2015/10/10

◎がん検査 重ねる度に 近づく死

にしても、肺の影をそっくり切り取ればOKなんだろうなぁ・・・なんて努めて気楽な気分で東京労災病院へ、この日は先日のPET検査の結果を中心に肺がん状況の診断、かなりな事が分かるはず。そのカラー画像を見せながら医師の説明はやはり専門用語が多く、浅学非才の脳にはすんなり入ってこない。どうやら、肺に挟まれたところ、縦の隔壁、じゅうかく(縦隔)というんですね、こういったところのリンパ節も取り込みがあって、転移だろうということなんですね。外科の先生とも話したんですが、取れなくはないだろうが、場合によっては、左の肺は全部切除するかもしれない、それを避けてガンのある上肺だけ取って、下肺を助ける、開けてみないとわからないが、下肺だけ残すのもできるかもしれない。縦隔への転移については、術後に取り切れていない場合もあるので、術後に抗がん剤をやった方がベターかもしれない。外科的には、本人がリスクを承知なら手術をすると話していた、と。
続けて、考えは決まりました? もう、お任せ、身を預けようかな、と苦笑いで返していた。正直、そうなんですよ、ね。そんなに選択肢はないんですよねぇ、と。まあ、それなら、一回入院して内視鏡でのぞいて、ブツを取って調べるところからスタートしましょう。来週は大丈夫ですか?
そこで内視鏡検査の手順などを説明しているうちに、水を飲み込む際に激しく咳き込む事が多いと答えたら、それは胃カメラですねともう一日かけて胃カメラ検査もと手配し、二泊三日の検査入院が決まり、その後は、介護士と事務方から改めて手術の概要、入院の注意点などを説明されたのでした。
その夜再び、NET検索して探したところ、似た症状を見つけた。
がんは、発生した場所で大きくなるだけではなく、リンパ管や血管に入り込んで移動し、さらに大きくなることがあります。がんが発生した場所の近くにあるリンパ管に入り込んだがん細胞は、リンパ管からリンパ節に流れ込み、そこでまず止まります。白血球やリンパ球の攻撃によっても排除されず、生き残ったがん細胞はリンパ節で増え始めます・・・と。
いや、はや、恐ろしい。身が竦む、ねぇ。


2015/10/07

◎目を閉じて 俎板の鯉 跳ねもせず

にしても、肺のCD画像一枚持たされ放り出された先は東京労災病院、9年前銭湯で倒れ救急車で運ばれクモ膜下出血の手術を受け、この世に無事生還した病院だけに、心情的には近しい。今度も、生きるか死ぬか、前回との大きな違いは、今度は自転車、自分の足で駆け込んでいる点だ。診察券は手提げ金庫に残っていた。
受付が終わると、とりあえずの検査、血圧測定、血液検査、尿検査、心電図、肺気量、胸部レントゲン撮影・・・、呼吸器科の担当医の診察はそれから。CD画像を見ながら、エネルギッシュな医者は躊躇う事なく、ポンポンとリズム良く懇切丁寧に説明した。
「大きな病気を考えなきゃいけない。左の肺のこの辺に4センチ強の塊、おむすび型の全部、声が涸れるのは反回神経の麻痺、左の神経が引っかかってる」
「まずは、癌かどうかを確定しなきゃいけない。今も昔も、癌細胞があるかどうかは、内視鏡検査で取ってくる。で、それを顕微鏡で見る。一番いいのは手術なんですね。他に転移がなければ、できるかもしれない。転移しているかどうかが分かるPET検査、四谷三丁目のクリニックでやっているので・・・。
もう一つは、放射線、抗がん剤・・・。どれも大変な治療なので、やるからにはちゃんとした根拠が欲しい、出来れば、癌細胞を証明したい、これだけ大きいのがあったら、癌以外考えにくいんですけど・・・」
「何もしないという選択肢・・・ありますねぇ。ほっとけば進行する。声がれ、血痰、痛み、出血、あれこれ出てくるでしょう、ね」
「肺がんは手術が最善の策。右にも出てきちゃうと窒息もある。早い方がいいかな、と思う。もう癌であることは間違いないので、内視鏡検査とかは飛ばしてでも・・・」
午後には頭部のCTスキャン・造影検査を予約、PET検査の手配もして「いまは頭が真っ白だと思うんですが、どうするか暫く考えていただいて、次の診察は9日に入れておきます」と事務的にテキパキ進めた。

☆肺の影 切ってダメなら どないしよう
「PET」とは「陽電子放射断層撮影」との意、PET検査は、がんを検査する方法の一つで最近保険診療が可能になったという。がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む性質を利用、ブドウ糖に近い成分(放射性物質)を体内に注入し、しばらくしてから(約1時間)全身をPETで撮影するとブドウ糖が多く集まるところがわかるという。クリニックには新橋で地下鉄銀座線に乗り換えるコースで行った。新橋駅での乗り換え、こんなに遠かったっけ。ラッシュは終った時間帯なのに、人いきれが息苦しい。行き交う人の波がエネルギッシュで、弾き飛ばされそうだ。
PET撮影は、2時間余りで終わった。その結果は、労災病院に送付されるとかで、検査料金の他に500円の送料を払わされた。
で、今はもう、俎板の鯉・・・。真っ白になった頭で考えてみても、特にというか、別にやること、やりたいこともないわけで、この際、手術を受けてみようかという気が仄かに湧き上がってきた、よ。ウフッ。


2015/10/05

◎ 真っ白な 頭に浮かぶ 肺がん死

にしても、あれ以来、頭は真っ白なままだ。人の生き死にについては、昔からあれこれ自己流で考察を重ね、危機管理の備えも万全を期しているつもりだった。でも、イザとなると何も思い浮かばず、思考回路はストップ、性急に結果が欲しくなり、自暴自棄になりかねない。
あれって、前回報告したCT頚部造影の撮影、画像を見ながら耳鼻咽喉科の医師は「肺の中に異変あり。でも、専門分野が違うので・・・。丁度今夜、医大から肺が専門の内科の先生がこちらに来るので、引き継いでおきますので、今夜また来てください。その方が話が早い」。タライ回しやないかと不貞腐れながらも、従わざるを得ないのが情けない。その夜、肺が専門の内科医は画像を眺めながら、こう見立てた。「声が出ないってことで来られたと思うんですが、やはり、肺に影があります。肺がんの疑い、ですね。放射線治療はこの病院ではできない。東京労災病院か。治療して治らないこともありますし・・・。声帯の神経はここに繋がってます・・・」
肺がんの疑いという言葉が脳裏を駆け巡る。疑いって何なんだ!!! 放射線治療って? 訳が分からない。疑いって言いながら、放射線治療って、どういうことなのか。真意を分かってもらえるかどうか、不安ながらも無我夢中で掠れた声で言った。「放っといても大丈夫なんですか・・・」と。
内科医はカメの心中を見透かしたように「何もしないという、その選択肢もあります。紹介状を書きますから、治療してもよし、相談してもよし・・・」と淡々と言った。受け取った紹介状は診療情報提供書とあり、CD-ROM在中ともあった。

茫然自失ってやつか。事態を認識できない。ボーっとして脳が働こうとしない。ただ、何も考えたくない。顔を前に向けたくない。俯いたままだ。何をどうすれば・・・。あれこれ考えていたはずなのに、頭は真っ白のままだ。
NETニュースに「川島なお美さん、抗がん剤治療拒否 最後まで女優としての人生全う」とある。
NKKでは、SONGSスペシャル「矢沢永吉」を流していた。ライブに密着したドキュメンタリーだ。インタビューに矢沢の声が耳に入ってくる。「やればいいじゃん。ドキドキ、ワクワク、声が出て、足腰動いているうちは・・・」
一枚の同じ画像を巡って、医者の言葉は何とも歯切れが悪い。素人のカメに何が見えるというのか。結局、医者は患者にボールを投げ返して責任回避、自己責任で決めろ!ということや。でも、この歳や、医者の言葉にも、何もしないことも選択肢になる、と。ウンウン、そう、自己責任ってやつ、や。瞬間的に浮かんだのは川崎の回春デリヘル。あぁー、あぁー、アァー。
目が冴えて冴えて、眠くならないんだよなあ、夜も麦爽快缶を開けてはみたが・・・。Gも無理。脳がまったく反応しない。いま、00:06、参った、ねぇ。


2015/09/21

◎骨脆く 好きなゴロゴロ ままならず

にしても、いつから敬老の日が9月の第3月曜日になったのか、全く記憶に無い。老人の日だったんじゃないか、とも。これまで、ゴロゴロしながらぼんやりテレビのリモコンを握っているのが日々是好日だったのだが、72歳を超えたからなのか、今年はちょっと違う。6月に区の無料健康診断を受けてからというもの医者通いが絶え間ない。ゴロゴロできるなんて幸せよなぁ、だ。熱中症で椅子から滑り落ちて肩甲骨と肋骨を折ってからは悔しいことにゴロゴロがままならないのだ。
整形外科医院への通院は丁度1ヵ月になる。薬は痛み止めで、骨は自然治癒、くっつくのを気長に待つっきゃないようだ。それでも、Tシャツの脱ぎ着ができるようになっただけで有難かったし嬉しかった。洗顔時、無意識に手櫛もやっていて、自ら驚かされた。
 気管支炎の咳止め薬は服用して4ヵ月になるか。徐々に回復しているのは実感しているが、先夜はセレブ熟女とディナーのあと久々にカラオケで2時間、マイクを握り声を張り上げた。数日後、その祟りとしか思えぬ症状が現れた。薬局で薬を受け取る際、何か聞かれて答えようとしたが、喉がゼーゼー鳴るばかりで声にならない。声帯が潰れた感じだ。いつもの演歌を口ずさんでみるが声が掠れて音にならない。実は独り暮らし、喋る機会がない、喋らなくても生活に支障はないと気がついた。幸いなのかどうか・・・。Diaryにはこうメモしている。
「喉不具合。声が出ない。カラオケ歌い過ぎ、不覚やった。水の飲み込みが上手くできない。激しくむせる。食べ物はOK。ともあれ、参った」
シルバーウイーク初日の19日朝、彼女から電話が入ったものの、まともに話が通じない。声帯も自然治癒するだろうと気楽に構えていたが、ちょっと不安でもある。彼女は「医者に行った方がいいよ」と背中を押してくれた。カレンダーを見れば水曜日まで医者は休みだ。慌てて近所の耳鼻咽喉科に駆け込んだ。
鼻から管を差し込んで覗いた結果は「放っといて治るかもしれないし、検査によってはもっと怖いものが隠れているかもしれない」と。声帯××とかで、カラオケ、気管支炎は関係ないと、キッパリ。
CT頚部造影の検査項目が多いとかで、採血量が多く、参った、ね。で、撮影は連休明け。それから、診断だそうな。トホホ、トホホ・・・。

2015/09/15

◎古稀過ぎりゃ 欲ボケなんざ 屁でもねぇ

にしても、厄介なことに外道の道を歩いているつもりでも欲ボケってやつは消えないようだ・・・なんて、お恥ずかしくも情けないドジ話を何故かカミングアウトしたくなった。何かといえば、NET依存症のカメが、あんなにも気をつけていたNETフィッシング (詐欺)にあっけなくひっかかって、欲ボケを思い知らされてしまったというお粗末、と書きながらも舌打ちし、唇をかみ、何とも腹立たしく、情けない。自業自得と言わば言え、だ。

★iPHONE 6が99円 何とも魅力的!!!
突然、パソコンに現れたこの画面・・・ご覧になった方もいらっしゃるかもしれないが、ともあれ、この写真は残念ながらパソコンに取り込めず、情けないことにデジカメで撮ったものを使わせていただいた。
iPHONE 6が99円って、何とも魅力的なんだよなあ。そもそも、金がかかるからスマホを持つ気は元々なかったのに、それが99円ときたら、無性に欲しくなった。通信はやめてムービー、フォト、レコーダー専用に使えばいい、何ともgood ideaじゃないか。
で、郵送先の記入となり、それでも用心深く、氏名は念のため長年使っている、郵便受け取り可能なハンドルネームを使った。さて、クレジットカードの番号だ。これがいかに大切かは、十分知っている。使ったのはタイへの往復航空券の予約時しかない。好きで頻繁に利用する通販は基本代引き、時に面倒臭いと感じることもあるが、その時は断念する。ことほど、カード使いは神経質にしていた。
実は、このサイト、全ては英語。カメは苦手というかチンプンカンプン。もう、iPHONE 6しか眼中にない。長文の契約書などはスルー、二回ほど「yes」をクリックした記憶はある。後で気がつけば、これが欲ボケなのだろう、なんせ、気がせいている。「iPHONE 6」と「99円」の魔力だ。ひっかかっても「99円」ならいいか、と舞い上がっていた。

★メール発信地はデンマーク、全文英語
バンコクセレブ旅に出かける2日前、肩甲骨骨折から4日目で妙な痛みが続いていた。心身ともに優れず自ら奮い立たせハイテンションにもなっていたのだろう。一通り手続きを終えた時は一人、密かにほくそ笑んだ。
と、そのサイトからメールが届いた。もちろん英語、発信地はデンマーク。「99.00JPY」の文字が何ヵ所かで見受けられるのを確認して、何故か、安心した。あとは「iPHONE 6」が届いてから考えようと思った。羽田空港へ出かける日にもメールが着信した。「iPHONE 6」発送の連絡かと期待したものの英語、よくわからないまま受信箱を閉じた。
バンコクから帰国した日に第3信、ちょっと様子が違う。
「Order Total included VAT: 4499.00JPY」と読み取れる。でも、まだ信じていたい気持ちの方が強い。危機が迫っていても、気づきたくもない。トラブルに巻き込まれるのは面倒だ。何日か逡巡した。

★14日毎に4499円、自動更新される
9月に入ってもメールは続き、流石にいささか不安になって、サイト名をネットで検索してみた。予想通りというか、そうなってほしくなかったのだが、アホなご同輩がわんさといて、退会方法を教えてと悲痛な叫びを挙げていた。そうした情報によると、このサイトはデンマーク人が仕掛けているポイントサイトで、プレミアム会員の5日間99円を支払い、その後、プレミアムメンバーシップをキャンセルしない限り、14日毎に自動更新(14日毎に4499円)されるようだ。な、な、なんと、なのだが、これも全ては自業自得か。この程度で済んでラッキーと思わなければならないだろう。退会の方法も奇特な方から投稿されていて、先方から送られてきたクレジット決済の明細を貼り付け、この内容の契約をキャンセルしたい、勘違いで契約してしまった、キャンセルお願いします・・・とメールすればいい、と。お言葉に甘え、翻訳ソフトを使ってメールしたところ、こんな返信が届いた。「あなたのプレミアム会員IDから登録を解除しています」と。何と良心的なと思いながら、ホッとした。

★カード会社では、もはや手遅れ
念のため、カード会社にアクセスしてみると、99円と4499円が2件、アップされていたので、電話して確認すると、もはや手遅れ、どうしようもないとのこと。あとは、カード番号を変更するしかない、と。そうお願いして、今は新しいカードが届けられるのを待っているところ。と、ほほ。

と、まぁ、こんな塩梅で、殊勝に反省しつつ検証を重ねてきたが、やはり些か疲れた。ここらで一句、吠えてみたくなった。
古稀過ぎりゃ 欲ボケなんざ 屁でもねぇ

2015/08/29

◎デパートのフロア全てがハイヒール

にしても、セレブ旅とくればショッピングか。免税店に始まり地元のデパートや有名店、爆買いする方は空のスーツケースを一つ持ち込むと聞いた。セレブ熟女は羽田空港の免税店で時間をかけて化粧品をかなり買い込み、さらに機中でもカタログを見ながら何点か購入していた。化粧品に関しては何がなんだかさっぱりわからないが、ホテルにチェックインした後に出かけたセントラルデパートでも化粧品には時間をかけて、チェックしながら買っていた。
そのデパートでの最大の狙いはハイヒール。ワンフロア全部が婦人靴、それもハイヒールときたら、流石に目を見張るしかない。以前訪タイした際、それに感激したそうだ。その上、安いときたら、あれもこれも全部買って帰りたい、と。今の日本で、そんなデパートはない。バンコクではこうしたハイヒールが売れているわけで、そうしたパーティーなどが頻繁に開かれているのだろう。日本ではせいぜい結婚式程度に減っているから、元気がないわけだ。熟女はここで色鮮やかなハイヒールを3足購入した。
全ては、カードによる支払い、一体、何枚持っているのか、その都度使い分けているようなのだが、カメには伺いしれない世界である。
ともあれ、熟女のブランド力は雑誌編集者並みだろう。編集者と違うのは、そのブランドを自ら体験して、その良し悪しを独自に評価するところか。時に嫌みに聞こえなくもないが、実体験を元に語られると説得力を持つ。
カメの役回りといえば荷物持ちというか、執事役あたりか・・・。


2015/08/27

◎胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

にしても、セレブ旅にグルメは欠かせないだろう。そう、熟女の真髄もそこにある。カメの大好きな官能の世界はとうの昔に卒業、というか深みにはまる前にグルメの世界にのめり込んでしまったようだ。特に夏場、この時期は男の視線を承知の上で胸元を強調した挑発的なファッションに身を包むにもかかわらず、エクスタシーを感じるのはグルメとのたまう。
チャオプラヤー川沿いのタイレストランでランチの際のカメの一句がこれ。
胸谷間 拭う拭わぬ 思案橋

で、ホテルでの朝食、今やどこのホテルでも朝はバイキングが多くなっていると思うのだが、「朝食バイキングなんて貧乏人だよぉ」。幸いというか、オークラではバイキングの他に、朝食メニューが用意してあった、よ。
バンコクと限らず東京でも高級レストランほど強度のクーラーを利かせていて、客は承知でジャケットを着用、或いは羽織る。そのジャケットに品格が表れるという訳だ。
また、割烹料亭で靴を脱ぐ際、その靴にその人の人生すべてが表れてしまうので、セレブ熟女は高級ブランド品を履いていく。
高級店についての持論は、例えば1人5万円コースの場合、その内訳は2(料理)+2(ドリンク)+1(サービス)となる。
メニューと一緒にワインリストを用意していないような店は話にならないし、必然的にソムリエのいない店も同様だ。オーターした料理に合うワインをソムリエとあれこれ薀蓄を交えて軽く論議するのも至福の時という。その点、オークラに入っている和食の「山里」は合格だそうな。確かに、刺身といい、天ぷらといい、ここがバンコクかと思うほど旨かった、よ。ワインリストも豊富だったし、ねぇ。
グルメは東京で何度もご相伴にあずかっているのだが、出入りするのは一度は耳にしたことのある名店ばかり、勿論、立ち食いそば、吉野家の牛丼などは口にしたことはないそうだ。まして、バンコク名物の屋台群など、もってのほかだった。ウフッ。


2015/08/25

◎72歳の初体験、五つ星ホテル・・・

にしても、セレブ旅の必須条件を挙げれば、当然ながらホテルだろう。かつて、チェンマイをバックパッカーしていた時など、ホテル選定の基準はバスタブの有無。バスタブがあれば1泊500BHT(1750円)以上で、とても泊まれなかった。
今回、チェックインしたのは安心の日系老舗ホテル「オークラ・プレステージ・バンコク」(Net検索で1泊3万円~)。オフィス街で老舗高級デパートが近い。BTSの駅とも直結しているのだが、タクシーを使うのが当たり前のセレブにとっては立地の良さは関係ないし、トックトックと呼ばれる三輪タクシーなんて選択肢もない。ドアボーイにチップを渡し、タクシー運転手に行先を告げてもらってから乗り込む。行先は有名ホテル、デパート、ショッピングモールだ。一般人、貧民層と接触しないようにすれば、ひとまずは安心安全というわけだ。
ホテルのホームページをチェックしていたら、さすがラグジュアリーな雰囲気に包まれ、歯ブラシやら何やら、あらゆるものが揃っているじゃないか。これじゃ、いつも持参している洗面用具は不要か。と、スーツケースに空きができてしまう。なるほど、そこにセレブの衣装、小道具が詰め込まれるわけか。部屋の写真とか、施設の案内も充実していて、実際にホテルの部屋に入ってもいつものようにデジカメのシャッターをバシャバシャ押す気にはならなかった、よ。ウフッ。セレブ熟女と一緒では、さすがに恥ずかしい、ヨ。
エレガントな家具、エアコン、薄型ケーブルテレビ、シーティングエリア、専用バスルーム、バスタブは大きいし、トイレはウォシュレット、お洒落なバスローブに浴衣風な寝巻・・・。目を丸くした。ミニバーには、ミネラルウオーターからビール、ウイスキー、リキュールまで何でもござれ。それを確認したセレブは一言、「外のコンビニなんかで買い込んでくるのはやめてね」。
さっそく、ジンのポケット瓶の封を切り、ソーダで割ってグビッと・・・。さらに、不具合があると、フロントに電話して「ジャパニーズスタッフ プリーズ」、暫く待つが、確かに日本語が返ってくる。さすが、オークラ、よ。

(写真はNETよりコピペ)

2015/08/23

◎いいね、いいね、バンコクセレブ旅

にしても、2泊5日のバンコクセレブ旅、人生72年にしての初体験の多さに呆れつつも、今更ながら生き様の多様さに眩暈した。
飛行機のビジネスクラス、この差別化は何よりたまらない。格差社会ならではだ。いいね、いいね。イメージだけで、外から中身が見えないのもいい。実際に乗って、椅子に座ってみて、おっと、その前、機内に乗り込む前があった、よ。
そう、ビジネスだと、HISでの予約時に座席指定ができたし、空港ではビジネスクラス専用のチェックインカウンターがあったし、出国審査の手荷物、ボディチェックではいつもは何度も鳴る警報音が不思議なことに一度も反応しなかったよなぁ。ビジネスだと審査が甘いってことでもないだろうに、特別扱いされたようないい気分・・・。
さらに、空港の専用ラウンジ、搭乗するまでのひと時を寛げる空間で、軽く腹ごなしもできる。ビール、ウイスキー、ワインも揃っていて、ソフトドリンクも豊富、全ては無料。利用しない手はない。生ビールにミニサンド、カレー煮、焼売、ゼリー、ミニ寿司、麻婆豆腐、野菜サラダと、いずれも少量づつ取り分け、夕食にあてた。
そのあとは、ロッカーに手荷物を入れて身軽になり、免税店をのぞいた。と、あるよ、あるよ、かねてより探し歩いていたコンパクトでお洒落なスーツケースが、ウイスキーのノベルティグッズとしてあれこれ展示されていたのだ。選んだのは、CHIVAS REGAL 18Y GOLD SIGNATURE 700mlを2本。こんな高価な酒は飲んだことないよなぁと困惑しつつも、ゲットしたスーツケースにしまい込んだ。同行のセレブ熟女は化粧品をしこたま買い込んでいた。
さて、JALビジネスクラスの席はシェルフラットシートと呼び、寝返りがうてるほどのスペースを確保しているそうだ。ともあれ、初体験の物珍しさからおどおどとキーボードを操作、なかなかしっくりフィットしないまま、今度はテレビに気をとられているうちに、軽食サービス。あとは、映画のプログラムをあれこれ選ぶのに時間をとられて結局は決めきれず、うつらうつらしているうちに早や熱いおしぼりとともに和朝食が運ばれてきて、ビジネスの初体験は不完全燃焼に終わった。でも、帰途の機中ではフラットシートを自在に操り、熟睡できた、よ。ウフッ。ただ、バンコク・スワンナブーム空港のJAL専用ラウンジはちょっとお粗末でした、ねぇ、なにも、かも・・・。


2015/08/14

◎好事魔多し・・・なんて、くたばれ!!!

にしても、好事魔多しとはよくいったもので、今まさにその渦中にいます。この11日、横浜でのランチでデザート待ちの際、熱中症?突然意識がなくなり、右肩から床に落ち、したたか強く打って瞬間失神状態になって、ウエイトレスに覗き込まれ、意識は回復、深呼吸しながら椅子に座り直してみたものの、右肩、右脇腹に鈍痛が走り、右腕は痛くて上がらない状態・・・。その日は大事をとって、そのまま帰って、部屋で一人ひたすら静養につとめたものの、この6月から発症した気管支炎による咳に右肩と脇腹が激しく反応し、七転八倒を繰り返してもうクタクタ。マットを敷いて寝込んでみても、体は思うように動かせず、ウトウトを何度も続け、一夜明けたところで、念のため、近くの東邦医大病院を訪ねてみたのでした。と、紹介状なしの患者は初診時の選定療養費として5400円別途算定するとの告知。この際、そんなことよりレントゲンを撮って異常なしの「安心」が欲しいわけで、診察券を作成するなど手順を踏み、レントゲン撮影を終え、いよいよ診察・・・。ネガを見ながら「骨折はなし、ヒビも見えません」、あちこち触って、押して、痛いかどうかを誰何、とにかく右腕が上がらないと訴えるも、取り合わず、消炎、鎮痛剤、張付け剤のほかバストバンドを処方し、1週間ほどしたら、紹介状を書きますので、近所の整形外科に行ってみてください、と。大事に至っていないのはわかって、一安心なのだが、ねぇ。
やっぱ、病気のうちには入らないのか。こんなに咳と打ち身の複合病に七転八倒しているのだが、確かに、徐々にその症状は和らいできて、フライトには支障なさそうな気がしている。ふっ、よかった。


2015/08/05

◎足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか

にしても、連日の猛暑のせいか、何をトチ狂ったか、JALのビジネスクラスを利用した羽田発着バンコク2泊5日のパック旅行に申し込んでしまった。しめて21万円、HISに振り込んだが、現実感なし。夢幻の如し、やった。この予算なら、エコノミー便を使いプーケットで1カ月は暮らせると、脳裏に浮かんだのだが・・・。
HISによる行程表によると、コース名は[ビジネスPF]日本航空指定 羽田発着 バンコク2泊5日 オークラプレステージバンコク、出発便は8月18日00時40分発 JL033で、到着便は8月21日06時05分着 JL034。機中2泊で、ホテルは5つ星の日系オークラ、もうクラクラして、目の玉が飛び出しそうだ。
そう、このパック旅行、勿論カメ独りでこんなゴージャスな旅を企画するはずもなく、同行者がいて、相方はここ数年フレンドリーなセレブ熟女。グルメにはまっていて、何度もご相伴にあずかっている御仁。「生涯に一度ぐらい贅沢な旅もいいんじゃないの」とかいわれて、空前絶後か、絶後にはしたくないよなぁなんて思いつつ、大枚をはたいていたのでした。ウフッ。
はて、さて、オークラのHPを見ると、いやはや、凄い、豪華絢爛、気圧された。どうやら、いつものGパンにTシャツとはいかないようだ。黙っていても、そんな雰囲気が伝わってくるよ。相方にそう言ってみると「襟付きのシャツならいいんじゃないの」。といっても、ねぇ、ゴルフファッションも今は昔、サガゼン蒲田でものぞいてみるか、なんて、ね。何か、ホテルを探検するだけでも面白そう、や。で、恥ずかしながらの一句・・・。

足竦む ビジネスで飛ぶ バンコクか

2015/07/20

◎「あの人は今」って、いいよなぁ・・・

にしても、何だかんだ、戦後70年ばやりの中、なかなか面白い、何かクラス会にでも出席しているような懐かし時間を共有しているようなテレビ番組に出会って嬉しくなった。
この12日テレビ朝日放映の「まろまろ一笑懸命 実はスゴかった!戦後の昭和歌謡史4時間スペシャル」だ。「SMAP香取慎吾が“きみまろ"1番弟子に変身!あれから40年!綾小路きみまろと司会者になって、キスマイ玉森裕太とローラも一緒に昭和スター歌手大集合スペシャル!」とサブタイトル。
というわけで、かつてのアイドルやスターたちが相次ぎ登場、年老いた?今のお姿を晒すのがミソというわけで、ねぇ、いやはや見応え十分、必見でんな。こうした企画は、これまでは見る気にもならなかったのだが やはり年をとったんだろうねえ。素直に見られるよ。それに、これだけかつてのスターを集められてはネエ。いや、はや、そのお名前・・・。
ペギー葉山、初代コロムビアローズ、大津美子、
ミッキーカーチス、藤木孝、尾藤イサオ、
園まり、中尾ミエ、伊東ゆかり、
森田健作(千葉県・知事)、三田明、美樹克彦、
ジャッキー吉川(ジャッキー吉川とブルーコメッツ)、三原綱木(同)、高橋健二(同)、小田啓義(同)、沖津ひさゆき(元ザ・ジャガーズ)、今井久(元パープルシャドウズ)、
今陽子(元ピンキーとキラーズ)、松平直樹(和田弘とマヒナスターズ)、
田代美代子、敏いとう(敏いとうとハッピー&ブルー)、棚橋静雄(ロスインディオス)、向坂卓人(スチールギター奏者)、
マイク眞木、黒澤久雄(元ザ・ブロードサイドフォー)、ばんばひろふみ、杉田二郎、
白鳥英美子(トワエモワ)、芥川澄夫(トワエモワ)、高山厳、銀河万丈
と、まぁ、一度は聞いたことがあるような綺羅星のお名前、そのお顔は見てのお楽しみといったところか。思い出は人さまざま 気侭に視聴させていただいた。まっ、中でも一番懐かしかったのは園まりか。「1945年に終戦を迎え、今年で70年。今の時代では考えられない!今だからこそ話せる!昭和歌謡史の衝撃の秘密を大暴露」なんて番宣は別にして、いや、はやご同輩には是非おすすめしたくて・・・。以下の番組録画サイト(無料)で視聴出来るはず。お試しあれ。

http://www.miomio.tv/watch/cc224525/  


2015/07/05

◎サービスは価格より内容重視か

にしても、この10年ほど、:ケチな暮らしに徹していると思う。例えば食事、外食はほとんどしない。自室での一人食事の献立はスーパーの総菜売り場で赤札の貼ってある惣菜で決まることが多い。アルコールは寝酒の薬用養命酒とたまの発泡酒缶か。外出はしないし、出かけても自転車の範囲だ。もともとケチだったのか。振り返ってみれば、この10年といわず、20年、いや30年、ブランドものとは無縁に過ごしてきたし、ひょっとしたら生まれつきの吝嗇なんじゃないかとも思う。とはいえ、これまで、さほどケチを意識しないで過ごしてこられたのはラッキーだったのだろう。ところがこのほど、サービスとその内容を深く考えさせられる案件が発生した。インターネットだ。これまで、サービスなんてものは兎に角安ければいいと思っていたし、そうしてきた。Netショッピングでは価格.comの結果を最優先したし、ディスカウンターは大好きで、よくのぞいている。それで外れた、しまったと後悔した記憶はない。
それが、これまで加入していた地区ケーブル会社が別の大手の会社に吸収されて、支払い方法などが変更され、このほどそのお知らせが届いたのだ。その時、ちょうどタブレットがNetにつながらなくなっていて・・・。ホームページを見てからサポートセンターに電話してみた。1時間あまり話したか、結局、端末の不具合ということで納得した。その際、カメのNet環境が「2M」であることを知らされた。5年ほど前だったか、発足したばかりのケーブル会社で固定電話とセットで一番安いコースを選び、そのまま継承されていたわけだ。
ホームページを見て、あまりのことに愕然とした。新会社では「160M」(動画・音楽・ゲームを楽しむのに最適)、「40M」(重いデータのやりとりもストレスフリー)、「12M」(情報検索やブログの更新がメインの方に)、「1M」(メールの使用など、シンプルなご利用の方に)と4つのコースを用意していたのだ。常日頃、パソコンのスピードは遅い遅いと思いながらも、まぁ、安いんだからと諦めていたのだが、改めてこうしたメニューを見せられると、浅学菲才に地団駄踏むよ、なぁ。「安けりゃ良い」の人生訓が瞬時に吹っ飛んだ。
そういえば、近頃目にする立ち食いステーキ店など一度入ってみようか迷っていたのだが、そういうことだったのだ。座ってゆったりした雰囲気でナイフを使うのもサービスに含まれるというわけで、やはりその選択はまさに生き様そのものだろう。特に、Netの世界は日進月歩、その世界を満喫するためにはある程度の出費は覚悟しなければならないだろう。
で、ホームページから契約変更の依頼をしたのだが、直ぐ返信が来て、申し込みが殺到していて暫く時間がかかると・・・。ここまで書いていたら、通信会社から電話が入って(申し込みから9日目)、即答したら、それでOKって。モデムの電源をOFFにして5秒後、再度ONにすれば切り替わるとのこと。何とも簡単・・・。
劇的な変化とまでは言えないが、確かにスピードアップして、妙なストレスからは解放されそうだ。同時に、ちょっとだけだが、富裕層の気分を味わった。

2015/06/23

◎ノモンハン事件と「浅見短慮」・・・

にしても、先日、本ブログで告白した「浅見短慮」の切っ掛けになった話にやっと決着がついたようで、その経緯を振り返ってみたい。
そもそもの発端は、司馬遼太郎に起因する。もっと長生きして、「坂の上の雲」以降の日本の姿を描いてほしかったのに・・・との思い。「なぜ」とずっと疑問を抱いていたら、今春、テレビの対談番組だったか、司馬の取材旅行にも同行している元文春の半藤一利がその件にちょっと触れ、ノモンハン事件(*)を取材していて嫌になっちゃったようですよと聞いて、奮い立ったのだ。慌ててNetで検索してみたら半藤著の「ノモンハン事件」が見つかり、ならばと、これがまさに浅見短慮なのだが、近所のBOOK-OFF2店で丹念に探したが見つからず、簡単に諦めてしまった。もっとも、たまたま見つけた司馬の「昭和という国家」なるNHK教育テレビでの講演集はゲット、時折眺めつつ、暫くたって、半藤の本は新刊で並んでるんじゃないかと思い至り、文庫の棚を見たらあって、購入したものの厚くて広げず放置している間に、やっとのことで「昭和という国家」を読了。「統帥権」という名の魔法の杖、責任不在の参謀本部、怖ソ病、偏差値といったキーワードによって日ソの戦力を冷静に比較できなくなっていたというお粗末、愚劣な思考、行為に呆れて、司馬は書く気が失せたようだ。
つい先日、NHKスペシャル「沖縄戦 全記録」(06月14日)を視聴していたら、本土決戦で米軍が迫りくる中、首里にある参謀本部の副参謀長が「1人10殺」と島民に檄を飛ばしている様を見て、なるほどと納得した。残っていた武器は竹やりなんだから・・・、司馬さんの胸中を慮ればもう、ねぇ、同時に我が浅学菲才も思い知らされた。

*ノモンハン事件
日本の傀儡(かいらい)国家だった旧満州国(現・中国東北部)と旧ソ連の影響下にあったモンゴル人民共和国(現モンゴル)の国境紛争。1939年(昭和14年)5月11日に起きた小競り合いがエスカレートした。ソ連側が8月20日に大攻勢を開始し、日本側の退却で9月16日に停戦が成立。死傷者は日本側2万人、ソ連側2万6千人とされ、対米開戦に至る日本の「南進政策」の一因にもなった。紛争を拡大させた関東軍参謀の責任は事実上問われず、中心にいた参謀たちは、太平洋戦争では大本営作戦課の課長や参謀としてガダルカナル作戦やインパール作戦を指導した。(2014-07-08 朝日新聞 朝刊 1社会)

2015/06/09

◎20余年ぶりの健診結果に狼狽る

にしても、「そっかぁ、リセットかぁ」と、声にならない溜息を漏らした。この6日昼前、近所の循環器科・内科医院の診察室でのこと。区の健診結果を医者から告げられ、医師の所見に話が及んだ際、カメの顔は強張っていたかもしれない。
なんせ、人生50年夢幻の如くなりと健診は50歳の時に止め、以来一度も健診は受けていない。9年前、銭湯で倒れて救急車で運ばれクモ膜下出血の手術を受け、1カ月近く入院したことがあり、その際不思議なことに後遺症もなく、何と喫煙習慣が消えていた。まっ「快」「不快」を基準に心身をを管理し、それに痛みに極度に弱いだけに、何度か歯医者で治療を受けた程度で、この間、医者とは無縁に過ごしてきた。
ところが、先月中旬から咳き込むことが多くなり気管支炎と素人診断し、いつものように市販薬を服用しても症状に改善は見られず、そんな時に「年に1回は必ず受診を」と区から「健康診査」(無料)の案内状が届き、ついでに、というか欲を出して両方見てもらう気になって・・・。
受診した時、気管支は最後に医者が胸と背中に聴診器を当てて、「変な音はないですね、薬を出しときます」で終了。ホッとして、何となく深い深い安堵感に包まれたのだった。何か、社会復帰したような気もしたし、里心がでたかとも感じたものだ。検診結果も、そんな塩梅ならいいなと微かに期待していた。ところが、医者は、「悪玉コレステロール値がちょっと高い、163。動脈瘤の可能性もある」「レントゲンは前に撮られた時のがあれば比較できるが」など淡々と説明し、所見として「それぞれ別の病気ですから」と3点挙げた。
1.コレステロール 要治療
2.胸 CT 検査 要予約 東邦医大
3.不整脈  24時間心電図 要予約
「せっかく、検査しようという気になったわけですから、考えておいてください」と医者は即答を求めず、カメにボールを静かに投げてきた。思わず「お任せします」と口に出かかったが、それは押しとどめ、診察室を出た。
さて、はて、なのだが、時間が経つごとに気持ちは揺れ動いた。医者のいう通り、あれこれ検査をしてみるかという気持ちに一時は傾いたが、「ちょっと待て、あとは有料だぜ」との影の声が後押して、結局は今更リセットもないだろうと、健診回避の原点に戻ることにした。そして、万一に際しては、これまで通り成り行き任せにし、痛みに対しては堪らず医者に駆け込むなど対症療法でいくしかないよなぁと、独り言ちた。

2015/05/30

◎久々に妬み、僻みの感情が生じた

にしても、世俗を解脱し外道の道を粛々と歩んでいたつもりなのに、妬み、嫉み、僻みといった忘れていた感情が久々に内から生じて些か驚かされた。俗世への里心か、とも思ってみたが、因果関係がはっきりしているだけに、ねぇ。マスコミを賑わせた例のドローン少年に対するものだ。中学を卒業したばかりの15歳、無職で、家庭環境は不明だが、本人はNetでドローンでのライブ中継サイトを運営して稼いでいるとか。で、なんと、そのサイトに熱心なファンが何人もついていて、活動費支援なのか、視聴料なのか、いわば相撲の谷町と一緒なのだろう、大金を振り込む方が何人もいると知って、ついついそんな妬みの情が波打ったというわけ。何せ、Netが大好きで色々やってみたいのにデジタル世界に足を踏み入れようとしても、古希を過ぎて結局は何もできず、手をこまねいて見ているだけしかない孤古老の胸の底に妬み、嫉み、僻みの三重奏が微かに揺らいだというわけで、なんとも口惜しく、情けない。一体、どんな少年なのか。家庭環境などマスコミから踏み込んだ内容が流れてこないため、真偽は問わずNet情報をあれこれ集めてみたら・・・。
・自称「ノエル」と名乗っていた少年の名前は「北澤聖也」
・巣鴨中学に通っていて、在学中からニコ生やアフリカTVなどの配信サービスを使っていろんな動画を配信していた
・川崎で起きた「中1殺害事件」の時はマスコミよりも早く加害者家族の様子などを配信したことで話題沸騰となり彼の配信に注目が集まった
・両親は8年前に離婚して母子家庭、親の職業は弁護士(父親か母親か記述なし)
・親と喧嘩し家出、姉にパソコンを壊された
・・・など、など

2015/05/16

◎パスポート 髭面に変え あと10年

にしても、写真でご覧の通り、シャッターを押した後爪切りをあてたわけだが、これ、伸ばそうと思ったわけでもない。ある日気が付くと、手を握る際、爪が突き刺さってくる感じで、よくよく見たらこうなっていたという次第。これだけ長くなると、なんといっても体の一部ではあるわけで、何とも愛おしく、切ってしまうのも惜しく、記念に写真を撮ることにしたのだが、振り返ってみれば、こんな体験は初めてではない。もう、二度目か、三度目、本ブログにアップするのは二度目か。前回が何時だったか、定かではないが、いずれにしろ、この間、他に何の変化もないわけで、爪が伸びて、切ってを何度繰り返したんだろうか。気がつけば古稀も過ぎ、勝手気侭に伸びる爪に振り回されている気がしないでもない。
顔の無精髭はタイに一ヶ月間滞在した時に、手当するのが面倒くさくなって放置したら、それなりの仕上がりで、そのまま怠惰に流れていて今も不都合はない。二ヵ月ぐらいか、邪魔になったら手入れすることにしていたら、昨年秋、入れ歯の製作に通っていた歯科医院では、何かの拍子に髭が歯医者の手にあたり「邪魔だなぁ」と邪険に指摘されたことがある。
この爪と髭、カメの体の一部ではあるのだが、髭は間もなく「公」の存在にするつもりだ。来年1月に期限切れとなるパスポートの更新である。で、浅見短慮ながら、一句浮かんだ。ご披露させて頂いてから、手続きに出かけることにする。

パスポート 髭面に変え あと10年

2015/04/29

◎何するのも億劫、気付けば世はGW

にしても、何をするのも億劫で、心身ともにダラーンと弛緩したまま、気が付けば世は早やGWとか、テレビのニュースを見ていると何とも慌しいのだが、その気はカメの酢だった脳はスルーしていき、ただ只管、マウスを握りしめバラ動画のダウンロードに勤しみつつ、単純なカードゲーム「スパイダソリティア」に耽っていて、それはそれでいいのだが、なんせこのブログの更新が途絶えて久しく、気になって仕方がない。実は、毎日の日記メモは記帳しているので、その日の見出し10日分をアッブしてお茶を濁させていただく。

04/28☆「ルーツ」第4夜終了、初回見逃しが悔やまれるヨ・・・
04/27☆何処か、出かけるのが億劫になっている・・・疲れ?
04/26☆区長、区議選、馬鹿馬鹿し過ぎて積極的に棄権・・・
04/25★★★やっぱり思い立ったら、即実行なんだよなぁ・・・
04/24☆夕方、やむなく惣菜買いに自転車で出かけた・・・
04/23☆自転車でBOOK-OFF川崎港町店へ六郷橋越え、些か疲れた
04/22☆サイコロステーキキムチもやし炒めがなかなか旨かった
04/21☆深夜、やはり気になり「ルーツ第3夜 自由への賭け」視聴
04/20☆久々に西部邁ゼミ・ピケティ騒ぎの後始末1~3まとめて視聴
04/19☆ぼんやり、バラ動画のDLしながらテレビも眺めて・・・

2015/04/17

◎御宿でリゾートマンションまた内見

にしても、ひょっとしたら今年初になるのか、記憶は定かではないが、昨16日、俗世間の風に半日以上も触れ続けた結果だろう、今朝起きたら両足のふくらはぎがパンパンに張っていた。
実は、先日、気紛れにリゾートマンションの出物を検索したら、またまた、二年ほど前に内見した御宿のマンションの別の部屋がアップされていて、160万円。またかなのだが、こりゃ見てみるかと連絡し、天気を見ながら内見日を何度か順延していたのだ。
で、Netで路線を検索したら、京急で行って、品川で総武線に乗り換え、千葉で外房線に乗り換えるコースが示されたが、乗り換え時間がいずれも6分しかない。不案内な駅での乗り換えは辛い。前回は千葉駅の構内でちょっと迷い、乗り遅れてしまった。よく調べてみたら品川から千葉に行くルートはいっぱいあって驚かされた。でも、総武線から外房線のコースが一番「簡単」「早い」「安い」。でも、乗り換え時間が6分では不安だ。先見短慮のカメが思いついた解決策は品川に20分ほど早くついて総武線に乗れば、千葉駅でもゆっくり乗り換えができると・・・。なるほど、その通りだった。
160万円の物件はやはりサッシの具合が悪い上、エアコンとか風呂釜も交換するハメになりそうで、いくら掛かるか。こりゃアカンと早々に諦め、2階上の250万円の物件も見せてもらったが、こちらはリニューアルしての売りとかで、なるほど、なるほどなのだが・・・。参考までにもう一件、町外れに立地する物件を見せてもらったら、こちらは220万円で完全リニューアル済で魅力的なのだが、駅歩20分がネックになる。等など物件の選び方は目が肥えた。
あとは、近くのクアハウスで黒湯に浸かり、割烹寿司店で刺身の盛り合わせと生ビール、それに握り(上)を食って、再び外房線に乗って帰ってきたのでした。

2015/04/06

◎凄速! 時の流れに身を任せ・・・

にしても、サクラはまだかいなと心待ちにしたのもつかの間、気がつけば、ポカポカ陽気の昼下がり、上野公園まで出向いて恒例の花見に浮かれ、宇奈ととで特上うな重を頬張り、アメ横をフラフラ、で、気がつけば、はや4月・・・、凄速とでも言うのか、目にも留まらぬ時の流れに身を任せて、フワフワ、フラフラ、軽い酔い心地、夢遊病者か、脳に霞がかかったようで、ユラユラ揺れるのも心地よい。妄想の中を彷徨い、幻惑の中を漂っているのか。
ただ、ただ、時の流れに、それもエライ猛スピードで過ぎ行く時に、ただもう呆れ、取り残されたまま、呆然と佇むしかない。何か、もう10年以上前のことも、まるで昨日のことのように、或いは一昨日のようにも感じられ、昨日は一昨日かとなっても、そこに何ら不都合は生じない。過ぎ去りし日々は、かように瞬時のことであって、時間軸では測れなくなっている。そして、今日もいつなのか、定かではない・・・なんて、近頃、呼吸している、生きている確かな実感がない。終日ぼんやり過ごすことが多い。集中しなければと思っても、集中しない。集中しようとしない。どちらかというと、集中したくない。漠然とした状態、混迷の真っただ中で目を回しているのが居心地がいい。
そんな環境を作り出したのは、どうやらこの2月にゲットしたChromebookのようだ。面白がって弄っているうちに、大好きなテレビ番組のダウンロードが簡単にできるとわかり、コレクターの血が騒いだのだ。放映直後のテレビ番組の録画がアップされるサイトもいくつもあって何とも頼もしい。普段見ていない番組や深夜番組なども手当たり次第、それも2本同時にダウンロードしてみたり、といって、同時に視聴するでもなく、後で再生することもなく、コレクターの達成感に充足しつつ、ただテレビをぼんやり眺めていたり、Diaryを埋めていたり、ただ、何となくだが、あれよあれよという間に時は流れる。そんな軽くソフトな快感が持続するのがいい。ウフッ。