2012/03/22

◎街の景観にすっかり溶け込んだ「7Eleven」


にしても、アジアで欧米列強の植民地にならなかったタイと日本の共通項は古い強固な文化、それもそれぞれ固有の文字の持つ力が大きかったのではないかと思ったりする。グローバル化が進む中、チェンマイでは相変わらずタイ文字が溢れていて(バンコクも同様)、米英のアルファベットもない地区が多く、「ここは何処、私は誰・・・」状態に陥ることも多い。
チェンマイ市街地内外で時たま見かける日本文字、漢字、ひらがな、カタカナは何となく懐かしく、その都度デジカメに収めてみたのだが、写真でご覧の通りさほど多くはない。また数年前はあった居酒屋のちょうちんとか看板がいくつか消えてもいた。ま、一代限りなのだろうが、カメの目には潔く映った。

トヨタなど自動車のロゴも車体に刻まれていて多いし、ITや電化製品にも日本のブランドは見られるが、何といっても際立つのは「7Eleven」だ。このロゴマークは英数字だが、このブランド力が最も広く浸透し、信頼を得ているように感じる。特にバンコクでその数は圧倒的に多く、まるでそのロゴに街が席巻されている感じすらある。チェンマイはそれに次ぎ、カメなどはそのロゴに軽い郷愁を感じてしまうのだが、このロゴたるやチェンマイの街の景観にすっかり溶け込んでしまっている。お見事というしかない。

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