2007/09/21

◎日本より進んでいる? タイの糞尿文化


にしても、バンコク症候群はまだ続いているようだ。「入り」と「出」の話で、入りは食文化、出は糞尿文化である。
タイ語でトイレはホング・ナームという。ホングは水、ナームは部屋で「水の部屋」というわけだ。何時ごろからかは不明だが、便器の脇に小振りのシャワー(写真左)が備えてあり、大の後はそれを使い手で局部を洗うそうだ。かつては、シャワーの代わりに水を満たした桶が置いてあったそうだ。
シャワーをどう使うのか最初はわからなかったが、恐る恐る使っているうちに、なるほど心地良くなり、タイの糞尿文化は日本より進んでいると、いたく感心していたのだ。
東京に戻って、それは毎朝のことだから、ことさらその想いは強くなった。ま、尻拭きだけはタイに負けているよなぁ・・・と。
と、先日、新聞の折り込みチラシに温水便座の広告が載っていた。標準取付工事費無料で4万円弱、電気工事など別途費用を入れても5万円台であがりそうな勘定だ。実は、ウォシュレットへの願望はからり古くから、かなり強かったのだが、なんせユニットバスで室内にコンセントがないので、設置不能と諦めていたのだ。
でも、タイとの尻拭き文化格差を思い知らされたいまはモチベーションが違った。可能かどうか、とにかく専門家に確かめてみようと、デジカメで写真を数点撮り、プリントアウトしたものを持って店を訪ねてみたら、あっさりOKだった。やはり、聞いてみるものだ。
連休明けに設置された温水便座(写真右)は快適で、なかなかいい。タイのシャワーと違い、直接手を使わなくてもいい。それは圧倒的にタイの尻拭き文化を上回っていると思うのだが・・・。

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