◎タイ料理好きが止まらず、エスカレート・・・
にしても、ちょい下痢が嵩じてこの2日間ほど、不思議なことに腹が減らなくなり、勿論、食欲がないからとはいっても、何となくタイ食堂で軽く食事はしていた。でも、何かちょっと口にすると、それこそ水を飲んでも腸がグルっとなり、それも括約筋が連携し難くなり、ほとほと難儀していたのだが、昨日になって、何故か突然正午前になって、腹がクウーン、 ググッと鳴り、空腹感に襲われたのだが・・・。何を食えば・・・、何でもいいじゃん、でも、久々の腹減り現象や、何かエライもの食って症状が悪化したらやばいぞ、と悶々としつつ、とりあえずは自転車で出かけたショッピングセンターにあるフードコーナーに足を踏み入れたら、いつもとちょっと違い、少し高級感漂う日本食コーナーに吸い寄せられ、カウンターに座ってメニューを見たら、色々あったが、ま、一番無難かなと思ったのが「牛照焼き丼」だ。こんなのって、いささか弱気になっているのかな、何て、邪推してみたのだが、出てきたどんぶりの中身は照焼きの牛は小間切れがパラパラっと盛ってあるだけで、ボリューム感もなく、貧相そのもので、真ん中に紅い紅生姜がご愛嬌といった按配。吸い物の椀もセットで付いてきたが、こちらは味も何も論評に値せず、お粗末。添え物の紅生姜に関しては、単なる彩りだけで、味も食感もなし。どんぶり自体、いかにも胃に優しい感触。上品で円やかとでもいっておくか。ま、幸いなことに胃腸に異変はなかった。
で、今回の下痢症状について、冷静沈着に検証するに、最も不思議だったのが空腹感を生じないこと。口に何か入れて噛むなり、飲むと、腸にグルッとした反応は生じるものの、それ以上の展開はなし。さらに、身体的症状は他になく、また、食べなくても、憔悴感もなければ、脱力感もない。ダイエットにはいいだろうなと思った。下痢に直接思いつくのは、カメのタイ料理好きのエスカレート、宿の近所の大衆食堂に通い詰め、食う料理を片っ端からデジカメに収録して、メニューの大半を食べ尽くしてしまったこと、だ。
あと、この手の食堂の多くは、テーブルに無料の香辛生野菜を詰めた籠を出していて、いわば食い放題。キュウリ、キャベツは別にして、香辛生野菜なんて決して旨いものではないし、いっぱい食うものでもないのだが、あると平らげないと気がすまないカメだ。モツ料理がまた旨くて、安くて、量はいっぱい。調理法も煮る、焼く、炒める、とさまざま。その上、暗闇で食うから、何でも格別に旨いよなぁ。
その結果、全て由来するところは、品性下劣なカメに辿り着く。食い意地が張っていながらケチときているから、つい、何でも残さず食べ、それに歯止めがかからなくなった食い過ぎと自己分析、全ては自己責任に基づく症状と認識して、納得している。まっ、空腹感が戻ってきて、いまはホッとしているのだが・・・。そういえば、旅立ちに当って誰かから「生肉にも気をつけろよ」といわれていたよなぁ。
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