◆死言状・・・しごんじょう
死言状とは、山田風太郎の造語のようだ。
国語辞典にはないし、Google、Yahooなどの検索サイトでは彼の「死言状」なるタイトルのエッセー集(文庫)だけが引っかかってくる。
「死言状」の検索結果は「すべての辞書検索で該当する情報は見つかりませんでした」とのメッセージに加えて、類語として「遺言状」などが表示された。
遺言状となると何とも生々しくリアリティに溢れるが、死言状の方はかなりいい加減でありながら、曖昧模糊で漠然とした徒然記と違って狙いが凝縮されていて、カメの生き様にぴったり合致する。
エッセー集のタイトルになった死言状には「しごん」とルビがふってある。これだ・・・と大いに気に入りパクラせていただくことにした。で、考えついたタイトルが「外道カメの死言状」なのだが、さて・・・。