2010/07/15

◎菅首相、 驕り、昂り、怯まず「消費税」とは・・・


にしても、あれよあれよという間に菅直人首相の化けの皮が剥がれてしまった。元々、品位、品格は感じられず、お金持ちのお坊ちゃま、鳩山前首相の対極に位置して、お坊ちゃまが舐めているべっ甲飴を青っ洟を垂らして指を銜えて見ているしかなかった貧ガキのイメージ、所詮は市民活動家・・・、たまたま間違えてお山の大将にまで登りつめてしまって、それを自らの力と錯誤し、最初の国際舞台となったサミットへ「驕り、昂り、そして怯まず」臨んで、意気揚々と帰国してからはさらに錯誤が拡大して傲岸不遜に振る舞い、参議院選挙を前にして、このところずっと自らの脳裏を飛び交っていた「消費税」というキーワードがこれまでの選挙のタブーを打ち破る、いや、それどころかそんなタブーを俺のパワーと知恵で蹴散らせて見せ、小沢をはじめ小沢の郎党らに目に物見せてやると意気込んではみたものの反応はいまいちどころか、集中砲火を浴び、それこそ味方からも弾が飛んでくる有様で八方塞り、にもかかわらず、本人は自分が火に油を注いでいることには気づかず、雲行きの変化に戸惑って、シドロモドロ、七転八倒して開票日を迎え、その夜は早々に仰向けに寝転がって手足をばたつかせて「選挙の結果に関わらず、総理は続ける」と喚く醜態を晒して周辺を呆れさせ、そのニュースがTV各局の開票速報番組に伝えられ、全国民が知ることとなって・・・。
人間には器があって、破(わ)れ鍋に綴じ蓋、そのバランスが崩れていると、みっともないだけでなく、用をなさない。こんな総理を抱く国民の不幸は、論じるにも値しない。
実は「驕り、昂り、そして怯まず」の言葉は先夜、BSフジのインタビュードキュメント「その時、私は」に登場した、戦後最大の疑獄事件「ロッキード事件」で児玉誉士夫と田中角栄という2人の「大物」と直接対峙した元特捜検事・松田昇さんの箴言「驕らず、気負わず、そして怯まず」をパロッてみたもの。松田さんの緊張感、使命感は想像を絶するが、見事に自然体を通し、一方の菅首相ときては鳩山前首相の方がお似合いに見えるサミット出席に嬉しくて、嬉しくて、舞い上がり、その上、驕り、昂っていては、底の底まで丸見えだもん、ねぇ。市民活動家で大声を張り上げて役人を恫喝している分にはいいが、大将の器じゃないよなぁ。写真でご覧の千葉法相が落選したというのに、何故か、留任ではねぇ、ちょっと常識、良識も疑いたくなる、ヨ。

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