◎もはや血湧き肉踊ることはないのか・・・

うぅ~ん、こりゃ燃えるよなぁ。1967年といえば、社会人2年目のカメ、高倉健の網走番外地だけでなく、唐獅子牡丹といった昭和残侠伝シリーズ、それに勝新太郎の座頭市
、悪名などは大好物で、文字通り血湧き肉躍らせて映画館に走ったものだ。理屈じゃなかった、勧善懲悪、我慢に我慢を重ねて最後は堪忍袋の緒を切って、大悪人をバッサリ、バッサリ、それが何とも痛快、爽快だったのだが・・・。

あれから半世紀近くも経った今、テレビで見られるといわれてもねぇ、だ。番組表を見て、録画して改めて見ようかなとも思ったが、となれば
3日連続かと、ゲップが出て、やっぱりこれは若い時の映画、湧き上がる血流はもはやチョロチョロ、肉はもう何年間も皺にまみれ萎んだままかと思い至り、呼吸は乱れ、息苦しくなってしまった。