◎個の確立がテレビメディアを駆逐しつつある・・・
にしても、テレビの危機は金欠だけではなく、なるほど半端でなく、酷い状況、それもメディアとしてのテレビが衰退期を迎えているような気がする。
やはり、それはメディアの存在そのものが変わってきて、個とメディアとの関わりに逆転現象が起きているのだと思う。これは、パソコンというメディアを通じたインターネットへのアクセスが可能になったことによるだろう。
これまでは、個はメディアに対して受身だったのが、Net時代に突入して個が主体になってきているのだ。これは、何も見る、見たい番組がなくても、テレビが生活の一部になっているカメが仕方なく見てしまったNHK総合(21日19:30~)の「日本の、これから 放送記念日特集『テレビの、これから』」を見ながらの感想。で、見ながら、これを書き連ねている。
番組のテーマ自体が、かつてのメディアの傲慢さを露呈し、言葉は低姿勢だが上から目線だし、何ともバカバカしい限りだ。あれこれ、掛け合いをつなげているが、所詮は不毛の議論で、何も新しいものは生み出さない。視聴しているのは、ま、団塊の世代を中心にその上下10年ほどか。若いNet世代は、そもそもこんな番組を見ないだろうし、番組の中でレポートしていたが、若い世代は引越しの際、必要ないからとテレビを廃棄するそうだ。
実は、その通りで、テレビなんてみんなで見る必然性はないし、見たくなければ見ることもない。東京で見られるテレビのチャンネルは全部でいくつになるのか、ラジオもあれば、新聞、雑誌もある、DVDだって借りてこられるし、それこそNetにアクセスできる。ありとあらゆるメディアにアクセスできる環境が整ったいま、カメは見たい番組、コンテンツを選べはいいわけだ。
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