2006/09/18

◆面白かった・・・バンコクでの哲学体験


にしても、5月のバンコクでは大分哲学できた。
なぜ、バックパッカーな暮らしを選択したのか。難しい話ではない。単に、選択肢がなかったから。 国家からの月々のお手当てが10万円。これだけでどうやって暮らしていけばいいのか。答えは簡単だった。10万円で暮らせる環境に身を置けばいい。それだけのことだ。
確かめに訪泰したバンコクはその点、思った通りピッタリの環境だった。
悩むことは元々嫌いだ。悩んで、いい結果が出るのなら、それもいいだろうが・・・。世の中、悩んでどうにもならないことのほうが圧倒的に多い。悩めば、悩んだで、それはストレスとなって蓄積される。中には、悩むことが趣味、楽しんでいるとしか思えないタイプもいるが・・・。カメは、そんなのはご免だ。
これまで、直感だけで判断し? 正確にいえば、体、肉体的な素直な反応に従ってきた。
川の流れであり、川の流れに逆らうほどの気力も体力も、知力も持ち合わせていない。
好き嫌いだけが判断基準ともいえる。好きなもの、ことには体が単純に反応する。快感でもある。
心身の快感に勝るものはない。 生体には拒絶反応が備わっていて、不快なこと、不快なものに対しては敏感に反応する。それこそ、体内に異物が混入すれば排除する。生死に関わるから当然なのだ。生体反応は素早い、瞬時である。
だから、生まれながらにして、どうにもならないことは、そのまま無視するか、そのままどうしようもないと受け入れてきた。 でも、どうにもならないことをあれこれ考えるのが哲学かもしれない。
これも、バンコクで体験してみて、ちょっと面白かった。
(2006.06.21)