◎なぜ帰らなければならないのか・・・
にしても、今回の訪チェンマイ、半分を過ぎ、残り2週間を切ったというのに、そんな気がしない。終の棲家に辿り着いてしまったからだろう、すっかり腰が落ち着いてしまい、帰らなければならないという思いは消し飛んでしまった。いつまでもこのままここにいられるような気になっているから、不思議というか、困ったことになった。
東京にいれば、雪が降るのか降らないのかしなくてもいい心配をして、寒い、寒いと身を縮こませていなければならないだろうに、こちらにいれば毎日天気は晴れ、明け方気温は20℃近くに下がって、高原の涼感が漂い、昼間の気温は30℃近くまで上がるものの湿度は低く、Tシャツ1枚で汗ばむほどでもなく、エアコンも必要としない快適な陽気に、考えることといえば何を食うかぐらいか、ノー天気に過ごせる。
で、せっかく見つけた終の棲家を文字通り確かなものにするため、正式なビザを取得してみようと思い立って、大使館のHPにアクセスしてじっくり読んでみたら、カメの経済環境では資格条件に当てはまらないことを、改めて思い知らされた。残念ながら、これまで通り、1ヵ月未満のノービザでの滞在を繰り返すしか方法はないようだ。
ビザの種類とか、提出書類の条件などをみると、カメのような日本での生活困窮者には入国して欲しくはないという本音がチラチラしていた。当然だろうが、定年ビザについていえば、年金受給証明書の金額が以前は確か5万バーツ以上でカメは失格、諦めていたのだが、今回改めて読んでみたら、それが6万5000バーツ以上に引き上げられていて、団塊世代の大量リタイアを控えてハードルを引き上げてきているような気がした。
カメは一体どうしたら・・・なんて、ね。
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