◎ 国際電話のかけ方と滞在地での携帯電話・・・
にしても、携帯電話の世界がこれほど複雑怪奇とは思わなかった。液晶表示が小さ過ぎて見難く、ボタンも小さくて扱い難いと、これまで敬遠していたが、メル友がいるチェンマイ行きがあと一週間と目前に迫っては、避けてはいられない。メル友がメールで携帯番号を知らせてきて、カメからの電話を待っているのだ。かけないわけにはいかないのだが、実は、海外への電話のかけ方がわからない。情けないことに、KDDIに中継してもらう、その程度のとんちんかんな知識しかない。
その点、Netは有難い。国際電話のかけ方・・・だったか、検索窓に入力したら、手取り足取りのマニュアルがどっと表示されて、その幾つかをじっくり読み込んだら、カメがいま使っているドコモの携帯でタイまでつながりそうだ。煩雑な手続きとか、新規の利用料金を課金されるのではないかと、二の足を踏んでいたのだが、それは杞憂のようだ。
日曜日の昼下がり、頃は良しと、「001」とKDDI経由でタイの国番号「66」、そしてメル友の番号を押し終わったら、即座にKDDIのオペレーターに切り替わって、この電話を使うには「利用登録が必要」とその説明をされて、なるほど、そういうことなら、カメが使っているNTTドコモでも同様のサービスをやっているだろうからと、いったん電話を切って、改めてドコモのHPにアクセスしてみたら、いや、はや、面倒くさいこと・・・、でも、じっくり読み込んだら、特別の手続きなしに、いまのままで使えそうな気がして、メル友の番号をプッシュしたところ、いきなり、鮮明なタイ語が聞こえてきて、びっくり。「カメです」と挨拶し、その節は宜しく・・・また、連絡します、と早々に電話を切ったのだが・・・。
確かに、この携帯で日本からタイへは電話がかかったが、その逆、タイから日本にかかるのかといえば、それは出来ないな、とカメの貧脳がうごめいたのだ。そうか、そうか、そういうことなのか、と海外の電話事情が一気に氷解した。通信ネットワークのインフラが違うのである。だから、日本で使っている優秀な機能を備えた携帯電話を海外に持参して使おうとしても、無理なのだ。技術立国を標榜する日本の狭い了見が、やはり世界標準の前には尻尾を巻くしかないといった按配だ。
国際電話を海外にかけるには、滞在地でかけるには、海外から日本にかけるにはと、そのマニュアルに翻弄されていたカメは、引き続き、Netでタイの現地で使える携帯電話をあれこれ調べてみて、夜になって、やっと納得して、国際電話サービス「モベルコール」に「NOKIA 1208」の購入申し込みをしていた。ウフッ。ただ、Net情報によると、海外で使う携帯電話によるメール作成で文字化けしないタイプの開発競争が火花を散らしているようで、日本の技術開発の行方にちょっと愕然とした。
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