◎ 生きてることが、何より疲れるんだよなぁ
にしても、生きているだけて、そう、生きていることが、何より疲れるんだよなぁと今回プーケットで1カ月間過ごして強く感じたことだ。同時に、老衰死とは、生きる活力が衰え、生命力が湧いてこなくなって疲れも感じないっていうことかと得心がいった。
今回のプーケットは、振り返ってみて酷く疲れた。最初の一週間だけ同級生が一緒だったからではない。今回はいつもと体調が違うのだ。体調不良といえば、そうかもしれないが、そうならば回復しないのはおかしい。体調不良というより、体力低下、衰弱とでもいった方が的確だ。カメ流にいえば、お肉の劣化が甚だしいと痛感する。脳は、改めていうまでもなく酢がいっている。炎天下のビーチや街を行ったり来たりしても、汗をびっしょりかいて、クタクタに疲れて倒れ込むなんて図にはならない。そう、疲れの感じ方も鈍くなっている。疲れたのか、まだ疲れていないのか、自分で即答できない。ダラダラ歩き続けても、時間や目的地が決められているわけでもないので、こんな塩梅では息絶えるまで歩き続けてしまうのではないかとさえ思えてくる、
夜中のベッドで七転八倒したのも、原因は単なる歩き過ぎ、歩き疲れなのだが、その程度のことがわからなくなっている。時間とか距離とかスピードとか・・・そうした指標がお肉からも脳からもツルンと崩落してしまい、ただ闇雲に歩き続けているわけで、迷惑千万、何とも困ったもんだ。
Netなどの夜遊び情報によれば、夜は8時過ぎ、それも9時以降とされるのに、その時間にはとっくに疲れ果て、ホテルに帰って、もう眠くなっている。帰国の日、ホテルからミニバスに乗り込む際、スタッフの女性から「シー、ユー、ネクスト」と声をかけられ嬉しくなったが、さて『ネクスト』があるのかどうか、実は、ちょっと不安になった。
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