◎どんな人生歩むのか「ハンカチ王子」
にしても、マスコミの無知蒙昧、付和雷同体質がまさに日本国の息の根を止めてしまいそうだ。
今朝のスポーツ新聞(東京版)、一面トップは全て「ハンカチ王子」。いわずと知れた早大の斎藤佑樹投手で、昨日、神宮球場で行われた東京六大学野球リーグの法大-早大戦に先発、七回まで1失点で開幕戦に続く2勝目を挙げた。神宮球場には2万8000人が詰め掛け18年ぶりの“大入り”とか。また、この日はプロ野球との併用日で、ナイターのヤクルト-巨人の観衆は実数発表で2万9654人だったそうだ。
これ、「ハンカチ王子」効果だそうで、確かにそうなのだが、煽っているのはマスコミだけだ。これから「ハンカチ王子」がどんな人生を歩むことになるのかを考えると、気の毒でならない。マスコミが無責任に描くシナリオに沿って生きるのか。また、それが可能なのか。何かあれば、バッシングされるかもしれない。
近ごろ、こうした安易なスターづくりが多い。マスコミの都合だけで、野次馬、覗きの興味が薄れれば、ハイそれまでよ・・・、いつも使い捨てだ。
しぶとく行き続けているのは松田聖子とか、カメ世代では石原慎太郎ぐらいか。
先に亡くなったあの植木等は「虚像を生きるしかなかった」といったことをかつて話していた。これは、結構辛いし、誰にでも出来ることではない。
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