◎調査捕鯨打ち切り、泣く子とNPOか・・・
にしても、シー・シェパード(SS)による妨害が続いている南極海での調査捕鯨について政府が予定を1カ月余り残して打ち切りを決めた・・・とのニュースに愕然とし、腹立たしく、強い憤りを感じるとともに、衰退途上国・日本の臨終も近いなと、情けなくなった。SSなんて、反捕鯨を謳う
NPO(非営利団体)で、その目的のためには逮捕も辞せずの荒っぽい手法をとることでも知られるものの、国家でもなければ、国際機構でもない。捕鯨船の周囲を小型高速船で巡航し、暴力的手段もいとわぬ過激な行動を展開し 、「エコ・テロリスト」と指摘する向きもあり、昨冬の狼藉では高速船の元船長が海上保安庁に逮捕され、 同庁は元船長に妨害を指示したとして、SSのワトソン代表について威力業務妨害容疑などで逮捕状をとっているというのに、この体たらくだ。中国、ロシアと対峙しているのではない。国際的なNPOごときに振り回され、尻尾を巻いて震え上がっている。 これでは、国家としての矜持はなく、キャンキャン吠えるだけの負け犬だ。
で、この日の閣僚発言を拾ってみると・・・。当事者の鹿野道彦農水相は「日本の乗組員や船団の安全を確保することが困難になった。やむをえず調査を切りあげる」
枝野幸男官房長官は「大変残念だが、乗組員の安全確保の観点から判断した。遺憾を超えて怒りを禁じ得ない。こうした妨害に屈することなく、調査捕鯨が進められる構造にするためにどうしたらよいか、省庁横断的にしっかりとした対策をつくっていきたい」
前原誠司外相は「公海上で合法的な調査活動を行っているわが国の乗組員の生命、財産、船舶の航行の安全を脅かす危険な不法行為で、断じて許されない。極めて遺憾だ。調査捕鯨は極めて合法的で、阻止する権利はシー・シェパードにない。法的に認められたことが不法な妨げでできなくなるのは筋が通らない」
と、まあ、定番の「遺憾、イカン」「議論、ギロン」では、ねぇ。結果は、もう見えている、ヨ。カメにしてみれば、日本固有の文化「相撲」よりも「鯨」の方を大事に守って欲しいのだが・・・。
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