振り払うように「シッ、シッシ」という感じだった。

カメは「pai」の意外な使い方に接して、そうか、それでいいのか、と妙に感じ入った。なら、タイ人は、例のアノ時も「パイ、パイ」というのだろうか。ちょっと気になった。

2009/04/30

◎世にも不思議なバンコクDVD教材話・・・


にしても、結局何をしたのか、何をしていたのか、何をしょうとしたのか、何がしたかったのか、意味不明の一連のカメの行為には首を捻るばかりだ。ただ、財布からバーツ紙幣が何枚か出て行ったことだけは確かだ。

先日、日本人村があるというBTSプロムポン駅へ行ってみたところ、駅構内のワゴンセールで日本語とタイ語のやり取りをスピーカーで流しながら、タイ語教材DVDの50%OFFセールを若い女性がやっていた。実は、前々回かの訪泰の際、1枚だけ購入してそのままになっている、カメが大好きな、何とも役立ちそうに思えるDVD教材だ。
定価は1枚250BT、12枚セットで3000BT。それが1500BTといわれれば、カメの触手は動いて当然だ。何か、滅茶苦茶安く思える。でも、何故か、カメはそこで思い止まったのだ。
日本品の品揃えで知られるスーパーをのぞき、日本語の看板が並ぶ一角を一回りし、日本料理店でランチを食って、プロムポン駅に戻るときには、例のDVDへのモチベーションは限りなく高まっていた。何か、タイ語上達への必須品のような気がしていて、改札を通った後は迷わずワゴンへ向かい、1500BTを支払っていたのだ。

その夜、パソコンにセットして1枚視聴してみたが、ま、いまイチは承知の助だったのだが、一気に熱は冷めて・・・、今度は嵩張るお荷物の懸念、バッグに入り切らないんじゃないかと、そちらの心配に捉われる羽目に・・・。

翌々日だったか、たまたまトンロー駅の向かい側の道路に出たら、そこに郵便局のような看板があり、入ってみると、郵パックのような箱も用意されている。コレだ!と、深く考えもせず、DVDを宿まで取りに戻って、郵便局で箱を買って中に入れ、梱包して、いざ伝票を渡され、手続きが始まって、頭が混乱してきた。航空便なら1週間で届くが、船便だと2カ月かかるよ、と。まず、期間を説明してきて・・・。値段は航空便で6,700BT、船便で760BTとのこと。
いきなり、そんなことを言われても、それが高いのか安いのかなんて、カメは冷静に判断は出来ない。時間はかかるが、圧倒的に値段が安い、それだけはわかる、船便を選択して送ってもらうことにしたのだ。

もちろん、カメがこのDVDを活用してタイ語に堪能になれば、当然ながら安い買い物になる。怠惰なカメはそうはならない。スリーピンググッズの仲間入りは間違いないだろう。
カメにとっては購買行動そのものに意味がある、それが一種の快感であり、スリルであり、ストレス解消でもあり、それだけに麻薬のように誘因性が強く、連続性もある。「懲りない奴」は承知なのである。
なおも、そこで、だ。何か、DVDを捨てた方が安い!!!という声が聞こえてきたのだ。それはないだろうと思うのだが、宿でそのままDVD12枚を捨ててしまえば、1500BTの赤字で済んだという。こりゃ株の損切りと一緒じゃないかと、思った。でも、本当にそうなのか、いまだに不思議である。

2009/04/29

◎宿の確保は必須条件、宿無しは辛いヨ・・・

にしても、危うく宿無し、ホームレスになるところで、やはり宿の確保は生の必須条件になるようだ。
1週間分前払いで予約していた最初の宿がまあまあで、少しのんびり、ノー天気に過ごしていた付けか、その間に現地を見て、部屋まで見せてもらって決めていたマンションという名前のアパートなのだが、いやはや酷かった。
フロントのスタッフは変らず、9Fの部屋のカギを渡され、ちょっと不信感を持った。先日下見に来たとき見せられたのは6Fの部屋だった。この手のアパートはフロア毎に間取りや料金が違ったりするのだ。とりあえず、その部屋にたどり着いたが、ドアは開けっ放しで、つい先ほど先客が出て行ったばかり、といった感じ。で、その散らかりようは、片付ければ何とかなるレベルにも見えない。全体的に古い、汚い、水周りも同様で、呆れかえって話にならない。
フロントに戻って、部屋を替えて欲しいと頼むと、部屋代が50BTアップするという。それでもなんでも、こちとら大きな荷物を2つも抱えていて、ここにくるのも思い切ってタクシーを使ったほどで、基本的にはもうここから動きたくはない。2Fの部屋のカギを受け取って部屋まで行ったが、こちらも酷い、片付いているだけで、特に水周りはグラグラ、ガタガタ、蛇口をちょっと力を入れて捻ったら、外れかねない。実は、いずれの部屋へもガードマンが同行しているが、こんなの大したことはない、マイペンライ、もっと酷い部屋もあるよ・・・って顔で平然としている。
こりゃキャンセルしかない、っていうのが結論。それはいいが、同時にうっとうしい次の部屋探しが待っている。
実は、このアパートは、他のホテルを下見に来た際、ついでに見つけた物件で、部屋まで見せてもらって、コレならお得、とほくそ笑んでいたのだが、こりゃ、まんまとおちょくられたようだった。
結局、そのアパート前からタクシーに乗って当初のホテルに移動して、タクシー代40BT。部屋について、大きな溜め息・・・、ほっ。幸い、まだ13時30分、草臥れた。宿無しは辛いヨとしみじみ感じた。

2009/04/26

◎いま、BKのホテルに一人でいます・・・


にしても、バンコクに来てまで「出会い系」もないもんだろうが、根が好きなうえ、嫁探しとなれば、腹も据わって、怖いものなしだ。で、思い出したのが、サワデーカッポンというサイト。日本人とタイ人の友達探しから、仕事探し、ニュースからグルメ、タイ語のゲームなど満載している。そこの「掲示板」にkameの名前で、こんな書き込みをした。
http://www.sawasdeekappom.com/

いま、バンコクのミニホテルに一人でいます。
私は、66歳の「×1」です。
お金は少ししかありません。
タイ人女性と結婚して、バンコクに住みたいです。
好きなタイプは、好きになった人です? 見た目は気にしません!
メールをいただければ幸いです。

・・・なんて、ね。
実は、この日本語をタイ語の翻訳サイトに貼り付けて、出てきたタイ語が、これで・・・、どんなふうに翻訳されたかは、さっぱりわからない。

พูด ถึง โรงแรม ของ กรุงเทพมหานคร ที่ คน หนึ่ง
ปี 66 「×1」
เงิน [เป็น] ไม่มี แค่ นิดหน่อย
แต่งงาน กับ ผู้หญิง คน ไทย และ อยากอยู่อาศัย ถึง กรุงเทพมหานคร
ชีวิต ของ ส่วนที่เหลือ อยากใช้เวลา ถึง ด้วยกัน
สิ่งที่เป็นรูปแบบ ชอบ [เป็น] คน ชอบแล้ว ตา ดู [เป็น] ไม่ทำให้อารมณ์
โชคดี แค่ จดหมาย

近所の日本居酒屋のタイ人女性にプリントアウトしたものを見せたら、声を出して笑っていたのだが、その内容については、なんせ、お互いに言葉が不自由なもので、残念ながら教えてもらえなかった。

で、掲示板にアップして丸1日経ったところで、サイトにアクセスしてみたら、20件ほどチェックはされたようだが、直接の反応はゼロ。なんて、こんなの、待ってて、来るはずもないのだが・・・。

2009/04/25

◎カメの実に下らない発想術なのだが・・・


にしても、別にDバッグと限らず、いわゆる旅行鞄でいいのだが・・・、ショッピングセンターなどで気がつくと、旅行鞄のコーナーに足を向け、そのバッグを触ったり、持ち上げたりしていた。なぜか・・・といえば、まさに、これがカメの発想、発想術とでもいうものか、と思った。実に、くだらない・・・と感じつつも。
先に、筋力の衰退、バッグの大きさ故、荷物を詰め込み過ぎると気がついた・・・と本ブログに書いた。
そこで、さらにカメが考えるのは、荷物をいかに効率よく減らすか・・・ではなく、ならば、小さなバッグを使えばいいじゃないか、ということ。容量が小さくなれば、必然的に荷物は減る、と、ね。
で、それが、無意識ながらも、もう具体的な行動になって現れているのだ。いや、はやなのだが、バッグともなれば、小さくても、セブンイレブンで購入するような商品ではなく、マルの数は一つ二つ違う。
何も、慌てて、いま買う必要性は何もない。大きなバッグが必要になっているわけではないのだ。いまある荷物を減らせば済む話だ。
なのに、カメはでもねぇ、と新しい思いつきにウキウキしている。

2009/04/24

◎体力衰退、特に筋力の喪失を実感・・・


にしても、体力の衰退を痛感、特に筋力の喪失を実感している。特に、お気に入りだったバッグパーカー用の大き目のDバッグ、何だかんだで結局、詰め込めるだけ、詰め込んでパンパンに膨れ上がって、持って歩くと、足元がついふらつく。傍目にも重そうに映るのだろう、実は成田空港で1回、バンコクの空港では2回も、持ちましょうかと声をかけられ、大いに恐縮して遠慮はしたものの、その実、もはや小さめのバッグにしないと、もう、カメの手には負えない、ヨナ。

最初の宿は、リニューアルしたミニホテルといったところか。部屋は3階で、内部はまあまあだったが、なんせエレベーターなし。こりゃ、かなり、辛い。大きいDバッグは若いボーイが運んでくれたのだが、カメは臆面もなくフゥーフゥー息切れしながら・・・クタクタ。かなり、参った。ボーイには大いに迷ったが、チップ10BTにした。20BTが相場とも考えたが、それでは、こんな安宿に泊まることもないよなぁ・・・っていうのが理屈。

バンコク暮らしは面白い。飽きない。好奇心ワクワク。何か、決まったことがあるわけではないが、何故か、ソワソワ、ドキドキ・・・。といって、それも、エアコンの効いた部屋、建物の中での話し。
今回は、これまでのように、街中を滅多矢鱈、闇雲にウロウロ歩き回る気にならない。これまでは、汗まみれになりながら、ただ、ひたすら歩き続けたものだ。昨日は、途中で場所が不確かなアパートを見に行く気にならなかった。キチンとNetで特定してからにしないと・・・。

フットマッサージもまだ受けていない。これは、体力というより、ケチの要素が大きいかもしれない。昨日も、いささか疲れて、フットマッサージの誘惑にも捉われたが、ま、とりあえず帰ってと、部屋に帰ったら、ベッドにバタンQやった。多分、店に行っていても、マッサージを受けながら、あっという間の爆睡やったやろう。

2009/04/22

◎ワクワク、ドキドキ、バンコク初日・・・


にしても、やはりバンコクはいい、ワクワク、ドキドキの街だ。先日、今回の訪泰の目的についてアップしたが、もう一つ肝心なことを忘れていた。出会い・・・嫁探しだ。バンコクに長期滞在するビザをゲットするのに必要な各種資格をチェックしてみたら、最も期待していた年金(月額15万円以上の受給証明)がカメの場合はダメ、何とも口惜しいのだが、生活保護並みの受給額では、ねぇ、一事が万事で、ノー天気で、楽天家のカメは、最も安易な移住策がタイ女性との結婚という結論に辿り着いたのだ。
もちろん、この歳、66歳で、いまさらだが、その上、この容姿・・・、おっと、というか、そんなことより資産状況が全てか・・・。ならば、カメも相手に注文はつけるまいって、当然の話。容姿、学歴、家庭環境、資産など一切不問、何なら偽装でも可か。なんて、身勝手なことを考え付いたのが、そもそも、今回の訪泰目的だったのだ。
さて、そのバンコク初日・・・。まずは、タイ国際航空機でカメのブロックを担当していたスッチーが、いかった。まだ、スッチーのステイタスが高いのだろう、品のあるスレンダー美人、出るところは出ているボディライン、テキパキとした動き、と申し分なかった。大当たり、なれど、当然ながら、直接的なコンタクトはなし。幻の女(ひと)だ。
バンコクでの当面の宿泊所、宿@トンローのフロント女性。珍しく、キャリアが滲み出る、やはり、色白のスレンダー美人。たどたどしい日本語がまた、何ともエロチックで、見詰める目が何かを告げようとしているようで、もどかしくも、エロい。でも、これは強敵、馴染むには相当の投資が必要だろうし、カメにしても早々に白旗を掲げる。
あれこれ、部屋の゛環境整備を終えてのぞいたジャパニーズレストラン・北海道・・・。8時30分ごろだったか。宿近くの55プラザの1F。明かりが点いている店が少ない。でも、ちょっとしつこい物は食いたくなく、さっぱりと・・・と思って入ってはみたが、お客はゼロ。こんな時間帯で、ちょっと酷いよなぁ。オーナー板前?と女性スタッフ3人? 広いテーブル席に案内されて、生ビール、牛タン焼き、天ぷらそばセットをオーダー。店の印象は居酒屋風で、店のシステムはわからないが、暇だからか、女性スタッフが向かいの席について談笑。といって、込み入った話が出来るはずもなく、他愛のないタイ語のやりとり。ま、それも明るく、楽しく・・・、それも助平心はヒタ隠し・・・、でもないか。年齢は聞かなかったが、ニックネームはNEE、チェンライ出身、現在、店の近くのフェラフォーン。勤務は、4時から12時まで。バンコクは今、問題が多く、怖い。お客さんいない、来ない・・・とか。メールアドレスは交換したし、2~3日、通って、ランチデートでもトライしてみるか、と思った。

2009/04/17

◎訪泰の目的はアパート探しとダイエット・・・


にしても、バンコク行きがあと4日になったというのに、なんとも盛り上がりに欠けているのだが、ま、初めてではないし、それはそれで、今回の訪泰の目的を明確にしておきたくて、思いついたのが、アパート探しとダイエットの2つだ。
アパート探しは以前からの懸案事項で、今回はちょっとNetで検索しただけで、現地の事情はだいぶ変化しているような印象を得た。カオサン通りに象徴されるゲストハウスはこれまで通りだが、そのちょっと上のランクのサービスアパートメントが新築、或いはリニューアルで新規にお目見えしているようだ。それに、日本人が現地ではじめた日本人用のサービスも増えているようで、楽しみだ。
あと、一つがダイエット・・・。3年前、1ヶ月間入院したとき、気がついたら、自然に、何となく? タバコを止めていて、それ以来ずっと、結果的に禁煙が続いている。居酒屋で、目の前で友人が吸っていても、不思議なことに吸いたくならない。
その代わり、確かにスナック菓子などを食べること多くなった。その結果は、見事に下腹が膨れてきている。メタボという肥満で、非常に醜い体型、自分で見ても驚き、情けなくなる。右手でつまんでみると、当然ながら手に余る。
バンコクでもスナック菓子は数多く、簡単に手に入るが、ダイエットをキーワードにして、ちょっと我慢してみようかな、と思うのだが・・・。
ともあれ、Netサーフィンで気紛れで辿り着いたブログには、こうあって、笑えた。

毎回 食う ヤル うろうろする 食う ヤル ウロウロする 全くこれの繰り返しで 感想を記せば・・・「とんでもない 生活を送っているもんだ!」 と感心すると同時に呆れてしまいますね!
これでも日本じゃ 一生懸命仕事をしているのですが バンコクへ来るとどうしても暴走してしましますね!

・・・って。この元気がカメに残っているかどうかやなって、思う。