2011/04/10

◎YouTubeに反原発歌「ずっとウソだった」


にしても、東日本大震災に見舞われてこのかた、日本は一体どうなってしまったのか、これでもかこれでもかと流されるACジャパンのCMのせいばかりではないだろうが、「みんなでやれば、大きな力に」をスローガンに「今、わたしにできること」とか「日本の力を、信じてる」とか、歯の浮くような、その上鳥肌が立つような建前を垂れ流し、それにイイ人ばかりがわんさと現れ、スポーツ、芸能、経済界などの著名人がまるでボランティア競争に突入し、特にゴルフの石川遼にいたっては今年の賞金は全部義援金にするときては、おいおいホントかよ、自分勝手なパフォーマンスもいい加減にしてくれよっていいたくなる、そんな何とも異様な光景があちこちで繰り広げられ、官民揃って本気か、ポーズか、自粛、自粛の音頭をとられては、庶民の尻は落ち着かず、何となくモヤモヤとして、終日ボンヤリとテレビ三昧、ネット三昧では何となく後ろめたく、閉塞感に息苦しくなっていたら、そんなグレーの不気味な濃い靄を一気に吹き飛ばすようなロックがYouTubeにupされていて、驚かされたヨ。斉藤和義の反原発の替え歌「ずっとウソだった」。福島原発の鎮静化に向けた泥縄対策が云々されている中で著名人が反原発の行動を起こしたのは初めてで、この歌が投稿されるとまたたく間に広がり、直ぐに削除されてしまったが、再度、再々度アップされ続けているので、検索してみれば直ちにヒットするはずだ。「内田裕也の言ってるロックンロールってなんだ?被災地でピザ配ることか?」「今回の事故が起こるまで、ホントに安全だと思ってた。でも、ホントは違う!ウソだったんだ!」「先週の東電前のデモじゃ、やんなったが、こいつとなら一緒にデモ­りたくなった」等々、応援の書き込みが増えていて、実は、何となくホッとしている。

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