2009/05/26

◎バンコク滞在費(25泊)は総額11万円余・・・


にしても、今回の訪泰予算を清算してみたら、やっぱり、ちょっと贅沢してしまったかな、という結果になった。
☆航空券(タイ国際航空 往復航空券 57,000円)&燃油サーチャージ&海外旅行傷害保険=84,660円
☆現地滞在費=11万2000円
内訳は、宿泊/住居費 計25泊 56,000円 47%
    食費         35,000円 29%
交通・通信 12,000円 10%
    (含・宅配船便2,316円 大森町⇔成田空港2,700円)
ざっと、以上。
これは、ちょっと贅沢してしまったかなと思うカメは、といって後悔したり、反省したりはしていない。なるほど、こんなものか、といった感じで、これはこれでいいじゃないか、マンペンライよ、だ。
ホテル代を含めた現地滞在費はどうにでもなりそうだし、もっと節約もできれば、贅沢も可能なようだ。
大きな課題は、航空券・・・、これが永遠の課題として残りそうだ。
あとは、1ヵ月以上のロングスティの可能性とその方策か。
今年中にそれらの課題にチャレンジしてみたい。

2009/05/22

◎ 三猿に「せざる」と「寝ざる」を加えて・・・


にしても、今回の訪泰でずっと気になりながらも未解決のまま持ち帰った「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿にもう一匹の猿が加わった四猿の木彫りお土産の由来が、Net検索の結果、ようやく何となくだが判明した。
本ブログにアップしたカメの心残りのメモには、四猿はまさにカメへの戒め、掻かざる、としたいところなのだろうが、どう考えても、タイ人の知恵ではなく日本人の思いつきのような気がする・・・など浅学菲才、浅薄な性根を不覚にも晒してしまったのだ。ま、その後、 掻かざるではなく「せざる」のよう、というところまでは辿り着いていたのだが・・・。
Netサーフィンによれば、三猿は日本語の語呂合わせから日本が発祥の地と思い込む人は多いが、実は三匹の猿というモチーフ自体は古代エジプトにも見られるもので、シルクロードを経由して中国から伝わったものだという見解もあり、実は「見ざる、聞かざる、言わざる」によく似た表現は古来世界各地にあり、同様の像も古くから存在、そして、それぞれの文化によって、意味するところは微妙に異なり、三猿の起源は未だ十分に解明されていないのだそうだ。
変わり三猿も多く、目耳口に手を添えて、それぞれ「よく見る」「よく聞く」「大声で言う」を表している三猿もあり、また、カメが気にしたもう一匹、下腹部、それもちょうど股間に両手をあてた猿、「せざる」を加えた四猿もしばしば登場している。四匹目のポーズは 文字通り、禁欲を表し仏教との関わりが深いと推察されている。
実は、更にもう一匹、五匹目の猿もいた。五匹のサルは「ごえん=ご縁」につながるとされ、 わりと昔から、有難がられていた様子で、「寝ざる」というそうだ。夜を徹して蟲を見張る庚申講のための猿というわけで、三猿に「せざる」と「寝ざる」を加えて、全部で五匹の猿、「五猿」が生まれたとも・・・。
で、この五匹目の猿、 寝ざるを書いてみると、 寝ざる → ネザル → ネ申 → 神・・・となって、ハレ、ホレ、ハレってわけ。

2009/05/21

◎気に入った!!!長期滞在のホテル暮らし・・・



にしても、今回の訪泰は、いい旅だった。旅行というより、旅がいいね。
びっくりした。こんなに楽しめるとは・・・。特に何もしなかったのに・・・。
充実感、達成感、それなりの緊張感も・・・。
こんなに旅がいいものだったとは・・・。
マレーシアホテルの存在が大きい。
長期滞在のホテル暮らしもいいね。それも、れっきとしたホテル・・・。
もちろん、初体験だが・・・。Netで検索してもヒットする。こう・・・。
ルンピニー・ボクシング・スタジアムの近くに位置するエコノミータイプのホテル。タイらしいリネンを使用した客室は明るい印象。こぢんまりとした屋外プー ルもそなえている。館内にある24時間営業のレストランでは、カジュアルな雰囲気の中でタイ料理が楽しめる・・・なんて。
何せ、ダブルベッドにエキストラベッドも置いてあって、まだ余裕があり、東京のワンルームマンションがやたら狭く、鬱陶しくなる。ま、それだけでも、心は早やバンコクへ飛んでいる。
ロングスティのホテル暮らしが気に入ったのかも・・・。
オープンにするのは、何となく憚られるが、旅行代理店を通じての1泊の料金は、
745BT。最新の為替ルートで円に換算すると、2,079.68円となった。ちなみに、
×30日だと、62,390円。
これって、バンコクのホテルで1ヵ月間の宿泊料金ということになる。最初から1ヵ月で契約すれば、多少は割引が期待できるかもしれない。
(・・・ながらで見ていた東京のTVの深夜番組で、1.3畳のNetカフェの家賃が1ヵ月5万8000円とか、紹介していたヨ)

2009/05/20

◎モーニングサービス、サイン、クーポン・・・


にしても、微笑みの国を去るにあたって、早朝のホテルフロントでチェックアウトの際、ちょっとしたトラブルを引き起こしてしまった。
本ブログで既に触れているホテルのモーニングサービスの件で、てっきりサインで処理済みと思っていた8日分1020BTを請求されたのだ。そんな、アホな・・・である。カメにしてみれば、モーニングサービスは宿泊代に含まれていると思っていた。でも、提示されたバウチャーには「room only」とあって・・・、
カメの思い込み、勘違いのキーワードは、モーニングサービス、サイン、インクルード、クーポンだった。

このホテルには、7日+9日の都合16日間泊まった。最初の一週間、モーニングサービスはその都度、キャッシュで処理していたが、滞在延長を決めた際、確か、旅行代理店から「モーニングサービスあり」と聞いた。そう告げられた、そんな気がして、実はこの点がいまも不確かだし、代理店に確認はしていない。
カメは滞在を延長した初日、何となく不安で、コーヒーハウスでモーニングサービスをオーダーする際、ウエイトレスにこれはモーニングサービスなのかどうか、聞いてみたのだが、話が噛み合わない。メニューにはモーニングサービスと記載されている。で、カウンターに問い合わせてみたら、Noクーポン(ということは、実は宿泊代に含まれていない)、サインOK・・・といわれて、勝手にカメは当ホテルでモーニングサービスにクーポンは使っていない、代わりにサインで済ませていると解釈、その気になっていた・・・というわけ。ここは、クーポンなんて野暮な券は使わずにサインで処理するのかと・・・ひとしきり感心していたものだ。
旅立ちの朝、フロントでトラぶっている際、クーポンは現実に存在していたし、それを見て、何となく納得した。何とも、とんでもない勘違い。怖いよなぁ。でも、カメは薄々それを感じていたきらいもあり、ATMで最後に2000BT引き出していた。やっぱり、ねぇ、や。

2009/05/19

◎ like another person well in Bangkok・・・


にしても、東京は雨、暗い、寒い・・・、鬱陶しい、沈痛、こんなところに人間住めるのかなぁと感じた。タイはバンコクから帰国した5月16日、午後3時過ぎ、成田空港から京成電車の上野行き特急に乗って直ぐ、そんなメモを認めた。
バンコクでノー天気に過ごしていると、何とも酷い場所に足を踏み入れてしまった感じがした。車窓から見る住宅、団地、マンションは画一的で、小奇麗にしてはいるが、ちまちまして、せせこましい印象が強い。
日本では、東京への一極集中が過度に進み過ぎていると思った。東京以外は街に非ずだ。バンコク市街はどこへ行っても、スクラップ&ビルドが混在、共存していて、そこにはかなりの規模の市場があり、それなりに賑わっている、何とも不可解、面白い街だ。東京という街で楽しく暮らすには、気が遠くなるほどの金が必要になる。金さえあれば・・・である。金の多寡によって、人生そのものまで影響を受けてしまう。金がないカメは、ひっそりと引き篭もっているしかない。その点、バンコクなら金のないカメでもあちこちウロウロできるのである。

昨日、バンコクで再会し先に帰国したA羅さまにメールで写真を送らせていただいたのだが、その文面は・・・、こんな風に翻訳されていた。
I came back to Tokyo in the evening of the day before yesterday.
It was cold, and Tokyo was depressed by a gentle rain darkly.
It is forward, and I feel like having acted positively like another person well in Bangkok. Was able to meet you; and ... In addition, I wanted to come back to Bangkok immediately.

2009/05/15

◎見ざる、言わざる、聞かざる・・・掻かざるって?


にしても、今回の訪泰で感じたこと、書き残したことをランダムに・・・メモ。
(バンコク発ラスト=UP)。

*タマゴが旨い。コクがある。久々に、タマゴが旨いと思った。目玉焼きのキミの色が濃い。プリンプリンしている。懐かしい味だ。

*床屋が増えているのだろう、実に多い。繁華街でもないのに、10mほど歩いただけで、3軒もあるところすらある。といって、お客の姿はめったに見かけない。そう、その数は、タイマッサージの店を上回るのではないか。男も女も、エステ、エステか。

*メタボについては、その撲滅を図る若句につられて、これまで、あれこれ幾つか試してみたが、訪泰に持参した正露丸が一番安くて効きそうな気がしてきた。要は、糞にして排出するだけのことだろう。

*見ざる、言わざる、聞かざる・・・にもうひとつのサルが加わっていた。4匹目のサルは両手を股間に当てている。大き目の木彫り像を見てみると、確かに隆としたブツがある。まさにカメへの戒め、掻かざる、としたいところなのだろうが、小型の像では、その点が判然としない、というより、細か過ぎてだろう、そこのところがはっきり刻んでいない。これって、どう考えても、タイ人の知恵ではなく、日本人の思いつきのような気がするのだが・・・。

◎昼も夜も歩いていたものだが・・・


にしても、体力が衰退しているからだろう、マレーシアホテルが大いに気に入って2週間余りの長逗留になってしまったが、モーニングサービス(ハムエッグダブル、トースト、オレンジジュース、ボトルコーヒー)付で1泊745BT(2,235円)は格安だと思う。他に幾つか、比較してみたが、移る気にならなかった。
このまま1ヵ月滞在したとして、745BT×30日=22,350BT(67,050円)。ま、この金額をどう見、どう感じるかでしょうが・・・。
カメの目論見ではサービスアパートメントなら、月額の家賃は5~6000BT(1万5000~1万8000円)で探せると見ているし、その候補は既に2~3ヵ所、下見もしてきた。課題は、契約方法などで、3カ月以上とか、1年以上とか、保証金の有無、その金額などのほか、光熱費関係など、結構細かい話になってくるのだが・・・。

もう、バッグパッカーは続けられない。とても無理と自覚した。バッグを背負って当てもなくウロウロするのは、しんど過ぎる。確か、3年前まではOKだったのだが、このところ体力の消耗が甚だしい。特に、バンコクに限らず、東京でも階段を上るのは辛い。エレベーター、エスカレーターを探してしまう。
それに、今回の訪泰では、夜、出歩いていない。胸躍る、ネオン瞬く盛り場へ出動していない。だからか、今回のバンコク徒然記は落ち着いていると友人から指摘されてしまった。かつては、例のゴーゴーバー巡りなど、成果はなくとも、その雰囲気に酔っていたのだが・・・。
いまや、9:00過ぎにはベッドインの準備が出来ている。ほとんど連日、昼間は各地の市場をのぞいて回り、その歩きでかなり疲れているのだ。かつては、昼も夜も歩いていたものだが・・・。

2009/05/14

◎タイ料理の極致はセブンの手中に・・・


にしても、さすがセブンイレブンと感心させられたのが、チンでOKのタイ料理の品揃えだ。最初は、何だコレ?と見ていたが、それを注文するお客が何人かいて、釣られて買ってみたが、コレが結構旨いし、外れがないとあって、ちょっと気に入っている。
量が少なそうに見えたが、実は、そんなことはない。例のコンビニ弁当と一緒で、見た目以上にボリュームはある。やはり、良く研究している。価格だって、屋台で食べるのと変らない設定だ。何せ、セブンはどこにでもあるし、手軽だし、安い。何か、タイ料理の極致はセブンにゲットされてしまったようだ。
カメは、このところ、そのセブンのタイ料理にこっていて、もう一品、ソーセージとか、餃子とか、選ぶようにしている。それに350mlの缶ビールを1本追加しても100BT(300円)には届かないのだ。何とも、嬉しい。
そこで気がついたのが、タイ料理って種類が多そうだが、分類してみると、さほど多くはなく、シンプルなような気がする。そもそも、微妙な味わいなんてものはないし、辛い、苦い、甘い、酸っぱいの4つが基本で、実は、どんな料理でも、結果的に味はほとんどが似てきてしまうようだ。
特に、香辛料などは素材のまま、ほとんどは一切加工しないで素のまま使っているし、口にしている。多分、そうした創意工夫は面倒臭いのだと思う。つまり、そうした工夫の必要性を感じないし、一つの料理で辛い、苦い、甘い、酸っぱいの4つを一度に味わってしまおうという魂胆のようだ。
例えばラーメンでいえば、仕上がってきたラーメンにその4つを適当に振り掛けて食べている。何度か、カメは真似してみたが、なるほど、意外なことに味は混ざっていない。辛い、苦い、甘い、酸っぱいのそれぞれの味が、しっかりと残っていた。なるほどなぁ、なのである。

2009/05/13

◎タイ語学習に留学ビザを狙ってみたが・・・


にしても、タイへのロングステイ・ビザとなれば、結婚が最も手軽かとも思っていたが、そうは問屋が卸さないっていうのが実態でして・・・、ト、ホホ。ま、まだまだこれから先の話でもあるし、急いてはコトを仕損じるし・・・。じっくり構えて、時の流れに任せるつもりだが、もう一つ、有望な選択肢に留学ビザの取得があった。
熱心に宣伝しているそのバンコク校を尋ねて聞いてみると、留学コースは8ヵ月間でグループ学習、5月と10月に開講予定で、今年度の5月分はすでにスタート、次は10月開講に合わせて申し込んで欲しいとのことで、入学金と授業料などに約20万円必要だという。
講師はタイ人、月~金の毎日、午前か午後の3時間、みっちりだそうだ。年老いたカメにはちょっと続けられない、というより、到底無理・・・と思った。
毎日3時間と聞いただけで、頭がクラクラしてきた。そんなの、カメにできるわけがない。グループ学習って、一人でも落ちこぼれがでると、他の方々に迷惑が及ぶんだよなぁ。
ついでに、同校の宣伝に謳っていたサービスアパートメントの斡旋についても聞いてみたら、「斡旋料6,000BTかかります」に、「1カ月分ですね」とカメが即座に対応したら、不審そうな表情になって、それ以上話は進展なし。ま、2~3万BTの家賃を払う生徒さん達だろうからなぁ、って。不覚といえば不覚で、かみあわせが悪過ぎた。
ま、カメは気ままに、独学、独習に励むべし・・・といったところか。教材は、あれもこれも、捨てるほど、いっぱい持っているんだし・・・。

2009/05/12

◎「外道貴族」の称号剥奪、破門の憂き目に・・・


にしても、今回の訪泰もあと1週間もなく週末の土曜日には帰国の途に着かなければならないとあって、急にもっと長居は出来ないかと考えるようになった。いずれにしろ、あっという間に時間は経つ。一つのルールに則っている以上、例外は認められない。そんなことは解かっているけれど・・・なのだ。ロングステイ可能なビザが欲しい・・・。
心残りといいたいところだが、今回、カメは大好きなMPにはまだ行っていない。何ということ!なのだが、いまのところ、そんな気にならない。歳のせいかとも思わないでもないが、決してそんなことはない。幕の内弁当持参でバンコクに来た訳ではない、カメはいつも手ぶらだ。
タイでは人気の風俗情報のHPで「外道貴族」の称号まで頂いたというのに、こんな按配では、称号を剥奪され、破門の憂き目を見なければなるまい、と慄くカメだ。といって、まだ正式にそうした処分が出されたわけでもない。カメなりにそうした処分を自らに下したいといったところだ。
体調不良というわけでもない。やはり、根がケチなのか。タイ語でケチはキーニィアオとかで、最も嫌われる男のタイプだそうだ。なるほどと、思い当たらないこともないが、性根は簡単には変えられないし、変えたつもりでも、恐ろしいことに直ぐまた本性は出てきてしまう。

2009/05/11

◎ちょっと贅沢に過ごしている? カメ・・・


にしても、今回の訪泰は当初の目的からちょっと外れ、チンタラのんびり、リラクゼーションが優先され、そんなに金を遣ったわけでもないが、どうやら、いささか贅沢になったきらいがある。
その最大の要素は、何といっても宿代だ。最初の1週間は1泊700BT(朝食付)で過ごし、まあまあの住環境に満足していて、その後は600BT~500BTぐらいまでは体験するつもりだったのだが・・・。一度、宿無しの危機に見舞われ(既述)てからは、その1泊600BTのマンションの部屋がトラウマになって、高級志向が首をもたげてしまったというか、中流、そこそこ意識にどっぷり浸かって、チャレンジ精神を欠くことになってしまい、その後は一泊1,000BTのシティー ホテルに2泊したあとは一泊745BTの古いホテルに1週間滞在、居心地が良くて、そのまま帰国までの9日間もそこに泊ることにしたのだ。
なんせ、重いバッグを引き摺りながら移動するのが辛く、面倒臭くなっている。といって、一泊745BTが高いかといえば、高いし、その内容を吟味すれば、安いといえば、安い。1カ月30日として2万2350だから、日本での家賃感覚でいえば、圧倒的に安いのだ。
その上、最初は知らなくて損していたのだが、745BTはモーニングサービス代込みの値段だ。コーヒーハウスでトースト、ハムエッグ、コーヒー(ボトル)、オレンジジュースで115BTだ。コーヒーはたっぷり飲み応えがあり、卵は目玉焼きだし、カメは気に入っていて最初の1週間のうち5日はキャッシュで支払っていたのだから、何たる迂闊、無知は損する・・・を象徴する話で、いささか腹立たしくはあるのだが・・・。カメの結論は、ホテルと名のつくところで、これ以上の安値はないだろうということ。
で、ちょっと贅沢をしながら、東京でゲットしていたサービスアパートメントを探しに地下鉄に乗ったら、確かにありました。Daily 700BT/Monthly 5.500BT。なかなかいい建物で、ちょっと驚かされた。あとは、Monthlyの契約内容(3カ月以上とか、光熱費、通信費などの負担)がどうなるのか、という話だ。
そのマンションを出て、外を眺めたら、同じような規模のアパートメントがあり、そこでも話を聞いてみたら、最初のところより、割安だった。
東京でゲットできるNet情報も豊富できめ細かくなってきてはいるが、やはり汗と足で稼ぐ情報も捨て置けない。

2009/05/10

◎輪廻転生? カメはバンコクで息吹き返す?


にしても、バンコクの電車(BTSとMRT)で座席に座って揺られていると、向かい側に座っている人が顔見知りに見えることが多い。もちろん、男女は問わず、先輩だったり、同輩だったり、後輩だったり、或いは先輩の弟だったり、お笑い芸人だったり、かつての同僚だったり、アレアレっという感じで、時に「久しぶり」とか、「どうしてこんなところにいるの?」などと声をかけてしまいそうになることもある。
これが、なるほど輪廻転生か、と思えなくもないが、カメはれっきとした無神論者だ。そんなはずはないのだが、このところ、似た顔を見かけることが増えているのは、やはり、歳の所為かとも思ったりするが、元々、日本人もタイ人も乱暴にいってしまえば、起源はほぼ同じなのではないか。特に、タイの北部、チェンマイとかチェンライ辺りの出身の女性は色白で清楚、日本人と見間違う。それほど、似ている。日本人でも同様にタイ人に瓜二つというタイプも多い。
なんて思いつつ、実は、カメはカメで、東京では既に死んでいるのに、他の人々はそれに気付かず、ただ歩いているだけのカメに非ずして、カメはひょっとするとバンコクで復活、再生していたりして・・・なんて、輪廻転生もそれなりに面白い。

2009/05/09

◎タイ語の日常会話が二つ、三つ通じた・・・


にしても、ここ数日、タイ語の日常会話が二つ、三つ、何となく通じるようになって、何とも嬉しい。ちょっと信じられない思い・・・、ウフッ。
要は、タイ語を使おうとして、使ってみることか・・・。いままでは、そうは考えるものの、ちょっと怖気づいたり、恥ずかしがったりしていたようだ。そんなタマでもないのに・・・。
A羅さまと一緒に行動するようになって、カメはそれが自然に出来るようになったみたいだ。なんせ、A羅さまときたら日本語も含め7ヶ国語を操る。それが、カメの耳で聞いていても、怪しげなのだ。でも、A羅さまはそんなことには頓着せずに、疑問に思えば即座に声に、言葉に出して喋っては、相手を煙に巻いて、平然としている。その上、相手に通じていないと「クレイジー」と小声で切って捨てる。なるほど、なのである。
大規模な文具店をのぞいたとき、カメは若い男の店員に「ミー ナンスーカバー マイ?」と思い付きで声をかけたら通じていた、ね。ブックカバーはあるか、といった意味だが、店員は慌ててレジのところにいるベテランに説明して、ある場所を教わっていた、ヨ。ウッシッシ、だ。
不思議なことに、BTSと地下鉄の車内アナウンスで駅名がキチンと聞き取れるようになった。これは、いろんな意味で効果は大きいし、耳が少しタイ語に慣れてきた一つの証明だろう。それに、地下鉄の切符は自販機で買うのが普通だが、小銭がなく窓口に1000BT札を出して「Sutthisan」駅を「スティサーン」と2回繰り返して発音しただけで通じたのには、我ながら驚いたものだ。
それに、テレビに登場する女性の喋りだけを聴いていると、みんな黒柳徹子に聞こえてくる。
これまでは、それこそ誰でも知っている「サワッディー カップ(こんにちは)」と「コォープ クゥン カップ(ありがとう)」だけで、それもかなり意識して使っていたのに、である。
訪泰直後、ちょっと通った日本居酒屋で仲居の若い女性に「パイ キン カーオ マイ」と緊張して声をかけたのが嘘のようだ。直訳すれば「行く 食べる  ご飯 ?」だ。何とも、情がないよなぁ。で、その時は、約束した前日の夜になって、従姉妹が三人いて一緒に行ってもいいかと聞かれ、お断りしたものだ。
先ほどは、地下鉄の入り口のパイプに寄りかかって車を眺めていた、腕時計をした中年小父さんに「いま何時?」のつもりで「ギー モン アライ カップ」と声をかけたら不審な顔をされ、慌てたカメは腕時計を指差して事なきを得たのだが・・・。正解は「キー モーン」だけで良かったのだが、思い付きでも他人に声をかけられるようになったことは長足の進歩だと、自らを褒めてみた。
今度は、「トーンニィー キー モーン」と若い女性に声をかけてみるとするか。「いま何時?」の意味で、何のことはない・・・が。

2009/05/08

◎青臭くも、金、金、金の不思議・・・


にしても、金、金、金が全てを仕切る時代、タイに来てバーツに接すると、余計、金、金、金の不思議を感じてしまう。青臭くも、いまさらながら、金って一体何なのだ・・・。
例えば、タイの通貨、100BT(バーツ)はいま日本円で278.59円、ドルなら2.84$。その100BTあれば、バンコクではゲストハウスに1泊できる。ベッド一つだけの粗末で狭い部屋で、トイレとシャワーは共用、エアコンはなしだ。それでも、雨露は凌げる。日本、アメリカではとても無理な話だし、そんな環境の部屋は造っていない。それでも、日本では最近1000円程度で泊ることも出来るらしいが・・・。
こちらで、安いと思いつつ、使えないのがタクシーだ。初乗り35BT、約100円だから、少々乗っても、応えないのだが、これが習い性となっている。タクシーに乗ること自体がもったいない。それが身に染みてしまっている。
日本にいる時、100円ショップでその商品を眺めつつ、本当にコレが100円? と驚かされることが多い。どこでどうやって儲けているの? と聞いてみたくなることがある。でも、聞いても納得は出来ないだろうし、ならば自分でやってみようかという気にもならないだろう。
バンコクの街全てがカメにはそう見えてしまう。いわば、100円ショップの街というか、100BTの街だ。カメにとっては、何でも出来てしまう、そんな気にさせられてしまう街だ。日本では、100円玉1コ握り締めていてもビクビクオドオドだが、ここでは100BT札1枚握っていれば、ゲストハウスには泊れるし、飯もたっぷり食えてしまう。日本円がBT(バーツ)だと少なくとも3倍に、モノによっては10倍ぐらいの価値に使えてしまう。
そんな、カメの感じを確かめたくて、今回の訪泰にもなったのだが、その感じを端的にいうと、バンコクでは一月10万円あれば、飲んで食って、住める・・・なのだが。

2009/05/06

◎異国の空の下で、異邦人の男女が・・・


ご無沙汰いたしております。例のカメでございます。
いま、カメはタイのバンコクにいて、A羅さまとデート中なのでございます。
その席で、O璃さまの消息を聞かれ、「確か、C湖に・・・」と申し上げましたら、A羅さまは「メールしたけれど、返信がない」とのこと。
カメもO璃さまとはアレ以来、といわれても困惑の限りでしょうが、連絡を取っていないのでございます。
O璃さまがお元気でおられれば、或いは、環境に変化があれば、それはそれでちょっとだけでもお知らせいただければ、幸いでございます。

さて、A羅さまとのデートの話でございます。
A羅さまはI唖から帰国の途上、カメの滞在するバンコクに立ち寄られたのでございます。メールを交換しつつ、バンコクの中心街、BTSのNANA駅で落ち合うことにしたのでございます。
A羅さまは、カメの泊っているホテルまで訪ねてくるといっておりましたが、バンコクでは宿無しのカメでございます。何時までそこに逗留しているかは、何とも不確かなのでございます。で、カメはNANA駅を提案したのでございます。こんな風に・・・。

BTS SKYTRAINのNANA駅の名前は、地球規模でいってもピンポイントで解かります。バンコクではカオサンと同じくらい有名です。カオサンというと範囲が広くなりますが、NANA駅のホームなら2つしかないし、どちらにいても向こう側を見渡せます。多分、エベレストの山頂で会うのと同じくらい確かな場所ではないでしょうか・・・。

なんて・・・、その出来栄えにカメは心密かに快哉を上げたのでございます。
異国の空の下で、異邦人の男女がBTSのプラットホームで落ち合う・・・なんてロマンが現実のものとなったのでございます。初心なカメは大いなる幻夢に酔っていたのでございます。アァ、アァァァ、オォ、オォォォ・・・。

2009/05/04

◎マイペンライはマイペンライなのだろうが・・・





スクラップ&ビルドが混在しているバンコクの街を当てもなく、ただ闇雲に歩くと酷い目にあうことが多い。行けども、行けども・・・、その気で歩いていると、そこは突き当たりで、何とも情けないことに、また元の入り口に戻るしかないのだ。それが、バンコク特有の「ソイ」で、どデカイ路地だというのに袋小路が多いのだ。
どこも町の表情が似ているだけではない。貧と富がこれほど露骨な形で顕在化している街も珍しいのではないか。当の市民がそれをどう感じているのかは不明だが、傍から見ていると、それは余計な心配、余計なお世話のような気もする。マイペンライなのだろう。
何とも、マイペンライが全ての価値観の基準になっているような気がしてならない。カメなりに感じた格差にちょっとシャッターを切ったので、数点アップしてみる。まさに、余計なお世話だろうが・・・。

2009/05/03

◎高級タイ料理でAIDS予防とは・・・


にしても、タイ料理は、元々嫌いではなく、好きな方だったが、今回の訪泰でもっと好きになってきた。一言でいえば、食べ方がわかったというか、食べ方を会得したというか、ま、そんな持って回った言い方をする必要もないが、簡単なことだった。
ショッピングセンターのフードセンターや、勿論、屋台で食べる際、訳が解からないため、これまでは何となくコレとそれ・・・などとそれらしく注文していたのだが、いまいち不完全燃焼だった。
基本的には、指差し会話で、これとそれ、そして、あれ・・・と指で差して注文する方法に変わりはないのだが、今回、気がついたのは、周りに置いてある香辛料や調味料をあれもこれも迷わずかけてしまうこと。と、これがタイ料理という味になるから不思議だ。
素材も何もあったもんじゃない。この香辛料も素のままで、加工していない。口内には、その青臭さから苦さ、臭気、それに当然辛さ、それがやたら辛いので、ずっと噛み続けることになる。
はぁ、はぁ・・・って。火鍋のようなものを食べたときは、文字通り飛び上がるほどで、ミネラルウォーターを追加注文した。それどころか、辛さが一段楽したところで、入れ歯を少し緩めたら、またまた、激しい辛さが復活して往生した。

ま、それがタイ料理、それも大衆的な、と思っていたら、タイ料理にも高級店があった。BTSのNANA駅とASOK駅の間のソイを入ったところにあった「キャベッジズ&コンドームス」。情報誌の紹介によれば、コンドームによるAIDS予防を広めたい元保健相がキャンペーン用に開いたタイ料理店とのこと。
にしては、何より料理が高価な高級店で、AIDS騒ぎがあった往時の対応が何となく偲ばれる。
話の種にと、グリーンカレー&香りライス&水で300BT近い298BTは、噂にたがわず、やはり高かった。
でも、出口に、SORRY,WE HAVE NO MINTS PLEASE TAKE A CONDOM INSTEADとあったので、誰かのお土産にとニンマリ、パンフとともにいくつか頂いた。これで、お土産の心配はなくなった、と。

2009/05/02

◎縄蛇文字の所為?街の景色が似ている・・・


にしても、バンコクの街の景色はどこも似ている。どこへ行っても、変らない気がする。といって、カメはいつも「ここは何処? 私は誰?」状態なのだが・・・。

スクラップ&ビルドが混在していながら、新しい高層ビルと壊れかけた旧いビルの残骸に、絶妙のバランスを感じる。街造りの光と影が色濃く滲みながらも、「マイペンライ」とそれら全てをそっくり容認してしまうような懐の広さというか、鈍感さというか、或いは諦観といった方がいいのか、いずれにしろ、タイらしさだとカメはいたく気に入っている。カメはこの雰囲気が好きだし、無理せず、素直にそこに溶け込んで行けるのだ。

そんな街には勿論、同様に賑わいと閑散、喧騒と静寂も同居しているが、今回の訪泰では最初に、日本人村が近くにあると聞く街のホテルに落ち着いた。
確かに、漢字やひらがなの看板が目に付いて、それは直ぐにわかる。一目で邦人とわかる方が歩いているし、日本語も耳に入ってくる。
日本人の品位とか、品格、さらに矜持といった言葉が脳裏を刺戟して、情けないことにうろたえてしまう。何故なのか・・・。というより、カメはそれだけで嫌な気になってくる。単純に生理的な反応だ。日本人の矜持とは、一体、何なんだ・・・とは改めて、検証してみたい。

その街からタクシーで200BT(高速、チップ込み)ほど離れた街のホテルに移ってからは、近くで日本人の顔は見ないし、漢字、平仮名も目にしない。ホテルの客は欧米が多く、あとは中東系か。と、カメは妙に落ち着くのだ。

バンコクの街の景色がどこも似ているのは、あの独特の風情があるタイ文字の所為のような気がしている。縄文字とも、蛇文字とも、何とも異様な文様で、矢鱈デカイ。その文字がスクラップ&ビルドのいずれの部分にもしっかり残っていて、カメの目には何ともふてぶてしく映るのである。

2009/05/01

◎pa~i pai pai pai pai pai pai pai


にしても、外国語はやはり現地で実際の使われ方を体験しないと、なかなか身に付かない気がした。その時、その言葉の使われ方を目撃体験してなるほど、なんだ、そうかと、いたく感心。自信を持って、これからは使えるなと思った。

タイ語で「pai」という言葉、良く使われるし、会話の入門編には必ず出てくる。英語では「go」、日本語で「行く」なのだが、何より使い勝手がいい。
「私は行く」「☆☆へ行く」「買いに行く」「行きません」「行きますか?」「行かないんですか」「行くんですか」「行くつもりです」「行きました」「行ったことがある」・・・
文法的には、「pai」一つで、肯定文から否定、疑問、過去、過去完了などタイ語の使い方のあらゆる分野を網羅してしまう。と、まあ、そう書いて、カメは、確かにそうなのだと、改めて思う。実は、これが、カメの大好きな能書きで、もちろん実践が伴っていないのだが、なんとも、はや・・・なのである。

それが、昨日の午前中、ホテルを移動する際、ボーイに行き先のホテルの名前を告げてタクシーを呼び入れてもらった。と、最初の車の運転手はホテルの名前を聞いて行ったことがないと首を捻ったら、一発で追い返された。それでも、カメが手にしているホテルの地図に目を留めて、未練たらしく、2~3m走ったところでドアを開けて戻ろうとしたら、ボーイが早口で「pai pai pai pai pai pai pai pai」とリズム良く叫んだ、というか唱えたのだ。合計7回、最初の「pai」だけは「パァイ」と強かったが、そのあとは犬を追い払う時のように右腕を軽く上げ、手の甲で振り払うように「シッ、シッシ」という感じだった。

カメは「pai」の意外な使い方に接して、そうか、それでいいのか、と妙に感じ入った。なら、タイ人は、例のアノ時も「パイ、パイ」というのだろうか。ちょっと気になった。