2010/02/08

◎終の棲家に住み着き、脳の酸化が急加速・・・


にしても、前のブログで一句詠んでみて自らの脳の酸化症状の進行に気付き、愕然とした。脳の萎縮なんていう言葉も脳裏に張り付いているのが見え隠れする。
そもそも一句・・・なんてタマじゃないのに、妙なことだった。で、今回のチェンマイ訪問を振り返ってみると、確かに、前回の11月には連日のようにブログを更新していたというのに、今回はそれが一向に気にもならない。書く気にならない。書くのが面倒臭くなっているのだ。一句なんて持ち出したのも、実は筆が進まなかったから、苦し紛れのような気がする。何とも、情けない。
薄々気が付いていたことがある。終の棲家の存在だ。ここでは終日、インターネットにアクセス出来、それも無料だ。あまりにも早々と、この極少予算でこれ以上は望めないと思う棲家に辿り着き、唯一の老いの生きがいであった終の棲家探しの目標があっという間に達成されてしまったのだ。その達成感は何ともいいようがないほど嬉しく、してやったりなのだが、でも直ぐにいいようのない虚脱感に囚われたのだ。
つまり、あとはもう何もしなくてもよくなったのだ。と、と、あとは、ここで息を引き取るだけじゃないか、というわけだ。
もはや、本も新聞も雑誌も読まない。情報はインターネットだけが頼りのカメだ。7日、日曜日の朝についていえば、Yahooのトップページで最初に目に入ったのは「優木の交際相手はしずる村上」。前日の「次長課長・井上と優木まおみ熱愛発覚!」の続報だから、押して知るべし、だ。もはや、脳は赤錆が浮いているに違いない。
また、24時間インターネットといいながら、ノートパソコンを開いて実際に何をやっているかといえば、トランプゲームのスパイダソリティアにうつつを抜かしていることが多い。単純で簡単なルールのゲームだけに、何も考えなくてもいいから楽で、あっという間に1時間ぐらいは経っていて、自ら驚かされる。時には達成感も味わえる。終の棲家に終日篭っていても、こうした単純明快なゲームは飽きることはない。

棲家はナイトスポットが点在するロイクロー通りを歩いて横道の路地に入ったところ。この通りには妖しいオープン・ビアバーが軒を連ね、そこの止まり木には若い娘たちが屯し、欧米人がビールを飲んでいたりして、ナイト・バザールも直ぐ傍だから夜遊び派には申し分ない立地なのだが、いかんせん、極貧暮らしのカメのこと、そうした光景を目蓋に焼き付け、指を銜えて涎を垂らすしかないというのは、あまりにも悲しい、か。
でも、この現実は現実として厳然と存在し、それは変えようもないし、それを変える気もないし、これまでもそうした現実は何の疑念も抱かずに粛々と受け入れてきた・・・なんて書いて、その現実の写真がないことに気付き、棲家を出て、遠目にシャッターを押してきたが、これがまた、ご覧の通り、何ともお粗末な出来、よ。

終の棲家に腰を落ち着けた途端、脳の酸化が加速したなんて、これももう粛々と受け入れるしかないのだろうなぁ。また、また、トホホ、だ。

2010/02/07

◎堀沿いに 人溜まりけり 木陰の涼



にしても、チェンマイでは時間が経つのが早い。もう、あと2週間余、半分過ぎたとも思えないのだが、確かに、何もしてないもん、ねぇ。ただ、のんべんだらりと・・・、一番好きなコースを漂っている。ま、終の棲家が見つかり、そこで終日インターネットにアクセスできるとなると、ねぇ。今回、自転車を借りたのはまだ3回だけ。前回は連日だった。
昨6日はチェンマイ3大祭りの一つといわれる花祭とかで、午前8時ごろ、花飾りの山車が郊外の鉄道駅近くの公園から出発して旧市街のターペー門を目指し、そこから堀沿いに南下、西の外れまで練り歩き、その数はかなり多く、先頭が出てから最後の山車まで2時間以上はかかるとか。


せっかくだからと、カメは10時30分ごろ、とりあえず棲家から最も近い、ナイトバザール通りとターペー通りが交差する辺りに駆けつけてみると、山車のパレードが延々と続いて、何時果てるとも知れず、強い日差しの中、デジカメのシャーッターを押し続けるのも30分余で飽きてきて、その場から行列の後を追い、ターペー門近くからはお堀沿いに南に向かって歩きつつ、一句・・・。

堀沿いに 人溜まりけり 木陰の涼
・・・なんてね。推敲が足りないのは承知で、不満ながら・・・。ちと、面倒になった。良くなりそうな気はしているんだが、ねぇ。辛抱が足りないし、何より、脳の酸化が加速しているのを痛感している。トホホ・・・。

2010/02/05

◎朝青龍の引退で相撲は完全に消滅する


にしても、朝青龍が辞めて、カメは相撲を見る気がしなくなった。多分、もうテレビで生中継を見ることはないだろう。朝青龍の相撲は面白かった。大きいとはいえないあの体で、足腰だけでなく、腕っ節がめっぽう強く、最後まで勝負を諦めない集中力で相手を薙ぎ倒す。その執念は、日本人にはないものだ。相撲というより、格闘技といった方があたっている。朝青龍の足が俵にかかってからの粘りには、日本人力士は驚いたろう。日本の国技の美学からすれば、そんな粘りは勝負に拘り過ぎで、はなはだ見苦しい、潔く土俵を割るのが相撲道というわけだ。朝青龍には理解出来なくて当然だ。土俵から出されたら負け、土俵に手を付いたら、土俵に倒れたら負け、というのが相撲だ。それを徹底して実践、勝ち続け、横綱を締めたわけだ。
平成11年初場所初土俵。15年初場所後に横綱昇進。優勝25回、殊勲賞3回、敢闘賞3回は輝かしい戦績だ。なかでも、7場所連続優勝には、驚嘆した。朝青龍の強さの証明だし、相撲を改革した革命児の証だ。それに、その挙措動作にまで顰蹙を買った。カメの目には可愛らしく映ったのだが・・・。
それが横綱の品格だ、なんだかんだと姦しい。何とも、ピンと外れなことよ、と思っていたら、引退だと。まだ、
29歳、十分相撲は取れる。何といっても、初場所では優勝しているのだ。相撲が日本の国技だなんて一体誰が思っているのか。白鵬の守りの相撲では、見る気にもならない。これで相撲は完全に消滅する。
朝青龍の引退会見をパソコンで見て、何とも理不尽ないまの日本の現状を憂い、さらば相撲と、1人ごちた。

2010/02/01

◎イマイチだった「KeyHoleTV」


にしても、海外でも日本のテレビがライブで視聴できるというフリーソフト「KeyHoleTV」は使ってみてイマイチ、日本での毎日の生活がいかにテレビに依存、束縛されているか、改めて思い知らされた。
まず、「KeyHoleTV」によるTVのライブ視聴は少々難あり、技術的にまだ検討の余地あり・・・といったところか。もっとも、この評価はタイ国内、Netには無線によるアクセスで、スピードは生憎と知らない。そんな条件下だからなのか、番組放送が安定せず、中断もあり、音声がプッツンと途絶えたり、、画像のブロック崩れ、乱れもある。小さい画面と対峙、睨めっこしているしかない。このソフトを起動していると、他のソフトが使えない。他の作業をしてみたら、画像に乱れが生じたり、ソフト間の齟齬が頻出したため、カメが大好きなTVのナガラ視聴が出来ないのだ。
ちなみに、昨日曜日の夜はいつものように「さんまのスーパーからくりTV」「 ジャンクSPORTS」「行列のできる法律相談所」を視聴したが、さすがに疲れた。ま、見たいと思って見ているのは「さんま」と「紳助」だけで、それも絶対ではない。今回は、そんなフリーソフトに敬意を表し、今後の改善、改良に期待したい。

2010/01/30

◎日本のテレビ番組が無料で見られるとは・・・


にしても、終の棲家が決まってしまうと、時間も気分も余裕ができ、その上、インターネットも無料とあっては、やることは一つ、東京での生活とほとんど変らず、部屋に引き篭もってNet三昧の日々が始まったと思ったのもつかの間、海外で日本のテレビが見られる無料インターネットテレビ視聴ソフトがあると知って、ダウンロードしたら、なるほど、なるほど、リアルタイムで日本のテレビ番組が見られ、ラジオ放送が聴けるじゃないか。いや、驚いた、ね、もう。
ちなみに、このソフト、KeyHoleTV(キーホールテレビ)といって、アンテナもテレビチューナーも不要。P2P技術によってパソコンで地上波アナログ・テレビ放送を視聴することができるソフトウェアで、総務省の「次世代 P2P型コンテンツ流通高度化技術に関する研究開発」によって開発されたそうだ。全く知らなかったが、これをつかって、自分で音声・映像を発信してこの KeyHoleTVに配信することもできるそうだが、こちらはテレビ、ラジオの視聴だけで十分満足だ。何か、原口総務相にお礼のメールでも送りたくなった。
いとも簡単にノートパソコンにダウンロードできてしまい、まずはいつも聞いているラジオ放送、そして民放テレビにアクセスしたら、土曜日の午後とあって、いつも視聴している番組が見当たらず、さて、はて・・・やった。
ま、夜の特番でもあれば、こちらでは2時間の時差があるので夕方からのテレビ三昧ともなりそうな気がしている。

2010/01/29

◎ これがまあ終の棲家かロイクロ通り



にしても、チェンマイでやっと終の棲家を手に入れた気がする。これまでの汗と涙の結晶、というか、ご褒美やな。この2ヵ月近く、日がな一日、Netにアクセスして、チェンマイのゲストハウス、サービスアパートメント、ホテルをサーフィンしていた。
その中で、ちょっと目に付いたゲストハウスに年明け早々予約を入れた。チェンマイに到着した夜と翌日の2泊(一泊200B=600円)で、2日目にリストアップした終の棲家候補を見て回ってから、その後の予定を決めるつもりだった。予約したゲストハウスは近くでサービスアパートメントも運営していて、まずは、そこから巡回してみようと思っていた。
予約したゲストハウスに着いたのは午後6時過ぎ。確か、前回訪チェンマイの際、このロイクロ通り近辺は探索していた。チェンマイ唯一の繁華街、ナイトバザールへ徒歩10分圏内で、ビアバー(オープンバー形式の飲み屋)が密集した欧米人の歓楽街、ホテルやゲストハウスも多い地区だ。
ゲストハウスの第一感は古くて、古くて・・・。何せ、1泊200B(600円)、ま、しょうがない、か。とにかく朝4時起きで、トータル8時間余のフライトでクタクタとあっては、別の選択肢を探したり、怒ったりする余力はもうなし。と、ほほ。2日分400B(1200円)を払って、狭い部屋に。荷ほどきする気にもならない。ナイトバザールへ突っかけでブラブラ、ちょっつと迷いつつも、タイレストランでチャングビールのLとカオソイチッキンをオーダー。なかなかのもんやった。170B(510円)。で、早寝、多分、9時過ぎ、や。


    2日目の朝、跡継ぎ息子の案内でそこから歩いて5分足らずのアパートへ。
そこは5階建て、薄いピンク色の洒落たマンションだった。狭いが、中庭には水を張った小さなプールがあって、プールサイドには木製のデッキチェアーまであった。建物に入ると、床はピカピカのタイル張りで、もうそれだけでOKの気になった。
部屋は2階の角部屋で、20㎡余りのワンルームと4㎡余のユニットバスルームにベランダ付き。設備は、ダブルベッド、エアコン、テレビ、冷蔵庫、扇風機、木製のサイドボード、洋服かけ、ソファー、バスタオル2枚、ミニ石鹸、温水シャワー、トイレ、洗面台、とこの値段でこれ以上は望めないというレベルで、OKと即答した。


これまで散々見てきた体験からして、これ以上探してみても、この部屋を上回る物件は、まずないと思った。リストアップした中に、ひょっとしたらあるかもしれないが、それらはいずれも郊外で立地で劣る。何かがないにしても、ロイクロ通りのように、いかにもありそうな、そんな立地がお気に入りのカメだけに迷いはなかった。
で、賃貸契約書を作成し、1ヵ月の家賃6000B(約1万8000円)、他に保証金4000B(退去時に返却)を支払った。あと、水道代が1ヵ月100B、電気代は使用分だけメーターで支払うとのこと。単純に計算すると、実質28日間滞在するとして1泊215B、光熱費を含めても1泊250B(750円)程度だから、こたえられない。ちなみに、この部屋、Daily Use/1dayは600B。
その上、有難いことにインターネットは無料(無線で接続サービス)で、部屋に入ってノートパソコンを開き、パスワードを入力してもらったら、何とあっという間に繋がった。カメにしてみれば、これだけでも大儲けしたような気になった。

で、Yahoo辞書に「終の棲家」を入力してみたら、例句が出てきて、つい拝借したくなって・・・
「これがまあ終の棲家かロイクロ通り」〈チェンマイカメ日記〉

2010/01/24

◎67、ただそれだけ・・・の誕生日


にしても、67・・・、ただそれだけ。 67歳の誕生日とあって、何か、もうちょっと感慨深い想いでも湧き上がってくるかとも思っていたが、何もなし。粛々と、時は流れ、もはや本24日も365分の1でしかない。昨日とも一昨日ともさほど変らぬ1日で、それ以上でも、それ以下でもない。
ちょっと気になって、昨年のブログを開いてみたら、やはり同様で、寒さで引き篭もりを続けているだけで、特別の感慨はない・・・としている。一昨年はどうかといえば、予想通りというか、65歳の「手コキ」を吐露していた。
なるほど、なるほどのこの1年、この2年なのだが、この「年」を、実は「日」に変えても、どうやら何も変らないようなのだ。ただ、毎日、毎日起きて寝て、寝て起きての繰り返しで、それは息が止まるまで続くわけで、日にちの感覚も、時間の感覚も、日々鈍くなっていくのを実感している。
何より、明後日は成田からチェンマイへ飛ぶというのに、荷造りも進んでいない。ま、慌てることもないのだが・・・。

2010/01/16

◎脳内の砂漠化が加速して何とも危うい・・・


にしても、このところカメの脳内には乾燥警報が出ずっぱりで、脳内の砂漠化が加速して、何とも危うい・・・と感じる。具体的には、時の流れがやたら速く、あれよあれよで、時間が過ぎていき、本ブログも年明けの更新は1件だけで、これが2本目、気が付けば、チェンマイ行きも10日後に迫っていた。あたふた、あたふた・・・や。
ちょっと振り返ってみれば、毎日、毎日、この寒さ、ほとんど終日引き篭もり状態を続け、夕方まではラジオを、夕方からはテレビをBGMに、パソコンと向き合ってコピペの日々。外に出るのは、風が止んだ晴れ間を狙って食料を仕入れに自転車で近所のスーパーに出かけたり、羽毛の防寒コートを着て銭湯に出かける程度。起床時間も乱れ、当然、就寝時間もまちまちになり、昼寝あり、夕食後の夜寝あり、生体反応のままに呼吸は続いている。
この間、「特捜部、石川知裕議員を逮捕」と「ハイチでM7.0の強い地震、死者数千人の恐れ」のニュースには生体が素直に反応してちょっと目が覚めたものの、そのテレビニュースに張り付くわけでもなく、相変わらずパソコンでチェンマイ情報をながめ、ゲストハウスのホームページをぼんやりサーフィンしているだけ・・・。
毎朝、起床後、午前中いっぱいかけて、ラジオとテレビの番組表をNetでチェックし、大まかな一日のスケジュール表を作っているのだが、今朝は、BSの番組表で「プレシャスタイム イノセント・ボイス~12歳の戦場~」と「サタデーシアター 陰謀のセオリー」の2本の映画がありHDDに録画しようとしたが、何となく見たことがあるような気がして、念のため確認してみたら、既に録画してDVDにダビング済み、といった按配だ。

2010/01/05

◎何もしなくても食える環境なんて・・・


にしても、新しい年明け、仕事始めの日を迎えて、特に何かしなければならないこともなし、のんべんだらりとしていられる身の幸せを改めて噛み締めている。近所の銭湯に自転車で行く途中、出会った背広にコートを着た何人ものサラリーマンの群れに同情とはちと違う憐憫の情をもよおしてしまった。こりゃ、日本のセーフティネットも捨てたもんじゃないとも思う、なんてね。ウフッ。ありがたや、ありがたや。何もしなくてもいい・・・、何もしなくても食える環境なんて、COP15あたりでも検討されたのだろうか。
とはいえ、年頭にあたって、何か・・・とは思うものの、この寒さ、部屋に篭りっきりで、テレビのニュースもうわの空では、脳細胞も全て休止、思考能力はゼロ、でも腹は減ってきて・・・といった毎日。これで、陽気が暖かければいうことなしの極楽なのだが、テレビのニュースで、我が敬愛する石原慎太郎都知事の年頭のあいさつが聞こえてきた。
「国民が自分の権利ばかり主張して政治家もそれにおもねっている。私たち行政を預かる人間はそういう風潮に流されてはいけな い」と。
恐れ入って、もっと詳しい内容を知りたくて、Netで検索してみたら、産経新聞に毎月一回掲載している一面のコラム「日本よ」(4日付)でこう述べていた。財政破綻は「その場しのぎ先送りの通弊であって革命か決定的破綻の到来以外には修復され ることはなさそうだ」とし、 「甘えというよりも逸脱、要するに国民の幼稚化でしかない」と断じ、「ろくな税金も払わずに、平和の中の安逸のまま、かさんでいく己の欲望を満たさせようとする国民を政治もそれをたしなめ抑制しようともせず、常識で考えればかなうはずのない財政運営をつづけ、気づいてみれ ば将来への借金たる国債のGDP比はかつては哀れんでいたイタリアを抜き去り世界最悪となりはてた。それにしてなお格差を踏まえて富める者たちの奢侈にも税金を課すこともなく、消費税率の改定は禁忌とされている」
 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100104/fnc1001040237001-n1.htm
まさに、おっしゃる通りで、カメは身が引き締まる思いなのだが、それもつかの間、自分さえよければいいカメは豊穣の世を満喫することに腐心してしまう。ウフッ・・・。

2009/12/27

◎ 「そこにいる」感じは堪能できた3D映画「アバター」


にしても、ひょっとしたらカメが長生きしたくなるかもしれない映画が公開された。3D映画「アバター」で、監督の意気込みとか、独自開発したカメラを使っての撮影などPR番組がテレビニュースなどで何度か放映され、何となく眺めていたのだが、近くの平和島でも上映されていることを知り、大いに期待感が高まった。かつての赤色と青色の紙製のメガネをかけてみて、がっかりした立体映画とは段違いで、今度の作品は技術の進歩ともあいまって、ひょっとしてと、ついニヤリとしてしまうほどそそられていた。3D映画 の登場はカメにとって何たる幸せ、バーチャル大好きなカメだ、どこまでそれを体験できるか、興味津々だ。PRコピーの「観るのではない。そこにいるのだ。」は気に入った。ふむ、ふむ、なるほど、である。映画の内容はSFだが、いずれセクシー、エロチックな官能の世界が展開されることは間違いない。そこで、カメは官能の海に溺れることが出来るかどうか、それだけの技術レベルに達しているのかどうか、或いは、近々に可能になるかどうかを見極めたくて、「アバター」を観に出かけてみた・・・。
映画館では入場料(シニア=1000円)に3Dメガネのレンタル料が300円。メガネは軽くて、なかなか良く出来ていた。
映画は、最新の映像技術を駆使して作り上げたSFアドベンチャー大作で、戦闘場面は迫力の最新3D映像で見せるとの触れ込みだが、カメの関心はストーリーではなく、3D映像の完成度。「観るのではない。そこにいるのだ。」がどこまでリアルに体験できるか、だ。
映画が始まって、3D映像がここまで来たというのは驚きだった。そういえば、ゲームでそのあたりのバーチャルは、かなり進んでいるとは聞いていたが、3D映像はそれら技術的な課題は全てクリアしているように見えた。
一部だが、「そこにいる」体験は出来た。砲弾が飛んで来た時は、反射的に体をよじって避けいてた。クラゲのような霊魂が幾つも蛍のように点滅しながら宙を飛んでいる場面では、手を伸ばして掴もうとしていた。走っていて足で跳ねた小石があわやカメの顔面を直撃、ジャングルを歩いていて枝が跳ね返ってくる・・・等々、「そこにいる」感じは堪能できたような気がした。

官能バーチャル世界を構築する技術的な課題は何もなさそうだ。要は、3Dアダルトビデオ(AV)を製作して、ビジネスになるかどうかだろう。現状では、制作費がかかりすぎるということか。でも、カメが大好きだった日活ロマンポルノなどのリメイクならどうだろう。多分、それなら安価に出来そうな気がするのだが・・・。その際、配慮して欲しいのは、監督のエロ目線と、カメラのエロ目線なのだが、できれば、カメにオファーして欲しい・・・。

2009/12/24

◎ 3年間表示日記帳で昨年のイブは・・・


にしても、クリスマスイブをどう過ごすか、いまのカメにはどうでもいいことなのだが、昨年末から使い始めたフリーソフト「3年間表示日記帳」によると、昨年のクリスマスイブの過ごし方とほとんど変らない。多分、10年前の日記帳を開いてみても、変っていないと思う。そもそも、この世に生まれて物心ついて以降、クリスマスイブで記憶に残るほどのサプライズがあったことはないのだから・・・。
昨年の日記には、こう書かれていた。明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2008 Xマス恒例特番、今年もイブを寂しく過ごすあなたに選りすぐりの不幸話をプレゼント!
☆恒例、もう、何年見てるか、ただ、何となく。八木亜希子アナ、老けたナ。
フジテレビ、深夜の人気番組、さんまと八木アナコンビの息も合っていて、つい、つい、引きづられていて、今年もこれから・・・、24:35から当然見るつもり。先ほど、食事の際、イブの贅沢もいいだろうと、珍しく発泡酒缶を1本開けて、ちょっと眠いので、録画をセットしたところだ。

なんて・・・、実は、去年の同日の日記を見たのは初めてだ。10年連記とか3年連記の日記帳は以前からある。でも、買う気にはならなかったのだが、昨年暮れ、Netでフリーソフトの日記帳をあれこれ探していて、「3年間表示」の日記帳に辿り着き、この一年間使ってきて、ちょうど2年目に入って、去年の今日が自然と目に入ってきて、この二、三日去年の今日を眺めてみたのだが、何ともつまらない。ほとんど、今年と何も変らないのだ。もっとも、書いている内容が、内容で、起床時間、天気、食事のメニュー、入浴、洗濯、出かけた場所、会った人、それに、午前中のラジオ、夜のテレビ番組表で、あと、何かしたときは、その何か・・・。こんな、日記をもう20年以上続けていて、B5版の日記帳が書棚に20冊以上並んでいるのだが、何ともバカバカしく、この年の瀬に全て廃棄してしまおうかとも、思った。

2009/12/22

◎ゲストハウスで76歳日本女性全裸遺体


にしても、チェンマイのニュースが自然と目に飛び込んでくるようになって、われながらこそばゆいのだが、こんな事件は身につまされた。「チェンマイのゲストハウスで高齢の日本人女性の全裸遺体」の見出しで、記事の全文は以下の通りだ。
 コム・チャット・ルゥク紙(オンライン)によると、16日朝チェンマイ県県都内にあるガーレー・ゲストハウスの客室内の浴室で大阪のロータリークラブに所属する、日本の名誉大使でもある76歳女性が全裸で死亡しているのが発見された。
 死後8時間以上と見られ、また遺体には暴力を振るわれたあとがなく、浴室内からも争われた後は確認されなかった。
 女性は長期滞在者としてチェンマイに滞在する為に、遺体で発見されたゲストハウスの部屋を一年単位で借りており、また、遺体で発見される1日前に日本か らチェンマイに戻り、夜にビールを飲みに出かけ部屋に戻った後で浴室を使用したと見られていることから、折りからの寒さや高齢及びアルコールを飲用してい た事が相まって入浴中に死亡したと見られている。

76歳女性のプロフィールも、変死の状況も詳らかではないが、よくありそうな話で、興味津々・・・。カメも部屋を1年契約で借りて気ままに行ったり来たりしてもいいなと思っていたし、夜、ビールを飲みに出かけて部屋に戻ってシャワーを浴びるなんて行動様式はカメと合致して・・・、何か、先を越されてしまった感じで、何とももどかしい。

2009/12/16

◎日本は寒い、自転車で遠出も出来ない


にしても、寒い、とにかく日本は寒い、めっちゃ寒い、寒いのは苦手だ。一年中、Tシャツ一枚で過ごせるタイ・チェンマイがやたら恋しい。
先週の土曜日、12日、最高気温17℃、好天、1日限りのポカポカ陽気との予報を頼りに、チェンマイでレンズがひしゃげたデジカメを持って川崎・ビッグカメラに自転車で出かけるつもりだった。なんせ、安いデジカメではない。一応、修理可能かどうかチェックしてから、廃棄するにしても、その決断をしたかった。
でも、ベランダに出て空の色を見て、風の具合を感じてみたが、やっぱり寒い、ヨ。さすがに自転車に乗る気にはならなかった。
で、結局は、京急に乗って川崎まで出かけ、ビッグカメラの/修理コーナーにデジカメを預け、久々にデジカメコーナーを見たら、こりゃまた、新製品があれこれ並べられていて、なかなか刺激的で、目眩がするほど。これで、修理を依頼したことは吹っ飛び、新品の魅力の虜になっちゃうんだよなぁ。修理の見積もり限度額として8000円ぐらいまでならと、腹を括ったつもりだったが、ねぇ。修理品がメーカーに届いて、チェックの結果が出るのに10日ほどかかるそうだが、さて・・・。

2009/12/11

◎早くもチェンマイに帰りたくなったカメ・・・


にしても、はや10日も経つというのに、体からチェンマイ臭が消えない。衣食住のうち、特に食でそれが著しく、あのやたら濃い、しつこい味付けが懐かしい。
成田空港に着いた時、ロビーの自販機でお茶のボトルを買って飲んでみたら、確かにこれがお茶だとは思ったが、何とも渋いだけで、少しも旨いとは思わなかった。タイでの甘い緑茶が無性に懐かしくなった。ありゃ旨かったよなぁ。
昼前に地元に戻り、すき家でサケとん汁定食、夕方にはゆで太郎で天ぷらそばを食って、定番の日本食を懐かしんでみたのだが、これまでのように、やっぱり醤油が旨いとは思わなかった。逆に、味が単純で、薄く、物足りなさを感じてしまった。
いまだにそれが続いている。先日は、トンコツラーメンの専門店で、スープをひと口味見した後、テーブルに用意されていたニラの辛み和え、ラー油、唐辛子などをたっぷりトッピグして、味を調えてみたのだが、イマイチだった。
さらに、スーパーで唐辛子やニンニク醤油、タイ産のソースや缶詰のレッドカレーなどを買い込んできたのだが、満足したのはレッドカレーの缶詰だけだ。

衣は、特に必要もないのだが、一度はのぞいてみたが、どんな安売り店でもチェンマイ価格にかなう筈もなく、チェンマイの屋台バザールを思い浮かべ、住は、住で、何より寒くて寒くて、Tシャツ一枚でノー天気に過ごせるチェンマイに思いを馳せ、出てきた結論はやはり、早くチェンマイに行きたい・・・、というより、チェンマイに帰りたいといった心境になって、先日、一月末に成田を立つチェンマイ行き往復航空券を手配してしまった。

2009/12/01

◎何だかんだのチェンマイ暮らし、よう続いた・・・



にしても、チェンマイでのラストナイトを迎えて、結構、感慨深いものがある。なんせ、ブログは連日よく続いた、ヨ。自己連続更新記録は更新した。多分、これだけ続けるのは、今回が最後だろう。実は、思った以上に連続更新はしんどい作業で、自ら褒めておきたい。
で、最後となる1日、何をするか考えてみても、例によっていい知恵が浮かんでくるわけでもなく、思いついたのは、自転車のレンタルを明日午前中まで1日延長して、またチェンマイの街をうろつくことくらい、だ。
で、ゲストハウスを自転車で出て、昼前はまず例のターペー門近くの例の早くて安いNET店でブログをアップして、その足で、例の高いけれどしょうがないレンタル自転車店で50BT払って延長手続きを済ませ、北に向かって、昼飯はスリッポン通りの例の旨くて安いタイ食堂でトリめしを食って・・・。これがスパイシー過ぎず、ちょっと甘みのある濃い味付けで実に旨い、癖になる味だ。

その後は、その通りを西の外れまで行き、お堀を越えて、例の余り賑わっていないショッピングセンターにある例の東京堂書店をのぞき、いまさらなのだが、例の日本語のフリー情報誌「う"ぃあん ちぇんまい」を手にして、例のセントラルデパートをぐるりとし、ワゴンセールも2、3見て、また自転車にまたがり、思い出した例の洒落たコーヒーハウス、The Coffee Bell に来て例の旨いコーヒーと、例の水差しの不思議な水を味わい、この1ヵ月間を懐かしく振り返って、どうやら感慨深く過ごしたいようだ。

で、あとは、いかがわしい匂いだけは嗅がせてもらった例のロイクロ通り、そして時間的にまだ準備中の例の栄枯盛衰著しいナイトバザール通りを経て、例の地元に根強いワローロッド市場を一回りして、ラストナイトを過ごす例のゲストハウスへ戻ってきた。
と、何だかんだのチェンマイ極貧暮らし、さすがに、いささか疲れた。しばし、休息いたします。ご容赦・・・。ホッ。

2009/11/30

◎「THA PHAE GATE」はカメの自由の女神・・・



にしても、四角く囲まれたチェンマイ市街地を散策していて不安に駆られることが多い。「ティニィ、ティーナイ」(ここは何処?)状態である。磁石を持ち歩くようにはしたが、それでも、その寸前まで目印にしていた高層ホテルが姿を消してしまったり、突然、思いもよらぬ高層ビルが出現して驚かされたりする。遠くの山並みはいつも雲がかかっていて、ほとんど見えないので目印にはならない。チェンマイで高層ビルといえば、いずれもホテルで、それらはいずれも、旧市街地の中(お堀の内側)にはない。お堀の中から見て、目印になるホテルは幾つもないのだ。
このいつも感じる不安感は、普通は街の拠点となる公共交通機関がチェンマイにはないからだろうと思っていた。そうした駅があれば、街のイメージが、街の区画がはっきりと脳裏に描ける。そんな拠点が見つからないチェンマイでは、だから、歩く度に街の景色が一定ではないような気がする。
でも、滞在3週間が過ぎた先日、自転車で巨大スーパーまで遠出したときのことだ。市街地からは10km以上離れている。暗くなる前に帰ろうと決めていたのだが、久々のスーパーでついつい見とれてしまっていた。
夕暮れが迫ってきて、知らない街、初めての街をスタートして、チェンマイ市街地まで、無事に戻ることができるのか。俗にスーパーハイウェーと呼ばれる高速道路をひたすらペダルを踏む。ここは、市街地へ向かっている直線道路ではなく環状道路だ。ほんとに、大丈夫なのか。次の交差点までがやたら長い、距離がある。ヒヤヒヤしながら、かなり走った後で、道路標識に「CHAING MAI」とあって、何やら一安心、嬉しくなった。車列に飲み込まれるように左折して間もなく、今度は「YAWARART BRIGE」「THA PHAE GATE」の2つが併記された標識が出てきたときは、これで間違いはないと確信し、「やったぁ!」と雄叫びを上げたくなった。
ターペー門とヤワラート橋だ。観光地図などで何度か目にしている地名だ。特に、ターペー門となれば、ホテルやゲストハウスのパンフ類にも「ターペー門から歩××分」といった表記は多い。
なるほど、なるほど、ここチェンマイ市街地の拠点はターペー門なのだと納得した。だから、夕闇の道路でカメが見た交通標識の「THA PHAE GATE」は、まさに自由の女神に違いない。

2009/11/29

◎ホテル、ゲストハウス探しは疲れる、ヨ


にしても、今回チェンマイで疲れた原因に思い当たった。ホテル、ゲストハウス探しだ。まるで、それがチェンマイ滞在の目的でもあるかのように、といって、他に目的といえるほどのこともなしで、ロングステイに相応しいところはないかと、歩きに歩き、時に、自転車まで動員してしまったのだから、無理もないか・・・。ほんと、1ヵ所に2泊で次の泊まり先を探しながらの移動を続けていると、やたら気忙しく、やはり堪える。実は今回、3泊以上したのは、東京でインターネット予約していたゲストハウスと安ホテルだけだ。それに予約したゲストハウスも、変更可能なところは2泊にした。
なんせ、カメの見たところ、ハイシーズンだというのに、チェンマイでのゲストハウスの需給バランスは完全に供給過多、お客さんの立場からすれば、選り取り見取りだ。
といって、部屋選びってやつは、思うほど簡単ではない。帯に短しタスキに長し程度ならまだしも、羊頭狗肉はあるし、そこまでいかなくても何かと不都合は出てくる。また、良ければいいで、ないものねだりもしたくなる。
ここチェンマイでのゲストハウスは1泊150BT~が相場になっていて、大勢は200BT~のようだ。この200BTの部屋がまた曲者で、幾つか実際に部屋を見せてもらったり、実際に泊まってみたが、バッグパッカーのメッカ、カオサンとは比べ物にならないくらい、チェンマイの方が圧倒的に質は高い。とはいえ、当たり外れも多いし、部屋を見ただけで、これはヤバイ、泊まれないと直感するところもある。ま、そのあたり、個人差もあるだろうが、この価格で、自分にぴったりの部屋を見つけるのは至難の業だと思っている。
一つ、カメが泊まってみた200BTの部屋は写真をUPしてみた。部屋の付帯設備は、扇風機、ミニ冷蔵庫、テレビ、温水シャワー、バスタオル。なかったものは、トイレットペーパー(5BTでGHが販売)、石鹸、グラス・・・。明るく、手入れが行き届いていて綺麗だし、気に入っている。欲をいえば少し狭いかな、といった程度だ。ここは3泊したが、改めてリピートしてもいいと思った。内緒でいえば、ここのオーナーと話をしたら、デイリーではなく、マンスリー契約なら割り引くそうだ。
ちなみに、泊まったホテル、ゲストハウスを数えてみたら12ヵ所になった。うち、リピートしてみたいのは4、5ヵ所ある。今度は、1ヵ所に長居して、のんびり、リラックスしてみるつもりだ。

2009/11/28

◎チェンマイでも生き続けていたカメ・・・




にしても、気が付いたら、チェンマイ暮らしもあと3泊となって、いささか疲れた。何をそんなに一生懸命になって、一体何がしたくて、一体何をしようとしていたのか・・・って、そんなこといわれても、困る。特に、何か目的があったわけでもないし、何か、しようとしていたわけでもない。
ただ、生きている。チェンマイでも生き続けていただけだ。息をして、息を吐いて、空気を吸い込んで、炭酸ガスを吐き出す、東京でもしていた生の営みをチェンマイでも同じように繰り返していたのだが、環境が変ったチェンマイではちょっと、それが濃密だったのかもしれない。
そんな気はしている。そして、それは悪い気はしていない。というより、カメのお肉にとっては、素晴らしい 快感である。何ものにも縛られず、解き放たれて、夢見心地でこの宇宙を遊弋できる癒し、リラクゼーションはやはりチェンマイの方が得やすいようだ。でも、これって肉体的には疲れる、よ。

2009/11/27

◎カメが葉っぱをかじってウサギになった・・・




にしても、このところ大好きな正露丸を服用していない。なぜなら、ここチェンマイでの食生活は毎度毎度正露丸漬けといっても良いような気がしてきたからだ。シソの葉のような香りと味は、味として、野草のあれこれがやたら食卓にのぼる。学がなく、何ともいいようがなくて残念なのだが、その種類たるや気が遠くなるほど、で、その香りと味も千差万別といったところか。特に青物の癖のある香りと味、それに食感には独特なものがあり、言葉で表すのは至難の業だ。先日は、若竹のササの葉のような葉っぱが出てきて、その不思議な食感と香りに感激した。なんせ、ちょっと葉が硬く、注意深く食べないと舌を切りかねないような気がして、恐る恐る噛み砕いた。
昼飯を食いにタイ食堂に入り、何か良く理解しないままオーダーしてしまい、ウェイターがどんな理解をしたのか不明のまま、待つことに。ま、何でも食うし、食えるから良いけれど・・・。で、出てきたのはトリの丸焼き四分の一か。トリは味付けしていないようで、タレがあまり旨くない。もっと旨く食わせりゃいいのに。何か、ブリかま焼きの不味いのを食っている感じで、いずれにしろ凄い食い方が必要になってくる。じゃないと、食えないもん、ね。
で、追加で注文したのが野菜スティクのつもりだったが、出てきたは、野草スティックといった方が相応しい。何か知らん、大根のようで大根でなく、ウドのようでウドではない、みたいなのは食感が良く、別に塩をオーダー してふりかけたら旨かった、よ。
あとの青菜はシソの葉とか、そういった香りも味も、かなりしつこい葉っぱ類、市場でよく見るやつだが、食えば食えるが、噛み続けながらカメはウサギになったような気がしていた。
でも、パクパク、よう食った。こりゃ、何ぼ請求されるかと、いささかヒヤヒヤしたが70BT(210円)と聞いて、う~ん、さすがチェンマイはGOOD!!!
タイ食堂の中には、テーブルの真ん中に、こうした野草類をサービスで並べている店もあり、カメは手持ち無沙汰で、葉っぱをかじっていることが多くなった。と、何となく、胃腸が騒いで具合も良くなるようで、正露丸とはしばしの別れとなっている。

2009/11/26

◎たかがスーパー、Big C探して命懸け・・・




にしても、バンコクでは何かといえば世話になったスーパーBig Cがチェンマイにもあると地図で知って、出かけてみる気になった。市街地の東南、直線で10km足らずか。地図を眺めながら、とりあえず、ちょっとはお馴染みになったナイトバザールの中心を走る道路を南下し、ピン川を渡るコースを選んだつもりだったのだが・・・。
途中、中央分離帯のある高速環状道路に突き当たって、さて、右にいくか左にいくか、岐路に立たされた。磁石を取り出し、当然の選択として東を目指したつもりだったのだが、な、なんとである。30分近くは走ったろうか、見えてきたのは全く逆方向にある空港近くのエアポートプラザである。一体どうしたことか。それでも、知らない街の見知ったところに着いて、一安心は一安心した。
ま、これはこれでいいのだと、そこのコーヒーレストランでコーヒーカプチーノ(85BT)は ちと高いと思ったが、もう、くたくたで・・・。でも、よくぞ、こんなところにと振り返ると、改めて、命がけの自転車旅だったと思う。でも、どこで、どうなったのか。とりあえずは地図で確認するも、どこで間違えたかは、はっきりとしない。というより、どうやら、地図がかなりいい加減な描き方をしているようだ。

時間は、まだ2時半。Big Cでは、あれも買ってこれも買ってと、思っていたのに・・・との思いが甦ってきて、もう一度チャレンジする決意を固めた。
見当をつけて、再び同じ環状道路を走って、東を目指すと、さっき右か左か迷ったところまで、何とわずかの10分足らず、知らない道と一度走ったことのある道の違いが歴然と出た。そのまま少し走っただけで、当初描いていたピン川の大きな橋が現れた。さすがに感慨深く、ここではデジカメのシャッターを多めに押してしまった。
次の難関は、鉄道の線路の横断だ。環状道路は線路と立体交差していて、車は坂を上っていくのだが、さすがに自転車では怖くて車の波に入っていけない。下のUターン道路を行ける所までと走ったら、線路で突き当り。頭の上は環状道路が走っている。一休みしながらよくよく見てみると、やはり”けもの道”が出来ている。で、自転車を抱えて素早く線路を渡って、さて、その先だ。
延々と続く高速道路を自転車で走り続けるのは、やはりしんどい。そこに「U-Turn-Big C KEEP LEFT」の道路標識が現れたときは、嬉しかったねぇ。思わず、自転車を降りて道路の向こうにかすかに見えるBig Cの姿をデジカメに収めた、ヨ。
で、そのまま、高速道路の下に出来たトンネルに導かれて、表に飛び出たところが、 Big C。よくぞ・・・・辿り着いたと感無量ながら、多分、これだけのトンネルまで掘ってスーパーを誘致するなんて、とも感じた。
店内を一回りして、籠に入れた総額は561BT(1683円)と、少し不完全燃焼でした。帰途は、別のルートで市街を目指してみたら、高速道路を左折したら見覚えのあるチェンマイ国鉄駅の脇を通って、何と30分足らずで陽が落ちかかるなかを無事に戻ってこられた、よ。