◎オバマ大統領は本当にオーラを発しているのか?
にしても、黒人大統領が登場して、アメリカも変わったなと思うと同時に、本当にこれがアメリカなのかなという疑念も時に湧いてくる。
この感情は、大統領選当時から抱いていた。オバマ優勢が伝えられる中、でも、やっぱり、ギリギリ最後の選択となれば生理的な嫌悪感が出てきて、オバマ惜敗だろうと予想していたのだ。でも、そんな情感はカメの思い過ごしだったのかとしぶしぶ反省していたが、全て納得していたわけではない。
カメの個人的な見解では、オバマ大統領に代わってからのアメリカに力強さは全く感じられなくなった。話し合いの姿勢はいい、でも何をしたいのか、見えてこない。力の裏付けがない話し合いなて、国連の議長声明ていどの代物だ。ならず者にとっては、痛くも痒くもない。カメの中ではアメリカの存在感が薄れた。弱腰にも見える。特に、北朝鮮には足元を見られ、揺さぶられているように見える。金融危機という、どでかいハンデを背負ってのスタートだけに、かなり割り引いてみなければいけないのかもしれないが・・・。何とも頼りないリーダーシップと感じていた。
14日、米・セントルイスで開かれた第80回オールスター戦でオバマ大統領(47)が始球式を務めるのをBSテレビでライブ視聴したが、いまいち盛り上がらないパフォーマンスに、感動もなかった。
テレビ、新聞報道によれば、試合開始約1時間前に、大統領が両軍のクラブハウスを表敬訪問。イチローの目の前で直接ボールにサイン、珍しく恐縮するイチローの姿が全米に中継された、という。
「オバマ大統領がすごかった。プレーより、どうしてもそっちの方が大きくなってしまいました」とイチローは振り返った。オバマ大統領と初めて対面し、前日の段階では「What’s up(元気か い)とでも言っておこうかな」と冗談を飛ばしていたが、実際に面と向かうと、それどころではなかった。「Nice to meet you,Sir(お会 いできて光栄です、閣下)」と最上級の敬語であいさつした。「What’s upなんて、とてもとてもそんな雰囲気ではなかったです。Sir(サー)なんて使ったのは生涯初めてですよ」とイチロー。大統領は、イチローの「大ファンなんだ」と明かし、「どうして外野からホームベースまでレーザービームが投げられるんだい?」と聞いた。イチローは「柔軟な筋肉があるからです」と答えたという。オバマ大統領は「とても印象的な男だった」と後で感想を漏らしている。
さしもの天才打者も「驚きました。僕のことを知っていただいてることが感動でした。当たり前ですけど、雰囲気に圧倒されました」と背筋を伸ばしっぱなし。「こういう感じは久しぶり。別にあこがれていたわけではなかったんですが、魅力的な人、じゃなく、魅力的な方でした」とイチロー。
直に接したイチローはオバマ大統領のオーラに取り込まれたようだが、液晶画面で見る限り、そうしたオーラは少しも伝わってこないのだが・・・。
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