◎青臭くも、金、金、金の不思議・・・
にしても、金、金、金が全てを仕切る時代、タイに来てバーツに接すると、余計、金、金、金の不思議を感じてしまう。青臭くも、いまさらながら、金って一体何なのだ・・・。
例えば、タイの通貨、100BT(バーツ)はいま日本円で278.59円、ドルなら2.84$。その100BTあれば、バンコクではゲストハウスに1泊できる。ベッド一つだけの粗末で狭い部屋で、トイレとシャワーは共用、エアコンはなしだ。それでも、雨露は凌げる。日本、アメリカではとても無理な話だし、そんな環境の部屋は造っていない。それでも、日本では最近1000円程度で泊ることも出来るらしいが・・・。
こちらで、安いと思いつつ、使えないのがタクシーだ。初乗り35BT、約100円だから、少々乗っても、応えないのだが、これが習い性となっている。タクシーに乗ること自体がもったいない。それが身に染みてしまっている。
日本にいる時、100円ショップでその商品を眺めつつ、本当にコレが100円? と驚かされることが多い。どこでどうやって儲けているの? と聞いてみたくなることがある。でも、聞いても納得は出来ないだろうし、ならば自分でやってみようかという気にもならないだろう。
バンコクの街全てがカメにはそう見えてしまう。いわば、100円ショップの街というか、100BTの街だ。カメにとっては、何でも出来てしまう、そんな気にさせられてしまう街だ。日本では、100円玉1コ握り締めていてもビクビクオドオドだが、ここでは100BT札1枚握っていれば、ゲストハウスには泊れるし、飯もたっぷり食えてしまう。日本円がBT(バーツ)だと少なくとも3倍に、モノによっては10倍ぐらいの価値に使えてしまう。
そんな、カメの感じを確かめたくて、今回の訪泰にもなったのだが、その感じを端的にいうと、バンコクでは一月10万円あれば、飲んで食って、住める・・・なのだが。
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